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■開業つれづれ:「多くの患者の受け入れ 要請へ」

いままでの政策は何だったのか、

と問い詰めたい気分。




さんざんに”病院の規模を縮小”させ、

効率化の名のもとに

”ベット数を削減”させて

医療費を減らして、

いまになって

「新型インフルで大変だからいっぱい診ろ」

とか逆方向のことを言いはなつ

その神経の太さというか

無神経さが本当に嫌です。












多くの患者の受け入れ 要請へ


NHK 2009年8月28日 4時49分
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015145821000.html


新型インフルエンザの全国的な流行を受けて、厚生労働省は、今後、救急病院に患者が殺到すると地域の救急医療に混乱が生じかねないとして、各地の病院や診療所に対して、できるだけ多くの患者を受け入れるよう要請することになりました。

新型インフルエンザは国内で定点観測をしている医療機関1か所あたりの平均の患者数が1人を大幅に上回り、全国的な流行に入りました。特に、感染が急激に広がっている沖縄県では休日・夜間の救急外来に患者が集中して救急病院の負担が増加しているということです。厚生労働省は、今後、さらに感染が広がって救急病院に患者が殺到すると救急患者の受け入れができなくなるなど、地域の救急医療に混乱が生じかねないとして各地の病院や診療所に対して、できるだけ多くの患者を受け入れるよう要請することになりました。具体的には

▽診療時間を夜間まで延長することや
▽入院患者をできるだけ受け入れること、

さらに

▽満床でも臨時に患者が入院できる態勢を整備すること

などで、厚生労働省は近く、都道府県や医師会を通じてこれらの内容を要請することにしています。





以前、満床なのに

救急患者さんを受け入れて

「ルール違反」の名のもとに

がっぽり医療費の減額を受けた病院の

うわさを聞きましたが、

>▽満床でも臨時に患者が入院できる態勢を整備すること

新型インフルだけは

特別ですか…。



そもそも”満床”というのは

病院の医療提供の限界です。



レストランに例えると

「あいにく、お席が埋まっておりまして…」

という状況。



十分な対応ができないのに

「無理矢理でも席を詰めてでもレストランに入れろ」

と国が言い出すのと同じです。






そして、

納得いかない医療だと

すぐに訴訟になることでしょう。





救急外来には

「病気になってない証明書くれ」

とか

「完治証明書くれ」

という”健常なおバカの群れ”が

あふれてます(1)。






根本は医療機関のベット数を

大幅に削減し、病院を診療所に改編し、

医療費を削減しようとしている

厚労省の政策によるものです。






そして

部数不足で

500億円の公費負担を要求している

マスコミは

「新型インフルの恐怖」

と必要以上にあおりたてて

部数を伸ばそうとしてます。






旅行業界は

「旅行自粛で大変」

と、マスコミ攻勢を強めています。



しかし、

国からは修学旅行の補助を引き出し、

(ちなみに医療機関は現時点で

新型インフルの対策費は全く出されておりません)

マスコミには「旅行が中止で大変」

という報道がわんさか出てますが、

一番大変なのは

お金を出してもらえない、

報道もされない

「医療機関」です。







マスクはないし、

消毒液はないし、

インフル診断キットはないし、

国の補助は病院改装したり

人工呼吸器を買ったら出るみたいだけど、

だれがそんなこと今からやって

対応できるのでしょう?





さんざん、患者は診るな

自宅で療養、ベット削減、

医療効率化

と言っていた政府は

金も出さんと

「いっぱい患者診ろ」

って、

なんだかブレまくりの政策。



これが日本の医療政策なのです。





(1)
■開業つれづれ:”インフルかかってない証明くれ”というバカ 「新型インフルで救急外来急増 過剰反応に病院疲弊」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1041.html


























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コメント

No title

それ以前にちゃんとマスコミを使って

熱が出たからと言って慌てて救急外来を受診しないでください。
発熱直後ではインフルエンザの検査で陽性に出ない可能性が高いです。
抗インフルエンザ薬は48時間以内に内服を開始すれば有効ですから、ちゃんと通常診療時間内に医療機関に受診してください。
慌てて救急病院に駆け込んでも、他の病気をもらって帰る可能性もあります。

こういったことをちゃんと広報してくれればそれだけでいい話です。
それを、責任を一切取りたくない役人が「一般医療機関も診療時間を拡大していつでも診ろ。それが医者の責任だ」とすべて現場に押し付けでは、「はぁ?何言ってんのアンタ」と反論するだけです。

ついでに、「未病証明、完治証明は保険適用外です」とちゃんと言ってくれ。

エコカー減税に乗っかって、大量にプリウスを受注したトヨタに、減税期間に間に合わなくなったからといって、「プリウスだけ大量生産して需要に間に合わせろ」と経産省は言いませんよね。

そんなことより、大至急でインフルエンザワクチン(新型・季節性ともに)をどうするのか、どうできるのか早く方針を発表してほしい。
でないと、こちらも対策の立てようがありませんからね。

もうね 政府の無策無知無茶には呆れました。持ち出しで感染対策やっていますよ。なんで医療だけ それを当然とするかな? 候補者の医療に対するマニフェストをすみからすみまで読みました。ひぇー 今までは 思想的過ぎて嫌いだった 共産党が一番まともな見解。生まれて初めて私は共産党候補者に投票することに決めました。

NHKのニュースで5人に1人が新型インフルに感染すると厚労省が公表してましたね。で、結局、後は現場でよろしくって感じですよね。
人工呼吸機が、一台100万円以上することをニュースで知りました。
あちこちにばらまく給付金があるなら自治体で人工呼吸機を用意して下さいって感じですよね。
そのうち、人工呼吸機が足りなくて患者が死亡なんて記事がデカデカと掲載されそうですよね。

No title

100万円出せば、人工換気はしてくれますが、モニタリングは最低限で、ずーっと人力で管理が必要な呼吸器が購入できます。
ある程度人がつきっぱなしでなくても、センターで集中管理ができて、呼吸状態に応じてある程度調整してくれるようなちゃんとした呼吸器は最低でも500万円くらいします。

呼吸器メーカーはインフルエンザ特需を謳歌できますかね。

また、インフルエンザに限らず、感染管理に対するコストは「診療報酬の中でなんとかしなさい」と言うことで一切払われていません。
あくまで病院の持ち出しです。
してもしなくても医療機関に入るお金は変わりませんが、 機能評価には合格しません。
もちろん病院だけでなく、開業医も同様です。
でも、対策をしていない、となると、患者も自然と足が遠のきます。

どうやら、患者を分離誘導・診察をするような改装をした場合には補助金が出るようですが、もちろん全額出るはずもなく、スペースに余裕のない開業医なんかだと、まったく不可能です。事実上、「どうせできないだろうから口約束だけならどれだけ言っても金はかからないよーん。俺たちは対策はしたって言えるし」ってなもんでしょう。

そのくせ、「緊急事態なんだから時間延長して診療しろや。もちろんそれによるコストを払う気はないが、医者ならそれくらい義務じゃね?」と更なる過重労働を平然と要求するあたり、尋常じゃないものを感じます。

No title

厚労省様からのありがたい通達です。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/23991.html
>廊下や処置室など病室以外の場所に入院させる―場合については、医療法施行規則10条に記載された臨時応急の場合に該当する

と言っておきながら、

>廊下や処置室など病室以外に収容した場合の取り扱いについては、「入院基本料の算定はできない」

だそうです。
結局「患者は受け入れろ。ただし金は出さない。」ということですね。やってらんねー。

モンスター増殖中

当院は 疑いある方は車の中で待機してもらい 検査診察はこちらから出向く形で感染防止しています。がっ! 全ての指示を無視して ずかずかずかっと 一家で診察室まで入ってきた方がいました。慌てて別室で検査したら陽性。家族は車の中で待っていてとお願いしても無視っ! あとは「インフルエンザじゃない証明」を求められましたが検査陰性でも臨床症状が黒。「そんな証明はできない。とにかく家で様子をみて」というお願いに怒り「仕事に穴があく。検査が陰性ならそれを書け」と。でも インフルエンザではありませんという証明は書けないと言うと「は?意味わかんね」・・・こっちのほうが意味わかんないよ。全く。
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8/28付NHKニュース(魚拓)より、 多くの患者の受け入れ 要請へ 新型インフルエンザの全国的な流行を受けて、厚生労働省は、今後、救急病院に患者が殺到すると地域の救急医療に混乱が生じかねないとして、各地の病院や診療所に対して、できるだけ多くの患者を受け入れるよう

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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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