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■「大量出血」帝王切開で母子死亡…静岡厚生病院

ネタ元は

ごんたさん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-110.html#comment522

です。ありがとうございます。






さて、

妊婦が死亡した福島大野事件より

母子ともに死亡という結果に

検察はどのように対応するのでしょう?





福島の件からすると

”一か八かでやってもらっては困る”

という事で逮捕がデフォだと思いますが(苦笑)、

ここで逮捕となると、

きっと、産婦人科の医師は

日本全国から半減することでしょう。





検察の言う

”謙抑的”って言う言葉は

要は、

”雰囲気で決めますし、

世論がうるさくなかったら

バンバン逮捕してもOK”

という、「検察の気分次第」なんですね。





基準がない

医療に対する

”謙抑的”な姿勢(笑)。






医療事故調の第三次試案も

そんな程度です。

お偉いさんはOKでも

現場は、”雰囲気次第で取り締まり”

という悲惨な状況になることに

どうして気付かないのでしょう?







「大量出血」帝王切開で母子死亡…静岡厚生病院

2008年5月2日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080502-OYT8T00426.htm

 静岡市葵区北番町の静岡厚生病院(265床)は2日、同病院で帝王切開手術を受けた同市の妊婦(24)と10か月の胎児が死亡する医療事故が起きたと発表した。

 同病院は、静岡中央署に異状死の届け出を行った。

 記者会見した玉内登志雄院長によると、妊婦は出産予定日を3日過ぎた4月27日朝に産気づき、診察を受けるなどしていた同病院に来た。胎盤が分娩(ぶんべん)前にはがれる胎盤早期剥離(はくり)と診断され、医師が帝王切開したが、胎児は死亡。その後、妊婦も大量出血を起こし、同日午後に死亡した。

 胎盤早期剥離を起こすと、胎児は低酸素状態になり、妊婦も大量出血で生命に危険が及ぶことがある。胎盤早期剥離は妊婦の1%弱に起きるが、双方が死亡するケースはまれで、同病院ではここ20年間起きていないという。玉内院長は「医療行為に、死因に直結する問題はなかったと考えている。事態の重大性を考え、公表した」と述べた。






タダ一つ、

確かなことは、

”最前線にいる限り、システムがきちんとしていない

日本医療ではいつ訴えられてもおかしくない”

という事です。



現時点での

最もリスクが高い分野は

”産科”、”救急”、”小児科”

そして”内科”、”外科”と

続きます。




これらの

リスクコントロールをしない限り、

医療はこの分野から

崩壊するでしょう。




いや、もうPoint of no return

は過ぎていましたね…(苦笑)。





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コメント

紛争化しそうです。

ただでさえ、刑事介入しているのに。。。

病院 「急変予測できず」妊婦・胎児死亡 遺族は提訴検討
読売新聞 2008年5月3日
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20080502-OYT8T00771.htm

どちらにしても、紛争化しそうです。。。(;;)。

本日の記事から
「妊婦の父親(55)は読売新聞の取材に、「事故当日、病院は『出血はさほどなく、(死亡の)理由はわからない』と言っていたのに。今の時代に、母子ともに死亡するなんて信じられない。提訴も検討したい」と話した。」

どんな時代でも100%の安全性が保障される医療なんて不可能なんですがね。
100%に少しでも近づける努力をするのみです。
亡くなられた方には哀悼の意を表するのにやぶさかではありませんが。

「今の時代に、母子ともに死亡するなんて信じられない。」

あなたが知らないだけです。

はじめまして。
いつも興味深く拝見しています。
お産は命がけって、当たり前のことで、海外ドキュメンタリでは「命がけのお産に感動!」と報道するのに、おかしな話ですね。

先日、うちの家族が新幹線で倒れ、たまたま乗り合わせた産科の先生に助けられました。
産科・小児科って聞くだけで、「この人はぜったいにいい人だ」と安心した・・・と家族が話してました。

いまの医療崩壊は悲惨ですが、「これがいい!」という解決法が見つからないのももどかしいところです。

亡くなられた方は本当にお気の毒ですし、残された御家族の方も無念だと思います。心から哀悼の意を表したいと思います。妊婦の父親が提訴するのであれば、それ自体はその方の権利でしょうから結構でしょう。
重要なのはマスコミ、司法関係者、警察関係者がどんな対応をするかです。私も現状でpoint of no returnは過ぎていると思いますが、この件に対する対応如何で加速度的に崩壊するでしょう。個人的には刑事事件にされると思いますが。

ところで私が一番腹が立つのは、産科の先生方をさっさっと売り飛ばしたこの病院の対応です。やっぱり公立病院だなと思いました。全国どこも同じなんですね。

自ら選らんで公立病院などという環境で産科医療に携わったのですから、たとえ警察・マスゴミに売られたとしても、その先生の自己責任です。産科が最もハイリスクな診療科であるのと同様、公立病院がもっともハイリスクな職場であるのは、もう、常識以前のことです。どうしても産科やりたければ、それなりの人数、産科医を集めた、都会の私立病院しかないでしょうに。

一昔前は、公立病院といえば、職員を大事にして、医療事故などがあっても、積極的に原因調査をして、「病院全体で責任を取る」という「安心な職場」の代表だったんですが、ねえ。
(私も過去、2度ほどトラブルになりかけ、しっかりと病院にフォローしてもらい事なきを得た経験があります。一回は国立病院、もう一回は市立病院でしたが)

静岡厚生病院は農協の病院です。
公立ではありません。

今ごろ(すでに?)この院長の名前で
出身大学卒年所属医局所属学会勤務歴交友関係(友人のブログでの被言及)学会発表論文などが検索されているんだろうなぁ…・

 亡くなられた母子のご冥福を謹んでお祈りします。

  私は医師の人生においても危機管理が重要だと考えています。 もしも現場の人間を売って保身を図るような職場にいたならば、それは残念ながら個人の危機管理能力の欠如です。 医師の資格と、労働を強制されない自由と権利を、自分のために行使しなかった。
  医師が病院の中で医師をやっていればよかった時代は、もう終わっていると考えています。 法律を経済を多くを学び、自分を防衛しなければならない。 私はそう考えています。

皆様
あかがま先生のブログを御覧ください
なんとこの事件(事故)は
産経新聞によると
信じられないことに
凶悪事件のカテゴリーに分類されています




http://blog.m3.com/akagamablog/20080507/1
世の中には、
 こういう真摯な気持ちで、患者のために夜も昼もなく、尽くす医師たちを、あざ笑うように、
 凶悪な記事で、凶悪事件だと、騒ぎ立てる、
 巨大マスコミが存在します
 産経新聞といいます

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080502/crm0805021259019-n1.htm
帝王切開受けた妊婦死亡 静岡県警が司法解剖
このニュースのトピックス:凶悪事件

まあ、この産経新聞の書き方なら、間違いなく「医者がとんでもないミスをしでかしたおかげで、胎児だけでなく母体まで死んでしまった。とんでもない医者だ」と読者は理解することでしょう。早剥がどれだけハイリスクな病態かの説明はなく、一般の方の認識は「分娩で死んでしまうなんてありえない」ですから。
だから分かってない整理部の人間に「凶悪事件」とされてしまうのでしょう。
しかし、医師の努力の結果が不幸に終わると、「強盗殺人やバラバラ殺人などと同じ」凶悪事件ですか。

ま、例によってわざとでしょうが。

NoTitle

http://www.geocities.jp/to_kai123/medicalerror.htm

ここを見てから原告や新聞をけなせやクズどもが
お前らの内部隠蔽体質も少しは省みたらどうだ

君子は器せず

と、孔子様も申して居ります。
「師」などと呼ばれる職を選択した時点で
既に 奴隷以下の存在です。
百叩きの刑だろうが 獄門磔だろうが
民の自由自在です。
もっとも 「君子は豹変す」とも申してますから
院長先生は君子かもしれません。

NoTitle

中間管理職先生、お返事をどうぞ。
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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