2009/08/10
■開業つれづれ:新書「ルポ産科医療崩壊」 軸丸 靖子 必読です
福島大野妊婦死亡事件で
オーマイニュース(現在、閉鎖中)から
多くの記事を発表していた
軸丸氏(1)。
今回、新書を出しております。
クリックするとアマゾンに飛びます。
![]() | ルポ産科医療崩壊 (ちくま新書 798) (2009/08) 軸丸 靖子 商品詳細を見る |
カバーには
ご自身の写真と経歴があります。
なるほど、海外留学後に
フリー(というのでしょうか)で
ネットで発表されていたんですね。
とにかく良く取材されており、
福島大野妊婦死亡事件では
裁判のすべてを傍聴している
という気合いの入りっぷりです。
奈良妊婦死亡事件も含め
よく検証されていると思います。
ただ、逆に検証すればするほど
産婦人科のあまりに厳しい現状を
目の前にして
何らかの打開策も
出せない様子。
産婦人科医師や
医療崩壊に関心のある方なら
必読と言っておきましょう。
ご参考になりましたら幸いです。
(1)
福島妊婦死亡事件 第5回公判
http://ameblo.jp/med/entry-10034962994.html
など。
コメント
No title
しっかり勉強されて、ちゃんと取材して書かれた本で、中立的な立場から書かれた良書だと思います。
医療崩壊について考える時、入門書としてお勧めです。
ろくな勉強もせず、病死した患者さんの遺族の、一部の偏った意見を垂れ流す毎●新聞や、統計すらまともに読めない記者がとんでもない記事を量産する産●新聞の記事とは全く違います。
2009/08/18 00:27 by 岡山の内科医 URL 編集
産科医療の現実に驚愕
子どもの頃、大人たちが約束していたはずの豊かで幸せな未来社会はどこに行ってしまったのか。
お産難民と絶滅寸前の産科医を救出する方策は門外漢の私にはわかりません。少なくとも、人が必要。ハコモノではなく、血の通った人間の専門家がたくさん必要だということは理解できる。
現在総選挙の真っ只中であるが、当選者の必読書にしてはいかがでしょうか。
旅行関連従事者
2009/08/25 00:33 by サルバトーレ URL 編集