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■自治体方針 高齢者にドックは不要 「75歳以上、人間ドック費用補助 8割の自治体廃止」

>75歳以上、人間ドック費用補助 8割の自治体廃止

これは、

「高齢者には人間ドックを

原則禁止する」

という国のお達しのようなものです(笑)。





だって、

地方自治体の8割が

粛々と

人間ドックの費用補助を

カットして、

何の問題にも

なっていないのは

ひとえに国のお墨付があるからでしょう。






このせいで

逆に、病気の重症化が起こり、

医療費が増大することが

予想されちゃったりしますが、

そんな計算も出来ないのでしょうか?

厚労省は?








75歳以上、人間ドック費用補助 8割の自治体廃止

5月12日8時1分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000039-san-pol

 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の導入に伴い、全国582市区町村が75歳以上への人間ドック費用の助成を廃止していたことが、厚生労働省の調査で分かった。人間ドックの助成は市区町村の独自事業。3月までは723市区町村が国民健康保険(国保)を通じて助成事業を行っていたが、4月以降も保健センターなどの事業として助成を継続しているのは約2割の141市区町村にとどまり、8割の自治体で廃止された形だ。

 人間ドックの料金は日帰りで3~5万円が一般的で、これらの市区町村の多くは1~2万円程度を助成してきた。ところが、後期高齢者医療制度の創設で、75歳以上は国保を脱退することになったため、国保からの助成を受けられなくなった。

 新制度を運営する広域連合は「保険料の上昇を招く」などの理由から人間ドック助成を行っておらず、廃止した市区町村では、新たに助成事業が行われない限り、75歳以上は今後、全額自己負担となる。

 厚労省は「助成を継続するか、しないかは自治体の判断」としているが、高齢者団体などからは「なぜ75歳以上で助成が受けられなくなるのか合理的な理由が分からない」「病気の早期発見が遅れ、かえって医療費が高騰する」などの批判が出ている。

 一方、新制度の導入に伴う保険料負担の増減について、一般的な傾向として保険料が下がるのは市区町村数でみると全体の約8割に上るが、加入者数で換算すると半分程度にとどまっていることも厚労省調査で分かった。政府はこれまで「7、8割の人は値下がりする」(町村信孝官房長官)と説明してきたが、市区町村数と加入者数を取り違えていた格好だ。

 保険料算定は、国保が所有資産に応じた「資産割」など2~4項目を積み上げて計算するのに対し、新制度は2項目のみと異なる。

 国保の約8割が4項目方式を採用していることから、政府は全体の8割近くの人が保険料が下がると計算していたが、4項目方式を採用している多くは小規模自治体のため、加入者数で計算し直すと、保険料の下がる人は新制度加入者の半数程度となる計算だ。






>市区町村数と加入者数を取り違えていた格好だ。



本当だとしたら、

厚労省は、大バカ

ワザと間違ったのだとしたら、

厚労省は、情報の歪曲、隠蔽

を行おうとしたわけで、

いずれにせよどうしようも

ありません。













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コメント

  日本の医療は明らかに意図的に「破壊」されているように感じます。 多くの人にとって、悪化しているのは異論のないところですが、「崩壊」しているのか?
  日本の医療は「崩壊」ではなく、「正常化」の段階にある、私は最近そのように考えています。
  勉強すればするほど「WHO認定達成度世界一」の医療が提供されていたこと、それ自体が「異常」であったと痛感します。 医療がMS(マネー、マンパワー、マナー(民度)、システム ・・・モビルスーツ?ナカナカ上手い語呂がなくって(汗))に相応しい形に「正常化」している、本来あるべき姿を取り戻している。 今まで良すぎたために表面上の「崩壊」をきたしている、それが本質ではないかと感じています。 多少のゆり戻し(改善)はあったとしても、「焼け野原」後の「復興」はありえないのではないか? MS要素が改善すれば、再建はありえますが、日本国家自体が衰退途上国である以上、要素の改善は難しいと考えています。
  今直面している現場と患者さん、そして将来の自分の為に、何とかしたいとは思います。 しかし、現状では阻止限界点を既に越えてしまっています。

  イノシシ(財界と厚労省とDQN)ドモに食い荒らされる現場の悲鳴を聞きながら、「正常化」の刻をじっと待っている。 モノノケ姫のモロのような心境です?

このところ厚労省と言えば「無能の代名詞」となりつつ有りますよね。
もっとも、本当に無能なのか無能の振りして混合診療への道を開いているのかは不明ですが。

もっとも、本当に無能なのか無能の振りして混合診療への道を開いているのかは不明ですが。
⇒ 御意。 どこまで判断能力と当事者能力があるかは、本当に分かりません。

  『狂人のふりをして、狂人のように振舞う者は、やはり狂人である。』
  たしか、親鸞上人の言葉だったと思います。 (ド忘れで、原典を調べられませんでした。) 迷惑な連中であること、それだけは確かです(泣)

介護給付 2兆円削減試算…「軽度」を除外

>財務省は13日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で、介護の必要性が比較的低いとされる「軽度の要介護者」を、ドイツのように完全に介護保険の対象から外すと、年間で介護給付費は約2兆900億円、国の負担は約6100億円削減されるとの試算を示した。(後略)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20080514-OYT8T00199.htm

…こんなえげつない試算、悪魔でもようやらんでしょう。
そしてそれを平然と公表する財務省の神経、もはや恐怖すら覚えます。
第一、日本とドイツの介護システムは全く違います。
http://www.ryukyu.ne.jp/~miyagiei/giaki-2004-11.htm
この違いを無視した議論は無意味ではないでしょうか?
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