スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■開業つれづれ:「製品供給不安で骨髄移植2月に2割減 日本の状況を米学会誌掲載」




今年2月には

骨髄移植のフィルターが

無くなる、という噂があり

大きく移植実績が落ち込みました。











製品供給不安で骨髄移植2月に2割減 日本の状況を米学会誌掲載


ロハス・メディカル 川口恭 (2009年10月 5日 00:04) | トラックバック(0)

http://lohasmedical.jp/news/2009/10/05000455.php


 今年はじめ骨髄移植に必要なフィルターの供給が途絶しかねない状況が生じていた問題に絡み、

わが国の2月の骨髄移植実績が対前年比78%と他の月に比べて明らかに少なかったことが

アメリカ造血細胞移植学会学会誌(Biology of bone marrow transplantation)に掲載された論文で明らかになった。代替品を超法規的に迅速承認したために供給途絶こそしなかったものの、「代替品に保険が利くのかなど必要な情報を、厚生労働省などが適切に発信しなかったため、現場では移植を見合わせざるを得なかったと考えられ、患者に不利益が出ていたと推論できる」と論文を投稿した研究者は分析している。(川口恭)

 論文の筆頭著者は、成松宏人・東大医科研客員研究員(現・山形大学グローバルCOEプログラム 特任准教授)。国内問題が他国の学会誌に掲載されることは極めて珍しく、成松氏は「いかにこの問題が国際的な関心をひいているか分かる」と述べている。

 フィルターの供給不安

は、わが国で唯一の承認製品を製造販売していた米バクスター社が、製品の製造部門を売却、代わりに完成品を別会社から購入しようとしたところその工場が予定通りに操業を始められなかったことから起きた。昨年12月17日になって

バクスター社が各病院に対して「欠品する」と通告して表面化

した。3月半ばに在庫が尽きる計算だった。

 日本造血幹細胞学会などが調べた結果、米国にバイオアクセス社という会社の代替品が存在することは分かったが、通常通りにわが国の承認審査や保険収載の手続きを踏んでいると3月に間に合わないことは確実だった。このため厚生労働省は、超特急審査をPMDAに働きかけ、2月26日に承認・保険収載も行なった。実際に製品供給が途絶えることはなかったのだが、こうした方針や見通しが

厚生労働省から情報発信されていなかった

ため、そこまで実施を見合わせざるを得ない施設もあったと考えられる。

 成松氏は、「今になってみれば、フィルターの供給不安が治療現場に影響を与えていたのは明らかなのに、2月時点で骨髄バンクは大した根拠もなく『影響はない』としていました。骨髄バンクのガバナンス欠如が示唆されます」と言う。

 また実は、今回掲載されたのと

同じ演題

を今月開かれる

日本血液学会に口演応募したところ落選し、ポスター発表に回された

という。論文の最終筆者である上昌広・東大医科研特任准教授は「厚生労働省の失策や骨髄バンクのガバナンス欠如を不問に終わらせるようなもの。アカデミズムが社会に対して専門家の責務を果たすという点で、日本の学界は米国のそれに遠く及ばないということが言えるのではないでしょうか」と話している。










今回のインフルエンザ予防接種同様、

直前までまったくわからない状況で

骨髄移植を進めることは

医療関係者として無責任にもつながります。





確実にフィルターを確保した人数だけ

骨髄移植を行った、

その分、全体の数は減った、

と言うことでしょう。




医療行政は

必要なことを行わないだけで

多くの方の命にかかわります。









ただ、

学会でオーラルになるかポスター発表になるかは

主催者側の問題であり、

「オーラルにならない日本の学会は閉鎖的だ!」

なんて言い切るのもまた問題だと思います。




アカデミズムがあまりに社会問題に偏るのも

どうかと思います。

情報発信しなければ伝わりませんが

センセーショナルに偏ることも

真実から遠ざかります。





兼ね合いは難しいことではありますが。















関連記事

コメント

非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。