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■開業つれづれ:読売は相変わらず憲法違反の奴隷配置 「医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ(10月25日付・読売社説)」


ネタ元は

demianさん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1622.html#comment12234

です。

いつも大変お世話になっております。




相変わらず狂っています。

>医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ

読売は以前から

医師の居住の自由、職業の自由を

奪ってでも強制配置

といって、

舛添さんに

”読売の暴論は明らかに憲法違反、ばかじゃねーの”(1、2)

と一喝されています。





>研修医など若手医師を計画的に配置

>強い権限をもって進める仕組みが要る。



バカですね。

今の医療崩壊の本質は、

中堅医師に対する

あまりにひどい待遇による脱落です。




某有名医師の

「医師大量生産」の意見では

多分に粗造、乱造で

戦時急造医師か学徒動員になるだけです。

教育担当の中堅医師の業務が爆発的に増えて

逆に質の低下と

中堅医師の過重労働のさらなる増加で

単に医療崩壊は加速することでしょう。





医療費をまったく増やさず、

開業医をギリギリと締め上げるようになれば、

金銭的に余裕があった大昔には

「いつかは開業も出るから」

と言っていた勤務医が

あまりにクリニックの利益が細いので

「20代、30代前半で開業しないと融資を受けられない」

という状況になってきています。





この状況では

どう考えてもいままで

地域医療に貢献してきた

実力のある30-50台の医師が

激減するのは目に見えています。












以前、医師に

>過度な自由は改めるべきだろう。

と言い放った読売新聞(1)。




その大馬鹿な意見に

あまりにずさんなマスコミこそ、

計画的に配置し

過度の自由を改めるべきじゃないのか

という意見を自分に置き換えて考えてみろ

と言いたいです。











医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ(10月25日付・読売社説)

2010年10月25日01時01分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101024-OYT1T00685.htm


 救急や産科などを中心に医師不足が深刻化している中、厚生労働省が初めて医師への求人状況に着目し、全国の病院などを調査した。

 回答した約8700施設には、計16万7000人の勤務医がいるが、1万8000人足りないとして募集している。十分な診療体制をとるためには、さらに6000人が必要だという。

 今回の調査は、医師不足の本質を「勤務医不足」ととらえ、地域や診療科ごとに深刻さの度合いを測るという意味では、実態把握の第一歩になろう。

 例えば、東京都は医師を現状より8%増やせば病院が求める人数を満たせる。対して、岩手県では40%もの増員が必要だ。全国の診療科別で見ると、リハビリ科や救急科などでは30%近く増やさねばならず、不足感が最も強い。

 医療の人材をどのように配分すべきか、ある程度の優先順位は浮かんでくる。

 ただし、医師を増やせば勤務医不足が解消する、といった単純な話ではない。

 医師国家試験の合格者は毎年約8000人おり、引退する医師を差し引いても、年に約4000人のペースで増えている。

 さらに、医学部の入学定員は今年度に360人、来年度も約90人増員される。人数だけの問題ならば、いずれ充足するだろう。

 今回の調査はあくまで、現在ある病院に状況を聞いたものだ。だが、無計画に病院が設置されていること自体が、勤務医不足の要因でもある。

 近隣の自治体が競い合って、同じような総合病院を作っているケースが少なくない。

 産科や小児科など昼夜を問わず診療を求められる部門も、民間病院や自治体病院に、広く薄く医師が配置されている。このため診療体制に余裕がなく、医療事故のリスクも高い。耐えかねた勤務医は開業医に転身していく。

 この状況をそのままにして医師の養成数を増やしても、勤務医不足は解消されず、地域や診療科による偏在は進んでしまう。

 地域の病院が役割を分担し、救急や産科などを集約する。開業医も連携して病院を助ける。研修医など若手医師を計画的に配置していく。そうした対策を、強い権限をもって進める仕組みが要る。

 都道府県ごとに、大学医学部や基幹病院、自治体、医師会が協力し、利害を超えて医療機関と人材の計画配置に取り組むべきだ。調査だけでは事態は改善しない。







マスコミ自身がビジネスモデルを作れないのに、

医療、医師に対して

「金は出さないが、こうやって僻地に医師を飛ばせ」

なんてよく言えたものです。





よく考えると

どれだけトンデモ意見かわかります。

 >近隣の自治体が競い合って、同じような総合病院を作っているケースが少なくない。

じゃあ、

隣り合っている総合病院のどちらかを

つぶしますか?

実際にそれをやっているのが

厚労省と総務省で、

どんどん病院を縮小させ

僻地の病院をつぶしていますが、

そのせいで地域医療が崩壊しているのではないですか?






あいかわらず読売は

医師に人権はないし、強制的に配置せよ

という主張を繰り返しています。

>都道府県ごとに、大学医学部や基幹病院、自治体、医師会が協力し、利害を超えて医療機関と人材の計画配置に取り組むべき



今回は強制配置は

都道府県がやれ

という粗雑な結論。



医療に関する現実的な視点も

将来的なビジョンも全くないまま

憲法違反である

地方に任せるけど、強制配置しろよ!

というあまりにひどい社説を掲載すること自体、

マスコミの罪

だと思います。







読売は

即刻、このような現実離れした

狂った社説を

取り下げることを希望します。









(1)
■読売社説 日本の医師に自由はいらない(笑) 「医師を全国に計画配置、医療改革で読売新聞社提言」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-412.html

■読売新聞社説 ”医師の自由は改めるべき” ”医師を徴兵せよ” 「医療改革読売案 国民の不安を払拭する時だ 10月16日付・読売社説」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-414.html



(2)
産科医療のこれから
医師の計画配置は「憲法違反」 舛添厚労相インタビュー
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/10/post-1341-67.html


関連記事

■開業つれづれ:フラ語並みの難しさ 「■仏語?いいえ津軽弁/トヨタCM 」「 患者の津軽弁、医師ら誤解多く 方言教育の重要性学会発表へ」



CMは単発でいいけど、

医療はずっと継続が必要。




津軽弁はフラ語並みの

難しさの様子。





っていうか、

多くの日本人にとって

ほとんど日本語として

認識できないレヴェルです。






■仏語?いいえ津軽弁/トヨタCM

2010年10月22日(金) 東奥日報

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20101022142231.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f


 「フランス語じゃなかったの」-。女優の仲里依紗さんやお笑いタレントの森三中が出演しているトヨタ自動車「パッソ」のCMで使われている津軽弁が、インターネット上などで話題になっている。「口コミで全国的にCMの話題が広がっており反響が大きい」とトヨタ自動車広報部。ブログでCMの津軽弁を解説する人も現れており、津軽弁の魅力を発信するいい機会にもなりそうだ。

 CMは、パッソに乗ってきた仲さんが「わのかでパン、しけるめに鍋さフォンデュせばうだでぐめよん(私のフランスパン、焼きたてのうちにお鍋でフォンデュすれば美味しいですわよ)」と話して、友人(森三中の大島美幸さん)にフランスパンを渡す内容。大島さんも「せばだばやってみら(それでは、やってみますわ)」と津軽弁で返答する。

 同社によると、CM制作の過程でさまざまな企画案を検討中、フランス語と津軽弁が似ていることの意外性が制作チーム内で取り上げられ、方言独特の温かみも感じられることから津軽弁の採用が決まった。撮影に当たっては、青森市出身の女優高谷智子さんが方言指導をした。

 CMは10月1日から全国放映されたが、字幕付きのため、当初は外国語だと思っていた人が多かったという。ネット上などで話題になり、津軽弁だということが広く知られるようになったようだ。

 インターネットのグーグルで「トヨタ CM 津軽弁」のキーワードで検索すると、ヒット数は8千件以上に上る。ブログでは「どうしてもフランス語に聞こえてしまう」「『うだでぐ』は非常に、『め』はおいしいという意味」などとさまざまな感想や解説が展開されている。本県関係者からは「やっぱり我らの津軽弁だった」などの書き込みも多く見られる。

 同社広報部の担当者は「流ちょうな津軽弁に感動し、セリフを覚えている人もいるようだ」と話しており、CM効果は上々のようだ。






CM効果は上々でも、

医療現場では

大変な問題。




でも、

この新聞もあまりにローカルで、

この方言はわかるであろうという

方言レヴェルが高すぎて

書いている文章が十分に理解できません。







患者の津軽弁、医師ら誤解多く 方言教育の重要性学会発表へ


2010/10/22 金曜日 陸奥新報

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/10/13665.html



 津軽地域の医療施設で働く医師が方言を誤認するケースや、看護師の大半が方言を理解できないケースがあることが、弘前学院大学文学部の今村かほる准教授らが行った調査で明らかになった。調査対象となった看護師のほとんどが、医療現場で方言を理解することの必要性を認識しており、方言教育の重要性が改めて注目されそうだ。今村准教授は「方言教育は社会に直結する問題。津軽弁研究から将来的に教材開発といった“津軽モデル”を発信していきたい」と意気込んでいる。調査を踏まえた方言研究成果は24日に愛知大学で開かれる日本語学会で発表される。

 今村准教授らは「共通語のコミュニケーションが正しいという考えは本当だろうか」との疑問から2005年に医療や介護の現場での方言調査を開始。中間報告として今回、津軽地方での研究を「医療・看護・福祉現場における方言教育」にまとめた。
 この中で、弘前市内の医療施設で働く看護師37人を対象にしたアンケート(08年9月~09年10月)では、患者の方言が分からなかったことがある看護師は全体の60%に上り、全体の97%が「津軽では方言の理解が必要だ」と回答した。
 また、津軽地域の住民、医師、看護師を対象にした面接調査では方言を誤認した具体例が明らかになった。
 例えば、津軽地方の診療所で患者が「ボンノゴガラ ヘナガ イデ」と医師に症状を話したのに対し、医師は「お盆のころから、背中が痛い」と認識、津軽地域出身の看護師が誤認を指摘した。
 腹ばいになるという意味を持つ「ノタバリへ」を、他地域出身の医師が使い誤って「クタバリへ」と話すなど現場ではあってはならない例もあった。
 今村准教授は「現場では症状、身体部分の表現、感覚などさまざまな分野で方言を理解することが必要とされている。地元の看護師らが通訳として現場を支えている」と実態を説明する。
 また、首都圏に暮らす息子夫婦に引き取られた津軽出身の女性は首都圏の病院で津軽弁が理解されず、治療をあきらめそうになり、病院スタッフが津軽出身の看護師を探す事態もあった。
 経済連携協定(EPA)でインドネシアから日本(むつ市)に来た介護士への聞き取りでは、現場で聞いて分からない言葉が共通語か方言かも分からないという実態も浮かび上がった。外国人が地方で働く場合、共通語や専門用語のほかに方言を習得することも必要となり、日本語習得のためのハードルが高くなる。
 問題解決のため今村准教授は、現場で必要とされている津軽弁のデータベースや問診の様子を津軽弁で再現したDVDなど教材開発も試みている。「方言の分からない若年層が増え、高齢化が進む中で、現場で患者の方言が分からないという事態は深刻化する。方言問題は地域や国を越えた問題」と力を込め、方言研究の必要性を強く訴える。









問題1:

>「ボンノゴガラ ヘナガ イデ」


誤答例:

>「お盆のころから、背中が痛い」


じゃあ、正解は?

これってどういう意味なんでしょう。





問題2: 腹ばいになる、の津軽弁は?


正解:

>「ノタバリへ」


誤答例(禁忌らしい):

>「クタバリへ」

なんで、禁忌の使用例なんでしょう?

現場ではあってはならない例



現場ではあってはならないほどの

誤用のようですが、

記事自体がさっぱり意味不明です。






>方言問題は地域や国を越えた問題

…いや、その発想が

根底から間違っていますから。



なんで方言ほどの極端にローカルな問題が

グローバルな問題になるんでしょう?

フィーリングで記事を書いていると

こんなおバカな記事になってしまうんでしょうね。






その前に

津軽地方から

医師がいなくなるほうが

早い気がします。





医療関係者に対する津軽弁の教育と

医療崩壊による医師の津軽からの撤退、

どちらに重点を置いたら

いいでしょうね。








というわけで、

方言対策を徹底して

医師は津軽弁を取得しないといけいないような

雰囲気のまま記事は終わっております。





津軽弁が医師に普及するのと

フラ語が医師に普及するのと

どっちが難しいでしょう?

難問です。














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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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