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■開業つれづれ:「明細書発行体制等加算」について: 追記あり





なんだかめんどくさい

レセプト並み明細書。






厚労省のHPから

情報をチェックしてみました。






平成22年度診療報酬改定に係る通知等について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/index.html


のなかにある


医療費の内容の分かる領収証及び個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の交付について

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/dl/index-063.pdf

を見てみるとわかるように、

どうやら

従来の領収書+レセプト並み明細書

になるようです。





紙資源の無駄遣いです。

これをどれだけの患者さんが望んでいる事やら。

誰も望まず、領収書、明細書が2枚、毎回渡される

(あるいは月に1回?)。



こんなことをして

どんどん無駄な事務処理ばっかりを増やし

本質的な医療の問題から

離れていくお役所の決めごとに

現場は振り回されています。





この春から

世紀の愚策が始まります。







追記: こちらが問題の院内掲示例(厚労省)





(別紙様式7)院内掲示例

平成○年○月
▲ ▲ 病院

「個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書」の発行について

当院では、

医療の透明化や

患者への情報提供を積極的に推進していく観点から

平成○年○月○日より、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行することと致しました。

 明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されるものですので、その点、御理解いただき、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出下さい。





こんなの貼れって、

まるで



「今までの医院は、

医療的に透明でもなかったし

情報提供もしていなかった」



とでも言いたいのでしょうか。





領収書のほかに

かならずもう1枚の明細書を発行されて、

患者さんはうれしいのでしょうか?



全国、全受診者の領収書を

少なくとも2倍にしろ、

と国が決めたのですから

ビニール袋の比じゃなく、

それは大変な紙資源の浪費になります。







人によっては大量の明細を受け取ることにもなります。

紙の無駄遣いです。






そして、この明細はあまりに細かく、

多くの方に今までの領収書以上の価値があるのでしょうか。






例えるなら、

車を買うのに

すべての部品の一覧価格表をもらう

ようなものです。







レストランに行って

すべての料理の材料費の

明細をもらうようなものです。




それを医院に要求するのなら、

当然、厚生労働省をはじめとする

すべての役所も

”レセプト並み明細”を出すべきです。







印鑑証明、住民票の発行にかかる手数料は

なぜあの金額なのでしょう?

地域行政の透明化と情報提供は

必要ではないのでしょうか?





医師免許の受験、登録申請には

なぜあのような金額が必要なのでしょう?

医学教育の透明化と情報提供は

必要ではないのでしょうか?





なにより

首相が贈与税の脱税をして、

重加算税も取られないような状況で、

医師だけが狂うほどの細かい明細書を

大量に発行することが

国益になるのでしょうか?






私は、院内掲示にこのように書こうかと思っています。







「個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書」の発行について

当院では、

厚生労働省の指導により

平成○年○月○日より、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行することと致しました。

領収書のほかに、新たに大量の明細を受け取る方もいらっしゃるかと思います。

当院のエコロジーの精神に反しますが、

なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。




























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コメント

NoTitle

どうして同じ病院でもこんなに診察の金額が違うんですか?

そもそも

日本の医療費は安すぎるのです。窓口負担はしたくない、保険料も払いたくない、税金も嫌だ、でも医療は質のいいものを提供しろ、という考えを改めない限り・・数年先は「ガンの手術半年待ち」になります。医療費は 医師の給料になるのではないのです。 現場を知らない役人の政治による医療崩壊、無知な国民による医師叩き。みんな 病気にならないように気をつけて。数年したら 完全に崩壊するでしょう。役人の思惑通りにね。

付き人なしの関取が

褌洗いに専念してたら
相撲にならねえだよ

それとも 褌の白さで
番付決めるんか?

NoTitle

厚労省文書のいやらしさが出てますな。
院内掲示の例ではあくまでも「医療機関が自主的に」というような書き方をしてます。
ウチで掲示する時には「厚労省の命令により明細書の発行が義務付けされました」ってしようかな。
ちゃんとそう書かないと、患者さんに「そんなの当たり前じゃないの」って思われそうだからね。

NoTitle

主な「功労者」は
勝村  久司 日本労働組合総連合会「患者本位の医療を確立する連絡会」委員
遠藤久夫(中医協、会長)・学習院大経済学部教授
白川修二・健康保険組合連合会常務理事あたりかな。
その他の協力者についてはhttp://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/12/s1201-5.htmlでどうぞ。

明細は有料

http://www.au.kddi.com/ryokin_waribiki/ryokin_option/tsuwa_meisai/index.html
世の中こーゆー流れなんですよね。医療は遅れていると言うか時代に逆行していると言うか。

医療丸は沈没します

船主も荷主も 乗客も
必死こいて 船底に穴あけてますから
間違いありません

船主も荷主も 身の安全は保障されてますが
荒海に投げ出された乗客は お気の毒です

お金がなければ 浮輪すら投げてもらえないんですもの

そういえば

イギリス船籍
Queen of Medicine の乗客たちも
哀れですね  お可哀そうに。

15ページ目にむかつきます

PDFの15ページ目に院内掲示例が出てますが、当院がやることを決めて始めたかのように書いてある。
厚労省が勝手にやらせて、いやなのにやらざるを得ない病院、診療所、薬局を、「いらないものを配って余計なことをするなあ」と患者さんに思わせる例だ。
エコロジーに反する無駄な紙を大量に出してどうする。

医療丸10兆円

天下り列車 12兆円
ワタリは 列車にかぎる。
医療丸への燃料費カットで
グリーン車の生涯パスまで付いただよ。

ほんと世紀の愚策ですね

初めて書込させていただきます。
「厚労省の指導」よりも「命令」とか「強制」のほうがインパクトあると思います。

たしかに

何が無駄って、
日本の新聞 紙ほど無駄なものはないよ。

医療丸の燃料費と航海士の給料はイコールじゃないって
乗客の殆どは理解してないんじゃないの。

自分の乗ってる船壊して喜んでる連中に何言っても
無駄だと思うけどね。

今、厚労省の説明会にでているのですが
明細書は療養担当規則に基づき義務づけられたものだそうです。

ですので正しくは ...規則に基づきでしょうかね

ただこの説明会、説明会という名の集団指導だそうですので、指導によりもまちがってないです

しかし棒読みのつまらん説明会だ。

NoTitle

たとえば民間保険会社が、保険金をだすときに、
レセプト明細書・・・こうオンラインでどの病気でどのくすりをつかったと明らかになれば、
「1年前にあなたはこの病気(または関連する病気)で病院にかかってることを申告しなかった。それは、告知義務をおこたったことになり、保険金はしはらいません」なんてことになるのではないのかと。

たとえば、お医者さんが気をきかして別の病名をつけて保険利く薬をだしてくれるときだってあるわけです。明細書なんていらない。
グレーゾーンも必要

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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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