2009/11/05
■開業つれづれ:「(1)ドラマ「ギネ」に込めた思い 産科医のドラマを描く 大石静さん(脚本家)」 …ひでえ
ネタ元はssd’s Diaryです(1)。いつも大変お世話になっております。
なんじゃ、この記事。
痛すぎ。
>ドラマ「ギネ」に込めた思い
どんなに視聴率とりたいか、
とかはわかりますが、
医療のことを
本気で考えているわけではなさそう。
(1)ドラマ「ギネ」に込めた思い 産科医のドラマを描く 大石静さん(脚本家)
2009年11月4日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/interview/people/20091104-OYT8T00853.htm
1951年東京生まれ。「トップスチュワーデス物語」「長男の嫁」「功名が辻」などテレビドラマの話題作多数。1997年「ふたりっ子」で向田邦子賞、橋田賞受賞。著書に小説「四つの嘘」、エッセー集「別れられないよね?」など。 テレビドラマ「ギネ 産婦人科の女たち」(日本テレビ系、毎週水曜午後10時から)は、少子化の中、新しい命の誕生を支える産婦人科の医療の厳しい現状をリアルに伝える。脚本を書いた大石静さんに、ドラマへの思いを聞いた。(聞き手・稲沢裕子)
◇
答えの出ない命というもの
Q: 「ギネ」を見て、子供が無事に産まれるというのが、こんなに大変なのか、と改めて知らされました。
A: 今回、産婦人科の取材させてもらって、こんなにいろいろなことが起きるのか、と驚きました。無事に産まれて、元気に育つというのは、本当に奇跡なんですね。
Q: 産婦人科を舞台にしたドラマを作ろうと思ったのは?
A: もともと医師の知り合いが多くて、産婦人科医がどんどん減っていて大変だ、という話は聞いていたのですが、
約1年前に妊婦さんが病院をたらい回しにされて亡くなり、
産婦人科の問題が表面化してきました。以前から、生殖医療について関心を持っていて、いつかドラマにしたいと思っていたのです。
原作「ノーフォールト」(著者・岡井崇昭和大学医学部産婦人科学教室主任教授)は出版された数年前に、偶然読んでいました。とてもスリリングな内容に、これはドラマになるなと思っていたら、たまたま、同じことを考えていたディレクターと話が合い、ドラマ化が実現しました。
Q: 原作は、過失の有無を問わずに医療事故を補償する「無過失補償制度」の必要性を訴えていて、今年1月から脳性まひを対象に制度がスタートしました。ただ、原作とは、タイトルも、ストーリーも違いますね。
A: 4~7話(11月4、11、18、25日)あたりで、原作に基づいた医療訴訟を取り上げていますが、それ以外は私のオリジナルです。タイトルは、
原作の「ノーフォールト」は「過失がない」という意味ですが、ドラマとしてはイメージが合わない。
たまたま知り合いの医師から、「医者の間では、産婦人科医のことをギネって呼ぶんだ」と聞いて、「あっ、それで行こう」と。婦人科医(解説・産科はオブストラクト何とかで、婦人科がギネコロジスト、なぜか産婦人科はギネなんです)を指すギネコロジストの俗称です。
Q: 耳慣れない言葉で「えっ、ネギ?」とか聞き返して、インパクトがあります。でも、原作との違いでいえば、藤原紀香さん演じる主役のイメージが大きく違います。自分にも周囲や患者にも厳しいですね。
A: 原作の主人公は、けなげに一生懸命働く女医さんですが、キャストが決まった段階で、藤原紀香さんを生かすにはどうしたらいいか、と考えました。藤原さんは、元気な一生懸命な役は今までさんざんやってますから、また同じことをしてもつまらない。見たことない藤原紀香にしようと思いました。それであのキャラクターが出来上がったんです。 主人公の母親は、お産の時の弛緩出血で死んでいます。母体優先が定められているので、母体死亡は10万件のお産に対して7件というほど少なく、彼女は「私が母を殺して産まれてきた」というトラウマを持っています。 父親も10歳で亡くして、叔父の家に引き取られて医学部を出してもらうのですが、親に甘えた思い出がなく、反抗期も経験せず、人に心を許して理解し合うことを知らないキャラクターです。
Q: ドラマで、描きたいのは何ですか?
A: 「答えのない命」という人間が抱える永遠のテーマです。頑張れば報われるという単純構造のドラマが多いですが、今回私は、そういう話にはしたくなかったんです。人生はもっと解決がつかないものでしょう。このドラマは、生とか死とか、答えのでないもの、それに立ち向かっている医師たちの群像劇です。
死に向かって生きているという矛盾に満ちた人間存在について、視聴者が漠然と考えていただければ素敵だな、と思っています。
そこが一番描きたいことですが、産婦人科医がこんなに頑張っているのに、こんなに安い給料でいいんだろうかとか、なぜ産婦人科医がこんなに不足する事態になったのかとか、ほかにも社会的に提起したい問題点は、いくつも盛り込みました。
(続きは5日更新)
>産科はオブストラクト何とか
あはははは。
記者さん、
英語、大丈夫?
obstruct オブストラクト
詰まる、とか妨害する
という意味。
高校英語で混乱したのでしょうか?
かなり恥ずかしい間違い。
>産科はオブストラクト何とか
しかも間違っている自覚があるのに
そのまま全国紙に載せてますし。
ちなみに
obstetricianが産科医
gynecologistが婦人科医
です。
辞書ひけばすぐにわかる労力を
惜しむ記者というのもすごいですが、
それを載せてしまう新聞社もすごいです。
レヴェル低すぎ。
>ドラマ「ギネ」に込めた思い
>約1年前に妊婦さんが病院をたらい回しにされて亡くなり、
いったい何十周遅れなんだか…。
あまり大した思いでないのは
よくわかりました。
>ドラマ「ギネ」に込めた思い
>原作の「ノーフォールト」は「過失がない」という意味ですが、ドラマとしてはイメージが合わない。
歪んだ報道が
さらに歪んだイメージをふくらませて
マスコミのネタになっているのが
医療を取り囲む現実です。
>(続きは5日更新)
まじか…。
さらに続くのか、これ。
続編キボンヌ。
(1)
ssd’s Diary
糖分の高いサイドドリンク推奨
http://ssd.dyndns.info/Diary/?p=4913
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コメント
確かにあまりに勉強不足
昨日のドラマでは既にその萌芽が見て取れますが。
だいたい、妊産婦死亡率が10万対7(実はこの数字も時代遅れで、2006年で10万対6です。ちなみに母体死亡という統計学的用語はありません)ということは、単純に年間70人くらい死んでいる、ということなんですが、この人の認識では年に一人死んだらさあ大変、くらいなんでしょうね。
2009/11/05 10:49 by Seisan URL 編集
マスコミは変わらない
2009/11/05 10:55 by ぴの URL 編集
つーかまだテレビなんか見てるんですかw?
そのようなもの、余は知りとうないbyマスゴミ
2009/11/05 11:24 by 10年前にドロッポしました。 URL 編集
NoTitle
2009/11/05 11:45 by Seisan URL 編集
そりゃあ許せません
同じトコロに這い上がろうとする奴は叩き落とす。
2009/11/05 12:35 by 金持ち URL 編集
NoTitle
この脚本家、いかに原作をゆがめているかを堂々と語ってる。まさかドラマのテロップで原作記載してたりしませんよね?
もししていたら原作の著者がかわいそうです。
2009/11/05 12:38 by URL 編集
だってドラマを作る側には視聴率こそが大事、で現実を反映 なんて何の意味も無いわけです。
期待するだけ損するだけです。
ドラマの題からしてまったく手抜き!題にこわだりを持っていた松本清張を見習えとは言わんが、もう少し考えたら と思う。単に医師ものは視聴率稼げると考えただけでしょ
2009/11/07 10:54 by URL 編集