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■開業つれづれ:芸能人のトンデモ出産 続々 「高岡早紀の自宅出産「異例報道」 妹・由美子「なぜ悪い」とかみつく」


ファッションによる自宅出産が

これからもどんどん出てくる予感。





日本は世界一お産が安全にできますが、

逆に、

「お産が本当は危険」

「人間のお産は命がけ」

という危機感がなくなって

安全に慣れてしまったのでしょうか。




>なぜ自宅出産が異例なのでしょうか

という頭の回路が異例。






自宅出産で上手くいかなくて搬送



死産



”病院を”訴訟


という狂った妊婦が大量生産される予感。





助産師は

ホメオパシーという宗教集団を

信奉しているようですから

必須授業なんかもやっています(1)。






そういうのが好きな方ですから

万が一うまくいかなかったときの

怒りの矛先は

助産師ではなく医療側に向かうのでしょうか。





海外では希望しても病院に行けないのに、

日本の出産は安全すぎて感覚がマヒしている、

そんな気がします。








高岡早紀の自宅出産「異例報道」 妹・由美子「なぜ悪い」とかみつく

J-CASTニュース 2010/9/29 20:03

http://www.j-cast.com/2010/09/29077023.html?p=1

女優の高岡早紀さんが自宅で長女を出産したことが、ちょっとした波紋を起こしている。一部報道で「極秘」「異例」と伝えられたことに、高岡さんの妹・由美子さんがかみついたのだ。

由美子さん自身も、自宅出産の経験者。ツイッターでもフォロワーに勧めているほどだが、一般にはどれほど受け入れられているだろうか。


姉の出産に立会い自分も自宅で生む

「自宅出産は異例」にブログで反論

「あのような報道の仕方は少し悲しいです」

モデルの高岡由美子さんは2010年9月26日、ツイッターでこう呟いた。「報道」とは、姉である早紀さんの出産にまつわるものと思われる。早紀さんは9月14日、都内の自宅で長女を出産。このことが25日に報じられたのだが、早紀さんは交際中の男性と結婚しておらず、未婚の母となる。そのため、「自宅出産」したことが憶測を呼んだのか、一部メディアで「極秘出産」「子どもの将来を配慮して異例の自宅出産を選択したようだ」といった書き方をされた。

由美子さんは9月25日付のブログに「極秘出産?」というタイトルで、これらの報道に「ちょっと首をかしげてしまいました。なぜ自宅出産が異例なのでしょうか」と疑問を投げかけた。続けて「自宅出産という選択肢は今かなり増えているのです。病院で産むのが当たり前という時代ではありません」と反論した。ただし、この内容は9月29日現在で削除されている。

早紀さんには、前夫で俳優の保阪尚希さんとの間に2人の子どもがいるが、いずれも自宅で出産したという。由美子さん自身も、出産は姉と同じく自宅だった。

そのときの様子を、09年5月16日付のブログで「私は姉が自宅出産で立ち会っていましたから自分のお腹にサラ(注:由美子さんの娘)ができた時迷わず自宅出産を選び」と綴っている。

由美子さんはツイッター上で、早紀さん出産の件について数人のフォロワーとやり取りしているが、「自宅出産は母体に異常がなければほんとにお勧めです」「自宅出産は母体等に以上(原文ママ)が無ければ出来るのですが・・・今はとにかく沢山の選択があるので良いですよね!」と、体験者として肯定的に語っている。


病院・診療所以外で出産する割合は0.2%程度

では自宅出産にはどんなメリットがあるのか。日本助産師会専務理事で安全対策室長の岡本喜代子氏に聞くと、「お産で重要な、リラックスした状態を保てること」を挙げる。普段どおりの毎日を過ごせれば、慣れない病院生活と比べて余計な心配ごとから解放されるだろう。出産間近で不安な時期でも、すぐ近くで家族が見守っていてくれることも、心強いはずだ。

とは言え昨今、高岡さん姉妹のような「自宅出産派」はごく少数だ。自宅を含めた病院・診療所以外の施設で出産する割合は、0.2%程度だという。これは、1998年度の「厚生白書」で示された数字と変わっておらず、ここ数年は低い水準が続いている。

自宅で生むといっても、妊娠から出産までは定期的に医師の診察や検診を受ける必要がある。また岡本氏によると、自宅出産はあくまで母体が健康なケースに限られている。お産を手がける助産師は看護師の資格をもち、出産時には複数で対応する。地域の医療機関とも常に連携する

「お産のプロ」の助産師だが、自宅出産の場合は医師がいないため、医療行為が必要な事態になれば病院に搬送せざるをえない。何か起こったらすぐ医師が駆けつけられる病院と違って、搬送に一定時間を要するのが「リスク」として存在することは事実だ。岡本氏は「自宅出産を選ぶなら、妊娠中の検診を必ず受けて健康体を保ち続けることが重要だ」と話している。







芸能人のトンデモ出産が

目立ちますが(2)、

こういうのを知って

「かっこいい」

とか思う人、続出する予感。









医療側からしたら

特攻集団。

自分から危険な死地に

入っていくのは

勝手だけど、

最後まで覚悟してやってほしいものです。

もし何かあってもこちらの責任にしないでください。










(1)琉球では助産師の必須授業に

ホメオパシーが入っていました。


■開業つれづれ:助産師はホメオパシー必須授業 「琉球大、必修授業にホメオパシー 来年度から取りやめ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1561.html


(2)XYさんコメントより。 いつも大変お世話になっております。

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1568.html#comment11961


吉村医院が量産の暁にはっ!
demianさん、解説付けないと。

http://ameblo.jp/takami-yoshimoto/entry-10483680869.html

吉村医院じゃ帝王切開もしないで、

>子宮から逆子の赤ちゃんのお尻が指で触れる位の所にまで降りきたのですか、その後お産がいっこうに進まず、約36時間以上、陣痛を耐え抜きました

>でも結局最後の最後に赤ちゃんを産む陣痛の力が足りず、豊田記念病院に救急車で搬送され、その頃は4、5分間隔で陣痛があったのですが。陣痛促進剤を使い、経膣分娩で逆子を出産しました!

マジ基地。
豊田記念病院の先生方、そんな狂った症例ばかり投入されて、ご愁傷様です。






関連記事

■開業つれづれ:医師不足をエサに天下り 「全国の医師2万4000人不足 厚労省が初の全国調査」






自分で大学病院の医局をぶっ潰して

医師派遣機能を叩き壊しておきながら、


 >厚労省は来年度予算で、医師不足が深刻な病院に医師を派遣する

>「地域医療支援センター(仮称)」を各都道府県に設置する方針



というのはいかがなものでしょう。

素晴らしい天下り機関ですよね。




予算のタイミングといい、

絶妙なところを厚労省は

狙ってきています。







それより

医師が足りない!!

ということで大量生産して、

医療費は増やさない、

としたら

単純に競合が増えるだけですから

医療関係者がどんどんワーキングプアに

落ち込むだけです。




10年先行く歯科医師の

二の舞になるだけです。











全国の医師2万4000人不足 厚労省が初の全国調査


産経新聞 2010年9月29日(水)11時51分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000545-san-soci

 全国の医療機関で働く現役医師数が約16万7千人なのに対し、医療機関はさらに約2万4千人が必要と考えていることが、厚生労働省が行った「病院等における必要医師数実態調査」で、分かった。都市部に医師が集中する一方、地方で医師が不足するなど地域格差が大きいことや、リハビリ科や救急科、産科で人材の充足を求める声が高いことなども判明。あらためて深刻な医師不足の実態が浮き彫りになった。

 調査は全国の病院や分娩(ぶんべん)取り扱い診療所計約1万施設を対象に実施。84%にあたる約8700施設から回答があった。医師不足の全国調査を国が行うのは初めて。

 調査によると、今年6月1日の時点で回答があった医療機関に勤務する現役医師は16万7063人。一方、医療機関が必要と考える医師数は2万4033人で、現役医師数に対する倍率は1・14倍、実際に求人している医師数は1万8288人で、倍率は1・11倍だった。

 必要医師数の倍率を都道府県別でみると、岩手が1・4倍と最も高く、青森1・32倍、山梨1・29倍と続いた。逆に東京1・08倍、大阪1・09倍、神奈川1・1倍と、低い倍率は都市部に集中した。

 診療科別では、リハビリ科1・29倍、救急科1・28倍、産科1・24倍の順だった。

 求人が必要になった理由は「他病院への転職、開業、定年などによる医師の退職」が33・6%で

「大学の医師派遣機能の低下による減少」19・6%、

「地域ニーズの増大への対応」17・6%

。一方、求人しても医師が充足されない背景として最も多かったのは「求人する診療科医師の絶対数が地域内で少ない」が38%で最も多く、「大学の医師派遣機能の低下」が19・9%、「勤務条件と医師の希望との不一致」が14%と続いた。

 厚労省は来年度予算で、医師不足が深刻な病院に医師を派遣する「地域医療支援センター(仮称)」を各都道府県に設置する方針で、厚労省は「センターを活用して、都市部への医師の集中を是正したい」と話している。


最終更新:9月29日(水)11時51分





いままでこんな統計すらとっていなかった

厚労省も厚労省ですが、

このタイミングで

「地域医療支援センター(仮称)」を

予算つけろと

突っ込んでくるあたりも狡猾です。





結局は

厚労省は自分で医局をぶっ壊して、

その代わりに厚労省の天下りセンターを作って

予算を確保する、

というだけです。





医師がバカを見るだけで、

エコカー補助金の何十分の一という

ごくわずかな医療費だけ

追加されてどんどん負のスパイラルに

落ち込んでいるのが日本医療です。







結局、だれも医療のことを

本気で考えている人がいない、

それどころか

日本のことすら本気で考えていない

というのが今の日本の政治のようです。
























関連記事

■開業つれづれ:屍体換金まっさかり 「説明義務違反 患者遺族と示談」



医療現場での屍体換金が

盛んです。








詳細が不明ですが、

2006年に初診で、

入院治療するもフェードアウト、

2008年再来院

2009年9月に死亡

>遺族側は、治療を中断したのは重症な状態なのに医師が説明を怠ったため、

まあ、マジ外基地のいうことで

300万払う太っ腹な病院ですから

これからも

どんどんターゲットにされるでしょう。









説明義務違反 患者遺族と示談

asahi.com 2010年09月28日

 むつ総合病院(小川克弘院長)に入院していた30代の男性患者が亡くなったのは担当医師に説明義務違反があったためなどとして、遺族が損害賠償を求め、今月6日に300万円で示談が成立していたことがわかった。同病院を運営する下北医療センター(管理者・宮下順一郎むつ市長)の議会で27日、専決処分が承認された。

 同病院によると、男性は

うっ血性心不全、心筋炎、睡眠時無呼吸症候群

で循環器科に入院していたが、

昨年9月、心臓機能不全で死亡

した。

2006年4月に同病院で初診

を受け、約1カ月間入院。退院後もしばらくは治療を受けたが、

通院しなくなり、

08年11月に両下肢のむくみで再来院

した。

遺族側は、治療を中断したのは重症な状態なのに医師が説明を怠ったため、

と主張しているという。

 遺族側は今年3月に2千万円の損害賠償を催告。病院側は、医師は口頭で病気について説明、医療面での問題もなかった、として裁判で争うことを検討したが、医師への負担なども考慮し、弁護士と相談の上、和解したという。「説明義務違反」で医療紛争となったのは同病院では初めてという。

 むつ総合病院は今回のケースを医師らに伝え、カルテに病気についての説明の事実を記入するよう通知することにした。300万円は加入している病院賠償責任保険から支払われる。









すっかり医療裁判も

「病院で死んだら病院のせい」

「交通事故で死んでも、加害者より病院のほうが賠償が重い」

とか

人間の寿命を無視した

裁判結果が続出してますから

病院が換金の場になるのは当たり前。




どうしてここまで心不全で

放置するのかわかりませんが

その上、

300万円まで差し上げる太っ腹には

たとえ保険から出ていたとしても

バカな前例を作ったとののしられることでしょう。




少なくとも

病院の職員は

「これでやる気が出ました」

なんて人はいないんじゃないですかね。




そして、

300万円もらった遺族も

堂々と病院に受診したりして

また何かあったら換金、換金、

なんて思っているんじゃないでしょうか。





青森で医療をやるには

そんな心構えが必要なようです。












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中間管理職: このブログの管理人。
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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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