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■開業つれづれ:「医療戦略の本質―価値を向上させる競争」マイケル・E. ポーターエリザベス・オルムステッド テイスバーグ



医療における消耗戦を

打開するには、

という問題に真正面から取り組んだ書。





とても分厚いので

万人受けしませんが、

興味のある方は必読でしょう。





クリックするとアマゾンに飛びます。




医療戦略の本質―価値を向上させる競争医療戦略の本質―価値を向上させる競争
(2009/06/11)
マイケル・E. ポーターエリザベス・オルムステッド テイスバーグ

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当然のことながら、

アメリカの著者であり

アメリカの視点が中心ですが、

とても豊富なデータを駆使しております。




時々出てくる日本のデータが

”超低価格、超高品質医療”

という、標準線から

かなり外れたポイントに打たれていて

涙を誘います。





日本で起きている現象は

日本医療の水準が

各評価で世界一位になっているにもかかわらず、

この著書で書かれているのとは

真逆の

”医療叩き → 医療の不当な低評価 → 医療への不信感の増幅”

というネガティブスパイラルに

陥っています。






現実問題として、

「株式会社の病院は、非営利病院に比べて、

医療のレベルが低い上にコストは高い」

という状況がアメリカで起きており、

単純な市場開放や

競争原理では

弱肉強食のサバイバル状態になってしまうのが

すでにわかっております。






評価システムなく

コスト削減競争に陥ると

アメリカのように医療機関にアクセスできない

無保険の人が大量生産されます。



日本の場合、先を行く歯科医師ように

自分の技術をワーキングプア状態、

コンビニアルバイト以下の100円単位で

何十年も前の技術だけを

保険で提供するしかなくなるかもしれません。









ポジティブサムゲームを

いかに作り上げるか。

まさにそこにかかっています。







640Pもの大著ですが、

ぜひ読む価値あり。




…ただ、

そのまえに医療が「友愛」されて

即死したりして。




















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コメント

NoTitle

日本の医療を一番低く評価しているのが日本人で、諸先進国からはうらやましがられているという事実。
もちろん国際標準から行われる客観的評価は世界一。

で、いま日本が一番羨ましがっているのが先進国最低の評価を受けているアメリカ医療。

まあ、確かに心臓移植だとか、最先端医療は日本より先を行ってますし、そういう情報しか日本に入ってこないので、「アメリカ凄し」としか思わないんでしょうけど。

アメリカ型医療を日本に持ってきたら、9割以上の人がアメリカでいうところの「無保険orメディケイドorメディケア」レベルの医療しか受けられない、ということは誰も知らないし、誰も言わない。

健康保険料は5倍くらいになって、それでもアクセスも制限され、優秀な医者にかかるには莫大な費用がかかる。
アメリカの個人破産の第1位は医療費である、ということすら皆さんわかってない。

いいんですかね?それで

Seisan様

「アメリカの個人破産の第1位は医療費である」というのは、以下の論文が根拠となります。ここでは、アメリカの個人破産の62%が医療問題に起因するとのことです。

Am J Med. 2009 Aug;122(8):741-6. Epub 2009 Jun 6.

Medical bankruptcy in the United States, 2007: results of a national study.
Himmelstein DU, Thorne D, Warren E, Woolhandler S.

ただし、あくまでも2009年に報告された2007年度データであることにご注意ください。この2年で米国で金融問題による個人破産が激増しており、医療が原因のものを上回るやもしれません。

重箱の隅をつつく話で恐縮ですが、2008年以降についてはエビデンスが出ていませんので、「アメリカの個人破産の第1位は医療費である」と現在形で表現するのは避けたほうが無難でしょう。くだらない難癖をつける輩はいくらでもいます。「2009年8月に発表された報告によると、アメリカの個人破産の第1位は医療費であった」としておくのがよさそうです。


NoTitle

>そのまえに医療が「友愛」されて

そのまえに医療が「絶交」されて

と読めてしまいました ^^; いえ、深い意味は何にもないんですが。

メデイケイド調べてみました

http://blog.goo.ne.jp/teamiryou/e/6a732993dc21aad883c529941e41fd4e

チーム医療維新 日本のNP、PA制度を考える

政府を通しての保険は払いがとても少ないので、例えば貧しい人向けのメディケイドの許容範囲を広くして、メディケイド人口が増えたとすると、メディケイドを取る診療師を探さなければいけません。これがまたもんんんのすごく大変なのです。普通、医院などは取りません。メディケイドの患者を一人診るたびに損するからです(診療報酬は約30ドル。15分かけて診療して、人件費などのコストを考えると、損になる)。

取ってくれるのは、政府の助成金を受けて、「患者の70%以上はメディケイド」などと規定のかかっている、地域診療所や、患者を拒否できない約束になっている、大病院の外来部門。

当然、そういうところはコストを抑えるのにやっきになります。特に地域診療所は、患者と言葉が通じなかったり、患者にお薬を出しても買ってくれなかったり、何年も診療師にかからなかったおかげで病状の重い患者さんが多かったり、診察現場はとても大変です。そういうところに医師は来たがらない。
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中間管理職: このブログの管理人。
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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中間管理職 

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