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■一番弱いところから切り捨てる 「後期高齢者医療制度:加入強制 71歳「生活ギリギリ」 息子2人も障害者」

日本という国は

安心して暮らせない、

万が一のときには

家族ともども

”転落して這い上がれない”

不安定な社会になってしまいました。




優秀な頭脳を持った方でも

進学をすることが出来ず、

特別な才能も伸ばすことが出来ず、

ただただ、

毎日を生きることだけに

全身全霊を使わなくてはいけない社会、日本。




さらなる

医療、福祉弱者の切捨てが

始まっています。






後期高齢者医療制度:加入強制 71歳「生活ギリギリ」 息子2人も障害者

毎日新聞 2008年5月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/science/news/20080506ddm041010126000c.html

 北海道や福岡県など10道県で、障害を抱えたお年寄り3400人余が、後期高齢者医療制度への加入を「強制」され、拒否していた。加入しなければ障害者医療費の助成を受けられないと知りつつ、保険料の負担に耐えられない現実がのしかかる。重い障害を抱えながら長年働き、家族を養う人たちは、制度のはざまに落ち込み、疑問の声を上げる。【野倉恵、茶谷亮】

 ◇富山市の説明、その場で拒否
 富山市の新聞販売店勤務、中崎宗夫さん(71)は聴覚障害2級で、肉声での会話は困難だ。耳鼻科や眼科にも通う必要があり、4月3日に受診、窓口で自己負担分430円を支払った。3月までは県と市の医療費助成があり、負担はゼロ。引き続き助成を受けるには、同制度に入る必要があったが、見送っていた。

 妻チヨミさん(66)と2人で新聞を配り、月収は約17万円。年金も約20万円あるが、配達用の車のガソリン代などで十数万円が消える。知的障害者施設で暮らす長男(37)、重症心身障害者施設に入所の次男(35)のため、月4万円を積み立て「生活はギリギリ」だ。

 3月に郵送されてきた新制度の通知を手に、市役所に出向いた。妻と息子、有料老人ホームで暮らす母親(91)は、中崎さんの政府管掌健保の被扶養者で月々の保険料は7200円。中崎さんが同制度に入ると、全員が個別の健康保険に入らなければならず、保険料総額は1万1700円に増えてしまう。

 中崎さんは、付き添いの友人のおかげで職員の説明をやっと理解し「今の収入では負担できない」とその場で加入を拒んだ。

 だが、今後は障害者対象の医療費助成が受けられず、日常的な通院で負担を強いられる。「通院だけならまだしも。今は事故も入院も考えたくない」

 「新制度に移れば、子供たちの保険も必要になる。制度の変更を国は真剣に考えてほしい」。中崎さんは筆談を交え、そう訴えた。




後期高齢者医療制度:10道県、重度障害者に「強制」 3418人が加入拒否

毎日新聞 2008年5月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/science/news/20080506ddm001010016000c.html

 後期高齢者医療制度への加入が任意となっている65~74歳の重度障害者に対し、10道県が制度加入を医療費助成継続の条件にしたため、計3418人が拒否していることが分かった。加入した場合に保険料負担が増えるためとみられる。自治体にとっては同制度加入者の方が財政負担が軽くてすむが、一部の障害者は負担増か医療費助成打ち切りかの選択を迫られている。

 毎日新聞の調べでは、10道県と加入拒否者数は▽福岡1423人▽北海道666人▽愛知318人▽青森280人▽茨城275人▽栃木180人▽山口86人▽富山70人▽山形、徳島各60人。

 障害者への医療費助成は全都道府県が実施し、一定の障害があれば、都道府県と市町村が折半するなどし本人負担をなくしたり軽減したりしている。その際の自治体の負担は、後期高齢者医療制度の加入者は1割だが、国民健康保険や企業の健康保険なら65~69歳で3割、70~74歳で2割(08年度は1割)。10道県は、市町村も含めた自治体の持ち出しを減らそうと、同制度加入を助成の条件とした。

 制度加入を拒否した人の多くは、障害を抱えながら職を持ち家族を扶養しているとみられる。会社の健康保険に入って家族を養っている人などは、同制度に移れば、自分以外の家族全員が個別の国民健康保険などに加入し、それぞれの保険料を支払わなければならなくなるため、負担が増えることがある。

 10道県の多くは「医療費負担と新制度の保険料負担を比べた本人の判断」として、特別な対応をしていない。厚生労働省は指導などはしていないが、実態の把握を進めている。【野倉恵、秋山信一】

 ◇受診自粛の恐れも--北野誠一・東洋大教授(障害者福祉論)の話

 10道県の制度運用は、自治体の財政力や方針の違いにより障害者の生活基盤が揺らぎかねないことを意味している。保険料を負担するか助成を受けられなくなるリスクを取るか。選択を迫られた障害者の多くは、ぎりぎりで自立し、家族も養う人たちだろう。助成がなくなれば、受診の自粛も心配される。

==============

 ■ことば

 ◇後期高齢者医療制度と65~74歳の重度障害者
 すべての75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度には、一定の障害を持つ65~74歳の人も、自治体の認定を受け任意加入できる。旧老人保健制度でも同様で、同制度下では保険料負担がなかったため、65~74歳の重度障害者の多くも加入していた。後期高齢者医療制度では、これらの障害者に新たな保険料負担が生じるため、通常は、新たな保険料負担とこれまで通りの保険料を比較して、同制度に入るかどうかを選ぶことができる。

==============

 ◇重度障害者(65~74歳)の加入状況
        加入者  拒否者

北海道   37743  666

青森    11637  280

山形     7944   60

茨城    12422  275

栃木     8900  180

富山    約8000   70

愛知    41200  318

徳島     4998   60

山口    13287   86

福岡    31071 1423

…………………………

 計  約177202 3418






お金がある人でも

まだお金を貯めたい、

それは

社会の不安からきています。




万が一、稼ぎ頭に

何かがあった場合、

日本では底なしの泥沼に

はまり込むことでしょう。




一気にワーキングプアです(1)。






現在、歯科医師にまで

ワーキングプアは広がり、

歯科医師の20%近くは

年収300万円以下です。





歯科”助手”ではなく

歯科”医師”が、

年収300万円以下なのです(笑)。





医療、福祉を切り捨てると

このような状態になるのです。

このまま放置すると

”一度落ちたら這い上がれない地獄のような社会”

になるでしょう。




…いや、

もうなっているのかもしれませんね、

日本は…







(1) ワーキングプア 関連記事

■Yahoo一面! 「歯科医に広がるワーキングプア」 歯科医師 5人に1人が年収300万円以下
http://ameblo.jp/med/entry-10067573494.html

■「高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院」と「博士が100にんいるむら」
http://ameblo.jp/med/entry-10058539785.html

■医師がワーキングプアになる日 「ワーキングプア―日本を蝕む病 」 NHKスペシャル取材班
http://ameblo.jp/med/entry-10048147313.html

~働いても働いても豊かになれない~ワーキングプア
http://ameblo.jp/med/day-20060725.html










関連記事

コメント

  所詮この世は、●肉○食。 強ければ生き、弱ければ・・・死ぬンだァァァ (るろうに剣心)
  モットモです。 ・・・ちょっとサビシイ気もしますが。
  取れるところから取り、弱いところから切り捨てる。 票にならないヤツらが悪い! 日本の政治をしている連中のホンネが聞こえてくるようです。

問題 ●肉○食のマルを埋めて下さい。 ・・・誰だ? 焼肉定食なんて回答したのは!?

見直し・・でなく廃止を。

早ければ今月中旬にも同制度の廃止法案が参議院に出されるそうですが、今度こそ、この恐るべき焼肉定食?法案が廃止されますように。。
ワケのわかんない天下り?広域連合・・だかも解体して、すっきりとして欲しいです。。

社会保障費抑制

雇用保険から国庫負担撤収
介護保険も自己負担率上昇の
準備が着々と進んでいます


http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080509AT3S0802208052008.html
【社会保障費抑制】 財務省、雇用保険の国庫負担廃止を検討
 介護保険も利用者の自己負担率上げに向けて厚労省と調整

しかし、政府は本格的に国のセーフティネットを的に削減にかかりましたね。
何の為の国家システムなんでしょう。
国民を幸福にするため?それとも国民を食い物にするため?
わからなくなってきました。

小泉政権時代の「三方一両損」
結局、政府も企業も全く損をせず、天下りやり放題、空前の大収益を確保し、国民だけが3倍損をするという政策でしたね。
そしてそれはいまだに継続中。
どんどん損の幅が拡大していく。
逆に役人は焼け太り、企業は社会保障負担を減らして業績アップ。
日本が滅ぶのも近いですね。
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


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