スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■開業つれづれ:「放射性医薬品、供給ピンチ カナダ原子炉停止、輸入急減」



2年前から言われていた

カナダに依存した

モリブデン99

生産危機(1)。

いよいよ危ないようです。




放射性医薬品の85%が

モリブデンとテクネチウム

によって構成されておりますので、

(テクネはモリブデンから作られる)

かなりやばい状況です。








放射性医薬品、供給ピンチ カナダ原子炉停止、輸入急減



asahi.com 2009年8月19日19時15分

http://www.asahi.com/national/update/0819/TKY200908190187.html


 乳がんや前立腺がんの転移の診断に使われる放射性医薬品の原料「モリブデン99」の供給がピンチに陥っている。100%輸入に頼っており、主要製造元のカナダの原子炉がトラブルで長期間、生産できないためだ。発売元の日本アイソトープ協会はオランダや南アフリカの原子炉から取り寄せているが、輸入量は4割ほどに落ち込み、医療現場ではすでに影響が出始めている。

 放射性医薬品は、特定の臓器や細胞に集まりやすい薬に微量の放射性同位元素(RI)を組み合わせたもの。静脈注射などで体内に入れ、目的の臓器や組織に集まったところで薬が放つ放射線を専用のカメラで撮影、画像化する。患者に苦痛はなく、脳や心臓の血流状態、腎臓の機能など様々な診断ができる。放射性医薬品を使った核医学検査は、全国約1300の病院や医療機関で年間100万件に上る。

 国内で供給される放射性医薬品の85%が、モリブデン99とそれを元に作られるテクネチウム99mで占めている。モリブデン99は、カナダ、オランダ、南アのほか、ベルギー、フランスの計5カ所の原子炉で世界の需要の90%以上が生産されている。とくにカナダは世界の3分の1を生産しているが、原子炉が重水漏れを起こし、今年末まで運転は再開できない見込みだ。

 放射性医薬品は、人体への影響を少なくするために放射線を出す能力が半分になる期間(半減期)が数時間から数日と短い同位体が使われる。そのため、薬としての寿命も短く、貯蔵できない。日本アイソトープ協会は、カナダからの供給が途絶えた5月末から、オランダや南アから急きょ取り寄せ始めた。だが、十分な量が確保できる保証がないのが現状だ。

 富山県の砺波総合病院では例年1カ月に140件前後あるRI検査が、5月以降3~4割に減った。絹谷啓子・核医学科部長は「検査ができるまで手術を延期したり、別の検査で代用したりしているが不便」と話す。日本核医学会(理事長・遠藤啓吾群馬大教授)は影響を調べるため、近くアンケートを始める。遠藤理事長は「ギリギリの状態で踏ん張っている医療機関が多い。ただ、現状を知っても改善は難しい」と頭を抱える。

 日本学術会議は昨夏、国内の原子炉や加速器を使ってRIを製造することを提言していた。日本原子力研究開発機構も廃炉予定だった材料試験炉「JMTR」(茨城県大洗町)を改修し、RIを製造する検討を始めているが、めどは立っていない。(香取啓介)







医療の現場では

最先端技術が使用されており、

国境を越えた

製品のやり取りがなされています。




すべてを国産、とはいきませんが、

これほど日本は高い技術を持ちながら、

まったくと言っていいほど

医療製品は輸入に頼っています。




このような

産業構造を改めない限り

日本の医療産業は

沈んだままでしょう。








(1)
2007-12-14 18:11:24
■「カナダの原子炉停止で放射性検査薬が供給不安に」

http://ameblo.jp/med/entry-10060196992.html





関連記事

コメント

我慢!

5月の末から、カナダ原子力公社(AECL)の原子炉(NRU)のトラブルによりすでに3カ月近くも、国内の核医学検査はかなりの制限を受けています。しかし持っているパイが決まっているのですから、皆で分け合ってやりくりするしかありません。皆が不満ではあるのですが自分の施設だけ良ければというわけにはいきませんから、今しばらく(先が見えませんが)我慢しなければいけません。。
まるでどこかの国の医療資源のようです。

他にも

最近、アンフォテリシン(ファンギゾン)が流通してきません。安定した製品が供給できないからとかいうメーカーの都合なんだそうです。口腔内のカンジダ症なんかには、イトリゾールよりはるかに使いやすくて有難かったのですが。あおりをくって、フロリードゲルなんかも品薄になってるし。
唾液の分泌が少なくなったお年寄りで口の中が真っ白になってて痛がっていてもどうにもなりません。困ったものです。
非公開コメント

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

プロフィール




中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
↑「勤務医 開業つれづれ日記・2携帯版」はこちらから。

おすすめ開業関連本

クリックするとAmazonに飛びます。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2017 vol.7: 必修問題


クエスチョン・バンク CBT 2017 vol.5: 最新復元問題


医師国家試験のためのレビューブック 小児科 2017-2018


小児がん診療ガイドライン 2016年版


もっともっとねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書3


ねころんで読める抗菌薬: やさしい抗菌薬入門書


診療所経営の教科書〈院長が知っておくべき数値と事例〉


感染症レジデントマニュアル 第2版


40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック (NHCスタートアップシリーズ)


開業医・医療法人のための医療税務と節税対策Q&A


開業医・医療法人…すべてのドクターのための節税対策パーフェクトマニュアル


開業医・医療法人…すべてのドクターのための税務調査対策パーフェクト・マニュアル


医院の財産 承継&相続パーフェクト・マニュアル


よくわかり、すぐ使える成功するための「医院開業」ハンドブック―コンサルタントが教える「My Clinic」のつくり方


トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方


ねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書


もっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書2


もっともっとねころんで読めるCDCガイドライン―やさしい感染対策入門書3

おすすめ医学書

FC2カウンター

いつもご訪問、ありがとうございます。2009年5月7日からの累計アクセス数です。

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数:
いつもありがとうございます。現在、アクセスしている方の数です。

Amazon人気商品

月別アーカイブ

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。