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■開業つれづれ:グーグル病 「ネット検索で「重病だ」と思い込む 「グーグル症」患者が医者困らせる」

ネットで見たんですが、

という話を切り出す患者さんは

多くいます。




プリントアウトを持参したり、

この前はiPhoneで

説明していた患者さんもいました。



情報を得ることは悪いことではありませんが、

時として、

不十分だったり誤った情報を

ネットで拾ってくると

患者さんの思い込みの修正に

大変な時間がかかることがあります。














ネット検索で「重病だ」と思い込む 「グーグル症」患者が医者困らせる

J-CASTニュース 2010/5/29 10:00

http://www.j-cast.com/2010/05/29067075.html?p=all

体調が悪いと感じた人が、思いついたキーワードを使ってインターネットで症状を検索した結果、誤った自己診断をしてしまう――。検索エンジン「グーグル」の名を冠した、このような

「グーグル症」

にかかる人が増えているという。

勝手に「自分は重病だ」と思い込む。

医師の診察を受けても「ネットで調べた治療方法と違う」と信用しない。

こうした「素人判断」はかえって症状を悪化させる方向に導きかねない。医師にとっては、自分の診断や治療法の有効性を患者に納得させる必要もあるという。

深刻な病名が出てくると「これだ」

米サウスタウンスター紙(電子版)は2010年5月16日、「増加するグーグル症」という記事を掲載した。

グーグル症(英文「Google-itis」)

とは記事中に登場する医師による造語。自分の病状を知ろうとネットで検索した結果、サイトに書かれている治療法を鵜呑みにしたり、深刻な病名が出てくると「これだ」と思い込んでしたりする「症状」だ。

記事中の医師は、例えば患者の首のリンパ腺部分が腫れていると、まずウイルスや感染症を疑うという。だがキーワードで検索すると、リンパ腫や白血病と言った重病も出てくる。これらはいわば「最悪のシナリオ」なのだが、それでも「自分がこの病気だったら」と不安に駆られて、医師が正しい診断を下しても納得せず別の検査を求める患者もいるようだ。

日本語で「首、リンパ腺、腫れ」と入力して検索してみると、当てはまる症状を解説するサイトがいくつも出てきた。中には「悪性リンパ腫」「リンパ節結核」という病名もあり、「自分はこの病気では」と自己判断してしまう人がいるかもしれない。

ライブドアブログでは「グーグル症」について、議論があった。「症状を調べて最悪を想定して医者に行くのはなにも悪いことじゃない」との意見がある一方で、

中途半端に知識あると自己診断しちゃうんだよね

「医者も大変だな。

ネットで得たにわか知識で自分の命を診断しようとするやつがいる時代

じゃ」など、ネット検索だけに頼るのは危ないという見方もある。

「ネットと違う治療法だから治らない」

日本でも「グーグル症」は見られるようだ。ある大学病院に勤務する耳鼻科医に聞くと、診察を受ける前にネットで「自己診断」する患者は珍しくないという。声枯れに悩む中高年の患者がネットで調べた後に病院を訪れ、「喉頭がんではないでしょうか」と切り出してきたり、

「私がネットで調べた治療法と違うから、治るのが遅いんじゃないですか」

と文句を言われたりというのはよくあるそうだ。

顔面神経マヒで苦しむ子どもを連れてきた母親も、この耳鼻科医にかかる前に病状や対処法をネットで調べていた。さらに母親は、ネットを介して別の医師に相談していたという。だが、母親から医師に対しての病状説明が不十分、不正確だった。医師からはメールで対処法のアドバイスがあったものの、「一度専門医に診せてください」と書かれていたという。

母親は、そのアドバイス内容と実際に診察した耳鼻科医の治療法が少し異なるのを見て、「違うやり方のようですが大丈夫ですか」と不安な様子を見せた。

「心配だったのか3、4日連続で病院に来られました」

と耳鼻科医は振り返る。

「グーグル症」に有効な対応策はあるのか。この耳鼻科医の場合、

「医学の本や論文を見せて、自分の治療法が正確で経験に基づいたものだと丁寧に説明しました」。

患者の不安を取り除くことが何より必要だと考えているという。耳鼻科医自身は、患者がネットで自分の病気の情報を集めるのは悪いとは思っていない。「しかし、

自己判断で決め付けるのは危険。

ネット検索に時間を費やすなら、

早く医師の診察を受けて適切に処置してもらうことを勧めます」






こちらが原文です。

'Google-itis'

です。






Doctors see more cases of 'Google-itis'

Patients surf their symptoms, self diagnosing


May 16, 2010

http://www.southtownstar.com/lifestyles/2273834,051610googleitis.article


BY MAURA POSSLEY
It was a Friday night and Dr. James Valek had clocked out for the day. But the doctor knows better than to think his day is ever done. In the stands at his daughter's basketball game, his cell phone chirped.

Calling was a new mother, frantic after spotting an odd mark on her baby daughter. An online search had the woman convinced her baby had the measles.

"At halftime, I ran over there," recalled the doctor, who practices in Chicago's Mount Greenwood community. "And the kid had a pimple."

More patients every day - at their office, on their lunch breaks, late at night - are searching the Internet to diagnose every oddity and symptom they find.

But doctors here say the wealth of information doesn't necessarily help the health outcomes in their lives.

"This was a well-educated person who was just worrying herself silly," said Valek of his house call. "The problem is, is the information correct? How people sort through whether that information is truly reliable - that's the difficulty."

Cure with a click of a button

Southland doctors agreed the Internet has transformed the way many patients approach their health care.

As more patients arrive in exam rooms carrying printouts of information they found online, the medical community has taken notice.

Some of the country's most reputable medical institutions and organizations, including the Mayo Clinic and the U.S. Centers for Disease Control, operate sites that the average person can look to for help diagnosing an ailment.

One advantage the Internet has that a doctor's office doesn't - it's always on call.

"You turn to the Internet because that's what you know and it's easy and it's quick," said Flossmoor mother Traci Dominy about caring for her 2-year-old son, Chase. "Whenever you go see the doctor, you have a million questions, but then you forget everything you wanted to ask."

And aside from your monthly service bill, surfing your symptoms comes without a doctor's office co-pay or other charges not covered by insurance.

"I don't use it to diagnose," Evergreen Park mother Ellen Chesley said. "If the doctor gives a diagnosis, I will certainly see what more info I can find out about it."

'Google-itis'

The increased numbers of patients self-diagnosing online has led to more cases of what Dr. Prashant Deshpande calls "Google-itis" - when healthy people excessively type symptoms into the Google search engine.

Des hpande, of Southwest Pediatrics in Palos Park, says what this practice does best is increase paranoia. Search engines are better at pointing a patient toward rare diseases, when it's more likely they're suffering from something more commonplace, he said.

When Deshpande may see a patient with a swollen lymph gland in their neck, he first assumes it's been caused by a virus or a strep infection.

"If you go online and type in 'neck lymph swelling,' there will also be sites that will tell you about lymphoma, leukemia," the pediatrician said.

That can lead to patients demanding extra testing, as they worry of rare conditions they read about online but which their doctor has discounted in their particular health scenario, Deshpande said.

This can be particularly dangerous given the immense amount of information - including false or misleading information - online, doctors said.

"It provides you with a lot of 'what ifs' and what could happen," said Dominy, the Flossmoor mom. "Your mind kind of starts to wonder about worst-case scenarios. But chances are it's not."

It's the reason Valek now has a computer in his exam rooms - to search along with his patients and discount their fears.

"I'm not looking for a relationship where the patient accepts my word as the gospel truth," he said. "I just feel the Internet brings so much misinformation to the (exam) room that we have to fight through all that before we can get to the problem at hand."

A partnership

The Internet has emerged as a more trusting source for patients, too, creating an uphill battle for physicians.

In embracing the Internet's role in their patient's health care, doctors said they create better relationships with their patients. No longer is it between a doctor who knows all and a parent who knows nothing.

"I try to create a partnership and a feeling of ease between the parent and the information they're getting," Deshpande said.

What they all tell their patients is this: Not everyone is the same, so not everyone will find an answer with the click of a button.

"They're really looking for someone to say, 'Let's walk through this together,' " Valek said. "Then at the end, they realize, 'I really didn't believe what I was finding.' "








現代病としては

急性Wii炎 Acute Wiiitis(1)

とか、

Nintendo thumb 親指けんしょう炎(1、コメント欄)

とかあります。





ただ、

今回の'Google-itis'のほうが

たちが悪くて、

納得しなければ

すぐにいろいろな病院のドクターショッピングが

始まってしまいます。




かなり偏ったブログやホームページが

たまたま検索順位が高く、

それをもとに難病の可能性を中心に

レアケースの話を延々とするかたも

いらっしゃいます。





グーグルの検索一つで

人の命にかかわることすらあるでしょう。

専門家の意見を軽視し

インターネットのほうを重視するのは

いかがなものかとは思います。






結局は、さんざんいろいろ言いながら

結果についてはすべて責任が医師にある、

自分は「自己決定権」はあるけれども

「自己決定義務」は全然ないよ、

というのが日本の患者さんの特徴で、

信じられない話ですが

最高裁もこれを支持しています(2)。






言いたい放題で、

未熟なネットの話をもとに

専門家の意見に反論するけれども

まったく自分の体の治療に関して

責任を持つ、という気はないのです。

悪いのはすべて医師。




暴走するネット医師

なんて言い方をマスコミはされていますが(3)、

患者さんのほうがよっぽど暴走、暴発しています。

●●小町とか見ていて腹立つ

患者さんの投稿も結構あります

(最近では、熱が3,4日続いた子供を

夜中に病院に連れて行って、「昼来てください」

を言われて逆切れ、コメント欄で袋叩きでも

いまだにその意味が分かっていない、とか)。




なんでマスコミは

医師を職業でくくって”暴走”という

レッテル張りをしようとするのに

患者さんのことは

”暴走するネット患者”

とは言わないのでしょう?









は~。疲れます。










え?

偉そうに言うけど

このブログはどうだって?

ネットだし?



…もちろん、

信用なんかしちゃいけないですよ…。








(1)
急性Wii炎 Acute Wiiitis
http://ameblo.jp/med/entry-10036326374.html

(2)
■「記者日記:医師の説明 /埼玉」 義務を知らない人々
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-630.html

(3)
■開業つれづれ:「ネットで医師暴走、医療被害者に暴言・中傷」 匿名ブロガーは日医に再教育されるらしい(笑)
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1323.html














関連記事

コメント

昔から知られるヒポコンデリーでは?

たとえば『家庭の医学』の類のページをめくれば自分が当てはまる症状が幾つも→あらやだ重病だわ私! みたいな所謂心気症は昔から広く知られていて、それと変わらない気がします。
家庭の医学以外の情報源としてネット検索経由のものが加わっただけで、他にもTV経由の情報なんかもあるでしょう。
TVでは健康番組の類で無闇に「深刻な健康トラブルを暗示する早期の自覚症状カタログ」化していますし。

オチがついてる。


何回も説明させたり、キレるまで誘導して、相手を怒らせて、そこだけ強調する記事やニュースに仕立てるの、メディアのやり方ですよ。


今度の宮崎県知事のこと見ていたらわかります。



本文の最後の部分、個人的には、2ちゃんの「バーボンハウス」みたいな仕掛けのあるオチを期待してしまうのですが。


面白いので、いつかやって下さい。




いますねー

ステロイドが必要だから処方したのに「ネットを見たらステロイドは危険とあった」と 勝手に止めて悪化させた患者さんがいました。だったら 受診するなよ・・と言いたい。

遠い昔の医学生時代の話

医動物学の講義を受けていたころ、ほぼ原型のまま肛門から出てきたエノキを回虫だと思って1週間ほど悩んだオイラもググル病でつか?

拒否出来れば簡単なんでしょうけど

「応招義務」を廃止してくれる政党に一票を投票したらどうでしょう
もうこういう患者さんとは関わりにならないのが一番いいです
アメリカ型で本人が望んだ治療法ですって
契約書をきちんと用意して診察したらどうでしょう

もう鳥頭さんみたいないい加減なことを書く人間がいて、それを載せちゃう週刊誌があるからこういう事になるんですよね
例えば週間朝日とか潰れそうな雑誌も「名医」がどうのって話を掲載しちゃいますよね
それはダメですよ
あるいみ新人の医師も育てないと
未来の名医を育てないと自分の世代だけでいいんですか?
とあえて聞きたいです

まあブログのコメント欄に記入しても何も世の中は変わらないんですけど

そうですね

マスゴミが医療機関を悪く言い続けたため、

医療機関=嘘つき悪者

ネット=正しい情報で患者の味方

と頭に入っている人は多いです。

先日も似たようなことを言っていた患者来ました。多いですね。

一般の人は、ぐぐったことが真実

彼らには専門家の意見は有料コンテンツだから、めったにアクセスしない。とにかく無料コンテンツであるググったことが”日常的な真実”なんです。彼らにとっては、専門家はぐぐったことに反する科学的という突拍子もないことをいうおかしな人種。だからマスコミの”専門家の言うことを信じるな””医師は悪人で悪魔だ”的な話題がとても受け入れられるわけです。

結局、ネットがあっても、中身は言い伝えや呪いの時代からあまり進歩ないわけです。だから、医師が恨まれる。真実を知っていることが正しいわけではない。

大学病院でも「じゃあ、ググったとおりに治療しましょうか?」と聞いてみればいいのではないですか?今の医学の説明は彼らにとって黒魔術を信じている人を改宗させるようなめんどくささです。ホント、あほくさ。



先日

高齢者の患者さんに処方した薬を息子が素人判断で減らしたり飲ませなかったりしていました。「たくさん飲みすぎ。薬漬けになる」という理由。そして 基礎疾患は悪化。悪化したら「かかりつけの医者はちゃんと診てくれていなかったんじゃないか?」という。だったら 息子! 中途半端に受診させずに お前が全部みろ!

目の前の箱便利杉www

先日「便利な世の中になりましたね~w」とか言いながら目の前の便利な箱でグクってムンテラしましたが何かw?

…「オマエ要らんじゃないか」と顔に書いてあったww。

NoTitle

昔から、医学生が医学を学び始めてしばらくすると、講義や教科書に出てくる疾患が自分の健康状態にあてはめまると自分はその病気なんじゃないかと悩み始める医学生のヒポコンドリーというのが有名ですね。医学生に限らず外来患者で時々みかけるカルチノフォビア(癌ノイローゼ)も相手をするのに骨が折れます。

最近では巨人軍を引退してコーチになった某選手がくも膜下出血で亡くなられた後に、頭痛を主訴とする患者が病院へ殺到し日常業務に支障が出たとことがありました。

素人さんは診療には経験など不要で簡単なものだと考えているようなので、医学部卒業=即戦力などという医師不足対策の医療行政になるのでしょう。
経験者が書いた文章を読んで自分も同じ経験を積んだかのように錯覚し振る舞う人が増えたのは、情報を簡単に手に入れることができるネットの弊害です。

医学のように未完成な学問の分野において文章にして表しているのは物事の一面に過ぎず、その裏にはケースバイケースで経験的に対処している整理しきれない情報が膨大に存在していること、ネットや一般書で書かれていることは、時にわかりやすくするために端折ったり、デフォルメされた情報であることを読み手も承知しておくべきです。
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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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