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■開業つれづれ:「首相、医療改革も“宇宙人流”瞑想、催眠療法に保険適用!?」









ちょっとまて

肝心の医療をおいて

足つぼとか温泉に

保険適応…?








首相、医療改革も“宇宙人流”瞑想、催眠療法に保険適用!?

zakzak 2010.02.15

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100215/plt1002151633004-n2.htm


 鳩山由起夫首相のツルの一声

で、厚生労働省は

瞑想



催眠療法

といった民間医療に加え、

チベット医学ホメオパシー

など世界各国の伝統医学の保険適用や資格制度化をマジメに考え始めた。考え方が宇宙人的といわれる首相が推進する医療改革は

「歯科医院での首相の実体験が影響している」

(関係者)らしい。

 厚労省は今月5日、統合医療プロジェクトチーム(PT)を発足させた。「統合医療」とは、従来の医療に伝統医学や民間医療といった保険適用が少ないジャンルを統合させて治療を行うこと。「医療費抑制の効果があるものの、必然的に医薬品の投与量が減るので、製薬業界と関係の深い厚生官僚はこれまで見向きもしなかった」(医療ジャーナリスト)

 風向きが一転したのは首相の言葉。「鳩山首相は先月29日の所信表明演説で『統合医療の積極的な推進の検討』を明言した。さすがに総理の言葉は重いので、バタバタでPTを立ち上げた。今月26日までに要望書の集約や研究実績などの情報を収集する。その後、各療法の有効性を検証していく方針」(厚労省幹部)という。

 そもそも鳩山首相は、政権交代前から超党派の推進議連副会長や民主党内の推進議連会長を務めるなど、統合医療に熱をあげてきた。関係者によると、そのきっかけは歯科治療。

「歯科を受診した際、歯科医が統合医療を取り入れていた。歯の痛みを足つぼマッサージで抑えたそうで、その実体験が大きいのではないか」

という。

 PTはとりあえず統合医療の研究がさかんな米・国立衛生研究所のジャンル分けを引用して、国内での実態把握を始める。伝統医学としては、

中国医学やインドの教え「アーユルベーダ」、イスラムの医学「ユナニ」。

さらに、

断食療法や瞑想、磁気療法、オゾン療法、気功

など「長妻昭厚労相の意向もあり、範囲はなるべく広めにした」(厚労省幹部)。

 元横綱朝青龍がモンゴルで重宝していた温泉療法も検討の対象となる。「私には主治医でなく主治湯があり、22年間、温泉に入るだけで健康を維持してきた」という札幌国際大学観光学部の松田忠徳教授(温泉文化論)は「戦前までは病気を治すためにあった温泉が、戦後になって『酒を飲む場所』に変わってしまった。病が起きてから対処するのが西洋医学。東洋医学は免疫力を上げて病気にかかりにくい体にする。湯治も6-7割が予防医学で、ようやく世界的な流れとなる」と喜ぶ。

 また長年、統合医療の推進を訴えてきた日本統合医療学会も「

『玉石混合』

といわれるが、その中から

本当に効果があるものを1日も早く実証することが患者本位の医療につながる。

今回のPT発足はその大きな第一歩」と高く評価する。

 国民の「いのち」を守ると明言した“宇宙人首相”の発想は奏功するか-。








>長年、統合医療の推進を訴えてきた日本統合医療学会も「

>『玉石混合』といわれるが、その中から

>本当に効果があるものを1日も早く実証することが患者本位の医療につながる。



じゃあ、いままでこの学会は

何をやっていたのかと、

小一時間…。




というか、いままで「玉」

見つかったことあるんでしょうか。










保険適応になっている

整骨院のブラックさは

放置のままで(1)、

いわゆる民間療法に

保険適応をしたら

ますますダークサイドが

広がることになるでしょう。






日本人にとって

医療って何なんでしょう。



本体の医療費には

まったくお金をかけず医療崩壊、

一方、「足つぼ」とか「気功」に

国費を投入するのは

国の姿勢として間違っていないでしょうか。















(1)

■ブラック接骨院 「253接骨院、請求に問題 都国保連がブラックリスト」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-484.html







関連記事

コメント

医療内容崩壊

民間療法を保険適応にしたら「民間」じゃないですね。
制度だけでなく、中身も崩壊させたいのでしょう。

明治時代に漢方から西洋医学に転換させたので、今度は西洋から統合に転換させるのですね。
EBMからJBM,そしてHBM(hatoyama-based medicine)になっていく予感。

医療は逆戻り

そのうち おまじないにも保険適応になるんじゃない? 発展し続けた日本の医療よ、さらば。

NoTitle

ちゃんと科学的裏付けがあってやるなら反対はしませんが、「なんとなく効きそう」とか、「効いた人がいた」程度のことで保険にされちゃうと、爆発的にトラブルが増えるでしょうね。
そして、EBMに則ってやっている私たちのところに、全部しわ寄せがくる悪寒。

でも、そんなことを言いながら、事業仕分けでは、日本で独自の発展を遂げて注目されている「漢方」の保険適用除外なんて言ってみたり、やっぱり民主党のやってることって思い付き行き当たりバタンキュー。

>製薬業界と関係の深い厚生官僚はこれまで見向きもしなかった
うそでしょ。効果のはっきりしないものを認めようがないだけ。

そのうち、「保険適用温泉」とかになるのか?
「うちの旅館は健康保険で宿泊できます」とか?

思いつき

文革の後は、大躍進政策ですか??

思いつきで、土法高炉をたくさん作り、大量の鉄くずを生み出したことがありましたね。
http://d.hatena.ne.jp/WATERMAN/20090201

NoTitle

民間療法推進するのは
医療費を削減するためとちがうの?

医療費削減?

民間療法の効果の程が証明されてないのに保険適応増やしてたら逆に医療費あがるんじゃ?

ホメもチベットなんたらも、元々は貧困とか地理的要因とかで病院に掛かれないから仕方なくやってるわけで、別に治癒を目的にはしてないと思うんですけど。
祈祷とか宗教に近い存在だって認識でした。

ああ、治癒しないから寿命も延びないし、高齢者も病人も結果減るから(友愛されて)医療費削減になるって罠?

ホメオパシー?

ホメオパシーは疑似科学として糾弾されていますけどね。そんなものより、保険適応すべきものはいろいろあるでしょうに。

NoTitle

  私も原著は読んでいないんですが、アメリカで収入と補完代替医療の利用を調べた調査が在るそうです。 その結果、『収入の高い層が、補完代替医療により多くの金を使っている』という結果になったと聞いたことがあります。 必ずしも、『貧乏人が、しゃーなしに』というシロモノでもないようです。
  まァ、『痛み』というヤツはもともと主観的要素が強く、未だに数値化もされていません。 格闘時の興奮状態とかだと、痛みの閾値は上がりまくりますし、『自分の痛みに効いた』=『万人に素晴らしい』という単純な図式ではないですワイな。
  公金を投じるならば、道路から医療に至るまで、十分な費用対効果の検討が必要です。 その点で、ただでさえない財源を、効果の不確かなモノに投じるのは、賛成しかねます。

おいおい、それって

その話のどこに、確実な論拠があるんだい。v-17

それよりも自分は、漢方を優先的にしてくれたほうが、いいんだけど。

v-17そんな怪しげな、療法を合理化シテイイノカ、ワレワレニモワカリマセン。

##6@¥::+v-17

spO2 69/111  80/69  level//v b 
$::*怒り*・・>\かめはめ波~

訳:地球人の医者だけが、わかっている言葉は、ワレワレにはむつかしい。

何でやつらは、白い宇宙服を着ているんだ。



山羊さんのところから、大躍進政策よんでみました。

鳩山が毛沢東に見えてきました。
日本は何万人死ぬのかな

医師も暴れる時期なんでは無いのかな?
医師会や医療団体が、ちゃんと声を上げていかないから、いつまでもやられたい放題。

あほくさ

あまりにもあほらしくて、こめんとするのもぶう
しょうがっこうのがっきゅうかいのごいけんですか?

みんすにわかるようにひらがなだけ

国の金使わずに、

ママから貰った子供手当てで、私的懇談会作るのなら別に良かったのに。(まあしゃぶられるでしょうが)

NoTitle

まあ日本のホメも確かに贅沢の極みでしょうね。
100円の窓口負担増はいやでもレメディに何千・何万円も注ぎ込むんですから。
インドなんかではガンジーが医療に掛かれない貧民層に勧めてたようですが。

ほかでも議論されてますが、欧米では科学的調査もされてその上でプラシーボ効果くらいしかないっていわれてますね。
つまり治った気になるだけで治りませんてことですよね。
そりゃあ元の成分を何万倍にも希釈したただの砂糖水(粒か)のんでも、薬害はたしかにないでしょうけど効果も無いわけで。
提唱した医師の出身国であるドイツすら医療保障の適応からとっくに外してるものを、今更何言ってんだかとしか思えませんね。
保険適応とかするにはそれなりの臨床結果が必要なはず(国内での臨床データが足りないって理由で認可されない薬もあるんですよね?)
ホメだけそこは無視とかにはならないでしょうから、国の調査で大っぴらに駄目出しされることに期待します。

統合領

首相の統合領は大丈夫か?
もしダメでも医療保険で治療できる。もちろん治療の結果は保証外ですがw

ビジネスチャンス到来!

「あなたにはツムラ日本の名湯登別カルルスが最高」で温泉療法
「これは金平糖じゃなくてレメディーっていうの」でホメオパシー
「肩こりにはやっぱピップエレキバンでしょ」で磁気療法
「秘孔を突いた、お前はすでに治っている」で気孔
「さあ、貴方は今あたたかい母親の胎内にいます」で瞑想
「浣腸して浄化しましょうね」でアーユルヴェーダ

いやー民主党がこんなに太っ腹とは思わなんだwww

なんだか新興宗教まがいの勧誘にも使われそう。
厚生省認めた とかで人を集めて、施術しながら洗脳。

あと三年はミンス政権

日本は保つのか?

NoTitle

接骨院は確かにブラック、しかし、接骨の患者がみな整形外科に行ったらどうなる?医療費上がるうえに治らない患者が路頭に迷う。鍼灸や漢方、マッサージなどは条件付きででも保険がもっと容易に使えるようにして医療費削減、薬付け医療から国民を解放すべき。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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