2011/01/19
OTCに
すごいのが出てきました。
ロキソニンのOTC化です。
ロキソニンが薬局で
買えるようになるのですから
すごい時代になりました。
…胃、壊さないのかな?
頭痛、生理痛薬に「大型新人」 医療用から「寡占市場」に参入J-CASTニュース 2011年1月18日(火)12時1分配信
1986年以降、医療用医薬品として医師が処方している解熱鎮痛剤
「ロキソニン錠」が、
「ロキソニンS」として第一三共ヘルスケアから近く発売される。町の薬局やドラッグストアで買える解熱鎮痛剤といえば、「バファリン」や「イブ」などの牙城だが、そこに打って出る。
「ロキソニンS」は他のブランドと違って、他の薬との飲み合わせや、使ってはいけない症状のときなど服用時の相談が必要なため、薬剤師のいる薬局などでしか買えない解熱鎮痛剤としては
唯一の「第1類医薬品」にあたるが、これまで病院を受診しなければ手に入らなかった薬が、市販薬として薬局などで買えるようになるわけで、自分の症状にあった薬の選択肢が増えるともいえる。
■薬局で「相談」して自分で治すための薬
「ロキソニンS」は、医療用として使用が認められている成分の中で、比較的副作用が少なく、かつ安全性の高い成分について市販薬への配合を認める、
スイッチOTCといわれる医薬品。解熱消炎鎮痛剤の新しいスイッチOTC成分としては、じつに26年ぶりだそうだ。
これまでは医療用として病院の医師が使用してきた経口薬で、売上シェアで36%、売上錠数シェアで43%(IMSジャパン 出典JPM2009年12月MAT)を占めていて、国内の多くの医師が処方し、20年以上にわたってトップブランドの地位をキープしている。
第一三共ヘルスケアは、「有効性と安全性のバランスが優れているとの評価をいただいています」と話している。
「ロキソニンS」は、薬剤師を通じてしっかりとした情報を提供してもらえるので、体調は悪いが病院にかかるほどでもないときに自分で治すことのできる「セルフ・メディケーション」を促進することにもつながる。
■シェア80%のトップ5社に「挑戦」
これまで、頭痛や生理痛の経口薬では「バファリン」や「イブ」「ナロン」「ノーシン」「セデス」といったブランドの認知率が高く、どれも一度は耳にしたことのあるはず。これらは購入時に薬剤師の説明のいらない、第2類医薬品であるため手軽に買える。
2009年の解熱鎮痛剤市場の販売金額は全体で約360億円だったが、このトップ5社で販売シェア約80%を占める、いわば寡占市場だった。
「ロキソニンS」は、頭痛・生理痛の市販薬で初めて「ロキソプロフェンナトリウム水和物」の成分を含んだ解熱鎮痛薬で、痛みの原因物質をすばやく抑えるのが特徴。眠くなる成分を含まず、胃への負担も少ないという。
第一三共ヘルスケアは、「最近のセルフ・メディケーションに対する意識の高まりもあって、販売することになりました」と話す。
医者にかかりたいけれどすぐにはかかれない人や、いつも病院で処方される薬がすぐにほしい人のため、薬剤師の説明を受けることで手に入る第1類医薬品として、「第2類医薬品とは異なる、新たな市場の創出をめざす」としている。
なかはどうなっているのかな、
と思ったら
どうやら医療用と同じらしいです。
2009年の記事ですので
このあと変更があった可能性はありますので
ご了承ください。
【一般用医薬品部会】「ロキソニン」がOTCに‐医療用と同一成分・分量薬事日報 2009年11月27日 (金)
薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会は25日、第一三共ヘルスケアのロキソプロフェン水和物を有効成分とする鎮痛消炎剤「ロキソニンS」、エスエス製薬のエピナスチン塩酸塩を有効成分とするアレルギー性鼻炎薬「エスタック鼻炎24」を審議し、了承した。いずれの成分もスイッチOTC化は国内初。来月の薬事分科会で報告される。
ロキソニンの商品名は「ロキソニンS」「ロキソ」「リファインS」を予定している。効能効果は、頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽頭痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・月経痛・外傷後の疼痛・悪寒・発熱時の解熱。用法・用量は1回1錠をなるべく空腹時を避けて服用する。通常1日2回までとするが、再度症状が現れた場合には4時間以上間隔を開けて3回目を服用できる。
ロキソニンは、
むくみなどの副作用があり、そのままのみ続けると
腎障害の危険性もあるため、症状を抑える頓用として用いる。
8月の部会では、副作用の問題や資料が不十分などの理由で審議が先送りされていたが、
日本整形外科学会は、第1類医薬品のスイッチOTCを扱う薬剤師が、購入者に対し
▽用法・用量などの入念な情報提供
▽服用しても痛みが治まらない場合の受診勧奨
――を行うことを条件に了承した。こうした
取り組みを徹底させるため厚生労働省は、同剤が承認され次第、日本薬剤師会や日本OTC医薬品協会宛てに
通知を発出する予定。
また、通常は3000例程度の製造販売後調査を5000例にまで増やして、安全対策を充実させるほか、医薬品医療機器総合機構のホームページにも使用説明文書などを掲載し、周知徹底を図る。
アレルギー性鼻炎薬の商品名は、「エスタック鼻炎24」「エスタック鼻炎錠24」を予定している。効能効果は、花粉、ハウスダストなどによるくしゃみ、鼻みず、鼻づまり。用法・用量は、1回1錠を1日1回就寝前に服用する。既存薬は1日2回の服用だが、薬効成分が持続するため1回で済む。
また、報告品目として、「ストナプラスジェル2」(申請者:佐藤製薬)、「大正漢方胃腸薬エグゼオ」(一物多名称、申請者:大正製薬)も了承した。
ストナの有効成分は、L-カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩、アセトアミノフェン、ジフェニルピラリン塩酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩、d1-メチルエフェドリン塩酸塩、無水カフェイン。効能効果は、かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、発熱など)の緩和。用法・用量は、成人1回2カプセル、8歳以上15歳未満1回1カプセルを1日3回食後30分以内に服用する。
大正漢方胃腸薬の有効成分は、安中散(ケイヒ・エンゴサク・ボレイ・ウイキョウ・シュクシャ・カンゾウ・リョウキョウの混合粉末)、四逆散乾燥エキス(サイコ・シャクヤク・キジツ、カンゾウの抽出乾燥エキス)。効能効果は、胃のもたれ、胃部不快感、食欲不振、胃痛、胃酸過多など。用法・用量は成人1回1包または4錠を1日3回、食前または食間に服用する。
薬局で
ロキソニンを希望して、
「胃壊すから胃薬もね」
と薬剤師に言われても
”てめー、商売上手だな”
ぐらいで終わってしまうかもしれません。
でも、
結構、患者さんでも
胃をやられますので
ご注意ください。
1月21日発売予定です。