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■開業つれづれ:「診療所が11か月ぶりに減少-12月末概数」 診療所が無くなる日





再診料の削減、

初診料の電子加算廃止と、

診療所撲滅運動を行っているミンス。





病院のベット数が減り、

クリニックは有床、無床ともに減り、

療養病床も減る。




つまり国は

医療の余力をどんどん削り、

”国民が簡単には入院できないようなシステム”

を作ろうとしています。



それにより

入院できないことで医療費を削減する、

という狂ったことを

本気で押し進めています。




簡単な図式です。




病院、クリニックをつぶす

  ↓

提供される医療が減る

  ↓

医療費が減る






これが国の狙いです。




国民の側からすると、





病院、クリニックが減る

  ↓

受診、入院しづらくなる

  ↓

窓口支払いも増え、重症になっても病院に行かない






というアメリカ型医療崩壊に近い

形になります。






”医療の提供を減らしてはいけません”

そんな医療関係者の意見は

本来、国民の意見でもあるはずなのに、

マスコミによる

医師は暴走している、

とか

既得権にしがみついている

というダークな報道で、

”だから病院をつぶすのはしょうがない”

”クリニックには泣いてもらうのがいい”

という雰囲気を作ってしまっています。




率直な疑問として、

みなさん、このまま

医療の提供を減らしていってもいいのですか?








診療所が11か月ぶりに減少-12月末概数


更新:2010/03/08 11:54  キャリアブレイン

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26670.html


 厚生労働省の医療施設動態調査(昨年12月末概数)によると、同月末現在の一般診療所の施設数は9万9643施設で、前月より91施設減った。一般診療所の減少は11か月ぶり。同省の大臣官房統計情報部人口動態・保健統計課の担当者によると、これまでは無床診療所の増加が全体を底上げしてきたが、今回の調査では

無床診療所も減少

に転じた。

 調査結果によると、

有床診療所は前月から39施設減の1万970施設、

無床診療所は52施設減の8万8673施設

だった。病床数は417床減り、14万773床となった。

 歯科診療所は10施設減の6万8155施設。病床数は前月と同じ122床。




■病院の療養病床、13か月連続で減少

 病院の病床数は、前月から649床減の160万387床で、7か月連続で減った。

療養病床は327床減の33万5589床で、13か月連続の減少。

このほか結核病床が80床減の8802床、一般病床が315床減の90万6101床で、感染症病床が2床増の1765床、精神病床が71床増の34万8130床だった。
 全国の病院の施設数は5施設減の8728施設。精神科病院が1086施設で2施設増えたが、一般病院は7641施設で7施設減った。結核療養所は前月と同じ1施設。







クリニック経営として新規がマイナスというのは、

新規開業がすでに

”新規で一件建ったら、近くのクリニックを一件つぶす”

あるいは

”つぶれるとこがないと新しく建てられない”

ということを意味します。





すでに座席はいっぱいで

誰かが席を立つか、

無理やり座って追い出すかしか

ありません。





日本政府の異常なまでの

低医療価格の設定で

大量の患者さんを診なければ

クリニックはやっていけない環境にあります。





ミンスの再診料削減、初診電子加算廃止など

さらにクリニックを追い込んでいきます。






多くの医療関係者が

病院勤務時代に感じた無力感が

またクリニック経営者にも

襲いかかっています。





すでに産婦人科のように

産科になった時点で負け、

という領域がさらに増えることでしょう。







病院の次はクリニックと、

医療を提供する人々の

やる気を次々に摘んでゆく

医療行政には呆れます。





それを大本営発表にならって

まったく勉強せずに報道し続ける

マスコミにも呆れます。






実際にベット数はどんどん減り、

クリニックは減り、

療養病床は減っています。




目の前の医療の急速な縮小が

皆さんの望むものなら、

我々医療関係者も

静かに舞台から姿を消すしかありません。





















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コメント

NoTitle

冷静に考えると、どんな地域で医療機関が減るのかを見る必要があるかと思います。

もちろんそんなデータは厚労省は提供してくれませんが、推論するに

都市部の新規開業は相変わらず続いている
ただし、都市部でも廃業するところがある
地方僻地の診療所は後継者がなく、つぶれている

その背景に

保険診療開業医が過去のごとく儲かる時代ではなく、それゆえに自分の子弟を後継ぎにしない・後を継いでくれない>代替わりせず廃業
(これ、自分の周りの高齢開業医の先生方でよく見ます。息子が跡を継いでくれない、とよく愚痴を聞かされますので…。すなわち、儲かっている時代の開業医で、子供を医師にしても開業に向かってくれない、ということです)

問題のもう一つは、新規開業が増えている、と言いながら、やはり開業医のかなりの数は高齢医師が担っているという現実。基本自営業なので、ご本人がやるといえば続けられるため、後継ぎがいないところは続けておられます。
でもさすがにこの辺の「高度成長期開業組」がそろそろ限界に達しつつあり、一気に開業医が減少してくる可能性があります。

とりとめのないコメントになりましたが、こんな背景もあるんだ、と思っていただければ幸いです。

先日の津波騒ぎ

先日の津波騒ぎの際、医師会が会員に災害発生時に備え待機を依頼する電話をしたそうです。しかし日曜日でしたので連絡がごく一部にしかとれず、今後の対応を改善するため協議しようという話になりました。その席でDMATですら被災した場合の保証がないのに、一般医療機関に医療提供を義務化するようなことはできるのか?ボランティアをということであれば、そもそもボランティアは余力を使って行うものであり、医療者とて被災者なのだから自らの家族を避難させ安全を確保してからできる範囲で参加すればいいのではないか?と話したらお偉いさんに憮然とされちゃいました。まあうちは「地域医療貢献加算」はとりませんから、今後も同じことがあったら堂々と遠くに逃げますからいいけど。(避難所なんかに行こうもんならこき使われるに決まってるから行きません)

後継者問題

同級生が医師の子息が多いという中高一貫校の教師をしています。先日話す機会があったのですが ここ数年で子供の進路希望に変化が見られると言っていました。以前は開業医の子供は医学部に行き、いずれ継承というのが常識だったのが ここ数年は 医学部志望が減っているそうです。「継承してほしくない、同じ苦労はさせたくない」という親が増えているそうです。

NoTitle

・ぴのさん
>「継承してほしくない、同じ苦労はさせたくない」という親が増えているそうです。

今の医療の現場を見ると、親心としては当然でしょうね。
医師一人一人の頑張りに頼ってきたツケが、
そう遠くない将来にやってくるのかも知れません。

たらい回し、、、?

産科の受け入れ困難で救急車が立ち往生、、、

整形外科開業医ですが、大腿骨頸部骨折の患者さん
受け入れてくれていた病院も満床で受け入れ困難と、遠くの病院まで紹介していますが、、、底も受け入れ困難となるとどうすればいいのでしょうか?

自宅待機でしょうかね。
産科だけではありませんよ。

先日バイト先で社会的入院キボンヌな奴に実際やりましたw

>底も受け入れ困難となるとどうすればいいのでしょうか?

宛先なしの紹介状書いて「あとは自分で探してねはあと」で、終了。

NoTitle

>
以前は開業医の子供は医学部に行き、いずれ継承というのが常識だったのが

魅力ある業界として見てもらえないのは寂しいでしょうが、どの分野でも似たようなことは大なり小なりありますしね。
人の入れ替わりがあることなのでいいんじゃないかと思いますが。少なくとも医学部受験者が激減しているなら問題ですがね。

むしろ、2世議員が増えている政治世界なんかの方が問題な気がしますよ(苦笑

高齢化による医療費↑を国=官僚は一番恐れています。民主にすり寄ろうと自民にすり寄ろうと変わりません。しかし、いまだに勘違いして政権にスリ寄ればなんとかなると思う人たちの集まりで選挙している。
だから会員も呆れて集票力も無くなるんだ!
まあ医師会と歯科医師会を天秤にかける、中国の手先である小沢主席が政権にいる日本では、モラルや秩序などは壊れていき、明るい未来像など書けません。

NoTitle

この手の日医のあたふたぶりでいつも思うんだが…

民主党が日医という組織を(選挙対策として)必要としているのであって、日医が民主党を必要としているのではない、って日医の幹部はなんでわかんないんでしょうね。

政権の医療費抑制に対して、「それでは国民の健康を担保できない」って突っぱねればいいし、政治献金をするくらいならその金をマスコミ対策に使って、日本の医療の現状を啓蒙するCMなり特集番組なりを作らせればいいのにね。

企業献金を禁止する、と民主が逝ってますが、そうなるとこういった団体の献金も禁止なのかな?多分そうはならなさそうですが。

NoTitle

宛先なしの紹介状書いて「あとは自分で探してねはあと」で、終了。
⇒ 師匠に意見に、同感。
   『目の前の患者さんが、現に困っている』と感じて、現場の個人努力で足りない部分を補うことは、美徳かもしれません。 でも、それをやっている限り、その状況を生み出している大元の欠陥は、いつまで経っても解消されません。 そこに問題が存在しているという事実、誰かが献身的に穴埋めをして実際に皆がそのことに困らない限り、永遠に問題があるとは認知されません。

NoTitle

日本の医療は、凄く進んでいるのでしょうに、医療行政が悪いんですね。
長寿国、日本を支えてきたのは、町の開業医。
昔は医者になると儲かるから、必死になって勉強して医者を目指したはず。
今は、ところがどっこいってやつですか。

NoTitle

民主党政権では、団体献金は拡大の方向でしょう。

日教組、民潭だとか、総連からの献金が堂々とできるようにするのではないでしょうか。

もしかしたら、こうした団体に対して、税金から活動資金を提供する政策を打ち出すのかも。

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某大学医学部を卒業
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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