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■開業つれづれ:「「いいチームになった」 ─ 揺れた中医協の診療側に一体感」




日本では医療に対する対応が

かなりバラバラでフィーリングになっています。




資本主義的な考え方なら、

利益を追求し

それによって再投資をする、

たとえば

「病院が赤字なんてとんでもない」

という考え方です。





もう一つは

警察や消防のように

医療が生活に必要なものとして

医療での赤字を考えずに

(警察や消防はそもそも黒字を生みません)

保護するという考え方。




マスコミは

「病院は赤字なんてとんでもない」

と言いながら

「24時間受け入れられないなんて信じられない」

と言います。






医療関係者が

”マスコミは狂っている”

”最高級料理を出す全国24時間チェーンを

牛丼並の料金で開け、

と言われているようなものだ”

と怒りを込めて言うのは

都合よく立ち位置を変えるからです。






そして、

今回の再診料改訂。

一人当たり20円下げるという

再診料改訂も最低ですが、

さらに、

”24時間対応したら30円あげる”

という中医協の判断が

最低です。



逆にこの設定で、

つねに病院の電話を持っていて、

実質24時間対応をしていた方は

「自分たちの価値は30円」

というあまりにひどい料金設定により、

追加の料金を取るぐらいなら

時間外対応をやめる可能性があります。






後押しするのは明細書です。

レセプト並み明細書が義務化され、

「地域医療貢献加算」

という明細が書き込まれると

イコール、24時間電話かけていいクリニック、

ということになるわけです。




国のお墨付きで

電話掛けまくり。



30円ばかり払って、

患者さんは24時間コール体制を

一度受診したら獲得するわけです。



しかも当月受診だけ、

というわけではありません。

「半年前にかかったんですが…」

とか

そんな電話にも一度でも30円払ったら

対応しないわけにはいきません。




たとえ半年前に一度だけ受診した患者さんでも

電話対応しなければ

「地域医療貢献加算」とっているくせに、

とタレこまれて

ごっそり社保庁に怒られて

返還要求されるわけです。








そんな診療報酬改定を終った方々が、

>「肉体はしんどかったが、精神的には楽しかった」─。

とか言っています。







「いいチームになった」 ─ 揺れた中医協の診療側に一体感

新井裕充 (2010年2月14日 20:16)

http://lohasmedical.jp/news/2010/02/14201627.php?page=1


 「いいチームになった」

「肉体はしんどかったが、精神的には楽しかった」─。

新政権の"中医協改革"で揺れた診療側委員に、ようやく一体感が見え始めた。(新井裕充)

 4月の診療報酬改定に向け、昨年11月から集中的な審議を続けてきた厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)は2月12日、改定内容を長妻昭厚労相に答申した。
 閉会後、診療側委員は厚労省前の日比谷公園内にあるレストラン「日比谷松本楼」で記者会見を開き、約50人の報道関係者が詰め掛けた。

 最初に入室した三浦洋嗣委員(日本薬剤師会理事)は、記者席から見て一番右端の席を選んだ。続いて、渡辺三雄委員(日本歯科医師会常務理事)は一番左端に、その横に邉見公雄委員(全国公私病院連盟副会長)が腰掛けた。
 次いで、西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)が邉見委員の隣にバッグを置いたが、邉見委員と相談した上で席を移動、鈴木邦彦委員(茨城県医師会理事)と並んで座った。

 一番最後に嘉山孝正委員(山形大学医学部長)が入室。真ん中の席が1つ、嘉山委員のために空けてあった。記者らのボイスレコーダー(録音機)が嘉山委員の前に置かれた。

 委員になって3回目の答申を終えた"古株"の邉見公雄委員(全国公私病院連盟副会長)は会見で、「肉体は大変しんどかったが、精神的には楽しかった」と笑み。
 「(新たに中医協に)入られた方々を中心に、医療現場からの声が議論に上がった」と評価した。

 また、2008年度改定に次いで今回が2度目となる西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)も診療側委員の変更に触れ、「最初は非常に不安を持って臨んだ」と明かした。
 その一方で、「新しく選ばれた先生方も含め、『医療を良くしたい』という思いは一緒なので、打ち合わせをしている中でお互いのことが分かり、非常にいいチームで改定に臨めた」と振り返った。邉見委員も「今回の中医協は良かった」と満足げだった。








今回の改定に

大きな失望感を感じた

医療関係者も

多かったと思います。








結局、現場医療は救われないのです。











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コメント

NoTitle

地域医療貢献加算だなんてとんでもない。
絶対に取りません。
その代り、時間外対応も全面的に止めます。
ええ、そんなに開業医が悪辣にぼろ儲けしているとおっしゃるのなら、その通りにさせてもらおうじゃありませんか。儲かってはいませんが、時間外には働かない、ということを徹底させてもらいますよ。

だいたい、24時間対応のための電話転送のコストだけで30円なんて吹っ飛びます。
専用の携帯を持つとしても、月基本料が3000円としたら、再診100人分は収入増にならず。院からの電話を転送するとしたら、もっと高くつきます。
コスト的にはわずかな元手で、いろんな自治体がやっている夜間休日電話相談を開業医に代用させる、という考えなんでしょうが、あまりの程度の低さに呆れてしまいます。

開業医は稼ぎすぎ、と宣伝しながら、実は開業医なんてそんなに儲かってないし、借金も抱えているから、こういう加算をつけたら飛びついてくるに違いない、と厚労省幹部および中医協の方々はよーく分かってるとおもいます。だから加算をつけたら元の診療報酬から(10円とはいえ)高く設定したんでしょう。

NoTitle

開業医も大変なんですね。
今は何でも医者に行きますからね。多少の熱くらいだったら
玉子酒飲んで寝てたら下がるのに、お医者様にすぐ行くでしょう。お医者様としてはお客様だから対応しないといけないでしょうから、こんなもんでくるなとはいえないでしょうからね。
まずは国民を啓蒙することからはじめないといけないんじゃないですか

現在自宅開業なので、夜間の電話は取れる電話だけ取っています(トイレや風呂、外出中に取れるようにはしていません)。

しかい、セキュリティーの関係から深夜の電話は取りません(以前、内科の先輩で患者を装った強盗に会われた方が居られますし、酔っ払いや喧嘩の確立があがります)。

以上より、時々の電話対応はしていますが、今回の地域医療貢献加算は取らないでしょうね。

今までやってきたことと、今回の地域医療貢献加算は全く別物と言うことです。

地域医療貢献加算ではなくて、24時間奴隷医宣言ですか(笑)。

NoTitle

ケンジ様の仰る通りですが、国民を啓蒙するのはお医者様の仕事じゃないので、ここで言うのじゃなくて地元で地道に広めてくださいね~

NoTitle

それから
患者さんはお客様じゃないですよ

NoTitle

日経メディカルのブログでまたK村が勘違いな事を・・・。医療費の総額は決まっているのだから支払い側は医療費を削ろうと思っていないみたいなばかばかしい事をいってます。5分ルールのときの支払い側の態度やその結果の惨状は全く関知しない(関心が無い)ところなのでしょう。患者の代表だって、アホくさ。
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