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■開業つれづれ:「はしか:リンゴ病「誤診」の恐れ 感染研「ウイルス検査を」」




むむ、麻疹とリンゴ病、

血液検査では見分けがつかない

可能性があるということです。








はしか:リンゴ病「誤診」の恐れ 感染研「ウイルス検査を」

毎日新聞 2010年8月8日 東京朝刊

http://mainichi.jp/select/science/news/20100808ddm001040073000c.html



 国が全国の医療機関から報告を受けて集計している

はしか(麻疹(ましん))の患者数に、リンゴ病(伝染性紅斑(こうはん))の患者がまぎれ込む可能性

があることが分かった。感染の結果、

血中にできる抗体が似ている

ため、

血液検査ではしかと「誤診」されやすい

という。国立感染症研究所は、はしかの患者数把握や予防接種率向上のため、医療機関に対して血液検査だけでなくウイルス検査も実施するよう求めている。

 静岡厚生病院の田中敏博医師(小児科)が、今年に入って静岡市内の医療機関から「はしか」と報告があった成人患者6人について再調査したところ、ウイルス検査で全員がリンゴ病と分かった。田中医師は「リンゴ病の症状であるほおの赤い発疹が大人には出にくいため、医師がはしかを疑い、血液検査だけで診断したのだろう」という。

 はしかは感染力が強く、死亡例もある。予防接種が不十分な10~20代の若者に広がりやすく、07年の流行では、全国の高校や大学で休校が相次いだ。海外旅行先で発病し「日本ははしかの輸出国」と批判されたケースもあった。

 世界保健機関(WHO)は日本に対し、12年までに「人口100万人当たりの患者1人未満、予防接種率95%以上」を達成するよう求めている。感染研によると、今年の患者数は7月25日現在計317人で、人口100万人当たり約2・6人。09年度の予防接種率も13歳で86%、18歳で77%にとどまる。

 感染研感染症情報センターの多屋馨子(たやけいこ)室長は「

一度はしかと診断されてしまうと、その患者は予防接種を受けない。

その後はしかを発症して感染が拡大するおそれもある。医療機関は血液検査に加えてウイルス検査も実施してほしい」と話す。【関東晋慈】

==============

 ■ことば

 ◇リンゴ病(伝染性紅斑)
 ヒトパルボウイルスによる感染症で、両ほおがリンゴのように赤くなることからこう呼ばれる。患者は5~9歳が最多で、ついで0~4歳が多い。接触や飛沫(ひまつ)で感染する。手足や胸などに赤い発疹が出ることもあり、対症療法で治療し、症状は1週間前後でおさまる。妊婦が感染すると、流産や胎児に異常が見られる場合がある。








はしかの輸出国として恥ずかしい先進国である

日本。




アメリカでの散発例に

日本人が関係していることが

結構あります。

野球チームの交流試合で

チームがアメリカで隔離されたりしてます。





ウイルス同定まで必要というのは

なかなか大変だと思いますが、

ご参考になりましたら幸いです。





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コメント

パルボ

最近、2例続けてみました。

診断できたのは、網状赤血球が低値なのと、パルボB19IgM高値。
麻疹みたことないのが幸い?なんでしょうか?


パルボB19IgMは妊婦にしか保険適応がないという罠があるので、数ヶ月したら切られるんでしょうか...

NoTitle

えーっと、伝染性紅斑を麻疹と誤診した、ということですね。

うーん、医師になったときにはまだ麻疹をみる機会が多かった時代の小児科医としては、おいおい、ってな話ですが、「血中にできる抗体が似ているため、血液検査で誤診されやすい」ってとこの意味がわかりません。

麻疹抗体価の検査で、間違えることはないと思うんですが、もしかしたら、HIとかNTでの抗体価が上昇している(過去の感染既往をしめす)から、麻疹だ、って診断しちゃった、ということでしょうか。
それとも、麻疹抗体価がパルボウイルス感染でも上昇する、ということ?
毎日新聞、いまいちわかってないな?

現時点での麻疹の診断にはIgM&IgGの同時測定が一番有用です。IgG低値かつIgM高値であれば、麻疹発症である可能性が高い。
問題は、検査結果が出るまでに病気自体が一段落しちゃってることくらい、かな?
もちろん、今は全数報告のため、地方の公衆衛生研究所に血液を提出すればすぐにPCRで麻疹ウイルス粒子を検査してくれますから、本当に疑いが強ければそうする方法もあります。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
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