2012/04/25
■開業つれづれ:【報道記者に怒り】京都・小学生死傷事故で救命救急センターが怒りの声「マスコミの人間に心はあるのか」→ないよ
またまた、マスコミのお約束。まるで
どこか別の国の人たちみたいですね。
【報道記者に怒り】京都・小学生死傷事故で救命救急センターが怒りの声「マスコミの人間に心はあるのか」
http://rocketnews24.com/2012/04/24/206271/
ロケットニュース24 2012年4月24日
京都府亀岡市で発生した無免許運転による死傷事故。小学生の列に自動車が突っ込み、妊婦とお腹の赤ちゃんを含む小学生らが死傷した。多くの人たちが衝撃を受け、驚きと怒りを隠せない悲惨な事故となった。事故発生直後、救命救急センターからヘリが出動して対応に当たったようだ。
しかし、その救命救急センターのスタッフがマスコミに対して怒りの声をあげている。マスコミ各社が霊安室の前でカメラをかまえ、訪れていた家族らを撮影していたというのだ。但馬救命救急センターのスタッフは、公式ブログに『マスコミの人間に心はあるのか』と題して、苦言コメントを掲載している。
そこには、取材拒否をしているにもかかわらず、複数のマスコミ関係者が霊安室の前でカメラをかまえて、家族の映像を撮るなどしていたと書かれている。取材については再三の「お断り」をしていたにもかかわらず勝手に取材をしていたという。
あまりにひどい取材状況だったのか、スタッフはあえて「このブログが多くの方に読まれていることは十分に存じ上げております。だからこそ敢えてここで述べます」と、ブログに書いている。さらに「ご家族、医療者、関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか」とまで書いていることから、マスコミに対する怒りがかなり大きいことがわかる。
・ブログ内に書かれている内容まとめ
「亀岡の交通事故に但馬救命救急センターがヘリで対応」
「マスコミに取材拒否であることを伝えてある」
「複数のマスコミ関係者が勝手に敷地内や霊安室に入ってきた」
「マスコミが家族を勝手に撮影して取材していた」
「マスコミの人間の心は腐っているのではないかと取材方法に疑問視」
この救命救急センターで撮影された写真や映像が、テレビや新聞で報じられるかどうかは不明だ。それにしても、このような緊急の場合は病院や警察、消防側からマスコミに取材に対する指導や報告があるものではないのだろうか?
「病院敷地内に勝手に入り込み」というコメントもあることから、マスコミは病院の意思を無視して病院に入ったのだろうか? とにかく、救命救急センターのスタッフの怒りは相当のもののようだ。
※但馬救命救急センターの要望により、一部、引用文を変更いたしました。スタッフによるブログコメントについて詳細を知りたい方は、但馬救命救急センターの公式ブログをご覧ください。さらにマスコミに対する追記もされているようです。
TECCMC’s BLOG(但馬救命救急センターのブログ)
2012年4月23日月曜日
4月23日 マスコミの人間に心はあるのか
http://teccmc.blogspot.jp/2012/04/423.html
本日,京都府亀岡市で悲しい事故が起こりました.当ドクターヘリも出動し対応しています.検証されるべき事項は沢山ありますが,1つの命をすくい上げようと誰しもが全力をしくしました.結果,望まない終末になることもあります.その後のご家族の心のケアには人として,医療者として十分な対応を心掛けております.当然,院内や病院敷地内に勝手に入り込み,勝手に取材,写真をとるマスコミには取材の許可を出しませんし,取材拒否の旨をきちんと伝えております.もちろん必要があれば病院から情報を伝えます.
しかしながら,マスコミ各社の記者たちは霊安室の前にカメラをかまえ,お帰りになるご家族の映像を勝手に撮影していました.再三にわたって取材はお断りの旨を伝えていたにもかかわらず,一番大切にしたい瞬間に,ズカズカと土足で割り込んできました.
ご家族,医療者,関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか.このブログが多くの方に読まれていることは十分に存じ上げております.だからこそ敢えてここで述べます.
※追記:霊安室だけではなく,処置室前,敷地内含めての記載内容です(一部,誤解ととられる内容,真意が伝わらない部分は訂正・修正しております).皆様の反響をいただき,本件に関するコメントは終了させていただきます.このような事故が二度と起こらないこと,行き過ぎた報道が二度と起こらないことを切に願っております.
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致します。
また、救命救急にご尽力された医療関係者の方々、
ご苦労様でした。
医療崩壊の際に、マスコミが
とことん医療を叩きまくった頃と
まったく変化がないように思えます。
一時期、医師は大変だね、
という風潮でしたが
また、こういうマスコミ批判を書くと
最近は
「医者が何威張っているんだ」
「そんなこというなら医者やめろ」
なんて叩かれるようになってきています。
やっぱり、今回も叩かれるかな。
大事故において
このようなマスコミの取材態度というものが
果たして
マスコミ自身がお勧めするような
救急対応なのでしょうか。
こんなマスコミの取材態度が
より良い救急医療を提供することにつながるのでしょうか。
より良い問題解決につながるのでしょうか。
救命救急においては
より良い医療が提供されることを、
そして、もしも残念な結果になったとしても
そのことを家族や関係者の方々が
受け入れられるような環境を整えていくことを
切に望みます。
人気ブログランキングへ
