fc2ブログ

■開業つれづれ:「ドクターバンク制度の県内雇用ゼロ」 


タイトルの


>ドクターバンク制度の県内雇用ゼロ 


…まあ、

そりゃそうだよね。





なにせ、

”一か八かでやってもらっては困る”

土地柄ですから。







ドクターバンク制度の県内雇用ゼロ 

福島民報 2009/09/24 08:25

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=3983272&newsMode=article

 福島県内の医師不足解消を目指し、県が昨年1月に開設した「ドクターバンクふくしま」による医師の雇用実績は23日現在、ゼロとなっていることが分かった。医療機関が

154人の求人

を登録しているのに対し、

医師の求職登録は3人。

県は登録医師に働き掛けを続けているが、勤務条件などが合わず医療機関との雇用契約成立には至っていない。

 求人は公立、民間合わせて39医療機関が登録し、各地域の中核的な総合病院の大半も加わっている。診療科別では内科の39人をトップに整形外科15人、精神科8人、循環器内科、泌尿器科、外科、小児科が各7人など、幅広い分野で医師が不足している現状がうかがえる。

 一方、求職登録した医師3人は内科や外科が専門で、いずれも県外在住。県は文書や電話で医療機関の情報を提供したり、詳細な希望を聞くなどしているが、具体的な交渉には入っていない。

 県は全国的な医師不足の深刻化が背景にあると分析。

ドクターバンクのPRはホームページが主体だが、問い合わせを寄せた医師に対して知人への情報提供を呼び掛けるなど、

「口コミで周知が広がるような取り組みを進めたい」(医療看護課)

としている。

 県内では長期的視野での医師養成は進んでいるが、即戦力となる医師の確保が困難な状況となっている。県は10月にも国に提出する地域医療再生計画で新たな医師確保策を打ち出すことを検討している。

■ドクターバンクふくしま
 県内での勤務を希望する医師と、医師の確保が必要な県内の医療機関にそれぞれ登録してもらい、県が無料で情報提供、あっせん、相談を行う仕組み。勤務条件などが折り合えば、医師と医療機関が雇用契約を結ぶ。職業安定法に基づき、地方公共団体が行う無料職業紹介事業に当たる。


 





分析からして間違っております。



>県は全国的な医師不足の深刻化が背景にあると分析。



…いや、

とくに”福島県”という

土地柄を嫌がっているのでは?





すでに福島の悪名は

天下に響き渡っておりますが、



「口コミで周知が広がるような取り組みを進めたい」(医療看護課)




って、医療看護科の方は

いったい何様?





マーケティングの中でも

口コミは非常に難しい分野で、

広告もしないで

プル型マーケティングを

行えるほど魅力的なブランドを

”福島”が構築しているとは

思いませんでした。






ま、これほどの悪名をとどろかせて

”口コミで医師を呼びたいです”

なんて言いうこと自体、

マーケティングを

知っているはずありません。










関連記事

コメント

「口コミで周知が広がるような取り組みを進めたい」(医療看護課)

金はださないが、口は出すぞ

と訳してみた

NoTitle

口コミが広がれば広がるほど皆に逃げられると思うんですが…
そんなことも自覚してないのか?
それとも、大野病院事件は「行政には全く責任がありません。県がすぐに、担当医が悪いことにして補償金を払う決定をしたのは全く正しい判断であり、なんでこんな騒ぎになったのか、全く理解できません」とでもいうのであろうか。

少なくとも公然とオープンな場で「福島県は医療と医療者を大事にします」あるいは「医療者の立場”も”守ります」くらいの宣言をしなければ、誰も県外からは近寄らないと思います。
だって、他にもっといい(はずの)ところはあるんですから。

袋叩きにされるのが好きでないと

多分、秋葉原でビンタされてる方がいいと思うんだ。

秋葉原に“女の子からのビンタ1回1000円”の店がオープン
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1312585.html

あくまで私の考えですが、金を出せば来る医師もいるはずです。
要は出し惜しみが第一。加えて+呼ぶ側の役人の態度は役人丸出し。
絶対に大事にされないそんなひどい土地に行くか見てみたい。
どうせ 福島医療行政のイケニケになるだけ だね。

口コミ

福島は 一生懸命やっても結果が悪ければ犯罪者にされるぞー!!福島にいくと酷い目に遭うぞー!!!みんなー 福島だけはやめとけよおっ!!!!っていう口コミ?

NoTitle

貯まっているはずのものがないのにバンクとはこれいかに、ってなもんなのですが。まあ、圧倒的な売り手市場にも関わらず、「文句を言わずにとことん働く奴隷を相場より安く手に入れたい」とおっしゃったところで、だれも供給してくれません。

NoTitle

やはりこれが市場原理でしょうw

NoTitle

>「口コミで周知が広がるような取り組みを進めたい」(医療看護課)

↓こうですか!? わかりません><
http://www.zariganiworks.co.jp/taroshooten/catalog/zibo_02.html

医師不足について

まだまだ将来的な試みですが、岩手医科大学で↓こういう事が起きています。
http://insite.typepad.jp/shigakuinfo/2009/09/3-3330.html

医科と違い歯科では医師の過剰などが指摘されています。
海外の医師などに頼るよりはいいと思います。

実際、歯科からの要望もあったようです。
http://insite.typepad.jp/shigakuinfo/2009/10/post-4430.html

科目などは歯科からなのでどうなのか分かりませんが、医師不足が解消される第一歩になるとは思います。



非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -