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■開業つれづれ:え、これが無料?こんなのほしかったんですw 「新型インフル1年 麻痺した発熱外来、住民の不安を裁ききれず」

新型インフルエンザに対して、

国は旅行業界にはすぐに

「修学旅行の取り止めに対する助成」

を行いました。



それはあっけにとられるほどの

早業でした。










しかし、医療に対しては

国はひどい限りの対応です。








実際に最前線で

頑張り続けた医療機関に対しては

全く国としての対応がなく、

全国の医療機関は

無料で、善意で、

新型インフルエンザに対して

対応しました。





しかも

新型インフルエンザワクチンに至っては

「買った医療機関が悪い」

「もう一回流行るかもしれないから取っておいたら?引き取りませんから」

という、

余りにもひどい仕打ちをしております。





引き取らなければ、

次からは赤字が出ない範囲で、

足りなくても余らないように

ワクチンを注文するしかありません。








次に、

本当に強毒性のインフルが出てきたら

これら医療機関は

国に協力をしないでしょう。






少なくとも

私のところは

強毒性新型インフルの対応は

やらないつもりです。




医療機関は、頑張って対応したら馬鹿を見る

というのが

この国のコンセンサスのようです。










新型インフル1年 麻痺した発熱外来、住民の不安を裁ききれず


2010年5月4日11時6分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100504-00000508-san-soci



 昨年5月16日、神戸市の医療体制は混乱の極致にあった。海外渡航歴のない市内の高校生の感染が公表されたからだ。日本国内での初の感染確認だった。

 「とうとう来たか」。神戸市の発熱相談センターの電話回線は、不安を訴える声でパンクした。感染者専用の治療拠点として市内9カ所に設置した

発熱外来にも住民が押し寄せた

 「感染公表前の5月15日に42件だったセンターへの電話が、17日に1875件、19日には2678件。

電話がつながらないことに業を煮やした住民が発熱外来に殺到した

」。神戸市保健所の篠原秀明予防衛生課長はそう振り返る。

 神戸市は5月20日から一般診療所でも診察できるように方針転換を迫られた。国もようやく6月19日、診療所での診察を解禁した。

                  ◇

 国が強毒性の新型インフルを想定して平成17年に策定した行動計画では、自治体に発熱外来を設置。患者とそうでない患者を振り分け、感染の拡大防止を図ることを求めていた。

 しかし、瞬く間に患者が増えた今回は、発熱外来がまったく機能しなかった。

 こうした中、独自の対策で、医療機関の混乱回避に成功したのが仙台市だ。当初から一般の診療所で診察を行ったのだ。

 医師の資格を持ち、厚労省仙台検疫所長も務めた、岩崎恵美子仙台副市長(当時)は「発熱外来に患者が殺到することは目に見えていた。

かかりつけの医療機関で診てもらい、自宅待機

してもらった方が感染拡大防止になる」と断言する。

 仙台市医師会の永井幸夫会長は

「市は医療従事者に対し、タミフル(抗ウイルス薬)やマスクなど十分な武器を与えてくれた。

だからこそ一般診療機関での診察ができた」

と、日ごろの行政との協力関係を奏功の理由に挙げる。

                  ◇

 医療機関のドタバタは、全国的に流行が本格化していた昨年9月にも露呈した。感染すると重症化しやすい小児、妊婦、透析患者について、

都道府県の半数以上が受け入れ可能な医療機関の把握を行っていない

ことが厚労省の調査で明らかになったのだ。

 これは、最も手厚いケアが図られなければいけない人たちの受け入れ体制が、整備されていなかったことを意味する。

 一足早く流行入りした沖縄では8月中旬、県内で唯一、小児集中治療室(6床)のある県立南部医療センター・こども医療センターがパンク寸前になった。

 慌てた沖縄県医師会は、診療所などに休日や夜間診療を依頼して患者を分散。医療機関が人工呼吸器の稼働状況などの情報を共有できるネットワークを構築して、危機を乗り切った。

 沖縄の教訓から神奈川県では、重症者の受け入れ可能な県内約50医療機関で空床情報の共有が始まった。神奈川県立足柄上(あしがらかみ)病院の高橋協(かなえ)副院長は「これまでなかった病院同士の連携が進んだ」とその成果を語る。

 教訓から学んだ医療機関同士や自治体との協力の大切さ。今後予想される新型インフルの第2波や、強毒性の新型インフル発生の際に、今回の反省を生かした医療体制の整備がカギとなることは言うまでもない。

 ■若者が感染

 高齢者に感染者が多い季節性インフルと異なり、今回の新型インフルでは若者の感染者が多かった。急性脳症の発症年齢や、ウイルス性肺炎の多発などの点でも、季節性とは異なる傾向があった。

 厚労省によると、新型インフルの推定患者数は約2068万人(3月21日現在)。年代別の推計では10代が756万人ともっとも多く、10歳未満の749万人が続いた。年代が上がるに伴い患者数は減少し、60代では17万人、70代以下では15万人だった。

 原因として、一定年齢以上の人は何らかの免疫を持っている可能性が指摘されている。

 子供がインフルに感染した場合、もっとも注意が必要な症状の一つが急性脳症。季節性では6歳未満に多いが、新型では10代など高い年齢の子供にも目立った。また、ウイルスが直接肺に入って増えるウイルス性肺炎の報告も小児の重症例で多く見られた。







今回も世界最高の成績を叩きだした

日本医療。

新型インフルエンザにおける死亡率の低さは

驚異的ですらあります。





未知の感染症に対して、

世界一の治療成績を出しているのです。

日本の医療は。





国のお粗末な対応にくらべ、

現場では必死の努力が行われ、

フリーアクセス、

迅速診断の普及、

積極的な抗ウイルス薬の投与など

他の国々を寄せ付けない

診断・治療能力を世界に知らしめました。













しかし、

マスコミは全くそのことに触れません。




なぜなのでしょう?

涙が出るほど悲しいことです。

毎回、毎回、金メダルを取っているのに

「日本医療は金がかかる」

(実際には先進国最低の医療費)

「ここがダメだ、あそこがダメだ」

と荒さがしばかりされてなじられています。






ここまで行くと、医療に対する

DVのような気すらします。

ドメスティックバイオレンス

家庭内暴力ではなく

”ドメスティック=国内の”

という、日本国内の医療に対する

不当な偏見です。




これはマスコミが垂れ流しているのです。












>かかりつけの医療機関で診てもらい、自宅待機


次回からはこれは使えないでしょう。

なぜなら、

多くの医療機関が

「患者さんを救うぞ」

と一致団結して今回は戦いましたが、

その結果は

ワクチンを買ってあまった分だけ損をし、

人的にも疲労の極致に達し、

医療関係者を使い捨てにしただけに終わりました。




>市は医療従事者に対し、タミフル(抗ウイルス薬)やマスクなど十分な武器を与えてくれた。

だからこそ一般診療機関での診察ができた>



現場にはすでに疲労感と

あきらめの感じが漂っています。



「これほど頑張っても

評価もされず、赤字を積み重ねるだけなら

何のために新型インフルを

努力してまで診る必要があるのだろう?」

だれもがそう思っています。






簡単な話、

「強制的にインフルエンザは診なくてはいけない」

と国が言っても

”インフルエンザキットがない”

としたら患者さんはきっと来ないでしょう?




「新型インフル?診るように強制はされていますが、

うちにはインフルエンザのキットがありません。

診察だけで検査はできませんがよろしいですか?」

こういう対応をするしかなくなってしまいます。







インフルエンザワクチンも同様で、

「ワクチンはやるだけ赤字になりますので

今回は見合わせます」

と次回は言うつもりです。










新型インフル対策を完全に

フリー

で行った日本政府に対して

医療側はあきれてものも言えません。





新型インフルに対してマスコミは

「すべて医療機関が持ち出しで赤字でやっている」

という枕詞をつけて報道してほしいものです。



えー、これが全部無料!?

信じられません!!





どこかのテレビショッピングのようなことを、

日本医療は

新型インフル対策として

やらされているのです。







どう思います?

















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コメント

夫のDVの後、大抵の夫は泣いて奥さんにすがりつきますが、奥さんは覚めて離婚へ。

日本は
夫=マスコミ
妻=医療関係
となると離婚はどんな形?

大変でした。

お願いだからもう流行らないでください。

厚生省様。
次回からは1mlバイアルにしてください。
意味のない接種制限はやめて、家族ごと、まとめて受けれるようにしてください。
どの、国内の大手製薬業者も、指名願いを出せば、インフルエンザワクチンを作れるようにして下さい。

保護者の皆さん、賢くなりましょう。
一般的な風邪症状と、インフルエンザなどウイルス感染した時の症状の出方の違いを知りましょう。

他人からのまた聞きレベルで、ミクシーのコミュなどに、手遅れになったと言ういい加減な書き込みするのはやめましょう。
今の症状の出方はどうか、水は飲めるか、何を気をつけるのか、最低限のことは、自分で勉強して知りましょう。

夜間救急にやむを得ずかかる時は、担当した医師に必ず感謝の気持ちを伝えてください。
インフルエンザの流行っているシーズン中、寝ないで次から次に来る、風邪を引いた親子の対応をしている彼らは、へとへとです。

一回の診察で10回ありがとうと言っても、あなたの口輪筋は、筋肉痛にはなりません。

あなたが、仮に一晩寝ないで、数学の計算問題と、3分程度の長さの英会話の聞き取りをして、書き写すこと。人間の内臓(特に肺,、胃腸の周囲)の絵の細部をひとつの組織も間違わないで、観察してスケッチする、2つ以上の数値のどちらが多いか少ないか、判断する問題を、これらを1組として、一晩寝ないで120問以上ひとつのミスがあってもならないとしたら、どれだけ過酷か考えて下さい。
なお、一問と一問の間には、部屋の出入りに要するとみなす、前後5分程度のインターバルは必ず入れる、好きな音楽を聴きながら回答したりはできません。


ありがとうというくらい、何もお金は取らないのですから。何回言ってもいいと思います。
少なくとも何かあったときに、医療機関に食って掛かるそのエネルギーの分だけ、ありがとうと言ってもいいと思います。
(こんなこと書いたら、med先生のブログ炎上するかな)


最初の感染発生から、国は、手洗い人ごみを避けると言う、政府広告を出していいと、思います。
CMで、効果のある手洗いのデモンストレーションを流していいと思います。

マスコミ様、ライ症候群は確かに怖いですが、安易に熱が出たら、医療機関へと言う前に、発熱したらまずかかりつけに、診療時間内に、と言うアナウンスを徹底してください。


は嗚呼。これくらいにします。

お裁き???

産経新聞のタイトル
>住民の不安を裁ききれず

 住民の不安を大岡裁きするって、、、

 そんな無鉄砲な医者はこのサイトにはいないでしょうが。

 新聞記者のレベルって、本当に落ちているんでしょうね。

サバク

たしかに
「不安」は 「裁く」もんじゃなくって
「捌く」もんで ござんすね。

産経は自主退職を募集したので

質の高い記者が辞めて転職してしまったんでしょう
感じの間違い位
前首相でさえやっていたのですから大目にみましょう
不安を捌くですね
やっぱり

NoTitle

そういや柔道の谷亮子選手もオリンピック金メダル三連覇ができなかったことを責められてましたよね。

ま、日本のマスコミのレベルってそんなもんです。

朝のワイドショーでも、「フランスでは救急たらいまわしなんて起きない」みたいな、わけのわからんことを言ってましたし。

>発熱外来にも住民が押し寄せた。
大手マスコミさんたちがまるでインフルエンザにかかった人を犯罪者であるかのような報道の仕方をしなければ、あんな事態には陥らなかったとは思わないんでしょうね。

さばききれなくなった一因は間違いなくマスコミの報道にあると思っています。
そして、現場がどれだけ大変な思いをしても、厚労省べったりで、厚労省がどれだけ現場に対して無理難題を押し付けていたかは一切知らんぷり。

まあご立派な職業ですね。

報道機関、と自らを称するのをやめてもらいたいです。
「広報機関」で十分でしょ。

口蹄疫

医療系ブログでは、ここだけの話先生のところで取り上げられいますが、国の対応は「酷い」、というか「ありません」。この調子ならパンデミの際も各医療機関で対応するしかないでしょう。
http://hamusoku.com/archives/3125643.html
口蹄疫の疑いのある牛や豚が確認された農場は23か所殺処分の対象は、5/7現時点で35例、4万4892頭に増加
口蹄疫 世界的に最重要監視されてる最悪クラスの疫病
潜伏期間は7~21日 ファーストインパクトの押さえ込みには失敗
過去100年間で最大のパンデミック危機
イギリスでの被害例は3桁万頭

・他国なら非常事態宣言レベルの疫病を7日以上完全放置
・「ビルコンS」韓国横流しにて薬品なし
・本来は即行われるべき「消毒会社への在庫調査」等も一切無し
・国命による消毒薬の配布は一箱たりとも支給無し
・疫病発病後通達済みにもかからず予備費を仕分けた為予算無し
・担当大臣外遊
・国家対策本部なし、国策指示無し 現場曰く「FAX一枚来てないのはどういうことだ」

そのうち

「在日種」以外の「種」は牛以下になります。

NoTitle

私のところも、今度、強毒性が流行った時は断固、協力しないつもりです。患者さんには申し訳なく思いますが、こちらも生きてる身、それくらいしないと厚労省のバカどもにはコタエません。
断固!やりますゾ。

ロートルの小児科医様、

>患者さんには申し訳なく思いますが、

失礼ながらまだ洗脳が解けきれておられないようですね。
申し訳なくなんかないですよ。悪いのは先生じゃなくて政府&厚労省のバカどもなんですから。そもそも患者サマなんてアカの他人。先生自身や御家族、係累に較べたら両生動物の糞を掻き集めただけの値打ちすらありません。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
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