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■コンビニ受診告白 毎日新聞は北海道でも医療破壊活動中 「@報道部:地域医療蝕むコンビニ受診 /北海道」

毎日さんは

産経新聞と並んで

医療破壊記事を恒常的に

掲載していますが、

こんどは堂々と

”コンビニ受診告白”です(笑)。







毎日さん、

言うのはいいけど、

やられた方がどう思っているか

考えた事はないようですね。




もし仮に、

時間外急患で疲弊して、

大量退職した医師が

目の前に座っていて、


>「仕事が忙しいから」と夜間救急病院を受診したことがある。

>当直の若い男性医師は不平一つ言わず診察してくれたが、

>数年後、この病院から医師が大量退職してしまった。

って言えるんでしょうか?




地域医療のために

身を粉にして働いていたのに、

「24時間、受診できて当たり前」

「なぜ医師は奴隷のように働かない?

そういう職業だろう!!」

などという方が一杯いて、

燃え尽きてしまいます。






医師の大量退職があるぐらいですから

相当、時間外に患者さんが来ていたはずです。

それも

軽症患者さんが。






そして新聞記者には

「仕事で忙しくて時間外受診しちゃいました。

その後、病院から医師は大量退職。

あらら、…ゴメンね」

ぐらいの、記事を載せられて、

カチンと来ない元医師はいるのでしょうか?









@報道部:地域医療蝕むコンビニ受診 /北海道

毎日新聞 2008年5月15日 地方版

http://mainichi.jp/hokkaido/news/20080515ddlk01070373000c.html

 働き盛りの世代は、少々体調を崩しても職場には休暇を申請しづらい。不規則勤務が常態化している新聞記者などは、病院や診療所が開いている午後5、6時に勤務を終える日は皆無なのでなおさらだ。ついつい「都合のいい時間に医者に診てもらいたい」と考えてしまう。

 そんな軽い気持ちで夜間救急病院を受診することを、24時間営業のコンビニエンスストアになぞらえて「コンビニ受診」というが、この行為が地域医療を蝕(むしば)み医師不足の原因の一つになっていると指摘されている。先月、全道の市町村議会議員有志らが発足させた「地域医療を守る地方議員連盟」の設立総会で、医師たちが訴えていた。

 へき地だけでなく地方の中心的な市や町でも医師の大量退職が相次ぎ、医師不足は深刻さを増す。医科大学を卒業した研修医が自由に研修先を選べるようになり、大学病院が地方の病院に医師を派遣する余裕がなくなったことが背景にある。さらに医師たちは、コンビニ受診の増加で心身ともに疲弊し、地方にいられなくなるというのだ。

 私は5年前に高熱で苦しんだ時、「仕事が忙しいから」と夜間救急病院を受診したことがある。当直の若い男性医師は不平一つ言わず診察してくれたが、数年後、この病院から医師が大量退職してしまった。「自分も医師の士気をくじく、わがままな患者だった」。後悔先に立たず。地域医療をどう守るかを読者とともに考えていくことで罪滅ぼしをしたい。
【鈴木勝一】

==============

 記者ブログはhttps://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/hokkaido43/




毎日新聞は

ようやく医療問題について

目が覚めてきたようですが、

それまで

どれほどの医療機関を

叩き潰してきたことでしょう。





全く自覚のないまま、

医療関係者を

一方的に悪人呼ばわりして

「医療廃絶キャンペーン」を

行ってきた毎日新聞に

マスコミである資格はあるのでしょうか?














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コメント

記者本人へのブログのショートカット
http://blogs.yahoo.co.jp/mainichi_suzuki
つかURLを全角を入れるってどれだけ非常識やねん>毎日

さて問題は

どこにあるのでしょう。
夜間に押し寄せる軽症患者の相手に疲れ果てて辞めていく医者でしょうか。
軽症にもかかわらず、仕事を休めないと言って「都合のいい時」に利用しようとする患者でしょうか。
それとも、「風邪ひきくらいで休むなんてとんでもない。そんな奴はうちにはイラン」と病欠を認めようとしない雇用主でしょうか。

でも、医者も自分の専門外に関しては結構時間外に受診しちゃうんですよね…(笑)

コンビに受診解決策!

医師:「緊急性のない軽症患者は時間外受診しないで欲しい」
患者:「軽症か重症化を素人が判断できない」
との双方の言い分があります。

そこで、
「夜間受診者に対しては一応診察し、緊急性なしと判断したら処方処置はしないで帰ってもらう」こういう対応が普及すれば問題解決しないでしょうか。
「どーせ病院行っても検査だけされて、何も治療してもらえないし」ということが周知されれば、この新聞記者のような者はそのうち来なくなるでしょう。富山の置薬の復活です。

地雷への懸念もありますが、処方処置の有無にかかわらず、軽症と判断した時点で地雷を踏むか否かが決まるわけですから、世の中がまともならば処方処置の有無でリスクが高まることはありません。ただ、「なにもしてくれない」とのことでDQNの怒りは増幅されますから、非理性的な訴訟は増加するかもしれません。

やはりコンビに受診解決もネックは司法なんでしょうね。

元ライダー様、

失礼ながら奴隷の尻尾がまだ切れておられないようで…答えは書いてあるじゃないですか。
つ数年後、この病院から医師が大量退職してしまった。

あとはオマエラでなんとかしろやww

それと鈴木さんを叩くのは感心しませんね。むしろ感謝すべきです。特に「数年後、この病院から大量退職した医師」はw。

記者が自分の行為を反省しているので、珍しい記事ですね。往々にして新聞記者というのは、自分がいちばん正しいと信じているものですから。

自費にしては?

常々思うのですけど、時間外の受診は原則自費にしてはどうでしょうか?もし本当に緊急性のある状態と判断された場合のみ(入院、手術になった場合など)保険適応とする、とか。
同じ事を救急車の利用にも適応すると良いと思うのですが・・・ただし「緊急性がない」の判断に対して文句をつけるDQNの存在が、今度は疎ましくなるかもしれませんが。
国の腹は痛まず、病院は利益が上がりDQN受診の減少が期待できると思うんですけど・・・
ダメでしょうかね?

問題は緊急性の有無の判断に文句が付けられることでしょう。
「おれは重傷だと思ったから来たんだ!」

なんてDQNに殴られるだけ損ですから。

だから一律5000円とか、無条件に取るようにするしかないでしょうね。
入院しようがしまいが。
それが2000円でも、不必要な受診の抑制はされるようになると思います。もし命が危ないのなら、それこそ5000円なんて言ってられないでしょう。

こちらこそ、本当に有難うございます。

こんばんは。
リンクさせて頂き、本当にありがとうございます。
勉強させていただいています。

記事の中で、先生が一番伝えようとしている部分と違う部分を取り上げてしまいました。
すみません。
よろしかったら、このままリンクさせて頂きたいと思います。

以前は、新聞の記事なら何でも正しいと思って鵜呑みにしていましたが、今はそうしないように気をつけています。
新聞も人間が作っているものだから、新聞を完全に信用して鵜呑みにしていた私が悪かったと思います。
これからも、先生のブログを読ませて頂き、勉強させて頂きます。

私は、ネットを利用して「コンビニ受診」を減らすことに関心を持っています。
今までこの問題を全く知らなかったという人に読んでもらいたいと思って、こんなHPを作ってみました。
「みんなの救急医療」
http://icedyuzutea.web.fc2.com/

「コンビニ受診」という言葉を使わずに「コンビニ受診」を減らすことを目指してみました。
全ての人に読んでもらえるように、出来るだけ公平に、丁寧に、短く、分かりやすく、とっつきやすく、信頼してもらえるように、ある程度納得して、共感してもらえるように、そして、読む人が無理に受診を控えたりすることが絶対にないように、安全にしたいと思いながら、何度も書き直しています。

こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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