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■開業つれづれ:「明日に託す:09衆院選/5 地域医療 医師数に“南北格差” /岡山」


マスコミは

まったく記憶力というものが

存在しないようですね。



大昔のHDがない

パソコンのようです。



あれほどまでに

「大学医局が医師の人事を握るのはけしからん。白い巨塔だ!」

といって

国をあげて、

マスコミをあげて

叩き潰しておきながら、


>大学に掛け合っても『(医師を派遣する強制力がないので)常勤医がほしければ自分で探して』と言われた


なんて記事を書くのはなぜでしょう?











明日に託す:09衆院選/5 地域医療 医師数に“南北格差” /岡山

毎日新聞 2009年8月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20090810ddlk33010305000c.html

 ◇産業構造から再生必要
 「昼間は何とかなっても、夜間の当直医が足りない“綱渡り”の状態。大学に掛け合っても『(医師を派遣する強制力がないので)常勤医がほしければ自分で探して』と言われた」と新見市のある病院長は言う。

 当直医の大半は他病院からのパート医師が支え、院長自身も週1回程度、当直に入る。それでも確保できない時は、つてを頼って探し回る。院長は「20年以上前にここへ来た時は、何人も常勤医がいた。今は当時の4分の1しかいない」と嘆く。

 人口約3万5000人の新見市では4病院が地域医療の中核を担う。各病院は年間約100~300件の救急搬送を受け入れているが、昨年末までの2年間、市内に急患を積極的に受け入れる救急告示病院はなかった。県、医師会などで作る「県医療対策協議会」は昨年6月、1年間に限り岡山済生会総合病院、倉敷中央病院など県内6病院から2カ月交代で医師の派遣を開始。ようやく、市内唯一の救急告示病院が復活した経緯がある。

  ◇    ◇

 県によると、県内の人口10万人当たりの医師数(06年現在)は264・2人と全国平均(217・5人)を大きく上回る。しかし、県内を5地域に分けた二次医療圏ごとに見ると、岡山、備前市など県南東部が301・0人、倉敷市など県南西部261・1人なのに対し、高梁・新見154・5人▽真庭163・1人▽津山・英田172・3人--など県北部との差が著しい。

 医療の“南北格差”について、岡山大学病院血液・腫瘍(しゅよう)・呼吸器・アレルギー内科の谷本光音教授は「勤務先の病院が県南に多いことや子供の教育を考えると、医師に限らず、不便な土地に住みたがる人は少ない。県北出身でなければ行きたがらない傾向にあり、医療だけでなく産業構造を含めて地域再生を考えないと現状は変わらない。昨年4月の診療報酬の改定で収入が減り、更に地域の診療は追い込まれた」と指摘する。04年に始まった臨床研修制度で都市部に研修医が集中し、これまで地方に医師を派遣していた大学の医局が人事権を失ったことも追い打ちをかけた。

  ◇    ◇

 同協議会の派遣期限は5月末で終了したが、急患の受け入れ態勢を変えるわけにはいかない。市や病院は医師増へ向けて動いてはいるが、見通しは立っていないのが現状だ。

 同市の医師は「小泉改革は『選択と集中』の流れを作ったが、救急やプライマリーケアは特色をアピールしにくい。また、突出した魅力が病院に求められる傾向が強いが、慢性疾患患者や高齢者が多い地方では、社会保障は魅力だけでは片付けられない」と話した。【椋田佳代】






小泉改革は”弱肉強食”の

原理を社会保障に導入したわけですから、

”弱”は”肉”になるしかありません。




診療報酬(収入)はがっちりと減らされ、

個々の病院の努力で

医師を奪い合っている状況では、

●●村とか○○町という地方から

”弱”に転落することは当たり前なわけです。



もしもユニークな医療を行っていても

すぐに地力のあるほかの病院でも

同様のアプローチが起こるわけですから、

優位はすぐに消滅してしまうわけです。




”神の手”とかいない町や村は

”弱”となって閉鎖するしかありません。




今回の選挙では

何が変わるのでしょう?

何が変わらないのでしょう?





ただ、このままでは

医療は跡形もなく崩壊することだけは

確かです。










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コメント

No title

この10年の自民党の基本方針はまさに弱肉強食。
景気を上向かせるために、大企業を優遇し、社会保障を減らす、という選択をしたのはまさに国民自身ですから、自らが選んだ道がこうだったとあきらめるしかないわけです。

もちろん、大企業も「儲かったから社会還元」なんて考えるはずもなく、ひたすら利益の拡大にはかり、また躓いて転落してますから。

派遣労働者問題なんて、まさに小泉自民党がとった弱肉強食というシステムの当たり前の結論です。
そして、医療にもそのままその論理が適用されました。

だから、現状は国民の選択の結果なのです。
現場に責任を押し付けて、「おいらは悪くねーよ、悪いのはおいら以外のやつらだ」と言ってるのが今のマスコミ。
あれだけ「小泉礼讃」して、反対派をすべて「抵抗勢力」とレッテルを張りまくったのは間違いなくマスコミです。

さて、今度の選挙、私的には「医師強制配置」というマニフェストをどこも打ち立ててこなかったのが結構不思議です。
だって、医療従事者以外には絶対にアピールするもん。
「法律で縛ってでも地方の医師不足を解消します!」
すごく受けませんか?このセリフ。

私が政治家なら、間違いなくこの言葉をマニフェストに入れます。
お金というインセンティブなしに強制配置できる法律を作って医師を動かすわけですから、受けもいいでしょう。

もちろん、実現できるかどうかは全く別の話です。

まあ、そうなると医師会の協力は全く得られませんが(笑)、いまさら医師会がそう強いわけでもなし。

No title

世間知らずで情報収集能力のかけらもない頭の悪い(言い過ぎ?)自治体の首長が、相も変わらず次から次へと医師の派遣依頼にやってきます。『以前、大学が○○病院の人事に口を出さないように言われましたので、残念ながら現在は○○病院への医師派遣は無くしてしまったんですよ。それでも先月来てくだされば何とかなったかも。先月末に△△病院への来春からの派遣を決めたばかりだったんです。残念でしたね。』破ったオブラートにくるんで忠告しています。別に我々は派遣切りしたなんて思ってはいません。我々なりの”適正配置”をしたまでです。でも、以前に比べ、現在も残っている病院や新規に派遣するようになった病院の評判は良いようです。確かに以前は”強制配置”でしたから・・・。

No title

追伸 (医局員の名誉のため!!!)
必ずしも新規に派遣するようになった病院の給与が良いわけではありません。他より低い給与でも、望んで?行ってくれる病院だってあるのですから。

岡山県北部

岡山県北部は大きく分けて三地域に分けられます
東部の津山地区、中部の真庭地区、西部の新見地区
格差格差といつも問題になるのは新見地区です
津山地区はガラの良くない地域(かつて単位時間辺りの人殺しのワールドレコードを持っていた地域です)ですが、大学との連携がいいのと津山中央病院と言う大病院を持っているので思ったほど問題になりません

真庭地区は落合病院、金田病院の二つの病院が中心となって周辺の小病院、クリニックで得意の分野の患者を適正紹介することによって何とか持っています(いざとなったら岡山自動車道で搬送)

新見地区は新見市民と渡辺病院の二病院に救急診療の負担をかけすぎたために崩壊しました。みんな嫌々やりたくないとダダをこねて崩壊したとすら言ってもよいでしょう
自分たちで何とかしようとする気概も今ひとつでなにかと大学の派遣にたよりっぱなしという感をうけます

∴崩壊する場所には理由がある!
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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