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■夕張医療崩壊 「「地域守る責任放棄」 夕張医療センター、道・市を批判」

ネタ元は

耶馬苦痢陰弔さん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-109.html#comment515

です。

いつもありがとうございます。





医療崩壊の先進地区、夕張。

今後、多くの地域が

”夕張化”していくことでしょう。




夕張市の

「おめーら、人件費、高けーよ」

という発言に

かの村上先生ブチ切れ状態(笑)。

>村上智彦医師

>医師や職員の給与も他機関の水準と比べて極めて低いことを強調
>「訂正しないなら、我々はここを立ち去るつもりだ」




伊関先生もブチ切れ(笑)(1)。

>伊関友伸・城西大准教授

>年間5千万円にものぼる水道光熱費さえなければセンターは黒字になっている。

>センターは黒字経営の医療をしているのに、老朽施設の維持費で資金不足に陥っている。財政破綻(はたん)の市に代わって地域医療を守るべき道の責任は大きい」






「地域守る責任放棄」 夕張医療センター、道・市を批判

asahi.com 2008年05月01日10時33分

http://www.asahi.com/national/update/0501/HOK200805010001.html

 北海道の旧夕張市立病院を公設民営診療所として引き継いだ夕張医療センターの経営危機問題で、同市の前病院経営アドバイザー、伊関友伸・城西大准教授が30日、記者会見し「センターは黒字経営の医療をしているのに、老朽施設の維持費で資金不足に陥っている。財政破綻(はたん)の市に代わって地域医療を守るべき道の責任は大きい」と述べ、トップの高橋はるみ知事の責任に言及しながら厳しく批判した。

 同席した同センター長の村上智彦医師も、市側がセンターの「経営努力の必要性」を指摘したことに対して「訂正しないなら、我々はここを立ち去るつもりだ」と怒りをあらわにした。

 市は同日、「自身の経営改善に向けた取り組みが必要」との認識を示したうえで、水道料金の支払い猶予▽普通交付税算定の公立診療所運営経費相当額を上限にした運営費補助――などの支援策を文書で示した。

 村上医師は市側が「人件費率が高い」と指摘したことに反論。医師や職員の給与も他機関の水準と比べて極めて低いことを強調し、「不採算部門を公で支えていくという公設民営の理念も責任も放棄している」「財政破綻した自治体は人の命のセーフティーネットまで奪われるのか」と嘆いた。

 旧市立病院と現在のセンターの財政運営を分析してきた伊関氏は「年間5千万円にものぼる水道光熱費さえなければセンターは黒字になっている。約3千万円が通常分以上で、市の支援策は1千万円にさえならない」と批判。「道は市に、市はセンターに地域医療を丸投げ。道職員が市に派遣されているのに何をしているのか。高橋知事にはやるべきことがあるはず」と述べ、道庁にも要請に行く考えを示した。




>「年間5千万円にものぼる水道光熱費さえなければセンターは黒字になっている。約3千万円が通常分以上で、市の支援策は1千万円にさえならない」と批判

水道光熱費の5000万って…。

なんだか想像がつかないんですが(笑)。

それは、

それは…。







きっとすごい水道と照明、暖房

なんでしょうね(笑)。







かの有名な村上先生が

タンカ切ったぐらいですから、

よっぽどひどい体制なんでしょうね(笑)。









いままでも、

たった一人の医師に

救急やれ、と言ってみたり(2)、

なんだか話題盛りだくさんなので

正直、「いつ辞めるか時間の問題」

だと思っていましたが、

ほんと、頑張っていますよ…。









全国の”夕張化”が

着々と進んでいます。









地方自治体と、

住民と、

医療関係者は

夕張から一体何を学ぶのでしょうか?











(1)いつもお世話になっております。

伊関友伸のブログ
http://iseki77.blog65.fc2.com/

(2)
夕張市 再び医療をなくすつもり? 救急をたった一人の医師に頼む 
http://ameblo.jp/med/entry-10031322868.html

夕張に学ぶ有資格者離散 組織のつぶれ方
http://ameblo.jp/med/entry-10022062133.html

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コメント

「なんだ、大変大変と言いながら、運営できてるじゃん。じゃあ、もっとわがまま言わせてもらおか。この様子じゃ、村上先生が逃げ出しても替わりも来てくれそうだしね」

喉元過ぎれば熱さを忘れる

日本語の美しい諺を夕張市の職員はご存じなのでしょうかね。
いや、苦しいのはわかってるんですが。

とっとと辞めろよw

>医師や職員の給与も他機関の水準と比べて極めて低いことを強調

そんな条件で甘んじてるから心の僻地民が付け上がるんですよ。殆どシュミでやってるんでしょうけどはっきりいってメイワクです。>村上センセイ
犬を甘やかしたらイカンです。当の犬のためにもなりません。

>「訂正しないなら、我々はここを立ち去るつもりだ」
発言が出た時点で有給全部取って過重労働分労基にチクって辞めろよこのタマナシw。

この件に関しては某巨大掲示板の北海道スレ(過去スレのほうが詳しいですが)をご覧ください。事情を知っている者からすれば一方的に自治体側を責めることはできません。

暖房費が掛りすぎるって...なんで契約前に把握していなかったのですか?収支のバランスを事前にシミュレーションしていないからこんなことになるのではないですか?
この要求がまかり通ったら契約なんて有名無実です。


医師を攻撃する全てが悪、という捕らえ方は慎むべきです。



ちなみに、皆さんは夕張にはこのクリニックしかないと勘違いしていますが、以前より夕張にはクリニックは何件かあります。

帝王切開受けた妊婦と胎児死亡

予定日を2日過ぎた妊婦が早期胎盤剥離の診断にて帝王切開 胎兒死亡の後 妊婦も大量出血にて死亡
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080502-OYT1T00335.htm

福島では子供助けても逮捕されたので今回も逮捕なのでしょうか?今回不起訴にするなら福島K先生の裁判検察は直ちに起訴取り下げるべきです

当初の約束

これって、もともとの大きな病院の施設の一部を使って
再開するにあたって病院の使われなくなる部分の高熱費を市側が払うって約束だったのに市側が払わないって話じゃなかったけ?

補足 冷暖房が全館一括管理型らしく、一部だけ暖房を
   止めることが出来ないらしいです。

無記名の方


>再開するにあたって病院の使われなくなる部分の高熱費を市側が払うって約束だったのに市側が払わないって話じゃなかったけ?


そんな話は聞いていません。表に出なかったのか?それなら訴訟すれば村上氏側が完全勝訴です。お役人がそんなこと致命的なミスをするわけないと思いますがね。実際はどうでしょうか。報道内容にも、「本来支払われる契約だったお金が支払われていない」なんて書いていないし、「滞納されている水道料金を猶予することを市側が提案したが村上氏側が拒否した」なんて書いてありましたが。


>補足 冷暖房が全館一括管理型らしく、一部だけ暖房を 止めることが出来ないらしいです。

これも、本来事前に調べておくべきなんです。調べずにこんな大掛かりな事業を開始しようとしたなんて経営責任が問われてもおかしくありません。

夕張行政側の責任
⇒ これでは、夕張に品性を求めるのは絶望的だな(パプテマス・シロッコ)
クリニックの責任
⇒ 経営の当事者としての能力に大きな疑問

 ・・・なんや。 どっちに転んでも、あかんヤないか。 いずれにせよ、長続きはしないやろ。 

 この国の財政状態は、夕張よりも悪いそうです。 その国家で、まともな公的医療を受けようとすること自体が、おかしいのかもしれません。 まして、『世界最高の達成度』などは、夢のまた夢? ・・・でも、国家財政は無論、統制医療経営化の病院財政状況は医師のせいではない。

財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は18日午前、会合を開き、平成21年度の予算編成の基本方針について本格的な議論を始めた。地方自治体の財政健全度を示す指標を国に当てはめると、国の財政状態は財政破たんした夕張市(北海道)より悪いとの試算結果を財務省が提示し、財政再建の必要性をあらためて強調した。
 財務省によると、地方自治体の財政健全性を表す「実質公債費比率」を国に当てはめ計算すると、16~18年度の3年間の平均値は80・4%。夕張市の同38・1%や、市町村で最悪の王滝村(長野県)の42・2%を大幅に上回った。自治体だと、公共事業のために起債できなくなる水準。

トシ サマ
 有難うございます。 おかげさまで試験は終わりましたが、ココしばらくノビていまして、長めの投稿を書くする気力・・・。 近々、必ず。

ごめんなさい。一つだけ村上先生の味方をします。

一つ可能性があったとすれば、村上先生側が、
「冷暖房設備は病棟部分と診療所部分で分れていますか?病棟部分の冷暖房を止めることはできますか?」
と事前に質問し、自治体側の担当者が口頭で
「はい、できます。問題ありません」といい加減な返答。しかし、あとで分離不可能と分ったときに、
「私分離できるなんて言っていませんよ。私がそんなことを言ったという証拠はありますか?」と開き直った可能性。

お役人は自分に責任が残らないようにうまく立ち回りますからね。私もそれで痛い目にあいましたから。

財政制度等審議会

やつらの話は査読しないとダメです。
夕張は掘っても石炭しか出ませんが、国には埋蔵金がたくさんあります。

当初の約束2

先ほど「当初の約束」を書いた者です。

私が書いたの内容は夕張市が破綻後少し間を
あけてから放送された「破綻後の夕張市の今」的な
報道番組でやっていた事です。




申し訳ないですが、報道に関しては全く信頼していません。瀬棚の件に関しても実際に取材を受けた方から、報道機関の捏造に関して色々聞いていますので....彼らは、自分たちの作ったストーリーに合致する映像が取れればいいのです。たとえお堅い某放送局でも。

詳しくはネットで探してください。

いずれにしても、報道だけで片方を一方的に非難するのは止めたほうがいいと思います。

おだまき様:

>国の財政状態は財政破たんした夕張市(北海道)より悪いとの試算結果を財務省が提示し、財政再建の必要性をあらためて強調した。


そんなら、特定財源などを全てひっくるめて表に出してから考えろって思いません?塩爺のいう「裏ですき焼きパーティー」の実情が見えないと何ともいえないですよね。

しかし、国家財政が破たんした夕張市より悪い、なんて言ってる割に、道路は造るわ、ダムは造るわ、土建屋さんに金をつぎ込みすぎて国が傾いた(圧倒的な公共事業費で国が傾いた)ことが分かっているとは思えない発言ですね。

特定財源が別だというなら、特定財源があるなら、財政計算をやり直してもらわなくては。その上で赤字比率を考えてもらわなければね。

というより、特定財源を各省庁から巻き上げて国債の償還に使えばいいのに。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

追記:

個人的には村上先生に特段の感情はありませんが、なぜこのスレに噛み付くかと言えば、こんなことは一般社会では通じないからです。経済界の方が村上先生の発言を見ていたら恐らくこう言いますよ。

「なんだよ、医者って本当に社会常識がないなあ。やっぱり医療機関を医者に経営させるなんて効率が悪いな。経営は財界にさせるべきだな」

こういう口実に使われると思ったからです。一般に企業の経営はシビアです。村上先生の要求は一般社会では通用しません。今後医師による医療機関経営ができなくなりますよ。

中日新聞に載ってました。

中日新聞に光熱費の件、載ってました。

長いのでとりあえず必要な部分のみ

「医療センター運営は順調なことばかりではなかった。施設のバリアフリー化やトイレの改装、光熱費などの維持費を負担する約束を、市は実行しなかった。」

>そんな話は聞いていません。
>これも、本来事前に調べておくべきなんです。
>報道に関しては全く信頼していません。
>報道だけで片方を一方的に非難するのは止めたほうがいいと思います。
>個人的には村上先生に特段の感情はありませんが、なぜこのスレに噛み付くかと言えば、

意味不明!あなたが管理者ならともかく
建設的な議論をするつもりがないのでしたら、
発言を慎むべきです。
それこそ、一般社会では通用しません。

夕張医療センター再出発1年
中日新聞 2008年3月18日
 経営破綻した北海道夕張市の私立総合病院が、降雪民営による診療所「夕張医療センター」として再スタートを切って今月末でちょうど1年となる。人口約12000人のうち4割以上が65歳以上という高齢化が進んだ同市。施設の規模を縮小する一方、予防医療、訪問診療に力を注ぎ、徐々にではあるが経営は軌道に乗り始めている。診療所を運営する医療法人財団「夕張希望の杜」の村上智彦理事長にこの一年について聞いた。

 「そもそも171章の総合病院という枠組みがおかしかった。現在の19床で十分。救急指定病院も不要。市民に必要な『ニーズ』ではなく、求める『ウォンツ』にばかり応えていたから経営破綻した。ある意味、自治体病院の悪い面が全部出た」
 夕張医療センターの会議室で、村上氏はこう切り出した。
 総合病院は10万人規模の背景人口があって採算が取れるとされる。夕張市も炭坑の全盛期に人口10万人を超えたが、1970年代以降の相次ぐ閉山で過疎化し高齢化も急速に進んだ。
 「縮小すべき時に何もしなかった。不作為の作為。『あれも、これも』ではなく『あれか、これか』で身の丈を考えなければいけなかった」
 一年前、市立総合病院の職員約150人は解雇され、そのうち約70人を同センターが再雇用。現在は村上氏を含む総合診療科の医師三人と歯科医師一人が常勤し、眼科医と整形外科医が非常勤だ。40床の介護老人保健施設も併設する。
 病床を減らすことに、地元の反発は強かった。だが、村上氏は「入院患者の8割から9割は、医療より介護が必要な社会的入院。本当に入院が必要な患者は少ない。実際、19床にしても問題はなかった。」
 夕張市では、高齢化率の割に要介護認定されている人数が少ない。「市の怠慢で必要な要介護認定をせず、何かあれば病院に入院させていた。本来、保険医療と福祉は連携が必要だが、ここでは福祉は不在で病院にすべてを丸投げしていた。」この構図を変えるためにも、病床数の削減は必要だったと振り返る。
 救急指定病院についても「必要」とする市民は多かったが、村上氏は「不要」と断言する。「時間外の患者は緊急性がない『コンビニ受診』がほとんど。それがなくなるのがいやなだけ」。実際、以前は救急車をタクシー代わりに使う人もいたという。「病院をこんな使い方をしていたから破綻した。これこそ市民の自己責任」
 医療センターの外来患者は1日平均で約100人。夕張は総合病院がなくなったとはいえ厳密には医療過疎地ではない。隣接する岩見沢市に総合病院があり、札幌まで車で1時間程度。総合病院があった時代にも、夕張市民は専門医にかかる場合には市外に出ていた。
 地元医師会にも甘えがあった。市内には4カ所の民間診療所があり、休日診療は輪番制だったが、実際は患者をすべて総合病院に回していた。
 村上氏はこの悪習も絶った。昨年4月、診療所化を機にコンビニ受診を受けないことを宣言。それぞれの診療所に地域のかかりつけ医になってもらい、責任を持つよう促した。
 徐々に「自称、急患」は減り、宿直医も睡眠が取れるようになった。「これが、本来の姿。コンビニ受診で医師を疲弊させてはいけない」
 医療施設の縮小均衡化に成功した村上氏は、ことあるごとに予防医療の徹底を強調。食生活の改善や適度の運動などの生活指導をし、必要な予防接種をして病気を防ぐ。一般論で、医師という職業は利益相反を抱える。患者を治して診療報酬を受けるが、患者がいなくなれば報酬もなくなる。
 だが、村上氏はその発想を否定する。
 「健康指導で医師と市民に信頼関係ができる。医療機関の敷居を低くしておけば、市民は予防で通院してくれる。それに高齢者が多い夕張では、いくら予防しても必ず病人が出る。ある意味で薄利多売といえるやり方だが、結果的に病気の重篤かを防ぎ、医療費を削減できる。これが地域医療のあり方」
 こうした予防医療と並び、村上氏が重視するのが訪問診療だ。総合病院時代は往診をしなかったが、現在は30件を訪問先とし、今後も増やす予定だ。「在宅支援診療所」という認定も取得し、往診の診療報酬が上がった。
 「一歩先行く村上方式」と呼ぶ医療関係者がいる。たとえば、総合病院の診療所化にあたり、単独では赤字の歯科を残すかで議論があった。村上氏が「高齢者の口腔ケアは必要」と判断して、残したいきさつがある。
 それが、4月の診療報酬改定で医師と歯科の協力が診療報酬になる。自治体病院経営に詳しい城西大学の伊関友伸准教授は「医療行政の流れを読んでいるから(診療報酬の)点数が付いてくる」と話す。
 もっとも、医療センター運営は順調なことばかりではなかった。施設のバリアフリー化やトイレの改装、光熱費などの維持費を負担する約束を、市は実行しなかった。しかもいまだに前例主義で、センターが新しいことをやろうとしても、市がブレーキをかけてくることがあるという。
 そんなときに「だから破綻したんだ。また破綻しますよ」と訴え、大胆な改革を推し進めてきた。高齢化率42.3%は将来の日本の姿でもあり、夕張での挑戦は”最先端”の取り組みでもある。
 全国の自治体病院の多くが経営上苦しく、村上方式を参考にしようとする自治体もあるが、破綻前の夕張市がそうだったように「先送り」を繰り返すのがお役所の常だ。
 村上氏は皮肉を込めて、こう言う。「夕張方式はいいですよ。一度、破綻してみては。だけど、第二の夕張は非難はされても、同情はされませんよ」



暇人28号サマ
そんなら、特定財源などを全てひっくるめて表に出してから考えろって思いません?塩爺のいう「裏ですき焼きパーティー」の実情が見えないと何ともいえないですよね。
⇒ 御意でございます。 生存医師数・勤務可能な医師数だけでなく、正確な医療費、国家予算総額・・・、議論の基礎となるべき正確なデータを、是非公表して頂きたいですね。
  この発言の中で、『お上も大変なんだ! だから、新しく出すユトリなんてないゾ! なに、医療に金が欲しいだと。 削減決定の分野が、何を言う! はァァ?聞こえんなァ(北斗の拳)』という裏の声が聞こえてくるように感じられてなりません。

無記名の方:

そろそろ、せめてHNだけでも出しませんか?
中日新聞の記事に関しては承知しました。ただ、お役人があそこまで「経営努力が足りない」というからにはそれなりの根拠がないと普通はいえないと思いますが。さらに契約で「光熱費を出す」となっていながら、実際に出さない、というのも疑問です。表には出ていない何かがあるのではないかと邪推してしまいます。

夕張医療センター 想定上回る維持費 年間1000万円以上も(05/21 06:49)  *2007年の記事です。

 【夕張】今年四月に市立病院から公設民営化された夕張医療センター(村上智彦センター長、十九床)の維持管理費が当初見込みよりも年間千数百万円かさむ見通しであることが分かった。二十日、公明党の渡辺孝男参院議員らと意見交換した村上センター長が明らかにした。

 同センターは光熱費や水道料金、清掃費用などの維持管理費を当初約二千万円と見積もっていたが、暖房は百七十一床の病棟も含めた全館一括方式のため、重油代だけで年間約五千万円かかる。このため十九床の診療所に見合った配管変更の工事を行うなどしても、年間三千数百万円程度の維持管理費が必要となる見込みで、今後の運営の大きな負担となりそうだ。

 また今月、道の協力で耐震診断を実施したところ、築後四十年以上が経過して老朽化が進んでおり、十数年以上の長期間改築をせずに運営することは難しいとされた。改築には数億円の費用が予想されるため、村上センター長は市民の通いやすい清水沢など中心部への移転も検討する考えを明らかにした。
----------------------------------

この記事から推測すると、
・当初は市側が光熱費を負担する、というわけではなかったのではないかと想像されます。(もしそうなら、光熱費の心配をするのは医療機関側ではなく、市側ですから)。

・現在の記事では3000万円ほど余分にかかっている、との情報ですが、この時点(2007年5月)では光熱費は当初見積より1千数百万円程度の負担増と見積もられています。この時点から現在までの増加分はいったいなんでしょうか。もし重油の値上がり分だとしたら市側の責任ではありません。


確か村上先生が夕張に初めて赴任したのが2006年秋(12月?)、それから翌年4月にはもう医療センターが開始になっています。この医療センターは村上先生にとってはいわば開業と一緒です。開業には1年以上の準備期間がかかるのが通常だと思いますから、準備期間があまりにも短すぎた、ということではないでしょうか。

>夕張は総合病院がなくなったとはいえ厳密には医療過疎地ではない。隣接する岩見沢市に総合病院があり、札幌まで車で1時間程度。総合病院があった時代にも、夕張市民は専門医にかかる場合には市外に出ていた。
>市内には4カ所の民間診療所があり、(略)

この記事だけ見ると、無理して維持する必要はないような気がします。

夕張市・市民は「便利な」総合病院が欲しかったわけで、診療所になってしまったらあまりメリットを感じていないのでは?という疑問が生じました。

部外者様:

>夕張市・市民は「便利な」総合病院が欲しかったわけで、診療所になってしまったらあまりメリットを感じていないのでは?


実は私もそう思っています。夕張の皆さんが欲しかったのが24時間365日診てもらえる総合病院でした。それをクリニックに格下げし、なおかつ時間外は診療しない、となったら村上先生の夕張における存在意義ってなんなのでしょうか、という疑問がわいてきます。そもそも、以前より開業医は数件あるのですから。

夕張に赴任して数か月の人がこれだけ夕張の医療システムを変えたのだから、以前より夕張で診療していた開業医の先生方は苦々しく思っているのではないでしょうか。ここで村上先生たちが出て行ったら、「新参者がパッと中に入ってきてシステムをぐちゃぐちゃにかき回すだけかき回して、『後は知りません』」、てしているように思えてしまいます。まあ、借金もあるから簡単には出ていけませんけども。

>夕張の皆さんが欲しかったのが24時間365日診てもらえる総合病院でした。それをクリニックに格下げし、なおかつ時間外は診療しない、となったら村上先生の夕張における存在意義ってなんなのでしょうか、という疑問がわいてきます。そもそも、以前より開業医は数件あるのですから。

夕張にそのような病院があること自体非常に贅沢と感じます。このあたりの住民意識として、24時間診察してもらえるのは当たり前ということがあり、24時間専門医の診療を求める傾向にあります。(炭鉱病院時代に病院代が会社負担で無料だった名残でしょうか?)
村上先生の存在意義はそのような地域の住民に時間外対応は非常に贅沢なことだということを知らしめることでしょうか。それだけでも十分意義があることだと思います。

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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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