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「マイコプラズマ肺炎が大流行 過去最高、8割は子ども」

 


マイコプラズマ。

流行っております。



マイコプラズマ肺炎が大流行 過去最高、8割は子ども

朝日新聞デジタル 2012年10月31日(水)1時56分配信


 子どもの感染が多いマイコプラズマ肺炎の流行がおさまらない。今年は大流行だった昨年1年間の患者数をすでに超え、過去最高を記録。例年は、12月から1月ごろにかけてピークを迎えるため、専門家は注意を呼びかけている。

 マイコプラズマ肺炎は患者のくしゃみやせきを通して感染する。患者の8割が子どもで、保育園や学校など子どもが多く集まる施設で広まる。熱や頭痛などに加え熱が下がった後もせきが約1カ月続くのが特徴。重い肺炎にかかることもある。

 昨年は統計のある1999年以降で患者数が最多で、その状況が続いたまま今年も高水準で流行している。国立感染症研究所感染症情報センターによると、全国の指定医療機関から報告された患者数は最新の1週間(10月15~21日)に600人。これまでに計1万7949人の感染報告があり、昨年1年間の報告人数を1293人上回った。

 大流行の理由について、感染研の見理(けんり)剛氏は「従来の薬が効かない耐性菌に感染する患者が増えていることが影響している可能性がある」と指摘する。感染研が今年2月に5府県約30人の入院患者が感染した菌を調べたところ、8割が耐性菌だった。ただ、耐性菌が少ない海外でも流行が見られるため明らかな原因かどうかは分かっていない。

 耐性菌で発症した場合でも、従来の薬を飲めば熱は2日程度長引くが、効果はあるという。耐性菌に効く薬もあるが副作用が強い。予防策は風邪やインフルエンザと同じでマスクの着用や手洗いが有効だという。(森本未紀)





必読は(1)になるかと思います。

ほかに、今年10月になってから

厚生労働省も新たに

マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aを

出しております(2)。




厚生労働省が出してる、

っていうことは

結構、本格的流行だということです。





感染症の知識については

日進月歩ですから

どんどん新しい知識を入れていかなくては

いけないと思っています。




患者さんやスタッフから聞かれて

よく分からなかったら

恥ずかしいですよね。




また、ネット情報では

変なHPの変な情報を

引っかける可能性がありますので、

情報の確認には

かなり注意が必要だと思います。











ご参考になりましたら幸いです。





(1)
感染症の話「マイコプラズマ肺炎」(国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_09.html

(2)
マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html

(3)
感染症発生動向調査週報 2012年39週「マイコプラズマ肺炎」(国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/mycoplasma-pneumonia-m/mycoplasma-pneumonia-idwrc/2735-idwrc-1239.html

病原微生物検出情報「マイコプラズマ肺炎」(国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/mycoplasma-pneumonia-m/mycoplasma-pneumonia-iasrtpc/2703-tpc392-j.html

<速報>小児におけるマクロライド高度耐性・肺炎マイコプラズマの大流行(国立感染症研究所 感染症情報センターホームページ)
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3814.html
   







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充電池 eneloop のススメ ”SANYO NEW eneloop”の買い方

 

いろいろと乾電池の使用が多いと

気になるのがランニングコスト。

環境問題も気になるところです。






私のPC環境はMacとWinの

混合環境なんですが、

とにかくMagic Mouseの

電池の消費が速い!!






そんな方には”eneloop”を考えてはどうでしょう。

100%日本製というのも

いい感じです(充電器は一部中国製あり)。




で、eneloop購入には

いくつか注意点があります。


1. 古い規格を買うべからず
2. 乾電池の現行規格も3種類あるから注意
3. 充電器もいくつかパターンがあるので要注意


1. なんで古い規格が駄目か、

というと、1000時間→1200時間→1500時間→1800時間

と、どんどん寿命が延びているからです。



そして、古い規格が売り切れていないうちに

新しい規格が出ているので、

安いやつを買ったら古いやつだった

という事があり得ます。



さらに、

Amazonだったら、時には

古いのが高かったりしますので

本当に要注意です。



2. まずはこちらで乾電池に4種類あるのをチェックしましょう。
http://panasonic.net/energy/eneloop/jp/about/

通常はノーマルのeneloopでいいと思いますが、

ほかにもライトやプラス、プロがあります。

目的にあわせて選択しましょう。



eneloopの製品ラインナップはこちらから。

http://panasonic.net/energy/eneloop/jp/lineup/




3. eneloopには本当にいろいろなセットがあります。

単三の最初のスターターキットなら、おすすめはこのセットです。

クリックするとAmazonに飛びます。

SANYO NEW eneloop充電器セット(単3形4本付) N-TGN01BSSANYO NEW eneloop充電器セット(単3形4本付) N-TGN01BS
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三洋電機

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単三、単四混合セットならこちら。

SANYO NEW eneloop充電器セット(単3形2本、単4形2本付) N-TGN0104BSSANYO NEW eneloop充電器セット(単3形2本、単4形2本付) N-TGN0104BS
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三洋電機

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この2つは

カバー付きのかっこいい方です。

私の好みなんです。




充電中、乾電池が丸見えのやつもあります。

こちら。残量がわかるタイプです。

SANYO NEW eneloop残容量チェック機能付急速充電器セット(単3形4本付) N-TGR03BSSANYO NEW eneloop残容量チェック機能付急速充電器セット(単3形4本付) N-TGR03BS
(2011/12/01)
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これは3倍速対応の急速充電タイプ(カバーなし)

SANYO NEW eneloop3倍速対応急速充電器セット(単3形4本付) N-TGR01BSSANYO NEW eneloop3倍速対応急速充電器セット(単3形4本付) N-TGR01BS
(2011/11/14)
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持ち運び便利な2個充電用の小さいやつ。

SANYO NEW eneloop急速充電器セット(単3形2本付) N-TGR02BSSANYO NEW eneloop急速充電器セット(単3形2本付) N-TGR02BS
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USBにつけるタイプ。でも、これはあまり需要がない気がするけど、どうなんでしょう?

SANYO NEW eneloopUSB専用充電器セット(単3形2本付) N-MDU01BSSANYO NEW eneloopUSB専用充電器セット(単3形2本付) N-MDU01BS
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追加の電池は単三の場合は

2個、4個、8個まではパッケージが

保存用のケースとして使用できます。


SANYO NEW eneloop 単3形8本 HR-3UTGB-8SANYO NEW eneloop 単3形8本 HR-3UTGB-8
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でも、12個だと上手く保存ケースとして使えません。

SANYO NEW eneloop 単3形12本 HR-3UTGB-12SANYO NEW eneloop 単3形12本 HR-3UTGB-12
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単四は不明ですが、

単四は8個入りパックから

収納できなさそうな、怪しい感じです。


ディズニーヴァージョンもいろいろと出されています。

サンヨー 【単3形ニッケル水素充電池】 8本 「eneloop」 ディズニー110周年限定モデル第2弾 HR-3UTGB8D2サンヨー 【単3形ニッケル水素充電池】 8本 「eneloop」 ディズニー110周年限定モデル第2弾 HR-3UTGB8D2
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うちはカラーのやつを

wiiに使っています。









あとはeneloopのブランドが

今後変わる予定あり。





実はすでにeneloop、

2012年1月からPanasonicに移行しています。

でもeneloopに関しては2013年4月までの間、

「SANYO」ブランドのままで発売。




逆に言うと、

来年3月には「SANYO」ブランドのeneloopは

なくなってしまいます。






エナジー社製造の充電式EVOLTA eとの

デュアルブランドによる販売になるようです。









と、なんだか

大変めんどくさい状況ですが、

ものがいいのは確かです。

ファンも多いようです。






うちのクリニックでは

テレビ、ビデオのリモコンや

PC関連など

ほぼ全ての単三電池は

SANYO NEW eneloopに

切り替わりました。








ぜひ一度ご検討してはいかがでしょうか。

ご参考になりましたら幸いです。







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iBUFFALO OAタップ 2分配タイプ 雷サージ/集中スイッチ付 節電、雷対策に

 

夏頃に購入してみました。

これ、結構コンパクトで、

安っぽくなくていいです。



多分雷サージ付きでは

2口タイプの最小サイズ。

節電用にオンオフも付いて、

医療機械用としてはとっても便利。


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ここ1ヶ月ぐらいは

白が売り切れだったり

納期が遅い様子です。

要注意。




夏に落雷があった時には、

うちの電子カルテは大丈夫でした。

サーバーは別に対策をたてているんですが、

クライアント(子機)側は

普通のPCと同じ構成。



別の場所で

つけっぱなしだった

個人のノートPCは

変になっていて再起動したけれども、

この雷サージ付きタップを使用していた

電子カルテの子機は無事でした。




500円ぐらいですから

ちょっと気になるようならおすすめ。



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iPS芸人、森口尚史氏 続報 「森口氏の記事、7本中6本誤報と読売新聞判断」

 



>「森口氏の記事、7本中6本誤報と読売新聞判断」

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へー。

じゃあ、

一本でもまともな論文ってあるんだ、

などと妙に納得してしまった私。






浮上した疑問点を軽視、デスクは裏付け指示せず
2012年10月26日07時05分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121026-OYT1T00018.htm

 読売新聞は、10月11日朝刊1面「iPS心筋を移植」の記事で虚偽説明をした森口尚史(ひさし)氏(48)への取材などに基づき、これまでに掲載した計7本の本紙記事(東京本社発行版)を検証した。

 検証では、数々の疑問点を森口氏に改めてただしたほか、多数の専門家にインタビューするなど、裏付け取材を尽くした結果、6本の記事に書かれた研究には実態がなく、これらの記事は誤報と判断せざるを得ないとの結論に達した。

 ◆〈1〉「iPS心筋を移植 初の臨床応用 ハーバード大 日本人研究者 心不全患者に 2月に治療 社会復帰」(10月11日朝刊1面)◆

 森口氏は6件の移植のうち1件は「実施した」と強調するが、今月13日の米ニューヨークでの記者会見で、「今年2月」としていた手術日を突然、「昨年6月」に変えた。読売新聞が森口氏に改めて聞くと、米ハーバード大近くにあるマサチューセッツ総合病院とは別の病院名を挙げ、そこで行ったと答えたため、病院に確認したが、手術記録はなかった。森口氏が主張する執刀医「ジョン」ら該当者も存在しなかった。ラボノートなど実験記録の提示も求めたが、示さなかった。

 森口氏の論文草稿を専門家に分析してもらったところ、「心筋細胞は2週間で60倍には増えない」など疑問点を指摘された。森口氏が行ったとする手術の動画も、読売新聞の依頼した画像処理会社(東京)の解析で盗用と判明。他大学の心臓幹細胞移植を民放が2010年7月に放映したものと一致した。このため読売新聞は、手術や研究は虚偽で記事も誤報と判断した。

 科学部の記者は前任者から「(森口氏は)業績を誇張する傾向がある」と注意を促されていたのに、「ハーバード大客員講師」の肩書など基本的な取材をしていなかった。記事には森口氏の年齢もないが、科学記事では通常、研究者の年齢を入れないため、確認を怠っていた。同大倫理委員会の「暫定承認」についても同大に確かめず、米ワシントンの科学部出身記者に取材依頼もしなかった。

 科学部の記者は森口氏から情報提供を受け、面会取材前の10月1日、「扱いの難しい取材対象がある」と医学担当デスクにメールで報告。同時に、▽動物実験の論文が未公表▽臨床試験を確認した人に当たれない▽ネットでハーバード大の所属を確認できない▽iPS細胞とは別の細胞が働いた可能性がある▽世界的大ニュースがポスター発表にとどまるのは不自然▽iPS細胞由来の細胞移植がハーバード大で許可されるのか――と、自ら6点の疑問も挙げていた。同日中に別の医学担当デスクら3人にも送信され、その後の状況はメールで共有されていた。

 科学部の記者は、デスクらにメールで疑問点を伝えたことで「安心してしまった」と言い、森口氏から動画を含め様々な資料を示されて説明を受けた後は、専門家1人に見解を求めた程度で、当初の疑問が解消されたと思い込んだ。

 一方、メールで取材内容を共有していたデスクらは「記者が裏付けを取っているはずだ」と誤解し、詳しい説明を求めなかった。デスクの指示がないことで、記者は自身の取材内容を十分と受け止めてしまった。双方の認識の違いが誤報を生む大きな要因となった。



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じゃあ、どれが

まともな論文?

ということでこちら。



森口氏の記事、7本中6本誤報と読売新聞判断
2012年10月26日07時05分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121026-OYT1T00088.htm

◆虚偽の要素なく誤報と判断せず

 ◆〈7〉「抗がん剤イレッサ 延命効果 遺伝子が決定 東大グループ 無駄な投与回避も」(06年2月28日夕刊)◆

 英医学誌の投書欄に掲載された研究は、他の研究者のデータを再解析したもので、実験を伴っていない。共著者のソウル大教授は読売新聞の取材に、「患者のデータを森口氏に送った」と認めた。

 研究内容について、複数の専門家は「既発表の傾向に沿った研究成果。新規性がなく、矛盾点もない」とする。英医学誌編集部も「信頼性を疑う証拠はない」と掲載を維持する。

 現時点で虚偽と疑う要素がないため、読売新聞では研究の実態はあり、記事も誤報ではないと判断した。

          ◇

 ◆専門家の見解踏まえ記事分析

 読売新聞編集局の検証チームは、12日から具体的な作業を始めた。森口氏に直接面会して計4日間、約30時間にわたって疑問点を確認し、電話でも計3時間以上、追加取材。ハーバード大や同大関連のマサチューセッツ総合病院などにも裏付け取材した。森口氏の説明などについて、客観的な見解を求めた専門家の25人は、再生医療や生殖医学など各分野の大学教授や医師ら。記者や上司にも取材・報道の経緯を確認した。




まともな唯一の論文が

どんな論文かと思って

PubMed引いたら

Lancetかよ。

Lancet. 2006 Jan 28;367(9507):299-300.
Gefitinib for refractory advanced non-small-cell lung cancer.
Moriguchi H, Kim TY, Sato C.
Comment on

Gefitinib plus best supportive care in previously treated patients with refractory advanced non-small-cell lung cancer: results from a randomised, placebo-controlled, multicentre study (Iressa Survival Evaluation in Lung Cancer). [Lancet. 2005]




どこまで頑張るんでしょう、

iPS芸人、森口尚史氏。



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山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
(2012/10/11)
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“iPS細胞誕生”過程明らかに

 


iPS細胞誕生の

物語が徐々に明らかにされてきました。



純粋に生物科学系の

研究者として

大変おもしろいストーリーでは

ないでしょうか。








“iPS細胞誕生”過程明らかに
NHK 2012年10月21日 19時13分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121021/t10015905111000.html

ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞を作り出すまでの過程を記録した研究チームの資料をNHKが入手しました。
資料には、皮膚の細胞に24種類の遺伝子を入れることで世界で初めてiPS細胞の原型を作りだしたことが記録されています。

この資料はiPS細胞づくりの実験を担当した研究チームの高橋和利講師が山中教授に報告するため定期的に作成していたもので、特許の取得のため、これまで公開されていませんでした。
資料によりますと、研究は平成17年6月、2万以上あるマウスの遺伝子から初期化に関係すると研究チームが考えた24種類の遺伝子を選び出し、iPS細胞づくりの実験計画を立てるところから始まります。
実験では、皮膚の細胞に遺伝子を一つずつ入れ、変化を観察していましたが、24種類の遺伝子をすべて入れてみたところ、細胞に変化が確認され、世界で初めてiPS細胞の原型が誕生したことが平成17年8月に研究チームの内部で報告されています。
資料には、9つのiPS細胞の原型を撮影した写真があり、現在のiPS細胞に形が似たものから形の崩れた不完全なものまでありました。
また、研究チームが、この後、1か月余りでiPS細胞作りに必要な4種類の遺伝子を特定するなどノーベル賞の受賞理由になったiPS細胞作成に至る詳細な経過が記されています。
この資料について、京都大学iPS細胞研究所の担当者は「当時の研究チームが何をしてきたのか分かる資料で、日本の科学の歴史を振り返る際に役立ててもらえるようにしたい」と話しています。



ノーベル賞以降、

「初期化」という単語が

よく使われていますが、

この「初期化」は

iPS細胞の特徴を

上手く表現していると思います。




ダメもとで24遺伝子ぶち込んでみろ、

っていうのがいいですね。



場合によっては

癌化したり

生命維持が出来なくて

死んでしまうかもしれません。



でも、

運良く24遺伝子を導入しても

細胞は死なずに「初期化」してくれた。

ここがiPS細胞樹立の起点になったのだと思います。





最初の実験に関わった人たちの

実験ノートは全部、

特許関係で封印されているんでしょうね。

見てみたいものです。







ご参考になりましたら幸いです。



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「日本脳炎予防接種:7月にも死亡例 厚労省が明らかに」 「<日本脳炎>予防接種後に小5男児急死 岐阜・美濃」

 


亡くなられた患者さんの

ご冥福をお祈りいたします。



もしも医療機関が

ノーミスだとしたら

先生や看護師さんも

大変だと思います。





<日本脳炎>予防接種後に小5男児急死 岐阜・美濃

毎日新聞 2012年10月18日(木)1時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000005-mai-soci

 17日午後5時15分ごろ、岐阜県美濃市藍川の「平田こどもクリニック」で、日本脳炎の予防接種を受けた同県関市の小学5年生の男児(10)が約5分後に意識不明、心肺停止状態になり、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。県警関署が死因を調べている。
 同クリニックや同署によると、男児は母親(36)に連れられ、妹と一緒に予防接種を受けた。妹に異常はないという。男児は本来は3~4歳で計3回受ける「1期接種」を受けておらず、今回初めて接種を受けたという。

 接種を行った医師は「ワクチンは1人分ずつ用意しており、用量は間違えていない。思いあたる節はない」と話している。

 同クリニックでは週5、6人に日本脳炎の予防接種をしているという。

 厚生労働省は、日本脳炎の予防接種について、重い副作用が報告されたことから05~09年度は積極的な勧奨を差し控えてきた。新ワクチンが開発されたため10年度から再開していた。【三上剛輝】






さらに

別の死亡例があることも

分かりました。






日本脳炎予防接種:7月にも死亡例 厚労省が明らかに

毎日新聞 2012年10月19日 00時05分(最終更新 10月19日 07時16分)
http://mainichi.jp/select/news/20121019k0000m040112000c.html

 岐阜県美濃市のクリニックで日本脳炎の予防接種を受けた小学5年の男児(10)が急死した問題に関連し、厚生労働省は18日、接種後の死亡例が7月にもあったことを明らかにした。ワクチン接種との因果関係は不明だが、同省は死亡例が2件続いたのを受け、近く専門家委員会を開いて評価を仰ぐ方針。

 厚労省によると、7月のケースは「5歳以上10歳未満」の子どもで、接種後に急性脳症を発症し約1週間後に亡くなった。居住地など詳細な情報は明らかにしていない。

 男児が日本脳炎の予防接種を受けるのは今回が初めて。過去にポリオやBCGなどの接種経験はあった。体温は平熱で、問診や診察で異常は見られなかったという。(共同)





このようなことが続くと、

予防医療の縮小が

起きないかと心配です。




もともとワクチンは

人手を考えたら

まったく利益が出ないことが

ほとんどです。




医療機関が

地域の予防医療のために

奉仕的に行っている

側面も多々あります。




そのため

ワクチンのトラブルがあると、

たとえば新型インフルのワクチンの時のように

「いろいろともめ事があるなら、最初からワクチンやらない」

という結論になってしまうことも

多くあるでしょう。





いつも強調しますが、

ワクチンは何万分の一、

何十万分の一の副作用がありますが、

それを補ってあまりある

効果があります。


日本ではマスコミによって

あまりにも負の側面ばかりに

スポットが当てられすぎています。




そして、

萎縮した日本のワクチン行政は

世界から取り残され、

日本はワクチン三流国

と言われています。

もっと世界でのルーチンの

ワクチンを公的負担にすべきです。



アメリカのように

ワクチン接種が

学校への入学時の

必須項目にするべきなど

対応が必要では無いでしょうか。







本当の意味での

真相究明が望まれます。


合掌


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お母さんのためのワクチン接種ガイドお母さんのためのワクチン接種ガイド
(2011/02/07)
不明

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予防接種に関するQ&A集(2012年版)、出ました!

 




いよいよ

インフルエンザ予防接種シーズンの

到来です。






毎年、色々な方から

思いもよらないような

質問を受けるワクチン。

「予防接種に関するQ&A集」

は必携だと思います。



毎年、いつ出るのかな、

と思いながら

ついつい忘れてしまいます。


私は毎年、

かならず買っています。

絵をクリックしても飛びません。下記URLをクリックしてください。
public1.jpg

http://www.wakutin.or.jp/medical/index.html


内容はすべてPDFで

見ることが出来ます。





これは確か300円+送料という

格安価格のはずです。


実費だけで送ってもらえますので、

ワクチン関係者の方は

必携では無いでしょうか。



お問い合わせは、下記まで。

一般社団法人日本ワクチン産業協会

住所
〒101-0047
東京都千代田区内神田2-14-4 内神田ビルディング4階

TEL 03-6206-9660
FAX 03-6206-9661

http://www.wakutin.or.jp/public/index.html#toiawase

HPにはメールアドレスもあるので、

私はいつもメールで

「予防接種に関するQ&A集」購入希望と

住所、氏名などを書いて

送ります。

宅急便のメール便で

いつも送られていると思いました。



ご参考になりましたら幸いです。






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関連記事

「当初から懸念の声=幹部「本当にiPSか」-厚労省」

 




(1)の続報です。


日本の研究に

大きな汚点を残すことになるかもしれません。

山中教授のノーベル賞の

価値は全く変わりませんが、

本当に嫌なニュースです。





真相はどこにあるのでしょう?





当初から懸念の声=幹部「本当にiPSか」-厚労省

時事ドットコム 2012/10/12-13:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101200421

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って米国で世界初の臨床応用を実施したと報じられた日本人研究者の森口尚史氏。厚生労働省では当初から、疑問と懸念の声が出ていた。
 同省医政局幹部は「国外のことなので手術が実施されたのか把握できていない。本当にiPS細胞が使われたのか」と疑問視。iPS細胞はがんになる可能性があるため、安全性の研究が慎重に進められており、別の担当者も「移植された後で、がんになる恐れもあるのでは」と懸念していた。
 また、京都大でiPS細胞研究に関わる専門家は「治療に使えるほどの心筋細胞は、まだ開発されていない。そこまでできていたら、もっと正式な形で発表したはずだ」と指摘した。
 東京大によると、森口氏は2010年3月から同8月末まで、東大付属病院の形成外科・美容外科に技術補佐員として所属。同9月から現在まで有期契約の特任研究員として所属しており、研究テーマは「過冷却(細胞)臓器凍結保存技術開発の補助」という。
 厚労省によると、森口氏は日本国内の医師免許を所持していないが、研究には必要ないという。





形成外科の

技術補助員なんですね。

むー。




手術したとされる日にちに渡米した記録や

パスポートすら見せることが出来ない。



アメリカ医師免許が

助手免許になったと言うことですが、

助手免許って何だ?





iPS細胞注入と主張の森口氏、取材した記者は…

テレ朝ニュース(2012/10/12 11:49)

http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/221012012.html

 自称・ハーバード大学客員講師の森口尚史氏を取材したニューヨークの中丸徹記者に聞きます。実際に取材した印象はどうでしたか?

 (中丸徹記者報告)
 私は、こちらの時間で11日午前11時に森口氏のホテルの部屋を訪ね、8時間、時間をともにしました。次第に報道各社も集まってきて、狭いホテルの一室はいっぱいになったのですが、森口氏の説明は時間とともに変わっていて、正直、何が本当なのか分かりませんでした。一貫して言っていたのは、「研究発表したiPS細胞を使った臨床内容は間違っていない」というもので、研究へのプライドを感じさせました。しかし、最初はアメリカで医師免許を持っていると説明していましたが、それが医師助手に変わり、「持ち歩いている」と言っていた助手の免許証も、提示を求めると「日本に置いてきた」と発言を変えました。私が一番不可解だったのは、成功した1例目の手術をしたとする今年の2月14日にアメリカに入国していたことを簡単に証明できるはずのパスポートを、最後まで見せてくれなかったことです。そして、ハーバード大学の倫理委員会が出したとされる手術の「暫定承認」の書類も「日本にはある」と言っていて、「ほかの研究者から送ってもらうことはできませんか」という提案も拒否されました。結局、説明を裏づける書類などは一切ありませんでした





早く真相を究明してもらいたいものです。



関連記事
(1)
誰かが嘘をついている 「iPS細胞:日本人研究者の「初の臨床応用」に疑義」
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門川俊明

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関連記事

誰かが嘘をついている 「iPS細胞:日本人研究者の「初の臨床応用」に疑義」

 










韓国、黄禹錫のES細胞論文捏造

を真っ先に思い浮かべてしまいました。





山中教授の

ノーベル賞に

けちが付かなければいいのですが。









どうやら渦中の森口氏、

ハーバードにいたのも

1ヶ月のようです。

医師でもないようです。






万が一、心臓に異常があった場合は

他の臓器と違って

切り取ったりすることが

非常に難しい臓器です。




大学院生に研究費の

一億五千万円集めさせました、

とか言ってますが、

本人が動かなくて可能なんでしょうか。






真実はどこにあるのでしょう?







iPS細胞:日本人研究者の「初の臨床応用」に疑義

毎日新聞 2012年10月12日 01時46分(最終更新 10月12日 01時58分)
http://mainichi.jp/select/news/20121012k0000m040122000c.html

 日本人研究者の森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床応用を実施したと読売新聞が11日付朝刊で報じた。これに対して、森口氏が客員講師を務めた米ハーバード大と、患者への治療を実施したとされる米マサチューセッツ総合病院は同日、「森口氏の一切の臨床試験は、我々が承認したものではない」との声明を発表した。

 森口氏は、米ニューヨークで10日から開かれていた国際会議で、iPS細胞から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者に細胞を移植する治療を実施したとポスターで展示した。この治療は、ハーバード大の倫理委員会の「暫定承認」を受けたと説明。読売新聞が、この発表内容を報じたことに対して、国内外の研究者から疑問の声が上がった。

 森口氏は11日、研究内容をまとめたポスター展示の場で、詳細を報告する予定にしていたが、主催する米財団によると、予定の時間に森口氏は現れなかった。その後、主催者は会場からポスターを撤去。理由について「研究内容の正当性に疑義が呈されたため」と述べた。

 ハーバード大学は11日、森口氏について声明を発表した。それによると、森口氏は「99〜00年にかけてマサチューセッツ総合病院の客員研究員だったが、それ以来、同病院やハーバード大とは関係がない。森口氏の職務に関わる臨床試験は、同大学あるいは総合病院の審査委員会により承認されたものではない」としている。

 森口氏は毎日新聞の取材に「ハーバード大の在籍証明書も自宅にある。倫理委員会について大学が一つ一つ細かい決定まで把握できていないだけではないか。きちんとした手続きで進めており、なぜこんなことになるのか、何が何やら訳が分からない」と話した。



別ソース。



「iPS治験」病院が否定 「審査委承認の事実ない」

東京新聞 2012年10月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012101202000100.html

 体を構成するさまざまな細胞になり得る人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った初めての臨床応用を行ったとの森口尚史氏の説明に対し、治療を実施したとされた米マサチューセッツ総合病院の広報担当者は十一日、共同通信の取材に「病院や(関連する)ハーバード大の内部審査委員会が治験を承認したとの事実はない」と否定した。

 またハーバード大は、森口氏が一九九九年十一月末~二〇〇〇年初めにかけ一カ月ほど在籍したが、その後の関わりはないとしている。森口氏は客員講師を務めていると話していた。

 森口氏はロックフェラー大で開かれているトランスレーショナル幹細胞学会で治療の内容をポスターで発表したが、主催するニューヨーク幹細胞財団は「内容に疑義がある」として、ポスターを撤去した。

 心臓の治療には細胞を大量に用意する必要がある上、移植手術をした後の細胞の異常に対処したりするのが難しく、治療研究の中でも最難関とされ、臨床応用はまだ数年先とみられている。取材に対し、国内の複数の専門家も、森口氏の治療の効果を疑問視する姿勢を見せていた。

 森口氏は取材に「大学の倫理委員会を通すなど、きちんと手続きを経て研究を進めている。iPS細胞を作る手法が京都大の山中伸弥教授と違うと言われるが、私は私のやり方でやっていて、移植後も問題は生じていない」と説明していた。

    ◇

 東京新聞の取材によっても、森口尚史氏が説明する米国の治験の方式や、論文の内容に疑問が多いことが分かった。

 国立成育医療研究センターの阿久津英憲・幹細胞・生殖学研究室長は「米国はiPS細胞を使う治療に慎重だ。ES細胞(胚(はい)性幹細胞)で臨床試験をしているジェロン社なども、時間をかけて前臨床試験をやっていた。細胞の安全性のチェックには、相当の時間とデータが必要で、突然こんな話が出たことに驚いた」と話す。

 慶応大医学部の福田恵一教授(循環器内科)は「森口氏の論文の主な内容は、iPS細胞の凍結保存であり、治療については、末尾に『症例』として一例が記述されているが、(森口氏が治療したと主張する)六例とは書かれていない」と指摘している。



さらに別ソース。



ハーバード大などがiPSの臨床応用を否定
(2012年10月12日01時38分 スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121012-OHT1T00019.htm

 体を構成するさまざまな細胞になる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った初の臨床応用をしたとの森口尚史氏の説明に対し、米マサチューセッツ総合病院とハーバード大は11日「森口氏に関連した治験が承認されたことはない。現在、両機関とも森口氏と関係はない」との声明を発表、正規の手続きを経た臨床応用が行われたことを否定した。

 森口氏はハーバード大客員講師を名乗り、総合病院で臨床応用を実施したとしていた。

 森口氏はロックフェラー大で開かれているトランスレーショナル幹細胞学会で治療の内容をポスターで発表したが、学会は「内容に疑義がある」として、ポスターを撤去した。

 ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授のiPS細胞をめぐり混乱する異例の事態となった。

 心臓の治療には細胞を大量に用意する必要がある上、移植手術をした後の細胞の異常に対処するのが難しく治療研究の中でも最難関とされ、臨床応用はまだ数年先とみられている。国内の複数の専門家も、森口氏の治療の効果を疑問視する姿勢を見せていた。

 森口氏は取材に「大学の倫理委員会を通すなど、きちんと手続きを経て研究を進めている。iPS細胞を作る手法が山中教授と違うと言われるが、私は私のやり方でやっていて、移植後も問題は生じていない」と説明していた。

 ハーバード大は、森口氏が1999年11月末~2000年初めにかけ1カ月ほど在籍したが、その後の関わりはないとしている。森口氏は東京医科歯科大で看護学を学び卒業、医師の免許は持っていないという。



読売は夕刊一面で

大々的に報道しましたが、

すぐに撤退しています。



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iPS心筋移植、ハーバード大で…初の臨床応用 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121010-OYT1T01635.htm&hl=ja(キャッシュ)
http://archive.is/7ERC(キャッシュの魚拓)

 あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者に細胞移植する治療を米ハーバード大学の日本人研究者らが6人の患者に実施したことが、10日わかった。

 iPS細胞を利用した世界初の臨床応用例で、最初の患者は退院し、約8か月たった現在も元気だという。ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授がマウスでiPS細胞を作製してから6年、夢の治療として世界がしのぎを削る臨床応用への動きが予想以上に早く進んでいる実態が浮き彫りになった。

 iPS細胞を利用した心筋の細胞移植を行ったのは、ハーバード大の森口尚史(ひさし)客員講師ら。森口講師は、肝臓がん治療や再生医療の研究をしており、東京大学客員研究員も務める。現地時間10、11日に米国で開かれる国際会議で発表するほか、科学誌ネイチャー・プロトコルズ電子版で近く手法を論文発表する。
(2012年10月11日07時31分 読売新聞)







「死の間際、これしかなかった」iPS心筋移植 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121011-OYT1T00882.htm&hl=ja(キャッシュ)
http://archive.is/Ikgh(キャッシュの魚拓)


【ニューヨーク=柳沢亨之】あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から作製した心筋細胞を使い、世界で初めて臨床応用した米ハーバード大学の森口尚史(ひさし)客員講師(48)は10日、この画期的な治療法を学会発表するため訪れたニューヨーク市内で本紙のインタビューに応じた。

 「患者さんは死の間際にある人たち。これしかなかった。この移植は確立したばかりの技術だが、患者さんの利益を考え、医者として前に進まなければならないこともある」と細胞移植を決断した心境を語った。

 森口氏によると、この男性患者(34)は、かつて肝臓移植を受けたうえ、重症心不全や糖尿病を発症し、他の治療法がなくなった。そこで、患者の肝臓から採取した細胞からiPS細胞をつくり、培養で大量の心筋細胞にして心臓に注入した。この心筋細胞は患者の心筋と同等の機能をもつことを事前に確かめた。培養は約45日でできた。

 この治療に関係する研究費用は約1億5000万円起業投資家から集めた。森口氏は、「日本では税金が使われるから、成果を上げなければならないが、こちらでは投資家がリスクをとってくれる」「日本では、いろいろな規制があって実施できなかっただろう」と、新しい医療技術に対する日米の制度の違いを指摘。研究者側についても、「日本にも優秀でやる気のある人はいるが、結集しにくい。懸命に働き、本気で声を上げなければいけない」と述べた。

 森口氏は成功の背景として、「少人数の機動的な研究チーム」の結成を挙げた。同大やマサチューセッツ工科大で機械工学を学ぶ大学院生ら5人ほどが積極的に研究に参加し、心筋細胞の増殖に必要な「過冷却」技術を提供したうえ、この治療に関係する研究費用の調達を一手に担った。
(2012年10月11日16時02分 読売新聞)







iPS心筋移植、日本なら書類の山…森口講師 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121011-OYT1T01001.htm&hl=ja(キャッシュ)
http://archive.is/iZEW(キャッシュの魚拓)


 【ニューヨーク=柳沢亨之】あらゆる種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)から作製した心筋細胞を使い、世界で初めて臨床応用した米ハーバード大学の森口尚史客員講師(48)は10日、この画期的な治療法を学会発表するため訪れたニューヨーク市内で本紙のインタビューに応じた。一問一答は次の通り。

          ◇ 

 ――患者6人の内訳は。

 いずれも米国籍で、日系の患者も1人。ハーバード傘下の同じ病院の患者だ。最初の患者は肝臓移植を受けていたため、心臓が悪くなったのに次の移植の機会がなかなか得られなかった。心筋梗塞や狭心症、糖尿病も持ち、仮に心臓移植をやっても難しかっただろう。ほかの5人も、慢性虚血性で重症の心不全。危険因子を多く抱えていた。3人は何か治療しなければ死んでいただろう。他の3人も1か月くらいしかもたない状況だった。患者たちの容体は安定し、1人は社会復帰して働いている。

 ――安全性の確認は。

 心臓に細胞移植をしても、がんになりにくいが、もしなっては困る。(異常細胞がないか)確かめたが、問題が全部クリアできていた。動物実験も問題なかった。

 ――チーム構成は。

 5人ほど。私が細胞を担当し、統計処理もやる。過冷却の担当者は生命工学や機械工学を専攻するハーバード大とマサチューセッツ工科大の大学院生ら。学生なら面白かったら参加してくれる。機動力のある仲間がいるからできた。

 ――日本と米国の違いは。

 日本なら規制が色々あってできなかっただろう。このまま日本でやっても書類の山をためるだけだった。こうした試みで100%の安全性を求めるのは困難。親方日の丸ではダメ。本気なら(金を)出せよと。私は自腹も切っている。若い人が動けるシステムを作らないといけない。

 ――資金調達は。

 資金は、大学院生らがボストンのベンチャーキャピタルに行って集めてくれた。ベンチャーからの資金は1億5000万円くらい。ハーバードの名前が効いたかも。(日本では)研究に税金が使われる。そうすると「成果を上げなければならない」との縛りが生まれ、リスクを避けがちだ。

 米国と日本では、ベンチャーの数も、目利きできる人の数も違う。臨床ではビジネスに結びつけなければダメ。患者も金をかけており、見合う効果をリターンしなければいけない。その視点が抜けている。
(2012年10月11日16時05分 読売新聞)







今はリンク切れの

ご本人の履歴。

東大先端科学技術研究センター
グーグルに残っている1日前のキャッシュ

http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:1vhKYQBzRgEJ:www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/people/staff-moriguchi_hisashi.html+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

ノーベル賞に浮かれて

変なことにならなければいいのですが。


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「山中・京大教授にノーベル賞…iPS細胞作製」 閉じたページを開く技術

 



山中教授、

ノーベル賞受賞おめでとうございます。








山中・京大教授にノーベル賞…iPS細胞作製
2012年10月8日20時38分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121008-OYT1T00570.htm


 スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル生理学・医学賞を、様々な種類の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を作製した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)と英国のジョン・ガードン博士(79)に贈ると発表した。

 体の細胞を人為的な操作で受精卵のような発生初期の状態に戻すことができることを実証し、再生医療や難病の研究に新たな可能性を開いた点が高く評価された。山中教授は、マウスのiPS細胞作製を報告した2006年8月の論文発表からわずか6年での受賞となった。

 日本のノーベル賞受賞者は、10年の根岸英一・米パデュー大学特別教授、鈴木章・北海道大学名誉教授(化学賞)に続いて19人目。生理学・医学賞は1987年の利根川進博士以来、25年ぶり2人目。

 授賞式は同賞の創設者アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日、ストックホルムで開かれる。賞金の800万クローナ(約9500万円)は2人の受賞者で分ける。

 ◆山中伸弥(やまなか・しんや)=1962年9月4日生まれ。大阪府出身。神戸大医学部卒。大阪市立大助手、奈良先端科学技術大学院大助教授、教授を経て、2004年10月から京都大教授。10年4月から同大iPS細胞研究所長。07年から米グラッドストーン研究所上席研究員も務める。

 授賞理由は「体細胞のリプログラミング(初期化)による多能性獲得の発見」

 人の身体は、60兆個もの細胞でできている。これらすべての細胞は、たった一つの受精卵が分裂と変化を繰り返してできる。脳や皮膚、内臓などにいったん変化した細胞(体細胞)は通常、元に戻ったり、他の細胞に変化したりしない。

 山中教授は2006年、マウスを使った実験で、わずか4種類の遺伝子を細胞に入れるだけの簡単な方法で、皮膚の細胞を受精卵に近い状態まで若返らせること(リプログラミング)に成功し、この常識を覆した。07年には、人間のiPS細胞の作製にも成功したと発表した。

 iPS細胞は、全身のあらゆる細胞に変化できる「多能性」があり、ほぼ無限に増やすこともできる。患者の体の細胞から作ったiPS細胞を使い、これまで根本的な治療法のなかったパーキンソン病や脊髄損傷の治療に道が開ける可能性がある。

 また、難病の患者からiPS細胞を作れば、発症の仕組みの解明や治療法の開発にもつながるなど、幅広い分野で応用が期待されている。

 共同受賞のガードン博士は、オタマジャクシの細胞の核を、核を除去した卵子に移植することで、同じ遺伝子をもつオタマジャクシを誕生させた。成熟した動物の体細胞にも、潜在的にすべての細胞に変化する能力が残っていることを示し、iPS細胞作製への道を開いた。





山中教授と共同研究をしていて

iPS細胞の研究で有名な

慶応大学の岡野先生の

お話を聞いたことがあります。

岡野先生はiPS細胞から

神経を分化させた先生として

有名です。




岡野先生は

「山中先生はよくこういう話をされます」、

という前置きでiPS細胞について説明されました。





以下、管理人の記憶で書いていきます。




人間の遺伝子は約3万(注)あります。

そのうち発現しているのが約1万。

残り2万は発現されていません。


つまりは最初にDNAという

3万ページの設計図の本があって、

分化すると2万ページがのり付けされて

1万ページでやりくりしています。




それぞれの細胞によって

どの1万ページが開いているか決まっています。

つまりは

皮膚細胞の開いている1万ページと

神経細胞の開いている1万ページは

違うのです。




iPS細胞とは

自分の細胞に4つの遺伝子を加えることで、

こののり付けされたページを開いて、

3万ページの設計図をオープンにする事が出来る、

という技術なのです。






管理人注:

多分、ヒトの遺伝子が3万というのは

わかりやすくする方便で、

現時点ではヒトの遺伝子は

3万より少ないといわれている。









ということなんですね。

ES細胞は受精卵、

卵子と精子が合体して

まさに分裂しようとしているところなので

こちらも3万ページ開けますが、

卵子と精子ですから、

新しい人間、赤ちゃんになる細胞です。



赤ちゃんになるはずの

ES細胞をいじったらまずいでしょ、

というのが倫理的問題です。




さらには

卵子と精子で出来てくるのは

自分とは別の人間です。

ES細胞ではあっても自分とは別のヒト。

治療に使おうとしたら

当然拒絶反応が起きてしまいます。

これが技術的な問題です。





自分の細胞を用いる事が出来る

iPS細胞は

まさに革命的な発見だったと思います。






初期化とは

のり付けされた遺伝子のページを

もう一度開く技術、

ということです。







本当におめでとうございます。


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生命の未来を変えた男 山中伸弥・ips細胞革命生命の未来を変えた男 山中伸弥・ips細胞革命
(2011/08/27)
NHKスペシャル取材班

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LED電球、安くなってきました 東芝 LED電球 ミニクリプトン電球形 4.3W(全光束:250 lm/電球色相当)

 



LED、省エネで

いろいろと騒がれていましたが、

最近ではすっかり落ち着いた感じです。






今回、25w相当の電球色、

E17という小さい口金の

LED電球を探してみましたが、

これは安いです。



しかも東芝製




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amazonではビックカメラ の

キャンペーン中?なんでしょうか。

送料無料になりました。

ラッキーかも。









以前、買っていた

パナソニックのは

一つで1400円ぐらいお値段です。


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パナソニック

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ブームが過ぎ去った頃に

価格が落ち着いてくる

というのはいつものパターン。

そろそろ、買い時かもしれません。



クリニックの電球を入れ替えようかな。



ご参考になりましたら幸いです。



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「災害からカルテ守れ、被災地でネット保存進む」 クラウドが災害くらったらどうするんだ?

 




クラウド大絶賛ですが、

クラウドサーバー自体が

ある場所が災害になったら

どうするんでしょう?





自分がいる場所は

大丈夫でも

サーバーがある場所に

災害が起きたら

クラウドシステムの人だけ

被害を受けるかもしれません。






東京にサーバーがあって、

東京で地震があったら、

田舎が地震無くても

病院のクラウドが落っこちて

PCがハングアップ、

ってことになったりして。











災害からカルテ守れ、被災地でネット保存進む
読売新聞 2012年10月7日(日)18時0分配信
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121006-OYT1T00701.htm

 東日本大震災で被災した病院や介護施設のカルテが失われた反省から、災害などで診療、介護に支障がないよう、別の場所でカルテを保管する取り組みが広がっている

 クラウドと呼ばれる情報ネットワーク上に電子カルテを保存する仕組みで、被災地で実用化が始まったほか、国も各地でネットワーク作りを支援。一方で、個人情報流出の不安も残り、実用化に向けた手探りが続いている。

 昨年3月の震災では、多くの医療機関で津波などの被害により患者のデータが消失。宮城県医師会によると、県内で半壊以上の被害を受けた病院と診療所の9割にあたる163施設でカルテが失われた。県によると介護施設も200以上が被災し、多くの介護記録も失われたとみられる。

 津波で全壊した同県南三陸町の公立志津川病院は、震災直後に避難所で診察を再開すると、1日300~400人の患者が訪れた。糖尿病などの慢性疾患が多く、内科医の西沢匡史(まさふみ)さん(40)は「どんな薬が処方されていたのか、患者さんの記憶に頼らざるを得ず、手探りだった」と振り返る。

 こうした反省から、同医師会と東北大などは「みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会」を設立。医療機関と介護施設などを情報ネットワークで結び、カルテの共有化を目指している。






別の場所に保管、

というのは悪い作戦じゃありません。

でも、

日本国内なら

どこでも危ない可能性があります。






実際に、

今年6月には

ヤフー子会社の「クラウドシステム」が

日本史上最大の

データ消失をやらかしました。





ちょっと長いのですが

引用します。





ファーストサーバ障害、深刻化する大規模「データ消失」 ヤフー子会社、クラウド時代の盲点を露呈(ネット事件簿)
日本経済新聞 2012/6/26 13:27

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2600L_W2A620C1000000/

 クラウドに預けていたデータが、「雲」が消えるかのごとく消失してしまった。20日17時頃、レンタルサーバー会社のファーストサーバ(大阪市)で起きた「データ消失」事故。その深刻な状況が日を追うごとに明らかになってきている。被害にあった顧客件数は5698件で、ほとんどが復旧不可能な状態。ウェブサイトやメールに加え、顧客情報やスケジュールなど多種多様なデータが失われ、業務が止まった企業からは悲痛な叫びが聞こえてくる。いったい何が起きているのか。

「データの消失があった5698件のお客様のうち、数百件を除く共有サーバーのデータは、残念ながらデータの復旧自体が不可能ということが分かりました。本当に申し訳なく思っております」――。

 ファーストサーバ社長室の村竹昌人室長は、混乱の続く25日夜、こう語った。5万以上の顧客を抱え、うち8割が法人・官公庁関連というファーストサーバの大規模障害は、依然として被害の全容がつかめないままでいる。

 小林製薬、109シネマズ、長野電鉄、カルディコーヒーファーム、海遊館、兵庫ひまわり信用組合、薬事日報、日本新聞協会、東京都卓球連盟、静岡産業大学、大津市市民活動センター、太陽光発電協会……。

 数多くのウェブサイトが突然ダウンしたのは、20日夕方のこと。共通点は、ウェブサーバーの運用をファーストサーバに任せていたことだった。ファーストサーバの作業ミスをきっかけに、同社が運用していたサーバー内のデータがドミノ倒しのように消えてしまった。

■ウェブサイトの多くが復旧できず

 23日、ファーストサーバは複数の顧客で共有するタイプのレンタルサーバーサービスに関し、「データ復旧を行うことは不可能と判断した」と公表。顧客には「お客様で取得されておられるバックアップデータによる再構築を行っていただきますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

 共有型ではない専用サーバーサービスについては、当初、データ復旧ソフトにより一部、回復できたとし、顧客にデータを引き渡していた。しかし、ある顧客企業から「社内の他人のメールが読めてしまう」と報告があり、確認したところ、復旧データに欠損があることが判明。22日夜、すべての復旧データの提供をとりやめた。

 そのため、障害の影響が及んだ約5700の顧客すべてが、26日現在も「自力」でウェブサイトを再構築するなどの作業を強いられている。幸いにして手元にバックアップデータがあった顧客は、22日18時頃から再構築することが可能となり、順次、復旧している。

 「熱さまシート」「あせワキパット」など28のブランドサイトや携帯向けサイトをファーストサーバで運用していた小林製薬は、22日中にすべてのサイトを復旧させた。「企業サイトや通販サイトは別の場所で運用しており、ファーストサーバで運用していたのは単純な情報提供サイトのみ。加えて自社にバックアップデータもあったので比較的早期に復旧できた」(広報)

 ただ、被害企業・団体のうち完全に復旧できたのは一部。多くは、26日現在も一部が復旧できていないか、そのメドすらたっていない。

 長野電鉄は多くのコンテンツのバックアップデータを持ち合わせていたが、「お客様からの声」や「ボランティアツアー申し込み」など投稿フォームから得た一部データが消失したままの可能性があるという。「投稿フォーム機能の再設定に手間取っており、遅くとも今週中には完全に復旧させたい」(事業推進課)とする。

 社団法人 日本ロボット学会は、約2週間前にウェブサイトをリニューアルしたばかり。リニューアル時のデータが残っており、懸命にデータを転送しているが、25日夜時点での復旧率は約20%。2週間のあいだに更新した論文などのデータは消失しており、会員に再提出を促す。ロボット学会はメールシステムもファーストサーバで運用。障害発生時からメールシステムの復旧までに届いたメールが消えている可能性があるため、仮運用のホームページで再送を呼びかけた。

 「二度と戻って来ないデータが多いわけではないが、金額的な被害は大きい。今回のミスは、ウェブサーバー屋のやる失敗ではなく、あり得ない。まずはファーストサーバの環境で一刻も早く復旧させることを優先するが、すぐに他社に乗り換える予定」。担当者はこう憤る。

■被害の全容はいまだに不明

 これらは被害企業・団体の中でも、比較的、体制が整っており、被害が軽微な部類に入るとみられる。約5700のうち大半が中堅・中小規模の事業者。復旧のメドがたたない企業・団体も数多く、ファーストサーバですら被害実態を把握できていない。

 顧客は、ウェブサイト以外にもファーストサーバでさまざまなシステムを運用していた。代表格がメール。顧客企業がパソコンにダウンロードしていたり、「Gmail」などの外部メールサービスに転送していた場合は難を逃れたが、そうではないサーバー上のメールは消失した。事業に直結するシステムやデータの消失で、日常業務に支障をきたしている企業もある。

 「新宿LOFT」など都内でライブハウスを展開するLOFT PROJECTでは、各店舗のホームページは一部を除いて復旧したものの、ウェブサイト上での予約業務ができない状態が続いている。障害を逆手にとり、「ファーストサーバ データ消失オフ」というイベントを7月14日に開催することを決めた。イベント案内には、こうある。

 「我々ロフトグループも本稿執筆時(6月末日)にはまだまだ死線をさまよっている最中でございます。と、そんな阿鼻叫喚(あびきょうかん)のハンバーガーヒルを駆け抜けたサーバ管理者の皆様!ここはひとつ、いまだ癒えぬ生傷を握りしめ、酒を酌み交わそうではありませんか!」

 被害企業として途方に暮れている様子が伝わってくるような文言だが、笑い飛ばせるだけ、まだマシだ。

■顧客情報失い「途方に暮れている」

 ある素材のネット通販を手がけていた都内事業者は、通販サイトのみならず、この数年間に蓄積した顧客情報など一切のデータを失った。それらのデータはすべてファーストサーバで管理しており、バックアップはない。ウェブサイトはゼロから構築し直す予定で、2~3週間はかかるという。この事業者は「担当者がかわいそうだから」と、匿名を条件にこう話す。

 「ダウン直前まで途切れることなく入ってきた注文を考えると、かなりの損害になる。万単位の顧客データもゼロスタートになり、正直途方に暮れています。言いたいことは、『元に戻してほしい』ですかね。言ってもしょうがないですが。大事なお客様とのつながりが断たれてしまい、信用を失ったことが何よりショックです」

 さらに深刻な事態が、「サイボウズ」というグループウェアの利用企業に想定される。

■事業継続が困難な企業も?

 ファーストサーバは月々の利用料金だけで手軽にサイボウズを利用できる「サイボウズ Office9 for ASP」のパートナー企業。加えて、顧客企業が購入したパッケージ版のサイボウズを運用するサーバーとしても数百社に貸していた。このうち、メール、スケジュール、顧客管理、営業記録など、約400社のサイボウズのデータを丸ごと消失させてしまった。

 ネット上の掲示板には「顧客データもサイボウズに入れてたから、電話来ても誰が誰だかわかんないし何も答えられないし、サーバが落ちててって言い訳もできないし、会社自体が記憶喪失になったみたい」「たぶん明日は段ボールから顧客との契約書原本取り出して、電話取りながらあいうえお順に並べる作業から一日が始まります」といった書き込みがなされている。

 真偽は不明だが「困っていらっしゃるお客様から、20日から25日まで累計200件ほどの問い合わせがあった」(サイボウズ広報)。ファーストサーバは「サイボウズのASPを利用していた149社のほとんどが、恐らくバックアップをとっていないと思われる。実際にどれだけのお客様が自力でデータを復旧できない状況にあるのか、実態は把握できていない」とする。

 顧客情報は企業にとって事業の根幹ともいうべき資産。そのバックアップを自社で管理していなかったのは「自己責任」という声もある。ただ、クラウドサービスは企業情報システムに投資できない、あるいはIT(情報技術)に疎い事業者が手軽に活用できるサービスとして普及した。

 前出のネット通販事業者は「こちらにも甘さがあったと思います」としながら、「『稼働率100%』とうたわれていたので信用していた」と話す。サイボウズについても、ファーストサーバのASPサービスの説明資料で、「データのバックアップ」「リストア(復元)」について、「お客様作業不要」と明記している。一概に、被害企業を責めることはできない。

 では、「稼働率100%」「バックアップ不要」のサービスがなぜ……。皮肉にも、障害の原因となった作業は、セキュリティーを高めるためのものだった。

■取材で分かった障害の真相

 ファーストサーバによると今回、脆弱性対策のために更新プログラムを作り、いつものようにプログラムを走らせた。ところが、その更新プログラム自体に大きなバグ(不具合)があった。「ファイル削除コマンド」を停止させる記述漏れと、メンテナンスの対象となるサーバー群を指定する記述漏れがあったというのだ。

 そのバグに気づかないまま、本番環境のサーバーで更新プログラムを起動。だが更新プログラムは、対象外のサーバーでファイル削除コマンドを実行し、次々とデータを消去していった。この範囲が、顧客件数5万件のうち約5700件に及んだ。不幸はここで終わらない。

 通常なら、バックアップデータから元のデータを復元することで一両日中にウェブサイトなどは復旧する。バックアップデータは、本番環境とは違うサーバー、あるいは外部記憶装置に定期的にとっておくことが基本だ。ところがファーストサーバでは事情が違った。

 ファーストサーバにおけるセキュリティ対策では、3つのHDDに同じファイルをコピーしていた。1つは「本番系」。もう1つは本番系のHDDやシステムに不具合が生じた時、即座に切り替え、正常稼働を続けるための「待機系」。もう1つが、毎朝6時に本番系のデータを丸ごとコピーしておく「バックアップ系」だ。この3つが、すべて同じサーバー内に同居していた。

 あろうことか、ファイルを削除してしまう更新プログラムのバグは、本番系、待機系に加え、同じサーバー内にあるバックアップ系のHDDまでをも消去するという代物だった。

■世間と違った「バックアップ」の概念

 なぜ、外部にバックアップをとっておかなかったのか。ネット上では技術者を中心に、この点が指弾された。これについてファーストサーバの村竹室長は、こう話す。「おっしゃっているような一般的なバックアップというのは、我々のような低価格の料金で提供するのは難しい。サーバー内の別のディスクでとることを、我々はバックアップと考えています」

 ファーストサーバの主力であり、複数の顧客企業でサーバーを共有するサービス「ビズ2」の料金体系は、月額1890円からと低価格が売り。データ容量が180ギガバイト(GB)と大きいプランでも月額5250円。そのツケが、業者側でのデータ完全消失だった。バックアップの構造は、共有サーバーより高価な、専用サーバーサービスでも同じだ。

 こちらは、前述のようにデータ復旧ソフトによる作業で一部データが復旧したようだが、今後、復旧が進んでも「データの精度や量は相当部分的なものにとどまる」との見通し。引き渡しまで数カ月以上要すると見込んでおり、当てにできそうにない。

 同種のトラブルとしては国内最大級に発展しそうな大規模データ消失。今となってはバックアップがない企業・団体は泣き寝入りするしかなく、損害賠償も多くを見込めそうにない。

■事実と異なるサービス説明

 ファーストサーバは25日朝に公開した質疑応答集(FAQ)の中で、損害賠償についてこう明記した。「サービス利用契約約款に基づいて、お客様にサービスの対価としてお支払いいただいた総額を限度額として、損害賠償させていただきます」

 約款には「利用者がバックアップを怠ったことで受けた損害についてファーストサーバは何ら責任を負わない」という免責条項がある。だが、今回は「当社に故意または重過失が存する場合」として適用せず、上記の「賠償制限規定」に基づいて個別対応するという方針だ。

 内田・鮫島法律事務所の伊藤雅浩弁護士は、「ファーストサーバに限らず、レンタルサーバー事業者は二重三重の防御線を敷いているので、データ消失による補償を約款以上に求めることはなかなか難しい」と指摘する。

 ただし、サービスの説明や宣伝に「優良誤認」があった場合はどうなのだろうか。ファーストサーバは取材で、事実と異なる説明があったことを認めた。


ファーストサーバの主力サービスであるビズ2・シリーズのパンフレットに、こうある。 「ファーストサーバは、これまで以上に安心してレンタルサーバーサービスをご利用いただくために品質保証制度(SLA)を設け、稼働率100%を保証した高いビジネス品質のサービスでお客様のビジネスを支えます」

 これは、本番系と同時にリアルタイムで待機系を動かし、サーバーを止めることなく稼働させる仕組みをうたっている。「100%」は実現できなかったが、もう1カ所の記述が事実であれば、少なくとも消失は防げたはずだった。

■顧客が悪いのか、それとも……

 「さらに人為的なデータ損失があった場合にそなえ、日に1回、外部サーバーにデータを保存していますので、お客様によるデータの誤消去があった場合にも、前日の状態に戻すことが可能です」――。

 今回はファーストサーバによる「人為的な誤消去」。しかし実際は、バックアップは「外部サーバー」ではなく、「同一のサーバー内の別ディスク」にあり、完全なデータ消失に至ってしまった。この点についてファーストサーバの村竹室長は「数年前までは記述の通りだったが、現在は説明の通り異なる。記述ミスで、修正をせずにいた可能性がある」と語った。

 約款をよく理解せず、こうしたうたい文句を信じてバックアップをとらなかった顧客がバカを見たのか。それとも優良誤認に該当するのか。議論の余地がありそうだ。伊藤弁護士は「悪い事情は、裁判でそれなりに考慮される可能性もある。相手に重過失があり、多大な損害を被った場合、責任限定に関係なく争う余地はある」とする。

ヤフー子会社という不幸中の幸い

 もっともファーストサーバにとっても今回の事故は不運な出来事。想定外の事態に見舞われ、社員は寝ずの対応に追われている。中小企業であれば、つぶれてしまいかねない。ただ、親会社はネットサービス国内最大手のヤフー。ファーストサーバ社長はヤフー子会社の大手データセンター、IDCフロンティア取締役の磯部眞人氏であり、ファーストサーバ役員にはヤフー幹部が3人もいる。

 「人員の派遣、お客様対応、技術的な協力を含め、事態の収束に向けて全面的にヤフーが支援している」(ヤフー広報)といい、ファーストサーバにとってはヤフー子会社であったことが不幸中の幸い。ヤフーの2012年3月期の業績は、売上高が3020億円、純利益が1005億円と盤石なことを考慮すると、逆に損害賠償の請求額が高くなる可能性もある。

 IT部門のコスト削減圧力に加え、東日本大震災を機に注目された「事業継続性」から、クラウドサービスへの関心はますます高まっている。そんな中で起きたデータ消失事故は、クラウド時代の盲点を浮き彫りにした。そして、いまだに被害の全貌や実態は見えていない。

(電子報道部 井上理)









損害賠償は

最大で

会社に払った代金まで、

データ消失やサーバー停止による機会損失は

払う予定はない、

ということらしいです。

さすが禿。







とりあえず

クラウド万歳

とか言っても、

痛いめに会うことだってある、

ということです。



ご参考になりましたら幸いです。







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