2010/01/11
■開業つれづれ:「医師の過重労働―小児科医療の現場から」江原 朗
年末年始は
いくつか本を読んでおりました。
その中の一つがこれ。
江原 朗氏の本です。
タイトルも直球「医師の過重労」。
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![]() | 医師の過重労働―小児科医療の現場から (2009/10/20) 江原 朗 商品詳細を見る |
江原氏は医師の労働基準法など
多くの啓蒙活動をしており、
私もHPなどで大変勉強させていただいております(1)。
今回の本には
今までの江原氏の
論文も多数引用されております。
医師の偏在、
小児科患者の受診回数など
とても興味のあるデータです。
ただ、
医療統計的ですので
論文に近い本です。
興味がある方にはぜひお勧めです。
ご参考になりましたら幸いです。
(1)
小児科医と労働基準
http://homepage3.nifty.com/akira_ehara/index.html
コメント
NoTitle
2010/01/11 13:11 by 医師 求人 URL 編集
NoTitle
なんで昨日のうちに受診しなかったの?
明日まで様子見れないの?
昨日も診てもらってて、なんでくるの?
というのが非常に多いです。
まあ、いまどきの核家族化の親だから、しかたないといえばそうなんですが、責任の半分は日常の診療を担っている開業医にもあるような気がします。
忙しいのも手伝ってか、普段からどういう状況であれば受診して、どういう状況なら様子を見ていい、という患者教育を十分できていない。もちろん責任問題もありますから、なんでも大丈夫というわけにはいきませんが、見極める目安が分からないからとりあえず、休日診療所に行った、という話をよく聞きます。
うちでは常連(?)や健診などに来た患者にはたいてい「受診の目安」みたいなことを伝えています。特に休日診療の使い方、みたいなのも説明するんですが、それでも駄目な人はだめですねぇ(笑)。
その辺、金をくばるんじゃなくて、もっと子育て支援というものを拡充することこそが子供の数を増やすのに必要だと思います。
たとえば、熱が出たからとすぐに迎えにこいという保育所などの病児保育の機能を拡充するのも大事ですし。
2010/01/11 22:03 by Seisan URL 編集