2010/06/12
■開業つれづれ:「医師「戻る考えない」 国頭村長は説得継続 診療所問題」
沖縄、はー。
ようやく来た医師を
さっそく食いつぶすつもりで
全くのらりくらりの対応。
結局逃げられて、食い損ねた、ということです。
ものすごい、恐ろしいところですね…。
医師「戻る考えない」 国頭村長は説得継続 診療所問題
沖縄タイムス 2010年6月11日 09時35分
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-11_7146/
【国頭】国頭村安田の村立東部へき地診療所の中路丈夫医師(65)が村との雇用契約が結ばれないことを理由に、
開所の4日後に実家のある熊本市へ戻った問題
で、宮城馨村長は10日、同市を訪れ、中路医師と面談した。中路医師は沖縄タイムスの電話取材に対し、「今後、村とのかかわりの中でうまくやる自信がなく、戻ることは考えられないと村長に伝えた」と述べ、診療所へ戻らない意向を示した。
村長らの説得についても、
「再三にわたり要求してできなかった村を、いまさら信頼できない」
と受け入れていない。
一方、宮城村長は「診療所に戻ってもらえるよう今後も話し合いたい」と述べ、説得を続ける考えだ。
中路医師が、
医療事故に備える保険が適用されるよう、
雇用契約の締結を要求していた
ことについて、宮城村長は「先生の思いに答えきれなかった」と謝罪したことを明言。「
身分保障は当然。
今回、契約書を持参したが、そこまで話し合いする状況ではなかった」と述べた。
中路医師は「とてもよろこんでくれたお年寄りのことを考えると悲しいけれども、気持ちは変わらない。とても残念だ」と話した。
県立安田診療所が2007年に休止した後、村は再開を目指して医師探しを続け、今月1日、3年2カ月ぶりに診療を再開していた。
ネタ元は不明ですが、
こんな情報も…。
菊池の香り
http://kikuchishi.exblog.jp/11288981/
開所5日で医師帰省 沖縄県国頭村立へき地診療所。国頭村への不信感募らせ帰郷。
どうやら、休診は本当だったらしい。
国頭村 宮城 馨さんは何をしているのでしょうか?
むん〜まさか、意図的!
医師を必要として血眼になっている自治体は山ほどあるというのに、65才とは
いえ優秀な人材を簡単に手放すとは。
失礼ですが、馬鹿ですねとしか言いようが無い!
中路医師が4月に現地入り、診療所は箱しか無かった為、話し合いの中で診療に
最低限必要なレントゲン、心電計、血球計算機などの診療機器設置が約束されたが、
国頭村側は(宮城馨村長)なかなか設置しなかった。
設置が遅れている事に対する村の説明は虚言も交え2点3点した、取り扱いへ慣れも
必要と説明するも、2ヶ月もたった開所式直前にばたばたと設置された。
しかし購入、リース契約ではなく、
どうやら業者が展示に貸し出す、例の「デモ器」が設置
されたようです。?
また、雇用契約については宮城馨村長を交えた再三の話し合いにも関わらず、5月に
なっても雇用契約は結ばれず、村側は6月に行われた開所式では医師の雇用契約要求
に対して
異例の一時的な委嘱状をもって対応
した。
その後、
中路医師の診療が開始されてもなお、雇用契約は結ばれなかったようだ。
診療を開始してもなお、雇用関係が結ばれない事から不信感を募らせ帰郷を決断した
とされている。
給与も赴任手当なども一切支払われていないようだ。
ただ、中路医師の地域医療対する真摯な姿勢は変わらないが。。しかし国頭村への
不信感をぬぐい去るには相当の時間がかかりそうですね。
(以下略)
さて、HPなんかを
ネット上ではチェックしている方も
います。
国頭村
http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/
国頭村立東部へき地診療所の設置及び管理運営に関する条例
http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/reiki/act/print/print110000603.htm
第11条 村長は、へき地診療所の管理及び運営責任者(以下「管理運営者」という。)を定め、診療所の管理及び運営をさせることができるものとする。
国頭村立東部へき地診療所の設置及び管理運営に関する条例施行規則
http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/reiki/act/print/print110000604.htm
(管理、運営)
第2条 へき地診療所の適正な管理及び効果的運営を図るため、条例第11条の規定による管理運営者と村長との間において
委託契約を締結し、各々の責任の分野を明確にしなければならない。
(委託料)
第3条 へき地診療所の管理及び運営委託料は公正妥当なものでなければならない。ただし、
委託料の額は契約の際定めるものとする。
結局は、
医師は、村立の診療所で働くつもりでいたけど、
村は、医師に開業させて一切の経営責任を押し付け、
すべての医療機器も医師に買わせようとした、
ということなんでしょうか。
まさに
医師を頭からおいしく丸かじり、
って感じですね。
それは逃げた医師の明断。
いずれにせよ国頭村は、
余りにも強欲すぎて、
あるべき姿(=医療なし)に
戻っただけということでしょう。
皆様も逃げ遅れないように。
コメント
昔から
今でも物々交換で、自分家で作った物を診療費代わりに出来ると思ってるような・・・。
どうせ、年寄りばっかなんでしょ。いらんでしょ、医療機関なんて。
2010/06/13 11:30 by チッチョ URL 編集
「村」の腹芸
七転八倒 ですか
あらあら 芸を使い過ぎて
急性腹症? おだいじに
2010/06/13 12:05 by 其儘にして桶屋 URL 編集
救命救急センターがあるようですか?
ヤンバル救命救急センター
http://www.e-shops.jp/local/lsh/an/47/9089616.html
2010/06/13 14:40 by 匿名希望 URL 編集
ヤンバル救命救急センター
2010/06/14 09:09 by XY URL 編集
NoTitle
言を左右にしてとにかく診療をはじめさせちまえばなんとかなる的な村役場はまさに心の僻地。
診療所の設置及び管理運営に関する条例って厚労省とか総務省あたりがひな形つくったものなのではないでしょうか。
2010/06/14 11:11 by 放置医 URL 編集
交渉決裂
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-06-22_7465/
【国頭】国頭村安田の村立東部へき地診療所の中路丈夫医師(65)が村との雇用契約が結ばれないことを理由に、実家のある熊本市へ戻っていた問題で、村は同医師との交渉を断念したことが21日、分かった。
宮城馨村長らは10日、同市を訪れ、中路医師への謝罪とともに診療所に戻るよう説得。その後も電話で要請を続けてきたが、同医師が要請を断ったため、村は交渉を断念した。
中路医師は沖縄タイムスの取材に対し「へき地での新たな医者の確保は困難だと思う。医者が赴任するときは雇用条件を整え、辞令を出すことが行政の基本ということを忘れないでほしい」と話した。
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こんなことになっても村長や担当者が住民に突き上げられている様な話しも聞かないし。
是が非でも診療所を!という訳でもなさそうですね。
2010/06/22 21:09 by 智 URL 編集