2010/10/27
■開業つれづれ:読売は相変わらず憲法違反の奴隷配置 「医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ(10月25日付・読売社説)」
ネタ元は
demianさん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1622.html#comment12234
です。
いつも大変お世話になっております。
相変わらず狂っています。
>医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ
読売は以前から
医師の居住の自由、職業の自由を
奪ってでも強制配置
といって、
舛添さんに
”読売の暴論は明らかに憲法違反、ばかじゃねーの”(1、2)
と一喝されています。
>研修医など若手医師を計画的に配置
>強い権限をもって進める仕組みが要る。
バカですね。
今の医療崩壊の本質は、
中堅医師に対する
あまりにひどい待遇による脱落です。
某有名医師の
「医師大量生産」の意見では
多分に粗造、乱造で
戦時急造医師か学徒動員になるだけです。
教育担当の中堅医師の業務が爆発的に増えて
逆に質の低下と
中堅医師の過重労働のさらなる増加で
単に医療崩壊は加速することでしょう。
医療費をまったく増やさず、
開業医をギリギリと締め上げるようになれば、
金銭的に余裕があった大昔には
「いつかは開業も出るから」
と言っていた勤務医が
あまりにクリニックの利益が細いので
「20代、30代前半で開業しないと融資を受けられない」
という状況になってきています。
この状況では
どう考えてもいままで
地域医療に貢献してきた
実力のある30-50台の医師が
激減するのは目に見えています。
以前、医師に
>過度な自由は改めるべきだろう。
と言い放った読売新聞(1)。
その大馬鹿な意見に
あまりにずさんなマスコミこそ、
計画的に配置し
過度の自由を改めるべきじゃないのか
という意見を自分に置き換えて考えてみろ
と言いたいです。
医師不足対策 計画配置する仕組みが必要だ(10月25日付・読売社説)
2010年10月25日01時01分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101024-OYT1T00685.htm
救急や産科などを中心に医師不足が深刻化している中、厚生労働省が初めて医師への求人状況に着目し、全国の病院などを調査した。
回答した約8700施設には、計16万7000人の勤務医がいるが、1万8000人足りないとして募集している。十分な診療体制をとるためには、さらに6000人が必要だという。
今回の調査は、医師不足の本質を「勤務医不足」ととらえ、地域や診療科ごとに深刻さの度合いを測るという意味では、実態把握の第一歩になろう。
例えば、東京都は医師を現状より8%増やせば病院が求める人数を満たせる。対して、岩手県では40%もの増員が必要だ。全国の診療科別で見ると、リハビリ科や救急科などでは30%近く増やさねばならず、不足感が最も強い。
医療の人材をどのように配分すべきか、ある程度の優先順位は浮かんでくる。
ただし、医師を増やせば勤務医不足が解消する、といった単純な話ではない。
医師国家試験の合格者は毎年約8000人おり、引退する医師を差し引いても、年に約4000人のペースで増えている。
さらに、医学部の入学定員は今年度に360人、来年度も約90人増員される。人数だけの問題ならば、いずれ充足するだろう。
今回の調査はあくまで、現在ある病院に状況を聞いたものだ。だが、無計画に病院が設置されていること自体が、勤務医不足の要因でもある。
近隣の自治体が競い合って、同じような総合病院を作っているケースが少なくない。
産科や小児科など昼夜を問わず診療を求められる部門も、民間病院や自治体病院に、広く薄く医師が配置されている。このため診療体制に余裕がなく、医療事故のリスクも高い。耐えかねた勤務医は開業医に転身していく。
この状況をそのままにして医師の養成数を増やしても、勤務医不足は解消されず、地域や診療科による偏在は進んでしまう。
地域の病院が役割を分担し、救急や産科などを集約する。開業医も連携して病院を助ける。研修医など若手医師を計画的に配置していく。そうした対策を、強い権限をもって進める仕組みが要る。
都道府県ごとに、大学医学部や基幹病院、自治体、医師会が協力し、利害を超えて医療機関と人材の計画配置に取り組むべきだ。調査だけでは事態は改善しない。
マスコミ自身がビジネスモデルを作れないのに、
医療、医師に対して
「金は出さないが、こうやって僻地に医師を飛ばせ」
なんてよく言えたものです。
よく考えると
どれだけトンデモ意見かわかります。
>近隣の自治体が競い合って、同じような総合病院を作っているケースが少なくない。
じゃあ、
隣り合っている総合病院のどちらかを
つぶしますか?
実際にそれをやっているのが
厚労省と総務省で、
どんどん病院を縮小させ
僻地の病院をつぶしていますが、
そのせいで地域医療が崩壊しているのではないですか?
あいかわらず読売は
医師に人権はないし、強制的に配置せよ
という主張を繰り返しています。
>都道府県ごとに、大学医学部や基幹病院、自治体、医師会が協力し、利害を超えて医療機関と人材の計画配置に取り組むべき
今回は強制配置は
都道府県がやれ
という粗雑な結論。
医療に関する現実的な視点も
将来的なビジョンも全くないまま
憲法違反である
地方に任せるけど、強制配置しろよ!
というあまりにひどい社説を掲載すること自体、
マスコミの罪
だと思います。
読売は
即刻、このような現実離れした
狂った社説を
取り下げることを希望します。
(1)
■読売社説 日本の医師に自由はいらない(笑) 「医師を全国に計画配置、医療改革で読売新聞社提言」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-412.html
■読売新聞社説 ”医師の自由は改めるべき” ”医師を徴兵せよ” 「医療改革読売案 国民の不安を払拭する時だ 10月16日付・読売社説」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-414.html
(2)
産科医療のこれから
医師の計画配置は「憲法違反」 舛添厚労相インタビュー
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/10/post-1341-67.html