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■開業つれづれ:ワクチンあります 弱い者順 「ワクチン1歳未満の親優先 厚労省が接種案」

今シーズンは

3回インフルエンザにかかる人が出そうです。



新型インフルエンザ

季節性インフルエンザA

季節性インフルエンザB



たまにA,B、2回かかる人はいましたが、

今年はトリプル、

という大技が出るわけです。








そんな話を

近所の先生としていたんですが、

話題はインフル予防接種になりました。






地元の保健センターの人が、

「先生のところはインフルワクチンやるんですか?

今日までに連絡もらえないと助成金出せません」

とか、

ありがたい電話をいただきました。






…保健センターさん、お前は文盲か?





こんなに日本中大騒ぎしているのに、

季節性ワクチンもまったく情報がないのに、

どうしてこのタイミングで

「ワクチンどうするか決めろ」

と言い放てるのかびっくり。

やっぱりお役所脳って、すごい。





地域全域のクリニックに

そんな連絡が行っているようで、

先生方、みんな呆れてました。


その先生は、

「結局、

インフルワクチンってぜんぜん儲からないし

善意でやっても

逆に患者さんがインフルうつされたら悪い噂立つし、

今年は大混乱しているから、順番とかももめそうだし

やりたくないよね」

といったのが印象に残っています。










<新型インフル>ワクチン1歳未満の親優先 厚労省が接種案


2009年9月4日21時12分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090904-00000124-mai-soci

 厚生労働省は4日、新型インフルエンザワクチン接種の実施案を公表した。医療従事者や基礎疾患のある人など約1900万人が優先接種対象で、その他の対象者として小中高校生や高齢者約3500万人を挙げた。10月下旬に出荷が始まる国産ワクチンは原則として優先接種に使い、その他の対象者には12月下旬以降に使用可能になる輸入品を接種する。6日から1週間、厚労省のホームページなどで意見を募り、9月中に正式決定する。

 厚労省はワクチン接種の目的を「死亡や重症化を減らすこと」と定義。必要な医療を確保するため、インフルエンザの診療に携わる医療従事者を最優先にした。次いでリスクの高さから、妊婦と基礎疾患のある人を2番目に、1歳から就学前の小児と、1歳未満の小児の両親を3番目に位置づけた。また、小学校低学年(10歳未満)も、可能なら優先接種対象にするとした。

 1歳未満の小児は、ワクチンで免疫を付けるのが難しいため、両親に接種して感染を防ぐ。「基礎疾患のある人」の病気の詳細な定義は、今後詰めるとしている。

 優先ではないものの接種対象とされた小中高校生と65歳以上に使う輸入ワクチンについては、国産にはない補助剤が入っており、国内臨床試験などで安全性を確認し、問題があれば使用中止もあり得るとした。

 国産ワクチンの生産量は、2月末までに2200万~3000万人分とされる。全量を優先接種に使い、余った場合は基礎疾患がない小学生らに割り当てることも検討する。ただし、生産効率が下がった場合は1800万人分にとどまる可能性もあるといい、その場合は優先接種にも輸入ワクチンを使用する。

 接種場所や費用負担、副作用の被害補償などは今回の案で触れておらず、厚労省は8日に開く自治体への説明会で大枠を示す予定だ。【清水健二】




◇新型インフルエンザワクチンの接種対象(厚生労働省案)◇



《優先接種対象》=10月下旬以降、国産ワクチンを原則使用

(1)インフルエンザ患者の診療に携わる医療従事者(約100万人)

(2)妊婦(約100万人)と

   基礎疾患のある人(約900万人)

(3)1歳~就学前の小児(約600万人)と

   1歳未満の小児の両親(約200万人)



《その他》=12月下旬以降、輸入ワクチンを原則使用

 小中高校生(約1400万人)と

 65歳以上の高齢者(約2100万人)

※基礎疾患は▽呼吸器疾患(ぜんそくを含む)▽心疾患(高血圧を除く)▽腎疾患▽肝疾患▽神経疾患▽神経筋疾患▽血液疾患▽代謝性疾患(糖尿病を含む)▽免疫抑制状態(HIV、がんを含む)。基礎疾患のある1歳~就学前の小児を優先

※小学校低学年は可能なら優先接種





 ◇解説 薬の限界理解し対策を 

 新型インフルエンザのワクチンは、患者の重症化や死亡を防ぐのが目的で、発症予防や流行拡大の防止効果は明確ではない。厚生労働省の試算によると、早ければ10月上旬にもピークを迎える恐れがあり、その場合は供給が間に合わない。ワクチンの果たす役割と限界を理解し、それに頼り切らない対策に国全体で取り組む必要がある。

 ワクチンは肺炎などの重い合併症や入院、死亡などの危険性を減らす。血液中で抗体を作り、ウイルスの増殖を防ぐためだ。しかし、感染後の増殖を防ぐことはできても、感染そのものを防ぐことはできない。

 また体内で抗体が増え、重症化防止の効果が出るまでには時間がかかる。菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長は「10月末から接種を始めても効果が出るのは12月からで、(厚労省の想定している)流行のピークには間に合わない。ワクチンはインフルエンザ対策の切り札ではない」と指摘する。

 このため治療薬タミフルなどの活用と共に、集中治療室(ICU)や人工呼吸器などが必要となる重症患者に対応する態勢を、地域ごとに整えることなどが重要だ。世界保健機関(WHO)の進藤奈邦子医務官は「国内で発生初期の関西の学級閉鎖は効果があった。公衆衛生学的な対策を社会が踏ん張って続け、流行のピークをできるだけ遅らせることが課題になる」と話す。

 医療現場からは「どのように優先者を接種するのか。ピーク時に現場は混乱するだろう」などの声も出ている。【江口一、関東晋慈】



最終更新:9月5日0時24分







インフルエンザ予防接種、優先順位。



背の順や

あいうえお順とおなじ。

「じゃあ、弱いもの順に並んでください」






でも、外来には

てんでばらばらに皆さん来ます。



後で来る弱い人と、

先に来た弱くない人。




先に来ている”弱くない人”に

「あなたには接種できません」

といって追い返すのか?



まだ来てない”弱い人”の分を

取っておいて

結局来なくて

腐らせるのか。




外来ではどのように接種したらいいんでしょう?






結局、早い者勝ち、

ということなのでしょうか。



でも、ワクチンを打っても

すでにインフルのピークを過ぎている可能性が

十分にあるわけですから、

結局は無駄足なのかもしれません。





長い目でみると、

パニックになっている状況で

インフルにかかるより、

医療資源が消費されていない

はやい今の段階で

新型インフルにかかって

免疫をつけておくのが

いいのかもしれません。







もちろん、

一定確率で死亡する可能性があるのですが、

それは

季節性インフルと同じです。





株式などとおなじ行動心理学です。

状況は、毎年インフルの危険性がある。

選択は、インフルエンザワクチンを打つか打たないか。



変化項は、

今年は新型インフルエンザもあり、大流行が予想される。



毎年インフルエンザワクチンを打っていない、

という方で

”今年だけはどうしても打ちたい”

という人は

マスコミに踊らされている、

ということになるかもしれません。













新型インフルエンザ狂想曲。

マスコミ主導でパニックとか

医療機関のインフル叩きとか、

いろいろと

非生産的な展開が待っていそうです。
















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コメント

No title

季節性インフルエンザの出荷も未定
新型インフルエンザワクチンの供給量も不明

一応新型ワクチンも任意接種となったそうですが、政府が一括買い上げして、無料配布とのこと。どうやってどんな医療機関に配布されるんでしょう。そして、もし、各医療機関でやれ、と言われた場合、季節性インフルエンザのワクチン接種を予約制で入れているウチのような医院で、どうやって新型のワクチンスケジュールを入れていけばいいんでしょう。

そういった具体的なアクションプログラムは全部現場に押し付けですか?なにもそういったものが出ず、「やります」では、現場では「できません」としかいえません。

せめて、「季節性よりも新型を優先しろ」とか、「優先順位を守って、学童や成人は後回しになります」とか、国民にちゃんとアナウンスしてから散ってくださいませ>ハゲ大臣

因果応報

"自民党員"と参院選マニフェストは作らない―民主党・鈴木寛参院議員が日医を批判
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/04011919.php
日医・唐澤会長は自己批判と反省を-民主党・仙谷由人衆院議員
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/03205534.php

今まで他党の政治家の話を聞く耳を持たず、自民党ベッタリだったツケがモロに回ってきましたね。
現執行部が総辞職でもしない限り、今後日医は新政権から相手にしてもらえないでしょう。

No title

>現執行部が総辞職でもしない限り、今後日医は新政権から相手にしてもらえないでしょう。

旧政権にも相手にしてもらえてなかったような…w

勤務医:「うつ」12人に1人 休日「月4日以下」46%

http://mainichi.jp/select/today/news/20090905k0000e040027000c.html

 日本医師会は、勤務医1万人を対象にした健康に関するアンケートで、勤務医の12人に1人が精神面の支援を要する「うつ状態」にあるとの分析結果をまとめた。休日や睡眠時間の少なさに加え、患者からのクレームなどの矢面に立たされることへのストレスが大きいとして、医療機関に医療事故や患者とのトラブルでは組織的な対応を取るよう求めていく。過酷な勤務実態を受けて、医師の健康面に特化した大規模な調査は初めてという。

 今年2~3月、男性勤務医8000人、女性勤務医2000人に調査票を送り、3879人から回答を得た。

 最近1カ月の休日は46%が4日以下で、9%は「なし」。睡眠時間は6時間未満が41%を占め、20代では63%に上る。当直は45%が一度もなかった一方で、10%は1カ月で6回以上あった。患者対応では、46%が「半年以内に患者ら家族から不当なクレームを受けたことがある」と答えた。

 また、勤務医のメンタルヘルスについて「死や自殺を考えた」「自分を責めがち」など約30項目の質問の答えを点数化したところ、8.7%が「メンタルサポートの必要がある」と判定され、若い世代ほど割合が高かった。

 調査結果を受け、日医は近く、業務の効率化や院内暴力防止策などを促す冊子を作成して病院団体などに配布する。【清水健二】

ワクチンも大切ですが

解熱剤はアセトアミノフェン以外のNSAIDsを使うと
脳症のリスクが跳ね上がりますよ、というアナウンスを
マスゴミはおろか、舛ゴミも、だーれもしないのは何故なのでしょう。
ワクチンは多分もうダメなのですから、次の対策を考えないと、
水際作戦がやぶれたら後はしらーん、のパート2になっちゃいますよね。

感染確認者は強制的に隔離するとかお上が決定しないと、
平気で公共機関つかってたアホ続出だったでしょ、5-6月は。

flu

販売員ですから毎年季節性のお注射は受けていたし、今年は喘息持ちになってしまったので受けたいのですけれど私の分はないのかな(/_・、)

へるちょんぺ先生がお書きのこと、以前A型にかかった時に素人の私はまさに呼吸器の先生に言って慌てられたのです。
タミフルと解熱剤も出すねとおっしゃられて、
「婦人科でロキソニンをいっぱーい戴いていますがダメなのでしょうか?」と。恥ずかしながら脳症のことをその時初めて知りました。啓蒙は大切ですね!
コンビニ受診しない善人が夜中に風邪と間違えて、いけない解熱剤を飲んで大変なことになったら気の毒ですもの…。

あとdemian先生がお知らせの医師の12人に1人がうつというニュース、私は好きなキャリアブレインから引用して先程記事にしました。見たところでは、毎日と夕刊フジとキャリアブレインが取り上げていました。タイトルはdemian先生ご紹介の毎日のが1番センセーショナルだったので稚拙my記事も毎日のから取りまちた。

皆さん、どうされてますか?

例年だと当院でもインフルエンザワクチンの予約を取りだす時期なのですが、Seisan先生もおっしゃる通り、新型・季節性とも供給がどうなるのか全く不明のためどうしようもなく困っています。

問い合わせはアホほど来るんですが。
「新型のインフルエンザワクチンってそちらで予約できますかぁ?」・・・知らん。厚労省かマスゴミにでも聞けば。

No title

へるちょんぺ先生
>感染確認者は強制的に隔離するとかお上が決定しないと、
>平気で公共機関つかってたアホ続出だったでしょ、5-6月は。

それどころか、公共の電波を借りて報道機関として活動している日本テレビは、発熱直後の検査で陰性だったからと24時間テレビにタレントを強行出演させ、少なくとも共演者に感染を広げていましたが。

まあ、「A型だが新型ではない」というすさまじく恐ろしい言い訳コメントを発表していましたが。

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