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■開業つれづれ:住民が食いつぶす医療「[小児救急制限]地域医療が崩壊の恐れ」



>「断らない地域医療」として全国的に定評

ということで、


>中南部の県立病院は小児救急受け入れの一部制限に踏み切った。


断らないから崩壊した、

と考えるのが一番ではないでしょうか。





医療資源を

住民が食いつぶす、

支えるのは医師の使命感だけ、

という状況です。




国?県?

当然、何もしないでしょう。











[小児救急制限]地域医療が崩壊の恐れ


沖縄タイムス 2010年4月14日 10時00分

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-04-14_5717/

 中南部の県立病院は小児救急受け入れの一部制限に踏み切った。

「断らない地域医療」として全国的に定評

がある沖縄の公的医療は大きな曲がり角を迎えている。

 県立中部病院は5人の小児科医のうち1人が今月退職したため、月~土曜の午前8時半~午後5時の小児救急受け入れを救急車による搬送患者と紹介患者だけに制限した。時間外と日曜、休日の救急は従来通り受け入れる。

 子どもたちを守るための地域医療はどうあるべきか。この事態を招いた原因はいったい何か、どう対処すべきか広範な論議が必要だろう。

 医師不足には臨床研修制度の見直し、診療科の需給不均衡など、さまざまな原因が指摘されており、国による対策が必要だ。

 これに加えて、医療現場を疲弊させていると指摘されているのが、

「コンビニ受診」の問題

だ。「平日に仕事を休めない」「日中は用事がある」といった個人的な理由で、夜間や休日にもコンビニに行くような感覚で受診することをいう。

 県の統計によると、時間外(午後6時~午前8時)の小児外来のうち、入院が必要な重症者は7%でしかない。ほかは翌朝にでも近くの開業医を訪ねてもよかった患者だった。

 救急外来が増えると、重症患者への対応が手薄になったり、入院患者への目配りが不足したりする。休養が取れずに疲れ果てた医師が現場から去れば、地域医療が崩壊してしまう。利用者の意識改革も求められている。

 とはいえ、子どもが具合を悪くした場合、夜間に相談できる人もなく、保護者は真っ先に救急外来へ走るものだ。コンビニ受診はやめよう、と言われても万が一のことがある。

 このため、厚生労働省は2004年度から、休日・夜間に子どもを急いで病院へ連れて行く必要があるのかどうかを電話で相談できる

「小児救急電話相談事業」

を行っている。全国共通の「#8000」をダイヤルすると、各県の相談窓口につながる。

 全国で沖縄だけがこのサービスを実施していない。県によると(1)他県の利用実績が少ない(2)医師や看護師の確保が難しい

(3)沖縄は救急医療体制がしっかりしている

(4)電話で適切に相談できるか不明―などが未実施の理由だ。

 患者の「たらい回し」がない沖縄

の医療は全国的にも評価が高い。それも神話になりつつあるのか、県は7月から電話相談を導入する予定だ。

 「当直明けに交代の医師がいないときもある」。

公立病院の現場から悲鳴が聞こえる。沖縄の小児医療はこのままでは崩壊する、との警告が現実味を持ち迫ってくる。

 小児救急電話相談をあえて導入しなかった判断が適切だったのか、医療行政は手を尽くしたのか、これまでの対応を検証すべきだ。その上で足りなかった手だてを措置すればいい。

 むやみな救急外来の自粛を市民に求めるにしても県立病院管理のあり方を含めた行政の対応が問われる。





え?

 >「当直明けに交代の医師がいないときもある」。



交代の医師、いることあるんですか!?

全国でそんなに恵まれている条件で

働いている医師が

そう多いとは思えません。



多くの医師は交代要員もなく、

当直の後、

そのまま勤務を行っています。







すっかり定着した

「たらい回し」という表現。







救急患者さんを受け入れられないのが

たらい回しなら、

GWで満室のホテルがお客さんを断るのも

「たらい回し」。




患者さんを救う!

といって医師になった人々が

毎回報道で「たらい回し」を

しているといわれたらどう思うでしょう?



「自分はたらい回しをしている」

そういう自責の念が

医師を現場から退職させています。

すくなくとも救急現場を離れたら

自分は「たらい回し」をしていないのですから







>患者の「たらい回し」がない沖縄



小児医療が崩壊


となれば

まさに本末転倒。







「たらい回し」という名の

満室状態でも医療が存在しているのがいいのか、

たらい回しをせずに「医療崩壊」という

システムそのものの消滅、崩壊がいいのか、

小学生でもわかります。




でも、

マスコミの皆さんにはわからないようです。

マスコミは「たらい回し」といって

医療をたたき

「たらい回さないために」

救急は疲弊し現場を医師は去っていきます。




さらに住民による

コンビニ受診と言う名の

消耗戦が医療における

沖縄戦なのかもしれません

(感覚的にはベトナム戦争ですが)。





沖縄の皆さん、

「たらい回し」がなくてよかったですね。

そのまま医療崩壊したら

決して「たらい回し」なんておきません。





理想そのままに

沖縄の医療がつぶれていきます。
























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コメント

もんぺ

先日びっくりするような会話を耳にしました。バス停にて。40前後のサラリーマン風の男性「肩こりがひどくて MRIの予約をしたらひと月も先。待てないから明日してもらう」「明日?予約取れだの?」「いや、明日仕事が休みだから救急車で行くつもり。救急車ならタダだし、救急で行けばすぐに検査してくれるらしいよ」びっくりして会話している人を覗きこんでしまいました。アホな世の中です。

眠気の氷山に座礁したオーバーナイトが明けて

当日前線にいた当直医、スタッフ一同その日に居合わせたメンバーは、チームワーク良く、持てる叡知を駆使し、よく戦った。


唯一の心残りは、オーベンがこのスタッフの素晴らしい働きを、見てないことだった。


もう一度言うが、オーベンがっ、見てないことだったー。



呼吸26バイタル65~75/140、発熱38度5分の、心臓機能障害で、気管切開した娘を、途中停車し、吸引2回しながら自分で搬送した私に、「自分で対応できるのに、救急車で来る親がいて、腹が立った」、殆んどは自分で対応できるはずだけど、薬をもらいに来る。マスコミの影響だよ。

と、当直医がコメント致しておりました。



NoTitle

たらい回しがない沖縄、といいますが、回せるたらいがないだけ。
でも、平日昼間の救急受け入れの制限って、もとから普通に来たら外来診療する時間でしょうに。
それとも、平日昼間の紹介あるいは救急以外の小児科外来を閉鎖するということでしょうか。

いまいちよくわかりません。普通、受け入れ制限というからには、夜間や休日を制限するものでしょうが。

小児科診療というものは、一般的にその大半が「急性疾患」です。いわゆる、風邪ひきなどの感染症ですね。そこでいつも問題になるのは「急病」と「救急」はイコールではない、ということ。
今まで日本では、小児科において「急病」でも「救急」の対応を要求してきました。そしてそれがコンビニ診療につながった原因でもあります(急病時にいつ行っても診てもらえる>都合のいい時に行けばいい、になる)。

そういう意味で、平日時間内の外来患者も圧倒的に急性疾患の患者が占めると思うのですが、それを「救急」として制限するものなのか、「急病」として普通に診療するものなのか、そこが分からないんですよね。あくまで「急病」として普通に診療するものなら、勤務医の負担は全く変わりません。あくまで行政的に「医師の負担軽減を考慮して(実はしていないが)制限してますよ」というポーズにしかなってないわけです。

まあ、その可能性は相当高そうですけどね…

前提が崩れたわけだが

>(3)沖縄は救急医療体制がしっかりしている

しっかりしてるから、使い倒そう。フリー理論で、みたいな感じでしょうか。残念ながら、医療は超高度技術。これをフリーアクセスしたら崩壊するのはしょうがない。結果としてフリーがすべてを食いつくしちゃいましたとさ。ちゃん、ちゃん。

ぴの様、

私は、そのサラリーマン氏はちっとも間違ってなく、それどころか非常に合理的な判断をされているように思います。
近代法治国家において、罰則がない事は悪事ではありません。モラルw?マナーww??そんな曖昧な、もっと言えばそいつ個人のみの価値観にすぎないものでアカの他人の自由を縛ろうとする奴は夢見るアリスちゃんか、さもなくばファシストです。

コンビニを開けておいて、あるいはコンビニに勤めておいてコンビニ客を怒るのは筋違いです。コンビニ客がいやならコンビニを閉める、コンビニ勤めを辞めるべきですし優良客だけ相手したいんだったら料金を上げるべきです。

悪い病気が見つかるといいかもしれません

ぴの様の書き込みを読んであまりいいことではないですけど
不治の病が見つかって余命数カ月とかだったら面白いなと不謹慎ながら思ってしまいました

もう救急車有償にすべきでしょうね

ゆりあ様

その時はもう、医師のほうに予約が殺到してるさ。

近所でネット未使用者にヒアリング調査

まあ、予約とれずに救急呼ぶ人は、身近では見かけない。
意外にうちの近所は少しはスマートらしい。救急車もつかわず、自宅の車で救急外来に行く、という話まで聞きました。

もちろん、緊急の話で、風邪とかじゃないです。

ただ、問い合わせで、救急かどうかを知る電話の存在をしらなかったので、それを教えておいたのと、やっぱりマスコミの「たらいまわし」言葉が非常にイメージを悪くしてます。
マスコミには、実際と合った用語を選定して頂きたいののです。医者不足とか、勤務過重とか、病床不足、医療機関不足とか。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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