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■助産所1割、お産扱えない恐れ 医療機関と提携進まず

まだまだFc2ブログに

慣れておりません(笑)。





さて、

助産所1割がお産を扱えない恐れ…。

でも、予想は3割だったわけですから、

まだいいのでは(1)?







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助産所1割、お産扱えない恐れ 医療機関と提携進まず

asahi.com 2008年03月14日
http://www.asahi.com/health/news/TKY200803140158.html

 医師・医療機関との提携を助産所に義務づけた医療法の改正を受け、分娩(ぶんべん)可能な助産所の約1割が4月から出産を扱えなくなる恐れがあることが14日、厚生労働省の調べで分かった。全国的に不足するお産の場が、法改正でさらに減る心配が出てきた。

 小池晃参院議員(共産)の質問主意書への答弁で明らかにした。

 厚労省が今月7日時点の状況を調べたところ、全国691助産所のうち、出産できるのは284カ所。しかし、改正医療法が提携の期限としている3月末を前に、18カ所は提携先の医療機関、9カ所が医師・医療機関とも確保できていない。都道府県別にみると、神奈川8、大分4、北海道3、青森、福島、愛知、大阪が各2、千葉、山梨、鳥取、鹿児島が各1となっている。

 同省は「提携に応じてもらうよう、都道府県を通じて引き続き協力要請したい」としている。

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(1)にある様に、




本当にひどい状況で

病院に放り投げるように

妊婦さんを送りつける助産院(2)。





そんな無責任な助産院をフォローなんか出来ません、

というと

「1割の助産院をサポートしない病院は

なんとひどいことか!!」

という話になります…。

でも、やりたい放題の挙句に

”反病院”を刷り込まれた妊婦さんを

投げよこすなんて、どうおもいます?



”最終的な責任を取らない”

と言っている方々の責任をなぜ

医師が取らなくてはいけないのでしょう?




(3)では、「嘱託医契約書モデル案」 があります。

これは、

本当に基礎的なことを提言していますが、

助産所は、

こんな条件無理、と言っています。




責任をある程度取る

という条件をクリアできない状況で

病院にだけ責任を押し付けるのは

あまりにひどいことではないでしょうか?






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(1)
■助産所の3分の1、提携病院を確保できず NPO調査: 追記あり
http://ameblo.jp/med/entry-10049522282.html

「助産所、廃業の危機…産科医不足補うはずが」 「お産といのちの全国ネット」要望書
http://ameblo.jp/med/entry-10028547071.html

(2)
ある助産所からの搬送例 開業助産所と嘱託医問題
http://ameblo.jp/med/entry-10028113233.html

(3)
助産所「安全確保に限界」 助産所の安全性確保についての議論
http://ameblo.jp/med/entry-10028061528.html

「嘱託医契約書モデル案」 開業助産所、3割ピンチ 嘱託医義務化に確保厳しく
http://ameblo.jp/med/entry-10025441678.html








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No title

年収ラボ
http://nensyu-labo.com/2nd_ranking.htm

こういうデータを見ると、マスコミの人々は、勤務医よりずっといい給料をもらいながら、勤務医など他業種にはキツイことばかり主張し、電波利権やら何やらマスコミ業界の保身には必死になっているという現実が、非常に不思議に思えてくるわけです。自分自身には甘いことばかり主張し、他人にはキツイことばかり主張する人々の人格にはかなり問題はあると私は思いますね。

判らない人だなあ

自分自身には甘いことばかり主張し、他人にはキツイことばかり主張するから、面白いんぢゃねえかぁw。

No title

10年前にドロッポしました。さん

なるほど。悟りの境地ですね。

No title

うろうろドクターさんの所にも同じことを書いたのですが。
Massな考え方で行けば(行政・政治に必要な知見ですね!)、下のようになりますよね。

助産所の分娩全体の1割近くが廃業する可能性=分娩件数の0.1%の妊婦が路頭に迷う可能性があります。
一方、現在、産婦人科医不足などのため多くの病院から産婦人科がなくって(なくなろうとして)います。そちらで扱っている分娩件数は0.1%の比ではありません。
助産所27施設って(推測ですが)せいぜい1000分娩くらいでしょ?下手すると300~400分娩ってこともありうる。病院or産科診療所1~3箇所の分娩数ですね。
助産所分娩の存続と、病院産婦人科での分娩の存続。どちらがより重要でどちらに力を割くべきかなんて、一目瞭然ですよね。
助産所存続に力を割くのは、massとしての行政・政治では落第点。やっぱり、“個人”の利権が絡んでいるだけなんでしょうね。(仕事がなくなると生活が困るのは、まったく別の問題です)

様々な意味で余裕がある状態なら「将来的に助産所・病院どちらの分娩を増やすよう進めるか」なんて贅沢もありえますが、今の状況では…。

byマス○ミ、と入れるのを忘れてました。

と、いうわけでdemianさま、お気を悪くされたのなら、申し訳ありませんでした。

まあしかし、正直私はマス○ミが何ほざこうが高給とろうが腹は立ちませんね。ヤツラには金殆ど払ってないし(新聞取ってないし週刊誌買わないしテレビ見ないし受信料も払ってないw)何より自分自身が幸せ、つーか自分の生き方に何の疑問も抱いてませんから。
…つーかオレの業務内容と給料聞いたら、いかなマス○ミでも怒り狂うやもしれんw。

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