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■開業つれづれ:「医療、広がる格差 三都の選択」




過労でばたばたと人が倒れていく延岡(1)。

>延岡病院は労働環境が悪く、10年前から県や病院に待遇改善を求めてきた。が、聞き入れてもらえなかった。

なーんて場所です。




>「延岡に来て驚いた。宮崎市では考えられない」

>宮崎市内の勤務医を辞め、昨年6月に延岡市内に診療所を開いたEさん(35)はこう話す。

>新規開業を支援する市の補助金対象第1号。


…ネタなのか、

本気なのか、

開業補助金出すぐらい

ヤバい場所、

ってことぐらい

理解できなかったのでしょうか。









医療、広がる格差 三都の選択

asahi.com 2010年01月17日

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001001170002

 宮崎、延岡、都城の3市で医療事情は異なるが、医師不足の克服は共通の課題だ。住民が安心できる医療体制をどう築いていくのか、行政の責任は重い。3市長選と都城市議選、宮崎市と延岡市の市議補選は17日、告示される。



 「延岡に来て驚いた。宮崎市では考えられない」

 宮崎市内の勤務医を辞め、昨年6月に延岡市内に診療所を開いたEさん(35)はこう話す。

新規開業を支援する市の補助金対象第1号。

診療所の診察に加え市夜間急病センターで月に数回、夜7時半~11時の準夜勤や同11時~翌朝7時の深夜勤につく。70歳以上の医師も夜勤をしており、「高齢では体が持たない」と危惧(き・ぐ)する。


 だが、センターの夜勤態勢は金・土だけ。医師数が少ないため、それ以上は難しい。

平日の深夜は救急患者が県立延岡病院に殺到する。

風邪などの軽症の患者や、「昼間は込んでいるから」と夜間に来る患者すらいるという。


 県立延岡病院は本来、重症患者を診る第3次救急医療施設で、こうした「コンビニ受診」は医師を疲弊させる。過酷な仕事の連続による燃え尽き症候群で辞める医師もいるという。工藤良長事務局長は「市夜間急病センターの拡充に努力してほしい」と注文をつける。


 同病院では、宮崎大医学部が医師を引き揚げたことなどで、

2006年の眼科から始まり、精神科、消化器内科、神経内科と次々に休診に追い込まれた。

このため患者数が減り、経営悪化を招いた。08年度は5億円の赤字だったが、09年度は8~9億円に増える見込みだ。


 医師が同病院を敬遠するのは過酷勤務のほか、延岡に都市としての魅力が少ないこともある。

道路事情の悪さ、

教育施設や文化施設、商業施設の少なさなどだ。最近も県外の医師の勤務が決まりかけたが、子どもの教育問題や文化施設の少なさなどから家族に反対され、実現しなかった。


 県や病院は全国に募集をかけているが、医師確保のめどは立っていない。


    □■□


 宮崎市の医師数

は、3月に合併する清武町と合わせ1343人(08年12月末現在)で、

県内の医師の半数

を占める。救急病院・診療所も22施設と県内の3分の1が集中。「比較的、医療資源が潤沢で救急医療体制も守られている」と市保健総務課。


 宮崎市の休日・夜間の救急医療の中核を担うのが、夜間急病センター(同市新別府町)と隣接する宮崎市郡医師会病院だ。夜間急病センターは比較的症状の軽い外来患者専門で、入院患者は市郡医師会病院が受け入れる。市は04年、センター隣に入院専用の「小児診療所」を開き、救急医療体制を整えてきた。


 だが、全国的な医師不足は宮崎市にも影を落とす。06年7月、市郡医師会病院の内科医3人が宮崎大に戻り、内科が一時休診。09年4月に内科医1人を確保し、昼間の受け入れは再開したが、夜間は「輪番制」を導入して周辺8病院の持ち回り状態が続く。市郡医師会の川名隆司理事は「特に内科医不足は深刻になっている。より手厚い行政サポートが必要」と話す。


    ■□■


 都城市で昨秋開かれた地域医療フォーラム。都城市郡医師会が同医師会病院・救急医療センターの現状を訴え、「(県立病院のない)県西部だけが県の医療サービスを受けられないのは、医療格差だ」と指摘した。


 これを聞いて、小林市立病院の薗田俊郎事務部長は「同じなんだ」と共感した。民間と公立の違いはあっても、地域の中核病院として周辺自治体からも強い期待を受けながら経営的には単独で――。薗田部長は「どちらの病院も県立病院の肩代わりをしている」と改めて思った。


 都城市と市郡医師会は医療水準の高度化などを目指し、老朽化が深刻な救急医療センターと都城健康サービスセンター(健診・検査機関)を、

宮崎自動車道の都城インター付近に移転して建て替え

る計画を打ち出している。合併で広がった新市の地理的中心への移転で利便性が増し、重症患者の搬送時間短縮などのメリットがあるという。2013~15年の完成を見込み、今年8月には事業費や財源などを盛り込んだ基本計画を示す予定。市や医師会は「インター付近への移転で宮崎市からの通勤が楽になり、医師を確保しやすくなる」とも期待する。


 県の「地域医療再生計画」が採択され、国の交付金を財源の一部に充てられることが確定したが、移転・新築の総事業費は土地取得費を除く概算で75億円。交付金額は十数億円とみられ、市と同医師会は残額の負担割合をどうするか協議中だ。






道路をばんばん作っていた時代にも乗れず、

いまさら

「道路が足りません」

なんて言ってもすでに相手にされず、

救急に山盛り患者はあふれるわ、

医師はバタバタ倒れるし、

撤退撤退で

典型的な医療崩壊現場になっています。







警戒レベル6の医療危険地域であることは

間違いないようです。





■蟹工船 「延岡病院医師確保問題 “患者不在”の派遣協議労働環境整備難航」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-632.html
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コメント

NoTitle

ぼろぼろ抜けていく櫛の歯を一本づつ足したところで、櫛の働きができるはずもなく、なのに酷使し続けたらさらに欠けていくってところがミソですね。

極端な話、しっかり医師の数を揃えるしか手がありません。
しかし、いきなり医者が増えてくるわけがないので、やはり集約化でしょう。

まだ宮崎なので、冬になったら道が雪で封鎖される、なんてことはほとんどないはずですからマシじゃあないでしょうか。

ただ、そろそろ日本の国も(政府行政も国民も、そして何よりマスコミが)本気でコンビニ受診ということに目を向けていく必要があるんじゃないでしょうか。

日本の医療崩壊の最も特殊な局面がこのコンビニ受診だと思います。

日本以外の国で、「いつでも、軽症でもとりあえず診てもらえる」なんてまずあり得ません。OECD各国ですら、「重症であってもいつでも見てもらえるとは限らない」のが世界標準であり、日本はそれらの国よりも一人当たりの医療費も医師数もむしろ少ない状態で実現しているのだということをもっと国民が知るべきだと思います。

それがない限り、絶対に医療再生なんてありえません。
医師を増やしても一緒。おそらくはどれだけ医療費を増やしても一緒でしょうね。
そして、そういったコンビニ受診を減らすことこそが医療費の増大を抑制する(減りはしないが)最大の手段であることをもっとアピールすればいいと思います。

NoTitle

1回完全に地域として崩壊したほうがよいと思います。
住民がコンビニ受診をしないような体制をつくらないと。
兵庫の柏原のように住民が建設的な運動をしないといけないでしょう。
署名では医師は来てくれないことを徹底させないと。

変わらないよ 何も。

金を出さなきゃ何も変わりません
だから何も変わりません国は金出さないから。

在日に参政権を与えることに与党は熱心である。民主党のいう、民意の「民」は、日本国民ではなく、在日外国人であるから、日本人なんて何人死んでも良いんだよ。むしろ日本人は死んだほうが数が減り、相対的に在日選挙権の価値が上がるから、くたばれてほしいんだよ、民主党にしてみれば。医師会はこんな奴らに期待したんだよ。

NoTitle

  コノご時勢、自分で考えられる脳ミソを持った『国民』は、マスゴミの優良顧客にはなりません。
  マスゴミにはマスゴミの利害があり、彼らはソレでメシを食っています。 コンビに受診をする人間と、しない人間、どちらがマスゴミの優良顧客で、マスゴミがドチラの方を向いて商売をしなければならないのか? ワザワザ、せっかくの顧客の機嫌を害することを、敢えてやらかす、ソレを期待するのはコクという物でしょう。 ポーズぐらいはするかもしれませんが、アクマでその程度。 彼らは、彼らの顧客が聞きたい情報を取り上げるわけで、その点で『民度』を反映していると考えます。 ・・・、最近、ドンドンと性悪説に偏るなァ。
  モチロン、真の『マスコミ』は、社会の利益と自身の存在意義の為に、社会に警告し続ける存在であるべきです。

  参政権に関しては、一番の問題は、『選挙に行かない有権者が多い。』 その一点に尽きると考えます。 民主主義は恐ろしい、自らを侮る者に復讐する制度であると言われます。

死人が大量に出ない限り変わらない

タイトル通り、死者が大量に出ない限りなにも変わらないと思います
昼間受診して下さい
それだけでずいぶん変わります
でもそうしないのであれば
「無医村」になっても仕方ないでしょう
自分の身を守るために撤退すべきです
他人の命より自分の人生を大切にすべきです

医師でない私でさえそう思います
宮崎県は知事にきちんとしたビジョンがないから格差ができるのです

NoTitle

そのまんま東も、確かに有効なビジョンを持っていないでしょうが、それ以前に国が(政治家も厚労省官僚も)日本の医療のグランドデザインを提示できないから問題なのでしょう。

そんな中途半端な状態でも、日本の医師は「医は仁術」という教えに従って粛々と国民の健康のため、働いてきました。

できるはずのないことが(医師たちの異様な努力によって)実現してしまったため、そしてそれが常識化してしまったため、国も国民もグランドデザインなんかなくても小手先・口先だけでなんとかなると思い込む、という不幸な事態が起こってしまったのが日本医療だと思います。

あり得ないと思っていたことが実現したとき、日本人はそれが特殊な状態なのだと思わず、「日本人だからこそ実現できて当然」と思い込んでしまう癖があるようです。たとえば、真珠湾攻撃にあろうことか成功してしまったために、もしかしたら勝てるのかもと思い込み、泥沼の戦争に陥った太平洋戦争の時、戦後の高度経済成長で日本みたいに資源もない島国が世界のトップに立てるんじゃないかと思って、バブル後のどうしようもない泥沼に落ち込んだ時。
いずれも冷静な自己分析を行わず、「今のところうまくいってるからいいじゃん、きっとこのままうまくいくよ」と非常に勝手な論理展開をするからひどい目に会ってるはずです。

それらを反省することなく、このまま何もしなければ、あるいは、小手先のことしかしなければ間違いなく日本の医療は終了します。既にPNRは過ぎているという意見もたくさん拝見します。

せっかく民主党に変わったというのに、結局民主党政権は今までと同様に小手先のことしかしないようです(予想はしていましたが)。まあ間違いなく今の形の日本の医療はあと数年で終了することでしょうね。無条件降伏みたいな形で。

そうなったときに困るのは私たち医師ではありません。それだけは確かです。

できることから

時間外に関しては、時間外料金の加算。さらに時間外を受診する救急性がなかったと判断されれば、軽症料金の加算。救急車は全面的に有料化。医療費の未払いに対しては断固として法的措置をとる。

こういう基本的なことを実行するだけで、少しは医療現場の混乱は改善されます。なぜこんな簡単なことが、自民党も民主党もできないのでしょうか。

こういう提案は、先日、長妻大臣の下で中医協でなされたそうですが、患者団体の反対が強硬なのだそうです。我が国の医療は国民皆保険に基づいており、機会の均等が保障されている社会主義産業であるからこそ、患者の権利ばかり主張すれば、たちまち医療は崩壊するということは当たり前なんですけどね。

長妻大臣が患者団体の情緒的で一方的な主張にとらわれず、上記の解決策を実行すれば、私は彼を見直します。

民主党には日本人はいらない

再度、登板します。

役所が政策を決めていきます。本当は党なんてどこでも良いわけです。
でも、役人を押さえれるのも大臣=政治家しかいないわけです。
だから、役所に働きかけ方針を改めるのは、やはり国を愛する政治家にしか出来ない仕事な訳です。
そして今、民主党の幹事長は、自分は中国の司令官と、はっきり発言しています。
これで何を期待できますか?日本人は減って社会は混乱してくれる方が、中国様には嬉しいでしょう。占領するとき楽だもん。

NoTitle

患者団体の反対が強硬なのだそうです。
⇒ 公的医療体制が崩壊したら、かかれる所がなくなって『患者』にすらなれない・・・。
  『君臣は日に百戦する』と言いますが、このままでは医師と患者が共通の利益に向けて協力するどころか、『医師患者は日に百戦する』ことになります、いや、相手によっては、既にそうなっています。
  そろそろ、ハッキリ認識すべきだと思います。 患者側(を代表すると称する集団)と、医療現場サイドの多くとは、利害関係が一致しない。 そして、人間や集団は、自己の利益を最大化させる方向で行動しようとするモノです。 誰と、どの部分の利害がどの様に一致し、或いは一致しないのか、頭のどこかで常に考えておかなければなりません。

  仮に対策が実現するとしたら、全国一斉に導入されなければなりません。 そうでなければ、病院同士の足の引っ張りあい、罵り合いになることは、想像に難くありません。

おだまき様、

>参政権に関しては、一番の問題は、『選挙に行かない有権者が多い。』 その一点に尽きると考えます。 民主主義は恐ろしい、自らを侮る者に復讐する制度であると言われます。

「首相なんて誰がやっても同じ」
そう考えてた時期が、僕にもありましたAAry

同感です

>「首相なんて誰がやっても同じ」
>そう考えてた時期が、僕にもありましたAAry

 少なくない数の国民が、同じ事を思っているでしょう。

本当に無能な政治家が首相になると

民主党政権の迷走は、「本当に無能な政治家が首相になるとどうなるか」という壮大な実験だと思います。

毎日意見をコロコロ変え、相手によって意見をコロコロ変え、自らの過去の意見を簡単に翻し、口では責任をとると言いながら、行動では何も責任をとらない鳩山由紀夫の姿を見ていると、怒りや悲しみというより、彼を惨めに思うとともに、軽蔑せざるをえません。政治家の名門家系は21世紀になって鳩山由紀夫という醜悪な徒花を咲かせてしまったわけです。
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某大学医学部を卒業
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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