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■開業つれづれ:「循環器科医師全員が辞職 鳴門病院」









えーと、

また総辞職、

っと?




理由は、

>救急患者の受け入れが減ったことに不満

…?


え?

















循環器科医師全員が辞職 鳴門病院


2010年2月4日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100203-OYT8T01340.htm


 鳴門市撫養町の健康保険鳴門病院(増田和彦院長)で、

循環器科の医師4人全員が3月末で辞職

することがわかった。病院は後任を探しているが、医師不足の影響でまだ決まっていない。同科は1日平均の外来患者数66人、年間では1万6000人(2008年度)。現在も十数人の入院患者がいるが、4月以降は受け入れ規模を縮小せざるを得ないという。

 病院によると、4人は昨年末から1月上旬にかけて辞職願を提出。

救急患者の受け入れが減ったことに不満

があったという。病院は、医師の負担を減らそうと、重症でない患者は民間医療機関に任せるなどしたため、2006年に2103人だった受け入れ患者数は、08年には1647人に減った。

 辞職する男性医師の一人は「今の医療体制では、患者を前向きに受け入れられないのではないかと考えた」と理由を述べた。

 同病院は、高齢者の手術では、

循環器科の患者でなくても万一のために同科の医師が立ち会うケースが多い

こともあって、懸命に後任を模索。徳島大病院に医師派遣を求めるなどしているという。

 同病院は、確保した医師数に合わせて同科を縮小する予定で、患者を他の病院に移すことになりそうだという。「科の閉鎖は考えていないが、規模縮小でほかの診療科にも影響がありそうだ。患者に迷惑をかけて申し訳ない」としている。







>救急患者の受け入れが減ったことに不満

とか、

(手術時に)

>循環器科の患者でなくても万一のために同科の医師が立ち会うケースが多い

とか、



どんだけ奴隷よ



という感じですが、

まあ、そういうライフワークバランスの人も

いますよね、

という話。



ある意味、

時代に逆行した

稀有な事例かも。




ちょっとびっくりました。

徳島の循環器の奴隷度に。







さらなる死地

求めていった医師たちに

神のご加護を。

















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コメント

NoTitle

症例少ないのもストレスなんですよ、気持ち分かります。

バックアップなきカテ屋

心臓血管外科がとっとと逃げちゃったから
症例がへっちゃったのでしょう。で、心外のいる病院(忙しい病院)へ行く、と。

PCIでruptureしたり、AMIだーってカテしたら解離だったり、
「PCI!PCI!」って意気込んでたらLMT病変だったり。
正直、とても心血管外科のサポートなしには存在できません、カテ屋。

言い方悪いかもしれませんが、産科のバックアップのない助産所みたいなモノかも。

NoTitle

http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001002040002

>「現在の救急医療態勢では、重篤な患者を十分に受け入れることができない」

やはり、新聞作家(もう記者なんてよんでやらない)の脳内変換だったようですね。

NoTitle

相変わらずカスな主だなww

>う○こまん

>う○こまん
相変わらずカスなHNだな

NoTitle

救急患者の受け入れが減ったことに不満

 鳴門での旅が終わる。振り返れば遠ざかる白の地獄。友よさらば。薄れゆく意識の底に、仁王立つ数々の修羅像。耳に残るアラーム、耳に焼きつく炎。
 次の勤務が始まる。 勤務と呼ぶには余りに厳しく、余りに哀しい。 限界に向かってのオデッセイ。
 次回「暗転」。循環器内科医は次の巡礼地に向かう。
 ボトムズ予告編より。 あれ、そう言えば、ボトムズの意味って・・・。

循環器科の患者でなくても万一のために同科の医師が立ち会うケースが多いこともあって、懸命に後任を模索。徳島大病院に医師派遣を求めるなどしているという。
⇒ 赴任したら、そんなス・テ・キな未来が待っています(はぁと)、そうとしか読めない。

実態は

この病院は看護師が勤務時間内にしょっちゅう・突然・一斉に消えることで有名なんですよ。ストライキという名目だそうです。だから医師だけで生命管理ができる患者数しか受け入れができない、というのが真相だと思います。

循環器科継続決定!!

4月より部長級の循環器医師2名が後任として決まったみたいです。派遣元の徳島大学付属病院も医師不足の中、早急な対応をし、社会的な評価をあげたと思います。さらに4名体制に向け、マネージメントに入っている様子で、早い時期に4人態勢になる様子ですよ。

NoTitle

鳴門市の住民として、勇気ある循環器科のDr二人に感謝です。ただ、書かれているような、そんなきれいごとで4人のDrが辞めたとはとても思えませんけれど・・・。ましてNsのストライキが原因?なんて・・・何十年も前からのことですよ。もしそれが原因なら、若いDrはともかく、主任部長はもっと前に辞めているはずです。そして、勇気あるDrにも、”おだまきさん”のおっしゃるような、ス・テ・キな未来が待っているのでしょうか。循環器科が続いてくれることを祈っています。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
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