2012/12/12
感染性胃腸炎、7週連続で増加- 感染研
ノロくないノロウイルスが
やってきました(1)。
いま、結構な数の患者さんが
急性胃腸炎になっておりますが
いかがでしょうか。
感染性胃腸炎、7週連続で増加- 感染研
CBニュース 2012年12月10日 14:31
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/38766.html
国立感染症研究所感染症情報センターは10日、ノロウイルス感染などにより嘔吐や下痢などの症状を呈する感染性胃腸炎の小児科定点医療機関(全国約3000か所)当たりの患者報告数が、11月26日-12月2日の週は18.00人で、前週の13.02人から7週連続で増えたと発表した。2002年以降の同時期と比べると、06年に次いで多い水準で、報告数の増加が続いている。
定点当たり報告数を都道府県別に見ると、鹿児島の37.42人が最多で、以下は宮崎(34.72人)、福井(33.59人)、大分(28.67人)、富山(28.03人)などの順。西日本で報告数が多いが、東京(23.59人)、埼玉(22.10人)、神奈川(21.29人)、千葉(20.12人)と首都圏でも全国平均を上回っている。
感染性胃腸炎は、例年12月に流行のピークを迎える。この時期の感染性胃腸炎はノロウイルス感染によるものが多く、同センターでは「ノロウイルスの感染予防には、流水・石けんによる手洗いの励行と、嘔吐物や下痢の適切な処理が極めて重要」と呼び掛けている。【高崎慎也】
今の時期、
特に小児科や消化器内科の先生方は
大変だと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
(1)この3冊は名著です。
ノロに関しては、2冊目と3冊目に載っています。
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目次
<日常の疑問解決編―ほんとうはどうなの?>
◎ナースキャップは感染源?
ばい菌の巣?
◎ゴキブリ退治?粘着マット
ホイホイとはいかない手間・経費
◎鼻出しマスク?
PPEの着脱法
◎マスクは何のため?
N95マスクと外科用マスク
◎温泉卵はおいしいけれど
レジオネラにご用心
◎リネンの消毒
普通の洗濯で十分!
◎歯磨き習慣!手袋習慣!
静脈注射時の手袋
◎滅菌水でなくていい?
手術時手洗い
◎麻疹輸出国、日本!
日本の青年は要注意!
◎ぬいぐるみにご用心!
恐怖の玩具にしないために
◎手は乾燥させましょう
濡れた手は病原体を移動させる
◎手荒れ
荒れ止め含有アルコール製剤が有効
◎カラーひよことサルモネラ
糞でコーティング?
<思わぬ落とし穴編―落ちる前によけよう!>
◎ナースウェアの清潔ポケット?
右を見ても左を見ても…
◎マウスとキーボードにご用心
手指の高頻度接触表面
◎実はのろくないノロウイルス
わずかな量で感染
◎意外な感染経路
エアロゾルによる伝播
◎咳はエチケットで閉じ込めよう!
手指衛生までがセット
◎個室がいいんですが…
集団感染とコホート
◎疥癬、イカンセン!
高齢者施設と角化型疥癬
◎手洗いと菌
観光客と定住民の違い?
◎手袋とピンホール
手袋を外した後の手洗いが大事
◎膀胱洗浄
洗浄して菌を入れている?
◎針刺し、その時!
創部の洗浄を真っ先に
◎その針、使い回してない?
安全な注射手技
<知っておきたいことアレコレ編>
◎消毒より洗浄が先
洗浄なくして滅菌なし
◎風邪ウイルスはどのくらいしぶといか?
環境表面での耐久時間
◎パンデミック、エピデミック
舌をかむ?エンデミック、アウトブレイク
◎ルチーンって?
手当たり次第で方向性がない
◎定期交換は危険!
中心静脈カテーテル
◎大事な腰なのでよろしく
腰椎穿刺処置での手技
◎人工呼吸器関連肺炎を防ぐ5つの方法
挿管は避けられなかった?
◎雲の上のあかちゃん?
cloud baby
◎内視鏡の消毒!
他人が口をつけたペットボトルの飲料水を飲めますか?
◎空飛ぶ帯状疱疹
感染したら水痘に
◎カリニはラット、ヒトはイロベジー
ニューモシスティス肺炎の起炎菌
◎密閉空間でのインフルエンザの空気感染
イエス・アンド・ノー
◎デ・エスカレーション
大型バスからタクシーへ
◎モグラたたき
有効な多剤耐性菌対策は?
◎水痘ワクチンウイルスが伝播する?
免疫低下の場合はご用心
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目次
●フロートは危険のモト
・器具の滅菌・消毒時の留意点
●悪さしなければ、それでいい!
・無症候性細菌尿のフシギ
●人手不足の折ですが…
・職員の就業制限は?
●思い出ボロボロ
・風疹の既往はアテにならない
●出身はどちら?
・市中感染MRSAのワイルドさ
●知れば知るほど奥深い
・子どもとHIVと結核と
●忍び足ヒタヒタ
・百日咳の再感染
●ペットは怖い?
・サルモネラにご用心
●スーパーマン? 超人?!
・「 超」多剤耐性結核の企み
●ビールでアルコール消毒?
・消毒薬の性質とあつかいかた
●小亀販売禁止令
・サルモネラ感染の原因
●赤ちゃんを守ろう
・百日咳の集団感染
●しつこくしぶとい波状攻撃
・忘れちゃいけないノロウイルス
●うがいすると感染する?
・含嗽薬の汚染
●消毒すると感染する?
・消毒薬の矛盾
●脂肪吸引術よりダイエット!
・非結核性抗酸菌への感染例
●美容院でも手洗い
・市中感染型MRSA
●かゆくなる話
・やっかい者の疥癬
●サマーキャンプは楽しく!
・ムンプスの蔓延
●年配に優しく、若者に厳しい
・新型インフルエンザの性格
●車はクルマ
・感染経路は季節性と同じ
●ここを押さえて!
・医療従事者の現場でのインフルエンザ対策
●どこまで拡げる?
・接触者対策と予防内服
●月光仮面と忍者
・街中のマスク
●新幹線に乗らない! 自動車に乗らない!
・妊婦と幼児とタミフル
●季節性も新型も
・インフルエンザワクチンの接種
●100m走前の10kmマラソン
・インフルエンザ後の肺炎球菌性肺炎
●いつ戻っていいの?
・職場復帰と登校許可
●自粛する? しない?
・催し物の中止と学校閉鎖
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