2009/10/13
■開業つれづれ:「東京の大手眼科病院で近視矯正のレーシック手術を…/奈良」
ネタ元は
ssd's Diary
加担の開拓者たち
http://ssd.dyndns.info/Diary/?p=4831
です。いつも大変お世話になっております。
毎日新聞の記者、
頭のねじが外れているんでしょうか?
あの奈良からの
レポートです。
東京の大手眼科病院で近視矯正のレーシック手術を… /奈良
毎日新聞 2009年10月9日 地方版
http://mainichi.jp/area/nara/shikabue/news/20091009ddlk29070552000c.html
東京の大手眼科病院で近視矯正のレーシック手術を受けた。別の病院で感染症被害が多発している報道があったばかりで不安もあったが、私の場合、今のところ経過は順調のようだ。10分程度の手術で、合わないコンタクトレンズや邪魔なメガネから解放され、壮快感がある。
一方で、何を相談しても最高額の機械での手術を勧める医師や、知り合いを紹介すれば自分にお金が入る割引制度など、過剰な商売気にげんなりした。
医師不足と言われるが、この病院には100人以上の医師が在籍する。医療とは何だろうと考えさせられ、
加担した自分にも責任があると思った。
心にはモヤモヤが残っている。(泉谷)
どんな意味で
”医療崩壊に加担”したと言っているのでしょう?
”6時間放置”(1)
など、徹底的に医療を
叩きのめしたことが、
>医療とは何だろうと考えさせられ、
>加担した自分にも責任があると思った。
という反省になっているのかな?
それとも分からずに書いているのかな?
自分たちの職場が
どんなに医療破壊に加担したのか
全然わからずに
文章を書いている気がします。
「あはは、自費でレーシック、東京で受けちゃった。
レーシック最高。
でも、医療崩壊っていっても眼科の先生大量にいましたよ。
奈良の医療はさびれていますね」
っていうことを言いたいのでしょう。
自らの会社の記事が
奈良県の医療をぶっ壊したのを
知らないで書いているとしか思えません。
目はレーシックで見えるようになっても、
頭脳は真っ暗闇で、
自分たちのしたことも
分かっていないのではないでしょうか。
レーシックする前に
自分たちの書いた記事を
読みなおしてほしいものです。
奈良県医療をぶち壊した記事。
(1)
意識不明、6時間“放置” 妊婦転送で奈良18病院、受け入れ拒否 脳内出血死亡
2006/10/17
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
病院受け入れ拒否:意識不明、6時間“放置” 妊婦転送で奈良18病院、脳内出血死亡
◇手術は60キロ先の大阪
奈良県大淀町立大淀病院で今年8月、分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦に対し、受け入れを打診された18病院が拒否し、妊婦は6時間後にようやく約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に収容されたことが分かった。妊婦は、脳内出血と帝王切開の手術をほぼ同時に受け元気な男児を出産したが、約1週間後に死亡した。遺族は「意識不明になってから長時間放置され、母体の死亡につながった」と態勢の不備や病院の対応を批判。大淀病院側は「できるだけのことはやった」としている。過疎地の産科医療体制が社会問題化する中、奈良県や大淀町は対応を迫られそうだ。(31面に関連記事)
◇県外搬送常態化
遺族や病院関係者によると、妊婦は同県五條市に住んでいた高崎実香さん(32)。出産予定日を過ぎた妊娠41週の8月7日午前、大淀病院に入院した。8日午前0時ごろ、頭痛を訴えて約15分後に意識不明に陥った。
産科担当医は急変から約1時間45分後、同県内で危険度の高い母子の治療や搬送先を照会する拠点の同県立医科大学付属病院(橿原市)に受け入れを打診したが、同病院は「母体治療のベッドが満床」と断った。同病院産科当直医が午前2時半ごろ、もう一つの拠点施設である県立奈良病院(奈良市)に受け入れを要請。しかし奈良病院も満床を理由に、応じなかった。
医大病院は、当直医4人のうち2人が通常勤務をしながら大阪府を中心に電話で搬送先を探したが決まらず、午前4時半ごろ19カ所目の国立循環器病センターに決まったという。高崎さんは約1時間かけて救急車で運ばれ、同センターに午前6時ごろ到着。脳内出血と診断され、緊急手術と帝王切開を実施、男児を出産した。高崎さんは同月16日に死亡した。
大淀病院はこれまでに2度、高崎さんの遺族に状況を説明した。それによると、産科担当医は入院後に陣痛促進剤を投与。容体急変の後、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の妊婦が分〓中にけいれんを起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、けいれんを和らげる薬を投与した。当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。
緊急、高度な治療が必要な母子について、厚生労働省は来年度中に都道府県単位で総合周産期母子医療センターを指定するよう通知したが、奈良など8県が未整備で、母体の県外搬送が常態化している。
大淀病院の原育史院長は「担当医が子癇発作と判断して処置した。脳内出血の疑いも検討したが、判明しても対応しようがなく、診断と治療を対応可能な病院に依頼して、連絡を待っていた。ご遺族とは誠意を持って対応させていただいている」と話した。一方、高崎さんの遺族は「大淀病院は、脳外科を備えながら専門医に連絡すら取っていない。長時間ほったらかしで適切な処置ができていれば母体は助かったはずだ」と話している。【林由紀子、青木絵美】
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コメント
競争原理の導入
手術を受けなくても命に関わることもないし、患者の選択権は十分にあります。そんなLASIKでの「商売っ気」にげんなりするのに、なぜ他の医療行為に競争原理が働いて医療がよくなると思うのでしょうね。
2009/10/13 22:00 by URL 編集
NoTitle
2009/10/13 22:37 by Seisan URL 編集
NoTitle
座布団1枚!!
2009/10/13 23:00 by URL 編集