2010/01/23
■開業つれづれ:200回 vs 474万回 「新型インフルエンザ:輸入ワクチン希望は山梨1県--初回出荷分」
すっかり落ち着いてしまった新型インフル。
私の極めて個人的な意見では、
変なタイミング、
たとえば今年の夏とかに
ワクチン効力が切れたときに
新型インフルの流行があるかも、
なんて思っています。
いずれにせよ
タイミング悪すぎの
輸入ワクチン。
ものも国産とは違いすぎるので
現場も混乱必至。
いっそのこと、
市場に流通しなかった
”幻の記念ワクチン”
として豪華箱入り保存版で
売り出すとかしたらいいかも。
はっ!!
山梨はそれを狙っているのか…?
新型インフルエンザ:輸入ワクチン希望は山梨1県--初回出荷分
毎日新聞 2010年1月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100123ddm041040118000c.html
2月初旬から供給できる新型インフルエンザの輸入ワクチンについて、山梨を除く46都道府県は、初回出荷分の購入を希望していないことが分かった。国産ワクチンに余剰があるためで、全国的な輸入ワクチンの使用は当面先になりそうだ。
グラクソ・スミスクライン(GSK、英国)とノバルティス(スイス)のワクチンは20日に承認され、GSK製は2月5日に
240万回分、
ノバルティス製は3日に
234万回分
が出荷できる状況だった。しかし厚生労働省が都道府県を通し医療機関の購入予定をまとめたところ、
希望があったのは山梨県の200回分だけ
だった。
今月29日出荷予定の国産ワクチンも希望が少なく、649万回分の予定を520万回分に減らした。
国産は2~3月でさらに約1500万回分が生産
されるため、年度内は国産も含めワクチンが大量に余る可能性が高い。
また、厚労省が22日発表したインフルエンザの定点患者数調査で、11~17日に全国約5000カ所の医療機関を受診した患者は1施設当たり8・13(前週9・18)で、7週連続減少した。最も流行している沖縄は49・98で、14歳以下を中心に再び患者数が増えた。【清水健二】
200/4740000
合わせて474万回分のワクチンのうち
希望はたったの200回分。
一斉に希望者が押し寄せ、
そして一気に飽きた、
というのがインフルワクチン。
行政として
「だからワクチンは大事なんですよ」
という断固とした態度を取らず、
市民と一緒に踊っていた、
というのが今回の新型インフルワクチン騒動。
ワクチン行政の三流国を
脱するには
まだまだ
道のりが長いようです。
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コメント
NoTitle
学校単位でまた学級閉鎖かも、なんて話になってきてます。
前の波の時にかからなかった子ばかりです。
これでワクチン希望者も増えてくれたらありがたいんですけどね…
(在庫が結構ある・涙)
「ワクチンとはどういうためのもの」という断固とした広報をせず、感情に流されるマスコミにちょろちょろ情報を流すだけで国民に周知しようとした行政の無能さぶりには呆れかえります。
まあ、厚労省内部では裏切り者対策に明け暮れた(http://www.kimuramoriyo.com/ あたりを参照)インフルエンザ対策だったようですが。
2010/01/23 09:36 by Seisan URL 編集