スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■開業つれづれ:「【主張】診療報酬改定 開業医に甘すぎては困る」 産経は相変わらずアホでした

ネタ元は

耶馬苦痢陰弔さん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1291.html#comment9807

です。いつも大変おせわになっております。






これって、

つい最近まで袋叩きにしていた

医療に対する矛先を

開業医に向けただけです。





”医療は非効率だ”

”タライ回しをしている”

と言い続けたマスコミは

自分たちのしてきたことを

どう思っているのでしょう?





今度は

”勤務医が大変だ”

”開業医こそ悪だ”

と言い始めましたが、

そのために今度はもっと末端の開業医が

つぶれることになるでしょう。




個人事業主ですから、

すぐに倒産、ということではなく

収益の悪化、

設備投資の抑制、

雇用の抑制(はっきり言うと職員のリストラ)、

提供できる医療レヴェルの低下、

ということが起きるでしょう。



そして、

開業医の締め付けのために

また患者さんが

病院、勤務医に流れる、

勤務医は激務、

開業医をさらに締め付けろ、

という悪循環に入ります。








【主張】診療報酬改定 開業医に甘すぎては困る

産経ニュース 2010.2.14 02:41

http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/100214/wlf1002140241000-n1.htm


 民主党政権で初となる来年度の診療報酬改定について中央社会保険医療協議会(中医協)が答申を行った。昨年末、

10年ぶりに総額0・19%の引き上げ

が決まった。

 民主党の政権公約に掲げた「入院診療の増額」を実現するために、引き上げ財源5700億円のうち4400億円を入院診療に配分した。

 過酷な労働条件を嫌って病院を辞める医師は後を絶たない。地域の中核病院でさえ、閉鎖を余儀なくされる診療科がある。勤務医の労働条件や待遇の改善は待ったなしだ。病院に財源の多くを振り向けたことは評価したい。

 患者側からの要望が強かった明細書付きの領収書発行

についても、今回の改定に伴って医療機関に義務づけられることになった。中医協は「患者本位の医療を実現する」という根本部分を忘れてはならない。

 病院600円、診療所(開業医)710円と差のあった再診料を690円に統一したことも前進

だ。「同じ診察なのに差があるのはおかしい」との批判が強かったが、開業医中心の日本医師会(日医)の反対で見直しが進まなかった。この分野に切り込んだのは、政権交代の成果といえよう。

 とはいえ、統一後の価格は診療側委員の強い抵抗で、診療所を20円下げただけの小幅に終わった。

再診料引き下げは「開業医の優遇是正」を狙いとしていただけに、メリハリ不足は否めない。

 それどころか、患者からの電話問い合わせに時間外で24時間対応する場合や、明細書の無料発行を行う診療所の再診料は加算する措置も設けた。これらが加算されれば、引き下げ分を取り戻すどころか、再診料は逆にアップする。

 診療所は地域医療の支え手である。極端に収入が減って経営が行き詰まれば、困るのは患者だ。患者のために頑張る診療所の収入が増えるのは当然だろう。

 だが、再診料の具体的な加算要件は定まっていない。

「24時間対応できる」というのはあいまいだ。

大半の診療所が算定できる可能性すらある。

「結局は診療所の焼け太り」とならぬよう、厚生労働省は拡大解釈を許さない厳格な基準を示さなければならない。

 長妻昭厚生労働相は日医の推薦委員を完全排除するなど政治主導を強調していたが、これでは「参院選を前に開業医に配慮した」との批判を招きかねない。






産経をはじめとする

一般の方々は

以前から今のクリニックの明細書に

不満が強かったのでしょうか?

>患者側からの要望が強かった明細書付きの領収書発行




とってつけたような記事ですが、

今年の4月から

毎回毎回、A4のレセプトのような明細書が

手元に来たらどう思うでしょう?





本当に皆さん、

車を買う時に全部の部品の価格の明細を

希望されているんでしょうか?





外食されるときに

各お皿の明細を希望されているんですか?





どのようなスタイルになるかわかりませんが、

現在、紙レセプトはA4で打ち出して提出しております

(ですよね?今は紙レセでないので)。




レセプト並みですから明細書を

毎回A4並みの明細書を出すことになるんでしょうか。

そして、それを皆さんが望んでいると?






次は

明細書の簡素化を望む、

とか言い始めはしませんか。






>再診料引き下げは「開業医の優遇是正」を狙いとしていただけに、メリハリ不足は否めない。


メリハリつけて医療崩壊、

ということを

産経新聞は相変わらず希望しているようです。






>「24時間対応できる」というのはあいまいだ。

あのねぇ、産経さん、

ちょびっとでも脳があるのなら

どうして想像できないのでしょう?



医師は診療所の大半が1名しかいません。

そして、

その1名が24時間、電話対応しろ、

という国の方針がいかに非人道的なものか

想像がつかないのでしょうか?



診療所は365日、24時間対応可能にしろ、

そうしたら”加算は30円”つけてやる、

と中医協は言っています。

産経は、

>大半の診療所が算定できる可能性すらある。

そんなの簡単じゃん、

みんなやるんじゃない?

まずくない?

という論旨なわけです。



バカもいい加減にしろ、

と。

取材しろ。取材。




>地域医療貢献加算を算定できるのは全診療所の3割程度

(1)となっているのに

なぜそのような暴論が出てくるのでしょう?






まさに

GIGO

「ゴミの入力からはゴミの出力しかない」。




マスコミは

ゴミを排出する、

それも恣意的に誘導するように

ゴミを出して社会をゆがめている

としか思えません。





これで

医療崩壊→医療突然死

の第2幕が開きました。



主役はミンス、

見当違いを照らす照明係はマスゴミ。

世界からは世界一といわれる

医療集団を右に左に

非難して、ぼろぼろに切り刻んでいく劇です。


















(1)
■開業つれづれ:「2010年度診療報酬改定のポイント」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1289.html


>地域医療貢献加算を算定できるのは全診療所の3割程度

















関連記事

コメント

NoTitle

前回改定の外来管理加算の5分ルールでも、厚労省が予想していた(と主張する)よりもはるかに大きな収入源につながりました(たぶん厚労省の裏の資産どおりなんでしょうが)。
今回の地域医療貢献加算でも、3割どころか、ほとんどの医療機関が、時間外の対応を義務化させられたらたまりません、と申請しないでしょうね。
私もいままで、あくまで「善意」で家にいる間は基本的に電話を受けていましたが、これを強要されるなら一切電話を受けないようにします。もちろん30円なんかいりません。

まあ、そんな現実を知らないからこれだけいいたい放題なんでしょうね。

時間外の加算て

うちは 在宅に患者さんがいるので その方たちには 携帯番号を教えてあります。だから 外出していても必ず連絡がとれるようにしてあります。 一般の外来患者さんへも 症状によって 携帯を教えています。クリニックの電話は家にいるときは 時間外も取っていますが 当然留守のときは取れませんよね。そういう場合はどうなるのでしょう?必ず家にいないといけないということになるのでしょうか?

疑問その2

さっき クリニック電話に出たら 患者さんからの電話。「風邪っぽいのでこれから診てもらいたい。」症状を聞くと 熱もないし 悪寒も咳ものどの痛みも倦怠感もなし。どこがどうってわけではないけど 風邪っぽいような気がするから 診て欲しいと言われました。お断りしましたが 加算とる場合 診なければだめなんでしょーか?

NoTitle

>まあ、そんな現実を知らないからこれだけいいたい放題なんでしょうね。

たぶん、知ってて言ってますよ。やつら
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。