2010/08/31
■開業つれづれ:それが医師のいう言葉か 「「ぬくもりある医療の一翼担う」=ホメオパシー医学会」
カルト宗教同様におかしな理論を
一生懸命説明して、
相手の質問を歪曲して受け答えするので
トンチンカンな応答になります。
科学を理解していないかがたがの反論は
こうなってしまいます。
実はこの方も医師であることは
恐ろしいことであります。
「ぬくもりある医療の一翼担う」=ホメオパシー医学会
時事ドットコム 2010/08/30-20:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010083000837
民間療法の一種ホメオパシーについて、日本学術会議が「治療に用いることは厳に慎むべきだ」とする会長談話を発表したことを受け、医師、歯科医師らによる学術団体「日本ホメオパシー医学会」(帯津良一理事長)は30日、「ホメオパシーは本来のぬくもりある医療の一翼を担う代替療法の一つ」とする談話を発表した。
談話は、医療イコール医学ではなく、場にぬくもりが与えられ、「治し」と「癒やし」が統合されて初めて本来の医療と指摘。癒やしを担うのが代替医療であり、心身への優しさでホメオパシーはその最右翼に位置するとした。
助産師がビタミンKを与えず山口の乳児が死亡した事件については、「オーソドックスな治療を中断させて死に至らしめたのなら言語道断。代替療法を用いるには十分な医学知識が根底になければならない」とした。
>科学的根拠を備えるわけにはいきません。
バカですね。
ホメオパシーの理屈ではなく、
有効性、
単純に効くか効かないか、
のテストで
ホメオパシーは効かない
と証明されているわけです。
>医師、歯科医師、獣医師、薬剤師の4部会からなり会員総数は460人
そこに賛同している
有資格者が460人もいることは
かなり大きな問題ではないでしょうか。
一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
理事長 帯津良一
一連の報道と日本学術会議会長談話を受けての当学会の見解
http://www.jpsh.jp/m_100830ann1.html
日本ホメオパシー医学会はホメオパシーを日本の医療のなかに弘めるべく2000年1月に設立され、現在は
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師の4部会からなり会員総数は460人
です。
ホメオパシーは200年余の歴史を有する代替療法の一つで、多くの代替療法と同じように身体、心、生命の一体となった人間まるごと働きかけるきわめてホリスティックな医学です。
身体はともかく心と生命については科学がこれを十分には解明していない現在、これらに働きかける代替療法が十分な
科学的根拠を備えるわけにはいきません。
これは代替療法の責任でなくまだその域に達していない科学のほうにこそ責任があるのです。
代替療法を用いる場合は科学的根拠には難があることをしっかり押えた上での広い視野と謙虚さが要求されます。
医療とはそもそも、イコール医学ではありません。医学は科学およびそこから生まれた技術であるのに対して、医療とは患者を中心に家族、友人、さまざまな医療者が織りなす“場”の営みです。医学はもちろん重要ですが“場”に温もりが与えられて、“治し”と“癒し”が統合されてはじめて本来の医療です。
この癒しを担当するのが代替療法とお考え頂ければよいと思います。治しを担当する西洋医学とは同列には論じられませんが、こと医療となると大事な役割を果たしているのです。
最近の医療現場はなんとなく殺伐としています。
医療とはもっと患者にやさしいものであるはずです。
以上のような理由で、私たちは代替療法の存在意義を認め、なかんずく
心身に対するやさしさでは最右翼に位置するホメオパシー
を日本の医療のなかに弘めるべく日夜努力を重ねている次第です。どうか暖かいかつ厳しい眼で見守って頂きたいと思います。
なお、今回の話の発端は、あるホメオパシーの経験のある助産師が、ごくオーソドックスな治療を中断せしめて死に至らしめたことと伺っています。もしそうならば、これは言語道断この上ない話です。
代替療法を用いるに際しては十分な医学知識がその根底になければなりません。つまり代替療法といえども、あくまでも医師がこれを行うのが理想です。
今回はたまたま代役を果すべき治療法がホメオパシーであったわけで、これが漢方薬であってもアーユル・ヴェーダであっても結果的には同じだったでしょう。だから、この一つの事件をもって、いきなりホメオパシーを非難するのはなにか唐突な感じがしてなりません。
日本学術会議の談話も、医療と医学をはっきり区別せず、
また医療現場の抱える問題に直面しないがための誤解と受取りました。ホメオパシーは代替療法の一つ、代替療法は本来の温もりのある医療の一翼を担うものとする本会の姿勢をおわかり頂きたいと思います。
私たちが望むものは、あくまでも医療の復権です。
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
2010年8月30日
一般社団法人 日本ホメオパシー医学会
理事長 帯津良一
日本ホメオパシー医学会の見解は
理屈が破綻しております。
>医療とはそもそも、イコール医学ではありません。
>この癒しを担当するのが代替療法
じゃあ、
”日本ホメオパシー医学会”
は
なぜ”医学会”なんですか?
自分たちの組織の看板が
医学をうたっている以上、
医学であるべきであり、
ホメオパシーが医学でないと自らが認識するのなら
医学会という看板を下ろすべきです。
有資格者が非科学的な治療を
あたかも有効な治療のように
ふるまうべきではありません。
>最近の医療現場はなんとなく殺伐としています。
ははは。
なんとなく殺伐
ってなんだ。
>心身に対するやさしさでは最右翼に位置するホメオパシー
ホメオパシー言語が飛び交っていますが、
これを見た一般の方はドン引きですね。
>日本学術会議の談話も、医療と医学をはっきり区別せず、
>私たちが望むものは、あくまでも医療の復権です。
じゃあ、
自分たちの組織に
”医学”って単語、入れるなよ。
非科学的な方々の見解は
単なる読書感想文みたいなもので、
”水とDVDはいっしょ”理論(2)
とか、まったくがい基地。
そっち系の人にはいいのでしょうけど、
まったく検討するにも値しません。
医師がこんなこと言っているんですから、
どうしようもありません。
(1)
■ホメオパシー、統合医療問題 記事一覧
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-category-80.html
(2)
■開業つれづれ:ホメオパシー側の反論出ました 「日本学術会議の声明文に対するJPHMAの見解
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1532.html
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コメント
NoTitle
ホメオパシーを訴えておられる医師たちが、揃って都会でその業務を遂行されておられるのは、その主張をお伺いするに、すごく違和感がありますよ。
2010/08/31 09:09 by Seisan URL 編集
たしかにホメオパシーって都会しかみない
どうしてだろう。
責任感を持って、医師の少ないと言われる僻地医療に飛び込んでもらいたいですね。
それから2ちゃんねるでスレが立っていたけど
受精卵の問題もちょっと理解が不能です。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news/1283215046/
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100831t23018.htm
培養器事故で受精卵5個成育不能 弘前大を提訴 青森の夫婦
担当医の過失による培養器の事故で受精卵5個が育たなかったとして、弘前大病院(弘前市)で不妊治療を受けた
青森市の夫婦が30日までに、弘前大に対し、受精卵から生まれる可能性があった子ども5人分の逸失利益や慰謝料
など計1830万円の損害賠償を求める訴えを青森地裁弘前支部に起こした。
訴状によると、同病院の担当医は2008年10月、原告夫婦の体外受精を実施。受精卵5個を培養器に入れたが、
数日後に培養器の電源が切れる事故があり、受精卵の成育が不可能になったという。
原告側は「担当医の過失で事故が起きた」と主張。受精卵の着床や出産のリスクを考慮した上で、受精卵から
生まれる可能性があった子ども5人分の逸失利益を計400万円と算定した。
損害賠償のほか、学長名での謝罪文と東北地区の産婦人科学会への事故報告を求めた。
原告側は訴状で「5人の子どもを医療事故で亡くしたと感じ、大きな精神的ダメージを受けた。病院側の不誠実な
対応でさらに傷つけられた」としている。
<引用ここまで>
なんだか理解できません。
子どもが欲しいのはわかります。でも医療には100%は無いと思います。
100%を目指すものではあるけど、どうにもならない時もある。そう思っています。
素人として・・・
完璧が欲しいなら今の費用の10倍から50倍は支払ってもらわないと割に合わないというか、赤字だと思います。
もうそろそろ、大学病院も「教育用」の保険適用の効く病院と「利益追求・先進医療実践用」の自由診療の第二病院の設置が出来るようにしたらいいと思うのですがいかがでしょう?
2010/08/31 10:41 by ゆりあ URL 編集
NoTitle
まァ、私も『いろんなヤツ』の一人(かなりディープな方)ですが・・・(汗)、他山の石として、激しく自戒せねばならないと感じています。
2010/08/31 10:46 by おだまき URL 編集
ホメオパシー
それが、本道の一端を担っている、とか、本道より良いとか、いいはじめました。やっていることは自覚しているとおり医学ではないわけです。(医療と称しているものではあるのでしょう)
それならば医師などの資格を有する医療従事者が行っていることを強調しているのは、国家資格としては適切ではないでしょう。医業をなすものは医師資格を有するもののみ、です。
ホメオパシー医学会に賛同する医療従事者は、国家資格を即刻返上するべきです。
2010/08/31 12:25 by oldDr URL 編集
医学博士w
誰も止めないどころか金ヅルですよ、出版社の。平積みで売られてますからね。もっとも、売れてるという痛い状況が一番の問題なのですが。
2010/08/31 15:06 by チッチョ URL 編集
産婦人科医ドモはホメオパどもの銭ゲバっぷりを見習うべき
>ホメオパシーって都会しか見ないねぇ。
どうしてだろう。
分かってるクセにw
>完璧が欲しいなら今の費用の10倍から50倍は支払ってもらわないと割に合わないというか、赤字だと思います。
不妊治療は完全自費だからして赤字になるような価格設定にしている弘前大病院が全面的に悪いと思いますよ。
2010/08/31 15:11 by 10年前にドロッポしました。 URL 編集
ホメオパシーの話題を取り上げすぎると
「ホメオパシー商品ご自宅へ」
と語ってきます。
がい基地には触れない方がいいのでは。
2010/08/31 23:20 by 半熟卵の名無し URL 編集
帯津三敬病院で検査ミスにより命を落とした
かまわない。
だが念のため、
被害者家族である私が実際の体験談を交えて、
帯津の本性を教える
亡くなった身内も、帯津良一氏を信頼し、尊敬し、頼りにしていたが、下記のような経緯で事実ををつきつけると人が変わったように、守りに入った。
書籍やツイッターの彼の主張を見ると実に人間味がありそうに思えるが、それは彼の都合の良い患者にだけなのだとはっきり言える。
では、体験談。
①身内は癌を患った当初から、抗がん剤の副作用等への不安を抱いていた。
②知人から、帯津氏を紹介されて、書籍を読み、ホメオパシーと代替療法に希望を持ち受診した。
③とても印象も良かったようで、希望と期待を胸に川越まで通院した。
③受診後、CT画像検査を診ても、帯津氏は「キレイです。問題無いです。」と言っていたので、家族一同安心していた。
④数ヶ月が経ち、身内の容態がだんだんとおかしくなっていき、不安で相談するも、CT画像に異常は認められないと主張する。
⑤時間の経過とともに状況は悪化するばかりだったので、セカンドオピニオンと過去のCT画像を要求。
⑥セカンドオピニオン専門医に同じCT検査画像を持って行き診てもらうと、こう言われた。
医師「キレイどころか、無数にありますよ!」
家族「帯津先生はCT画像を診ても、問題無いと言っていましたが!!?」
医師「帯津氏はガンを診る腕は無いですよ。プロなら、このCT画像を診て転移だと気づかないはずがない」
大分前のCT画像にも転移が認められ、完全に手遅れの状態で、かけこむこととなってしまった。
悔やむに悔やみきれない。
もっと早く気づき、強引にでも、専門医を探しておけばよかった。
自分を責め続けたが、やはり納得がいかない。
⑤帯津氏に問い、どう返答が帰ってくるのか確かめたかった。
彼の本心、人間性を見たかったのかもしれない。
そして経緯を説明した手紙を出した。
⑥当院に責任は無いことと、それについてのいくつかの理由をあげただけの返事が帰ってきた。CT画像の見落としについては言及されず、私には落ち度が無いということだけ強調されていた。
何かしら人間らしい悼む言葉が欲しかったが、期待するだけ無駄だった。
これが帯津氏の本性だと言わざるを得ない。以上。
2016/07/08 10:46 by 匿名 URL 編集
Re: 帯津三敬病院で検査ミスにより命を落とした
まずは医療の判断基準は結果論ではない、ということです。
医師は過程を重視します。
でも患者さんは結果で判断します。結果がすべて。
99%成功する手術ですよ、ということは100人いたら1人失敗するということです。
そして100人中1人の患者さんが激怒するわけです。
ホメオパシーの関係者はそういうことのプロです。
レメディだか砂糖玉だか、水の記憶がどうとか、まあ全然知りませんがようは中世黒魔術と同じです。
それでも末期ガンの100人中でも1000人中でも1人生き残れば「名医」になるわけです。
だって、最初から難しいと言われている人ばかり来るわけですから、治らなくて当然。
治ったら患者さんにとっては神様クラスの名医ですよ、これ。
何千という患者さんの死を踏み台にしているわけですから、匿名さんのクレームなんてぜーんぜん平気。
日常茶飯事です。あー、またなんか言っている、ぐらいですね、きっと。
そんなひとがいっぱいいるわけです。
他の患者だって、「そういう人もいるけど仕方ない、結局他の病院に行っているから信じてなかったんじゃない?」で終わりです。
匿名さんだって、
仮に結果が良かったら「神だ!」と信じていたかもしれませんよね。
で、親戚中に「名医見つけた」って広めて、いやがられると。
目に浮かぶようです。
ホメオパシーと代替療法の印象良くて、なんて当たり前です。
だって、カモなんだもん。
患者さんではなく、「お客様」なんですから。
それでも、これだけ情報がある世の中で、昔から見たら魔法に近いレベルで現代医療が進んでいるのに、わざわざホメオパシーと代替療法に突っ込んでいくひともいますが、それはもうどうしようもないです。
「ホメオパシーと代替療法の結果が悪かった!」、といわれても、「万馬券が当たると思った!」と言われているのと同じですよね。
「以上。」とか言われても、「自分でサギ師のところに行ったら、やっぱりふんだくられた」って胸はって言われた感じで、こちらとしては困ってしまいます。
次からちょっとは現代医学も選択肢として考えてください。でも、また現代医学も怒られちゃうんでしょうかね。
2016/07/18 00:39 by 中間管理職 URL 編集