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■開業つれづれ:”研修医は若く、体力もあるので、きつい当直にも対応できる” 「山田日赤が尾鷲総合病院へ医師派遣」








「三千万円出せば大学病院の助教授が飛んでくる」(2)

という発言で

医療関係者の度肝を抜いた

尾鷲市。





今度は、

県医療対策室、直々の

奴隷宣言が発令されました。


>県医療対策室の松見隆子主査
>研修医は若く、体力もあるので、きつい当直にも対応できる。



これって、

ガチで

”若いんだから労基法違反してでも働いてこい”

って言っているようなもので、

すごい発言です。


”他人のつらさは10年でも我慢できる”

といったところでしょうか。










三重って、

麻酔科集団退職もあったり、

毎年3月30日に退職させられて

4月1日に再就職して

退職金を払わせなかったりと、

やっぱり蟹工船のように怖い土地ですね。






山田日赤が尾鷲総合病院へ医師派遣

バディホスピタル制度 10月に県初の実施


2009年8月29日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20090829-OYT8T00063.htm



 二つの病院が互いにバディ(相棒)となり、一方がもう一方に医師を派遣する「バディホスピタル制度」が10月から、県内で初めて開始される。県医療政策室の制度で、まず伊勢市の山田赤十字病院(山田日赤)から、尾鷲市立尾鷲総合病院に医師を派遣することが決まった。全国的にも珍しい取り組みで、医師不足の解消につながるのではと期待が高まっている。

 同制度は、比較的、医師の数に余裕のある病院が、不足している病院に後期臨床研修医を3か月間派遣するもの。後期臨床研修医は医学部を卒業後、2~4年の研修を経た医師で、専門とする診療科で臨床経験を積む。

 しかし、医師の多い病院では、研修医は臨床に触れる機会が少なく、実際に診察や手術に携わる回数も限定される。そこで、医師の少ない病院で研修することで、幅広い症例を診て経験を積むことができるというメリットがある。

 山田日赤は、まず2か月間、中堅の医師2人を派遣し、研修医の受け入れ体制を整えた後、12月から3か月ごとに、内科の研修医を1人ずつ派遣する予定。

 受け入れ側の尾鷲総合病院では、現在7人の内科医が在籍しているが、宮本忠明事務長(58)によると「医師の業務は外来、救急、透析、当直など山積み。最低9人は必要」という。さらに、今年度で2人がやめるため、来年4月には5人に減る見込みで、「派遣される医師は貴重な戦力」として期待している。

 県医療対策室の松見隆子主査(36)は
「研修医は若く、体力もあるので、きつい当直にも対応できる。
病院間の連携も生まれるので、重篤患者もスムーズに転院させることができる。これをモデルケースに、県内でバディホスピタルを利用する病院が増えれば」と話している。






医師を粗末にすることでは

全国的に有名な

尾鷲総合病院(1,2)。


>さらに、今年度で2人がやめる



結局は現有戦力も維持できずに

ぼろぼろになりながら

3か月交代の研修医を当てにしているんですね。





さすが三重県、

学徒動員で、学生の体力頼みという

法律無視のお粗末さ。









恐ろしいことに、

尾鷲総合病院には

産婦人科医が存在していました。








医療 激務 産科医不足に拍車 ――09衆院選 争点の現場(3 )
「安心して産めない」

2009年8月22日 読売新聞


http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/090822_1.htm


 三重県尾鷲市立尾鷲総合病院の産婦人科医、野村浩史さん(52)は、病院近くのアパートに帰宅した後も、常に携帯電話を手元に置く。緊急呼び出しに備え、緊張した時間を過ごすが、それでも帰宅出来た日は、「ホッとします」。帰れずに、病院に泊まらざるを得ない日は、月に7~10日にもなる。

 市内でただ一人の産婦人科医。受け持つ患者のエリアは、県南部の東紀州地域2市2町に及ぶ。土日や祝日も入院患者の回診をするため、三重県伊勢市の自宅に戻れるのは、別の開業医が当直に入る月に一度だけだ。

 三重大から医師の派遣を受けていた同病院の産婦人科は2005年7月、大学医局の医師不足を理由に約40キロ離れた公立紀南病院(三重県御浜町)に統合され、尾鷲市は一時、常駐産科医がいない状態になった。

 野村さんが単身で赴任してから3年。3日続けて帰宅できなかったことも一度や二度ではない。「ある程度の拘束は仕方ないが、体力面で不安はある」。産科医がもう一人いてくれれば、というのが野村さんの偽らざる思いだ。



 「代わりを探してはいるけど、なかなか見つからないんですよ」

 名古屋市立大の杉浦真弓教授(48)(産婦人科)は昨夏から、愛知県豊川市の市民病院に派遣する産科医を探し続けている。当時の院長からひざ詰めで医師探しを依頼されたが、ない袖は振れない。今も医師が見つかるメドは全くたたない。

 同病院では今年1月、家庭の事情で産婦人科の医師が1人減り、3人となった。06年から近くの新城市民病院(愛知県新城市)の診療体制縮小で、同病院からの流入患者が増加していたこともあり、昨夏以降、受け入れる出産患者を制限する状態が続いている。

 ところが、医師の供給源となるべき大学側は今、医局の人手不足という悩みを抱えている。04年度から始まった臨床研修制度により、研修医が病院を自由に選べるようになった結果、大学に残る医師の数が減ったためだ。このことが、地域医療機関の医師不足を招いているとの指摘は多い。

 女性産科医が、子育てとの両立が難しいなどの理由で定年前に引退してしまうケースが多いのも、産科医不足に拍車をかけている。杉浦教授は「学生に産科医の魅力を伝え、女性が長く働ける環境をつくっていくことも必要だ」と訴える。



 日本の人口1000人当たりの医師数は2・1人。経済協力開発機構(OECD)加盟30か国の平均(3・1人)を大きく下回る。中でも、激務で訴訟リスクも高いとされる産科医は、この10年で約10%も減少した。愛知県内では、35公立病院のうち、昨年6月現在、19病院が医師不足で時間外救急患者の受け入れ制限や入院診療休止など診療を制限せざるを得なくなっている。

 尾鷲市で産科医が常駐しない期間に長女を妊娠した同市の主婦(39)は、車で片道2時間かけて三重県松阪市の病院に通った。「胎児に異変が起きたらと考えると、安定期に入るまでは不安で仕方がなかった」。医師不足、そして診療体制の縮小は、地域住民の生命や生活を脅かす。

 定年まで今の生活を続ける意思を固めたという野村さんは強調する。「安心してお産ができるという当たり前のことを実現するためには、何よりもまず、医師不足の解消が急務。これがすべての根源ですよ」

(小栗靖彦、田口詠子)



 自民、民主以外の各党も医師の増員を掲げるほか、公明は院内保育所の整備など女性医師の復職支援、共産は国公立病院など公的医療機関への支援強化を打ち出している。社民は地域に助産院などの分娩施設を増やすとしている。後期高齢者医療制度については、民主、共産、社民が廃止、自民、公明は現行制度の枠組みを維持したうえでの改善、見直しを掲げる。










>土日や祝日も入院患者の回診をするため、三重県伊勢市の自宅に戻れるのは、別の開業医が当直に入る月に一度だけだ。




こんなガチ労基法無視の

尾鷲総合病院に

研修医を派遣して

>研修医は若く、体力もあるので、きつい当直にも対応できる。

とか言い放つ

県の担当者も

狂ってますね。





医師を使い捨てにしている病院のようですから(1)、

自業自得といったところです。











(1)
尾鷲総合病院 産科医師「退職の儀式はなく、本人からもあいさつもなく、病院を後にした」
http://ameblo.jp/med/entry-10022493211.html


(2)
「三千万円出せば大学病院の助教授が飛んでくる」
http://ameblo.jp/med/entry-10016637474.html







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コメント

No title

バディ(相棒)ですか
山田日赤になんのメリットがあるのか見えませんね
片方だけにメリットがある関係を「片利共生」と呼ぶんですよね

来年以降は、研修医の志望も激減することでしょうから、日赤側には実害がでてきます。そうすると明らかに「寄生」ですね
(表に出ないメリットがあるのかも知れませんけどね)

日赤山田の後期研修医のHP
http://www.yamada.jrc.or.jp/training/tr05b.html
後期研修案内と先輩医師からのメッセージ、募集要項に関するページです。
が自分のmacでは開けないのですが...^^;
情報操作でしょうか

労働条件は大事

この記事をしみじみ読みましたが、医者の心を折ることばっかりですね。

No title

  山田日赤の後期研修医募集は下記↓
  『約十人』、大絶賛募集中!、のようですね。 
http://www.yamada.jrc.or.jp/training/kouki200908.pdf
  なお、2011年には新築移転するだそうでつ。 経営、大丈夫か?

『2年間の初期研修終了後は3年間の後期研修も受け入れていて、現在8名が後期研修を行っており、今後もどんどん採用していくことにしています。』
http://www.mmc-center.com/cgi-bin/pdf_rinsyo/5.pdf
⇒ 完っ全に、自殺行為だと思うぞ。 どう考えても、情弱しか来ない。

  選挙に行ってきました。 現代史に残るであろう一日、いかがお過ごしですか?

No title

「きつい当直」って本来矛盾した言葉ですよね。「きつい夜勤」なら納得ですが。
お役人がこんな言葉使ってよいんでしょうか?宿直って言ってないからOK?

No title

県医療対策室の松見隆子主査
って医師ですかね

きつい当直ってのを したことあるのかね

山田日赤のメリット

http://www.pref.mie.jp/kenkika/sogoh/kfnp/0902/1iryou.pdf
山田日赤のメリットを見つけました

バディ・ホスピタル・システムの運用に予算が550万ついてますね。
これにくわえて、

山田赤十字病院を基軸とした県南地域医療の確保
のところ
山田赤十字病院移転整備計画の概要および関連する県予算額
山田赤十字病院移転整備計画で21年度から23年度に223億円
医療施設等施設、設備整備時補助金3160万円
県南地域医療確保推進事業補助金が21年度から33年度まで 6億7000万円

これは、いろいろと裏が推測されますね

バディw

ダイビングとかで使う「バディ」ってのは、もちろん初心者とベテランがバディになることもあるでしょうけど、初心者とはいえ自分でウエットスーツも着られずタンクも背負えず水にも入れないないような方はバディにはなりえません。

つまり、手前のケツもろくにふけないようなのを「バディ」と呼ぶのは、正しくないと思います。むしろ「介護」とでも言った方が正しいでしょう。

No title

まあ、尾鷲は今年の市議会議員選挙でまだあの人がまだ当選できる様なところですからね…
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/24/00010221.html

No title

需要供給ですから三重圏内でリッパな病院に行きたい人がいればいいし、やってられないと思えば応募がなくなるだけですね。

今の研修医はローテーションで異人マレビトとして地域医療を短期経験するようなので意外と抵抗ないのかもしれません。
(旧医局制度と同じで終身刑でなければ...)

No title

>研修医は若く、体力もあるので、きつい当直にも対応できる。
とか言い放つ県の担当者も狂ってますね。

一番狂ってるのはこんなトコに勤め続ける医師&おめおめとハケンに応じる研修医かと。まあ研修医の方は3ヶ月限定だし肝試し感覚なのかなw

No title

でも肝試しで当りくじ引いたら目も当てられないですね><

No title

尾鷲Hpが研修医募集をやめた裏にはこんなのがあったんですね…。

県北にいますが、日赤もマッチング候補として考えている、
という学生さんがたまに見学にいらっしゃるので、
後期まで残るとこんなことになるよ、と教えてあげないと…。

尾鷲市民に「入院すると無事に帰ってこられない」とか言われている病院で、
医業をするなんてドMもいいところだと思いますがね…。
せっかくいい道路造っているんですから、
紀南病院と統合させてつぶしちまえばいいのに。

>松見隆子
とりあえずこの名前は覚えました。

No title

>こんたさん
主査はただの行政職です。医師どころかたぶん専門の技師ですらありません。
係長級とはなっていますが実際のグループリーダーは主幹級(もう一つ上)なので、このくらいの年になったら勝手に替わる肩書きの一種と思ってかまいません。
基本的に3年から5年程度で異動します。
たぶんこの人もここのエキスパートではなく、どこからか流れてきた人で直にどこかへ流れていくでしょう。
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研修医は若く、体力もあるので、きつい当直にも対応できる?

山田日赤が尾鷲総合病院へ医師派遣 バディホスピタル制度 10月に県初の実施 /三重 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20090829-OYT8T00063.htm 二つの...

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