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■開業つれづれ:芸能人のトンデモ出産 続々 「高岡早紀の自宅出産「異例報道」 妹・由美子「なぜ悪い」とかみつく」


ファッションによる自宅出産が

これからもどんどん出てくる予感。





日本は世界一お産が安全にできますが、

逆に、

「お産が本当は危険」

「人間のお産は命がけ」

という危機感がなくなって

安全に慣れてしまったのでしょうか。




>なぜ自宅出産が異例なのでしょうか

という頭の回路が異例。






自宅出産で上手くいかなくて搬送



死産



”病院を”訴訟


という狂った妊婦が大量生産される予感。





助産師は

ホメオパシーという宗教集団を

信奉しているようですから

必須授業なんかもやっています(1)。






そういうのが好きな方ですから

万が一うまくいかなかったときの

怒りの矛先は

助産師ではなく医療側に向かうのでしょうか。





海外では希望しても病院に行けないのに、

日本の出産は安全すぎて感覚がマヒしている、

そんな気がします。








高岡早紀の自宅出産「異例報道」 妹・由美子「なぜ悪い」とかみつく

J-CASTニュース 2010/9/29 20:03

http://www.j-cast.com/2010/09/29077023.html?p=1

女優の高岡早紀さんが自宅で長女を出産したことが、ちょっとした波紋を起こしている。一部報道で「極秘」「異例」と伝えられたことに、高岡さんの妹・由美子さんがかみついたのだ。

由美子さん自身も、自宅出産の経験者。ツイッターでもフォロワーに勧めているほどだが、一般にはどれほど受け入れられているだろうか。


姉の出産に立会い自分も自宅で生む

「自宅出産は異例」にブログで反論

「あのような報道の仕方は少し悲しいです」

モデルの高岡由美子さんは2010年9月26日、ツイッターでこう呟いた。「報道」とは、姉である早紀さんの出産にまつわるものと思われる。早紀さんは9月14日、都内の自宅で長女を出産。このことが25日に報じられたのだが、早紀さんは交際中の男性と結婚しておらず、未婚の母となる。そのため、「自宅出産」したことが憶測を呼んだのか、一部メディアで「極秘出産」「子どもの将来を配慮して異例の自宅出産を選択したようだ」といった書き方をされた。

由美子さんは9月25日付のブログに「極秘出産?」というタイトルで、これらの報道に「ちょっと首をかしげてしまいました。なぜ自宅出産が異例なのでしょうか」と疑問を投げかけた。続けて「自宅出産という選択肢は今かなり増えているのです。病院で産むのが当たり前という時代ではありません」と反論した。ただし、この内容は9月29日現在で削除されている。

早紀さんには、前夫で俳優の保阪尚希さんとの間に2人の子どもがいるが、いずれも自宅で出産したという。由美子さん自身も、出産は姉と同じく自宅だった。

そのときの様子を、09年5月16日付のブログで「私は姉が自宅出産で立ち会っていましたから自分のお腹にサラ(注:由美子さんの娘)ができた時迷わず自宅出産を選び」と綴っている。

由美子さんはツイッター上で、早紀さん出産の件について数人のフォロワーとやり取りしているが、「自宅出産は母体に異常がなければほんとにお勧めです」「自宅出産は母体等に以上(原文ママ)が無ければ出来るのですが・・・今はとにかく沢山の選択があるので良いですよね!」と、体験者として肯定的に語っている。


病院・診療所以外で出産する割合は0.2%程度

では自宅出産にはどんなメリットがあるのか。日本助産師会専務理事で安全対策室長の岡本喜代子氏に聞くと、「お産で重要な、リラックスした状態を保てること」を挙げる。普段どおりの毎日を過ごせれば、慣れない病院生活と比べて余計な心配ごとから解放されるだろう。出産間近で不安な時期でも、すぐ近くで家族が見守っていてくれることも、心強いはずだ。

とは言え昨今、高岡さん姉妹のような「自宅出産派」はごく少数だ。自宅を含めた病院・診療所以外の施設で出産する割合は、0.2%程度だという。これは、1998年度の「厚生白書」で示された数字と変わっておらず、ここ数年は低い水準が続いている。

自宅で生むといっても、妊娠から出産までは定期的に医師の診察や検診を受ける必要がある。また岡本氏によると、自宅出産はあくまで母体が健康なケースに限られている。お産を手がける助産師は看護師の資格をもち、出産時には複数で対応する。地域の医療機関とも常に連携する

「お産のプロ」の助産師だが、自宅出産の場合は医師がいないため、医療行為が必要な事態になれば病院に搬送せざるをえない。何か起こったらすぐ医師が駆けつけられる病院と違って、搬送に一定時間を要するのが「リスク」として存在することは事実だ。岡本氏は「自宅出産を選ぶなら、妊娠中の検診を必ず受けて健康体を保ち続けることが重要だ」と話している。







芸能人のトンデモ出産が

目立ちますが(2)、

こういうのを知って

「かっこいい」

とか思う人、続出する予感。









医療側からしたら

特攻集団。

自分から危険な死地に

入っていくのは

勝手だけど、

最後まで覚悟してやってほしいものです。

もし何かあってもこちらの責任にしないでください。










(1)琉球では助産師の必須授業に

ホメオパシーが入っていました。


■開業つれづれ:助産師はホメオパシー必須授業 「琉球大、必修授業にホメオパシー 来年度から取りやめ」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1561.html


(2)XYさんコメントより。 いつも大変お世話になっております。

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1568.html#comment11961


吉村医院が量産の暁にはっ!
demianさん、解説付けないと。

http://ameblo.jp/takami-yoshimoto/entry-10483680869.html

吉村医院じゃ帝王切開もしないで、

>子宮から逆子の赤ちゃんのお尻が指で触れる位の所にまで降りきたのですか、その後お産がいっこうに進まず、約36時間以上、陣痛を耐え抜きました

>でも結局最後の最後に赤ちゃんを産む陣痛の力が足りず、豊田記念病院に救急車で搬送され、その頃は4、5分間隔で陣痛があったのですが。陣痛促進剤を使い、経膣分娩で逆子を出産しました!

マジ基地。
豊田記念病院の先生方、そんな狂った症例ばかり投入されて、ご愁傷様です。






関連記事

■開業つれづれ:医師不足をエサに天下り 「全国の医師2万4000人不足 厚労省が初の全国調査」






自分で大学病院の医局をぶっ潰して

医師派遣機能を叩き壊しておきながら、


 >厚労省は来年度予算で、医師不足が深刻な病院に医師を派遣する

>「地域医療支援センター(仮称)」を各都道府県に設置する方針



というのはいかがなものでしょう。

素晴らしい天下り機関ですよね。




予算のタイミングといい、

絶妙なところを厚労省は

狙ってきています。







それより

医師が足りない!!

ということで大量生産して、

医療費は増やさない、

としたら

単純に競合が増えるだけですから

医療関係者がどんどんワーキングプアに

落ち込むだけです。




10年先行く歯科医師の

二の舞になるだけです。











全国の医師2万4000人不足 厚労省が初の全国調査


産経新聞 2010年9月29日(水)11時51分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000545-san-soci

 全国の医療機関で働く現役医師数が約16万7千人なのに対し、医療機関はさらに約2万4千人が必要と考えていることが、厚生労働省が行った「病院等における必要医師数実態調査」で、分かった。都市部に医師が集中する一方、地方で医師が不足するなど地域格差が大きいことや、リハビリ科や救急科、産科で人材の充足を求める声が高いことなども判明。あらためて深刻な医師不足の実態が浮き彫りになった。

 調査は全国の病院や分娩(ぶんべん)取り扱い診療所計約1万施設を対象に実施。84%にあたる約8700施設から回答があった。医師不足の全国調査を国が行うのは初めて。

 調査によると、今年6月1日の時点で回答があった医療機関に勤務する現役医師は16万7063人。一方、医療機関が必要と考える医師数は2万4033人で、現役医師数に対する倍率は1・14倍、実際に求人している医師数は1万8288人で、倍率は1・11倍だった。

 必要医師数の倍率を都道府県別でみると、岩手が1・4倍と最も高く、青森1・32倍、山梨1・29倍と続いた。逆に東京1・08倍、大阪1・09倍、神奈川1・1倍と、低い倍率は都市部に集中した。

 診療科別では、リハビリ科1・29倍、救急科1・28倍、産科1・24倍の順だった。

 求人が必要になった理由は「他病院への転職、開業、定年などによる医師の退職」が33・6%で

「大学の医師派遣機能の低下による減少」19・6%、

「地域ニーズの増大への対応」17・6%

。一方、求人しても医師が充足されない背景として最も多かったのは「求人する診療科医師の絶対数が地域内で少ない」が38%で最も多く、「大学の医師派遣機能の低下」が19・9%、「勤務条件と医師の希望との不一致」が14%と続いた。

 厚労省は来年度予算で、医師不足が深刻な病院に医師を派遣する「地域医療支援センター(仮称)」を各都道府県に設置する方針で、厚労省は「センターを活用して、都市部への医師の集中を是正したい」と話している。


最終更新:9月29日(水)11時51分





いままでこんな統計すらとっていなかった

厚労省も厚労省ですが、

このタイミングで

「地域医療支援センター(仮称)」を

予算つけろと

突っ込んでくるあたりも狡猾です。





結局は

厚労省は自分で医局をぶっ壊して、

その代わりに厚労省の天下りセンターを作って

予算を確保する、

というだけです。





医師がバカを見るだけで、

エコカー補助金の何十分の一という

ごくわずかな医療費だけ

追加されてどんどん負のスパイラルに

落ち込んでいるのが日本医療です。







結局、だれも医療のことを

本気で考えている人がいない、

それどころか

日本のことすら本気で考えていない

というのが今の日本の政治のようです。
























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■開業つれづれ:屍体換金まっさかり 「説明義務違反 患者遺族と示談」



医療現場での屍体換金が

盛んです。








詳細が不明ですが、

2006年に初診で、

入院治療するもフェードアウト、

2008年再来院

2009年9月に死亡

>遺族側は、治療を中断したのは重症な状態なのに医師が説明を怠ったため、

まあ、マジ外基地のいうことで

300万払う太っ腹な病院ですから

これからも

どんどんターゲットにされるでしょう。









説明義務違反 患者遺族と示談

asahi.com 2010年09月28日

 むつ総合病院(小川克弘院長)に入院していた30代の男性患者が亡くなったのは担当医師に説明義務違反があったためなどとして、遺族が損害賠償を求め、今月6日に300万円で示談が成立していたことがわかった。同病院を運営する下北医療センター(管理者・宮下順一郎むつ市長)の議会で27日、専決処分が承認された。

 同病院によると、男性は

うっ血性心不全、心筋炎、睡眠時無呼吸症候群

で循環器科に入院していたが、

昨年9月、心臓機能不全で死亡

した。

2006年4月に同病院で初診

を受け、約1カ月間入院。退院後もしばらくは治療を受けたが、

通院しなくなり、

08年11月に両下肢のむくみで再来院

した。

遺族側は、治療を中断したのは重症な状態なのに医師が説明を怠ったため、

と主張しているという。

 遺族側は今年3月に2千万円の損害賠償を催告。病院側は、医師は口頭で病気について説明、医療面での問題もなかった、として裁判で争うことを検討したが、医師への負担なども考慮し、弁護士と相談の上、和解したという。「説明義務違反」で医療紛争となったのは同病院では初めてという。

 むつ総合病院は今回のケースを医師らに伝え、カルテに病気についての説明の事実を記入するよう通知することにした。300万円は加入している病院賠償責任保険から支払われる。









すっかり医療裁判も

「病院で死んだら病院のせい」

「交通事故で死んでも、加害者より病院のほうが賠償が重い」

とか

人間の寿命を無視した

裁判結果が続出してますから

病院が換金の場になるのは当たり前。




どうしてここまで心不全で

放置するのかわかりませんが

その上、

300万円まで差し上げる太っ腹には

たとえ保険から出ていたとしても

バカな前例を作ったとののしられることでしょう。




少なくとも

病院の職員は

「これでやる気が出ました」

なんて人はいないんじゃないですかね。




そして、

300万円もらった遺族も

堂々と病院に受診したりして

また何かあったら換金、換金、

なんて思っているんじゃないでしょうか。





青森で医療をやるには

そんな心構えが必要なようです。












関連記事

■開業つれづれ:「テルマエ・ロマエ II」 ヤマザキマリ




話題沸騰中。

第2巻出ました。

ご覧ください。






クリックするとアマゾンに飛びます。

テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)
(2010/09/25)
ヤマザキマリ

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とんでもないところで

マルクス・アウレリウスが

出てくるところが素敵。





2巻の出だしは

いきなりちん●だし。





実は、

エッセイもなかなか

楽しめます。






ちなみに

エッセイ中の「札幌テルメ」は

現在、

「シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロ」

(通称、「ガトキン」w)

という重々しい名称に変わったようです。








というわけで

またも笑える2巻でした。










(1)後学の為に(短文なので読みやすいです)

マルクス・アウレリウス 自省録

自省録 (岩波文庫)自省録 (岩波文庫)
(2007/02)
マルクスアウレーリウス

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(2)ご存じ塩野 七生さんのローマ人の物語

マルクス・アウレリウスの章

ローマ人の物語〈11〉―終わりの始まりローマ人の物語〈11〉―終わりの始まり
(2002/12/11)
塩野 七生

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■開業つれづれ:自分の新聞読めよ… 「名医超える?手術ロボ…岡山大導入、傷小さく後遺症軽減」



新聞屋は

せめて新聞読んで

記事書けよ。





早期胃癌のロボット支援手術で

膵臓損傷からMOFで死亡(1)、

読売自身もガッツリ

死亡記事を載せているのに(2)、

名医超える?手術ロボ…岡山大導入、傷小さく後遺症軽減


ってタイトル、

いったい何なんでしょう?



国内初の「ダ・ヴィンチ」による

死亡事故直後に

安全で名医を超える?

とか、

空気も読めなけりゃ

新聞も読めない

とてもプアな

記事になってしまってます。







名医超える?手術ロボ…岡山大導入、傷小さく後遺症軽減


2010年9月28日 読売新聞

http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20100928-OYO8T00442.htm



 岡山大病院が県内で初めて、内視鏡手術ロボット「ダビンチ」を導入し、報道陣に公開した。患部などを立体的に見せる3次元モニターをのぞきながら、止血や縫合に使う「鉗子(かんし)」を自由に動かせるため、従来の内視鏡手術より複雑な作業が可能。同病院は「手術部位以外を傷つけにくく、後遺症の軽減につながる」としている。

 ダビンチは4本のアームがあり、医師が数メートル離れた操縦席からアームの先端に取り付けた内視鏡や鉗子を操作して手術を行う。アームは体内に直径5~12ミリ程度の穴を開けるだけで挿入でき、傷も小さい。また、従来の内視鏡は2次元モニターだったが、ダビンチは3次元画像を10倍に拡大でき、奥行きも鮮明。アームの先端部分は回転するため、人間の手のように自由自在にコントロールできる。

 欧米を中心に1万台以上が使用されており、同病院泌尿器科では、将来日本でも主流になるとみて、2004年から医師を海外に派遣して研修を積み、今年8月、3億1500万円で購入。初期の前立腺がん手術で前立腺を摘出する際、隣接する神経を傷つけずに手術ができるため、男性機能の温存が期待できるという。

 ダビンチを使った手術は保険対象外となるが、同科では無料の手術を5例行って実績を重ねた後、入院や検査などの保険診療と併用できる「先進医療」の実施施設としての認可を厚生労働省に申請、今年度中の認可を目指す。手術を担当する雑賀(さいか)隆史准教授(47)は「安全で患者の負担も軽くなると期待される。欧米では7割がこの手術方法だが、日本でまだ少なく、

慎重に手術していきたい

」と話していた。






5日前に死亡事故の記事が

載っていたのに、

こんな記事を書いても

上司もスルー、

ネットにも載せて

読売もこんなもんなんだな、

と改めて思っただけの記事でした。










(1)
■開業つれづれ:「ロボット支援手術で死亡 名古屋大病院、胃がん切除患者」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1567.html


(2)

ロボット手術後、死亡…名大病院
がん切除中、膵臓損傷

2010年9月23日 読売新聞

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=31183


 名古屋大学医学部付属病院(名古屋市昭和区)は、内視鏡手術ロボット「ダビンチ」を使い、遠隔操作で胃がんを切除した70歳代の男性患者が5日後に死亡した、と22日発表した。

 同病院は「ロボットに不具合はなかった」とする一方、「患者の死亡と手術との因果関係は不明」とし、厚生労働省のモデル事業で診療関連死の原因究明を行う第三者機関に調査を申請した。

 松尾清一院長らによると、男性は今月上旬、胃前庭部の早期がん切除手術を受けた。手術中に膵臓(すいぞう)を損傷し、縫合したが、翌日に腸管壊死(えし)が発生。さらに筋膜炎も併発し、5日後に多臓器不全で死亡したという。

 ダビンチは米国製。3~4本のアーム(腕)の先端に内視鏡や電気メス、鉗子(かんし)を取り付け、医師は数メートル離れた操縦席で、手術部位の立体映像を見ながら操作する。メスなどを操る際の手ぶれを補正する機能などもあるため精度の高い手術が可能とされる。欧米や韓国では計1万台以上が稼働しているが、国内では保険診療の適用外のため、今年3月現在で計13台にとどまっている。

 同病院も3月に導入したばかりで、胃の手術としては今回が4例目。導入初期のため、数百万円とみられる手術費用は無料としていた。胃の手術への活用は当面中止し、外部有識者を招いた院内調査委員会でも検証するという。

 松尾院長は「ご遺族に哀悼の意とおわびを申し上げる。ロボットによる先進医療は国内でも広がっていくべきで、だからこそ事実を公表し、検証する必要があると考えた」と述べた。

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■開業つれづれ:朝日の医療叩き 「訴訟手続き10年放置」 ”お気の毒”の連鎖


がん告知しても訴えられ、

がん告知しなくても訴えられ、

いったい医療関係者はどうしたらいいのでしょう?




しかも、

弁護士、専門家が

そろって

>損害賠償は無理

>「裁判は無理」


って言われているのに

アカヒだけは

>告知を巡る訴訟はできたはずだ。

なんて言い出す始末。




どうしても

医療訴訟を起こさせたいのでしょうか、

この新聞社は。











訴訟手続き10年放置

asahi.com 2010年09月18日

http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001009180002

 11年前にがんで夫を亡くした天童市の女性(52)が「末期がんであることを告知されず、精神的苦痛を受けた」として病院側に損害賠償を求める裁判を起こそうとしたが、代理人となった弁護士が10年近く手続きを怠ったまま放置していたことがわかった。弁護士は「弁解の余地はない」と謝罪する一方で、提訴は断念。その後、民法上の時効(10年)で請求権を失った女性は「信頼した医師に裏切られ、弁護士にも裏切られた」と憤っている。

 女性の夫(当時40)は1999年6月、山形大医学部付属病院で死亡した。女性によると、98年12月末に肺がんの手術を受け、約2週間後に退院した。執刀医は「手術は大成功だった」「転移はない」と明言したという。だが夫はすぐに不調を訴え、99年3月末の超音波検査で膵臓(すい・ぞう)にしこりが見つかり、再入院した。

 女性は病状を何度も尋ねたが、医師は「転移かどうかは分からない」の一点張りだったという。5月にいったん退院したが、すぐ再々入院し、約2週間後に亡くなった。

 死亡診断書の死因は「肺がん」だったが、医師は死亡直後に「あまりに容体が悪く、本当のことを言えなかった」と明かしたという。女性は「末期の膵臓がんとわかっていたはずだ」と考えている。

 「医師は『いい方向にいっている』と言い続けていた。余命を告知してくれたら、死に向かう日々をもっと充実して過ごせた」と悔しがる女性は同年11月、「本当のことが知りたい」と、山形市の佐藤欣哉弁護士に相談。五十嵐幸弘弁護士を紹介され、損害賠償を求めることを決めた。

 五十嵐氏は翌2000年、山形地裁に病院のカルテやレントゲン写真などの証拠保全を申請して認められたが、その後、女性への連絡が途絶えたという。「『こちらから連絡する』という弁護士の言葉を信じて待ち続けた」という女性は、昨年2月に五十嵐氏と面会。「損害賠償は無理と判断したので、連絡しなかった」と釈明されたという。

 事態を知った佐藤氏は昨年4月、山大学長に損害賠償請求する旨を通知し、時効とならない措置を講じた。だがその後、専門医の知見などから改めて「裁判は無理」と判断。五十嵐氏を紹介したことについては女性に謝罪した。

 朝日新聞の取材に、五十嵐氏は「訴訟は無理だと早く言うべきだったが、お気の毒過ぎて告げられなかった。今後も誠心誠意、対応していく」と述べ、訴訟を断念した理由については「膵臓がんを見つけていたとしても延命はできなかった」などと説明した。

 山大病院は「個人情報」を理由に取材に応じていない。

 ▽ 「がん告知」のあり方検証する意義あった

《解説》
 末期がんの患者や家族への「告知」の是非を問う裁判の機会が失われた。遺族の代理人の弁護士が「告知をしなかった」病院を相手取る訴訟準備をせず、遺族への連絡を忘れていたためだ。弁護士は「資料を分析した結果、訴訟は無理と判断したが、気の毒で告げられなかった」という。その思いはわからなくないし、ミスを一方的に責めるつもりもない。

 だが本当に訴訟は無理だったのだろうか。医療過誤としての訴えは難しくても、告知を巡る訴訟はできたはずだ。

 がん告知訴訟は、当時から各地で起きていた。患者・遺族側の勝訴例も多く、最高裁は2002年9月に「医師が本人に告知しない場合、家族への告知の適否を検討する義務がある」との原則を示し、「検討しなかった」病院側に慰謝料の支払いを命じた。

 手続きを10年放置した揚げ句に「訴訟は無理と判断していた」と言われても、説得力はないと言わざるを得ない。

 告知されて自殺した患者の遺族が病院を訴えたケースもあり、告知のありようは、医師と患者・家族にとって難しい問題であり続けている。10年以上前の「事件」だが、裁判で検証する意義は十分あったのではないか。(三浦亘)







>すぐ再々入院し、約2週間後に亡くなった。




医療側も、

>医師は死亡直後に「あまりに容体が悪く、本当のことを言えなかった」




(弁護士)

>五十嵐氏は「訴訟は無理だと早く言うべきだったが、

>お気の毒過ぎて告げられなかった。


というあまりにも

お気の毒すぎて

どうしようもないケースのようです。







その上、ストーリー上は

弁護士の怠慢を

叩くのが筋であるはずなのに、

”なんで医療訴訟を起こさない”

”がん告知のあり方を検証する意義あった”

と相変わらず

アカヒはあさっての議論。




問題は、

「一部の弁護士は非常に対応が悪く放置したり

守銭奴のようにふるまっている」

ということです。






空前の「過払い利息の返還請求」という

特需に弁護士は沸いていましたが、

CMで宣伝売っている弁護士事務所は

当然、親切でやっているわけではなく

金銭的においしいからやっているわけです。





武富士が倒産しましたが

その資産の多くは

弁護士に移動したはずです。



もちろん過払いした本人にも

行ったでしょうが、

またかなりの確率で借金するでしょうから

同じことです。





そんな弁護士の構図がありながら

いまだにマスコミは医療叩き一辺倒で、

「がん告知しないなんて信じられない」

「訴訟すべきだったのに」

という論調になるわけです。







なんで

「告知がないなんてひどい」

というだけで、シンプルに

「ひどい弁護士」

という意見が出ないのでしょう?








いま、医療現場では

どんなに末期でお先真っ暗で

夢も希望がなくても

訴訟が怖いので

躊躇なく、はっきりと

「あなたはガンです」

と言うようになっています。







それが

朝日のお望みのようですから

そんな医療になっているわけです。





この件で朝日が

なぜ弁護士ではなく

医療を叩くのか

その神経回路が

私にはよくわかりません。

















■開業つれづれ:ルーピーがまたなんか言っています 「「私なら温家宝首相と腹割って話し合えた」鳩山氏が首相を批判」


いやはや。



口先だけの鳩が

またなんか言っています。




腹割って話しできるなら

いま、日本人が4人拘束されていますが、

すぐにどうにかしろ、

と言いたいです。









「私なら温家宝首相と腹割って話し合えた」鳩山氏が首相を批判

産経新聞 2010年9月25日(土)22時14分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100925-00000593-san-pol


 鳩山由紀夫前首相は25日、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖で中国漁船衝突事件に対する政府対応について

「私だったら事件直後に、この問題をどうすべきか中国の温家宝首相と腹を割って話し合えた」

と述べ、政府の対応を批判した。視察先の京都市内で記者団に語った。

 この中で鳩山氏は、自身が首相だったときに温首相との間にホットライン(直通電話)を構築していたことを明かし、「ホットラインは菅(直人)首相にも引き継がれている」と述べて、事件後、菅首相が温首相と直接対話を怠ったのではないかとの見方を示唆した。

 中国側の賠償要求には「日本側の主張が正しければ賠償要求などどいう話は論外」と批判。ただ「事実関係で見えていないところがある。国民や中国側にしっかりと伝える責務が(日本政府に)ある」と、政府の説明不足を指摘した。

 那覇地検保釈決定についても「国民の中に釈然としないものが残っている。(政府から)何らかの働きかけがあったのかも含めて、事実は事実として真相を国民に知らせる責務がある」と述べた。



最終更新:9月25日(土)23時18分






基地問題の腹案とやらが

どうなったか自分でわかっていないんでしょうか。

こういう最低レヴェルの人間が

他人の問題に突っ込んで来たら

もう、クラス内の嫌われ者決定です。






まず、この鳩の

「生きている人間はみな日本人だ」

というゆがんだ国際感覚をなんとかしないと

どんどん国益を損ねるだけです。




…いや、中国の尖兵だとしたら

かなり優秀かも。






爆発寸前の中国国内の目を

外に向けるため

外敵を設定するのは

日頃、かの国の方々がやっている常套手段。




日本は

インドやインドネシア、ベトナム、チベットなど

中国と領土問題が発生している隣国をまきこんで

「中国ってやっぱり狂っているよね」

という世界的な”広報”をしないと

対中カードが少ない日本は

どんどんいいようにやられちゃうでしょう。





次に中国が目指すのは沖縄。





そして、

戦略的にも

在中企業への弾圧や検閲、

レアアースのみならず

一般的な輸出入の意図的な”調整”、

ロシアと強調して日本領土問題を

有利に進めるとか、

尖閣諸島付近での軍事演習とか、

対日カードが目白押し。




そのたび

日本政府は

「遺憾の意」

を表明するだけで、

すぐにでも尖閣には中国の灯台が

立ってしまうような勢いです。







ルーピーな鳩は

対米関係の脆弱化を行った、

という意味では

中国側にとって尖閣問題の

大きな貢献者です。



日本にとってはルーピーな

政治家ですが。














関連記事

■開業つれづれ:「民間病院収益二極化、診療報酬下げが直撃 “医療弱者”へ悪影響も」



悪くはないですが、

10年前に書いてほしかった記事。



逆に言うと

10年遅れ。




民間病院収益二極化、診療報酬下げが直撃 “医療弱者”へ悪影響も


産経ニュース 2010.9.25 20:52

http://sankei.jp.msn.com/life/body/100925/bdy1009252054002-n1.htm


 民間の大規模病院と中小病院で、経営状態が二極化している実態が明らかになった。背景には、政府が長らく続けてきた診療報酬の引き下げによる「淘汰の誘導」や、高評価を得る優良病院への患者の集中があるとみられる。ただ、明治以来日本の医療の中心を担ってきた民間病院の減少が進めば、患者の選択肢の狭まりや、地方の高齢者など“医療弱者”への悪影響も懸念される。

 厚生労働省の統計によると、平成2年に1万を超えていた全国の病院数は、22年3月末時点で約8700施設に減少した。

 その大きな要因となったのが、診療報酬の改定だ。22年度は全体で0・19%の引き上げとなったものの、自民党政権が続いた21年度まで、10年連続で計7%も引き下げられた。

 大阪市の中堅病院院長は「今後(診療報酬引き下げを)意図的にやれば、病院経営の淘汰はさらに進む。国は民間病院を整理し、公立病院を残すことしか考えていない」と憤る。

 この院長は「僻地医療を公立病院だけで支えられるのか」と警鐘も鳴らす。実際、民間病院が破綻した地域では、公立病院も医師不足から診療科が減り、結果的に住民が地域内で必要な診療を受けられなかったり、選択肢が狭まったりするケースも表れている。

 一方、都市部の大病院も安泰とはいえない。東京都心で約500床を抱えるある総合病院は、最高水準の医療体制が高く評価され、著名人も数多く利用するが、本業である医業損益は赤字で、不動産の運営益で全体の黒字を確保しているのが実情だという。

 医療関係者は

「模範的な医療を提供しても、赤字経営は避けられないという事実に、国も国民も気づいていない」

と指摘している。




10年連続で医療費を爆下げされて

生き残れるような病院ばかりじゃありません。

実際に診療所も3割が赤字

となっていますから

遠からず30%ぐらいの

クリニックは日本から消滅する予定です。








>民間の大規模病院と中小病院で、経営状態が二極化

って書いていますが、

どこに二極の対極、

勝者がいるのでしょう?





>東京都心で約500床を抱えるある総合病院

>本業である医業損益は赤字で、不動産の運営益で全体の黒字を確保しているのが実情だという。

ということで

どこにも勝者がいない

消耗戦を行っているところです。











「日本医療は衰退しました」

なんて

どこかで見たタイトルですが(1)、

国の上層部がトンデモですから

あと10年ぐらいで

こうなるに違いありません。





他人の家に堂々と上り込んできて

ウンコをして居直った中国。





今後、日本が

中国領になれば

医療は完全自由化になって

法外な値段を取るような

社会システムになるかもしれません。





尖閣を見捨てるようですから

次は沖縄です。

沖縄県の方々、

中国式医療になるお気持ちは

いかがですか?















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(2007/05/24)
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■開業つれづれ:便利なポインター 「コクヨS&T レーザーポインター for PC(ハンディタイプ) 」



結構、開業しても講演する機会が多くて

喜ばしいことなんですが、

結構大変です。



以前から、ほしいと思っていた一品。

使ってみました。


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値段は7,200円です。

なかなかお手頃な印象ですがどうでしょう。




以前にちょっと書きましたが、

私のPCはWindows7になってます。

パワーポイントも2010になっていますが

きちんと対応していました。



USBを差し込むだけで

ソフトのインストールは必要ありません。

10mまで有効とのことで、

私も結構離れて使ってみましたが

大丈夫でした。





便利な点

1.スイッチが3つだけでとてもわかりやすい

2.変なソフトをインストールする必要がない

3.Win7でも使える

4.かなり離れてもOK

5.収納ケースがある(←これはとっても便利!!)

6.単4電池なので使いやすい(結構、単5電池が多い)

7.値段が安い



悪い点

1.ポインターが赤色で少し細め(緑の方が大スクリーンで使いやすい、という人もいます)


…ぐらいでしょうか。




とってもお買い得な

買い物したと思っています。




発表の多い方、

これからかっこいい発表を目指す方に

お勧め。


ご参考になりましたら幸いです。














関連記事

■開業つれづれ:底浅い議論 「10月1日たばこ値上げ 医療費抑制/税収が減少」



しょせん、毎日。

”クローズアップ”しても

目先のことばっかり。



タバコ値上げ



タバコ離れ



税収減少


というだけの理論ですが、

タバコは健康を蝕みます。






実際には、

タバコの値上げ



喫煙率の減少



国民の健康向上



平均寿命の延長



医療費を含めた社会保障費の増大

ということになります。





これは医療経済学的に

証明されています(1)。




タバコの値上げ

あんまり値上げしすぎると

税収が減る!!

なんてJTだけのくだらない理論。





逆説的に

タバコを奨励することで

社会保障費を減らすことが可能です。

赤ちゃんの喫煙が

取りざたされておりますが、

そんな子供ばっかりだったら

日本の社会保障費も大幅に減ることでしょう。









クローズアップ2010:10月1日たばこ値上げ 医療費抑制/税収が減少


毎日新聞 2010年9月24日 大阪朝刊

http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100924ddn003040020000c.html

 10月1日から、4年ぶりにたばこが値上げされる。1本当たり3.5円、たばこ税が引き上げられるためだ。増税を主導した厚生労働省は「欧米諸国並み」を目指し、いっそうの引き上げを目指す。一方、たばこ離れによる税収減を懸念する財務省は「そろそろ限界」と慎重姿勢だ。健康か税収保持か。値上げ後も議論は続くとみられるが、日本たばこ産業(JT)などたばこ会社は危機感を募らせている。【佐々木洋、久田宏、井出晋平】

 ◇医療費抑制 厚労省「欧米並み700円に」

 たばこ増税は、98年以降、今回も含めて4回行われた。98年は1本当たり0・82円、03年も0・82円、06年は0・852円、それぞれ引き上げられている。

 今回の改定が過去と違う点は、引き上げを求めたのが財務省ではなく厚労省だったことと、1本当たりの引き上げ額が大きいことだ。さらに葉タバコ農家支援のため、たばこ本体の価格も1・5円程度上がり、1箱では110~140円の値上げとなる。

 厚労省の担当者は税引き上げについて「要望通りに実現したことは一歩前進。さらなる喫煙率の低下につなげたい」と評価する。同省は今回の引き上げが決まった後の今年8月にも、11年度税制改正要望として追加の税率引き上げを財務省に求めた。「もっと引き上げるべきだ」というのが厚労省の見解だ。

 日本など世界約170カ国が批准する「たばこの規制に関する世界保健機関枠組み条約」は、締約国に課税政策の実施を求めている。たばこが健康に悪いのは明白だが、日本の男性の喫煙率は08年の国民健康・栄養調査によると36・8%(女性は9・1%)で、欧米諸国に比べ20~数ポイント高い。一方で、たばこ1箱の値段は英国(1008円)、カナダ(757円)などに比べてかなり安い。「欧米並みの700円前後までは上げる余地がある」というのが厚労省の本音だ。

 年々増え続ける医療費の抑制も課題だ。02年に発表された厚労省研究班の調査によると、99年度に喫煙や受動喫煙に起因する疾患のために要した医療費は推計で約1兆3000億円。入院や死亡で失われた労働力も含めた社会的損失は約7兆円にも上った。

 厚労省は00年度、12年度までの長期的な健康づくり計画「健康日本21」を策定し、たばこを含めた生活習慣病対策などに本腰を入れ始めた。今年2月には多くの人が利用する公共施設は原則禁煙とするよう求める通知を出した。職場での受動喫煙についても、一般の事務所や工場は原則禁煙とし、やむを得ず喫煙室を設ける場合も有害物質濃度の低減など一定の基準を満たすよう、法規制に向けた検討を進めている。

 それでも、日本のたばこ規制は遅れているとの批判は強い。06年の「健康日本21」の見直し作業で厚労省は、喫煙率を減らすための数値目標の設定を目指したが、たばこ業界などの反発に遭い見送った。英国などでは空港や駅など公共施設を全面禁煙とする屋内完全禁煙法を制定しており、日本学術会議は4月、「強制力のある立法措置を講じるべきだ」と政府などに提言した。提言を取りまとめた愛知淑徳大医療福祉学部の大野竜三教授(腫瘍(しゅよう)内科)は「業界団体や族議員の反発で、たばこ規制は徹底されなかった。世界的な規制の流れは止められず、政府にも覚悟が必要だ」と話す。

 ◇税収が減少 財務省「消費減、500円限界」

 財務省はたばこ税のさらなる引き上げに慎重だ。欧米並みの価格にすれば、喫煙人口が減り、たばこ関連の税収が大きく落ち込む恐れがある。さらに、たばこ会社が経営難になり、国が過半を保有するJT株の価値が目減りしかねない。

 09年度のたばこ関連の税収は国・地方合わせて計約2兆291億円と消費税1%弱に相当する。増税自体は税収増の要因だが、値上げで消費が減るため、今回の改定でも、10年度のたばこ税収は前年度より減ると財務省はみている。

 自民党政権時代、たばこ税増税は98年の旧国鉄の債務肩代わりや、03年の企業減税の穴埋め、06年の新規国債発行枠30兆円順守と児童手当の両立など、財源の帳尻合わせに使われてきた。ただ、その際も「大幅増税すれば、値上げショックで需要が予想以上に落ち込み、税収増につながらない」として、増税幅を1本1円程度に抑えてきた。

 「税収激減を招かないたばこの値段の限度はせいぜいワンコイン(1箱500円)まで」(自民党税制調査会の元幹部)との指摘もあり、今後もたばこの値段をめぐる議論は税収との兼ね合いに大きく影響されそうだ。

 ◇JTは新興国に活路

 コンビニなどでは、10箱を一つにまとめたカートンでの販売をする店が目立っている。こうした駆け込み需要に対応し、たばこ会社最大手のJTは、値上げを決めた春以降、休日返上で工場を稼働させている。月間販売量は最大で通常の月の倍(240億本)に増えると予想する。

 一方でたばこ各社は、値上げ後の大幅な反動減に頭を悩ませる。JTによると、10月~来年3月の販売量は前年同月比約45%減と大幅に落ち込む見通し。今回の値上げ幅が過去最大になることで「たばこへの消費者の感覚が、日用品から高級嗜好(しこう)品に変わるのでは」と懸念する。他の税に比べて増税への反対が少ないだけに、多くの業界関係者が「来年度以降、さらに増税されれば経営が厳しくなる」と警戒する。

 JTは10月以降、地方自治体やたばこ小売店などと協力し、街頭での喫煙スペースを増やすなどして、たばこ離れを抑えようと必死だ。さらに、嫌煙ムードの高まりに対抗する「次世代のたばこ」として「無煙たばこ」の「ゼロスタイル・ミント」を今春発売した。しかし、これも値上げの例外ではなく、300円から410円に上がる。

 追いつめられるJTは、海外に活路を求める。99年に米たばこ大手「RJRナビスコ」の米国以外のたばこ事業を買収したのを皮切りに、07年には英たばこ大手の「ギャラハー」を買収。ロシアやトルコなど新興国に進出、国内での減収を補っている。





 >JTは新興国に活路

っていうのは

まさに新興国にとって

”死の商人”ということです。

こんなことでいいのでしょうか。





「すばらしい作戦だ」

と株価がたとえ上がったとしても

個人的にはそんな戦略、

支持できません。





 >財務省はたばこ税のさらなる引き上げに慎重だ。

あの財務省が

腰が引けているのは

結局、タバコ増税することで

禁煙がさらに進み、

元気な人が増えて

年金などの社会保障費が増加、

最後に死ぬときの医療費は不変、

ということになるのを知っているからです。






財務省も

あからさまに

国民が健康になったら社会保障費増えて困ります

とはいえないですから、

JT株とか、たばこ関連税収減るとか

言っているだけです。






ま、マスコミに

そこまで考察することを

希望すること自体が

間違っているのはわかっているんですが。






あのエブリデイだしね。









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(2006/07)
兪 炳匡

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■開業つれづれ:小児科・産婦人科 ワースト更新中 「小児科は52病院減…09年前年比、厚労省調査 」


新聞も精神分裂的な

(と書いて怒られるなら

”統合失調的な”

とでも言いなおしましょうか)





バラバラじゃダメだから統合しろ、

医師を集めて高度医療を行わないと

病院に医師が1人しかいないと

福島大野事件みたいになっちゃうぞ、

と言ってみたり、

逆に医師を計画配置しろ、

医師の居住の自由なんて無視、

全国に広く医師を配置すべき

という超社会主義的なことを主張したり、

真逆のことを一緒に主張するマスコミという人種は

頭の中、一体どうなっているんでしょう?










小児科は52病院減…09年前年比、厚労省調査


2010年9月23日 読売新聞

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=31184


 厚生労働省は22日、2009年の「医療施設調査・病院報告」の概況を発表した。09年10月現在、小児科を設置している病院は2853施設、産婦人科・産科は1474施設で、

ともに1990年以降で最低となった。

 仕事の厳しさや訴訟リスクの高さが指摘される小児科や産婦人科・産科の減少傾向に歯止めが掛かっていない実情が改めて浮き彫りになった。

 調査結果によると、小児科は前年比52施設減少、産婦人科・産科も同22施設減った。90年と比べた減少率は、小児科が約30%、産婦人科・産科は約40%となっている。病院自体は、精神科病院と結核療養所を除いて7655施設で、前年比59施設減、90年比では約15%減だった。

 一方、人口10万人に対する病院の医師数を都道府県別で見ると、最多は高知県の218・3人で、最低は08年に続いて埼玉県の103・5人だった。

[解説]小児科減 医師偏在、対策手つかず

 今回の調査は、医師不足や医師の偏在問題を解消する対策がいまだ不十分で、なかなか効果に結びついていないことをうかがわせる。

 産婦人科や小児科といった激務の診療科を中心に医師不足が指摘されるようになって久しい。国は医学部定員を増員したほか、診療報酬を手厚くしたり、新人医師の臨床研修制度で都道府県ごとに募集定員の上限を設けたりするなど、ここ数年、具体的な対策を実行してきた。

 ただ、診療科や地域による医師の偏在を是正するには、どこにどれだけ医師が不足しているのか把握し、バランスよく人員を配置する必要があるが、その方策は実質的にはほとんど手つかずといっていい。厚労省は適切な医師確保策を具体化することが急務だ。(医療情報部 高梨ゆき子)








結局は

どんどん医療裁判をやって

どんどん医師たたきの報道をして

いったものだから、

少人数の余力のない

365日当直体制の病院からは

医師を引き上げ

医師は複数人集まって

医療能力を高めているのです。




さらにはマスコミ報道によって

全国に吹き荒れた

白い巨塔反対、

病院医局反対、

医局解体という

流れで大学医局がバラバラになり

医師を僻地に半強制的に派遣するシステムが

崩壊しました。






これがマスコミによる

医療叩きの結果です。





マスコミの誰が責任を取ったのでしょうか?

行政の誰が責任を取ったのでしょうか?






我々医師がどれほど言っても

「既得権がそれほど惜しいのか」

といわれて

命をかけて医療をやってきた医師の

心がぽっきりと折れていきました。






現時点の病院数の減少は

伸びきった戦線を縮め、

一つ一つがより機能アップしたものですから

単純に病院数だけ減った、

とは考えてはいけません。





ただ、

エコカー補助金なる

5000億円以上の

莫大な税金投入に比べると

医療は実質ゼロ改定で

ほとんど変化がありません。





このまま無策では

本当に大事な拠点まで

陥落していくことでしょう。





歯科医師同様、

ワーキングプア医師が

大量生産され、

20歳台で開業しないと

借金すら返せない医療システムになれば

日本医療は死に絶えることでしょう。























関連記事

■開業つれづれ:「ロボット支援手術で死亡 名古屋大病院、胃がん切除患者」







内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」

による死亡例。




>人間の関節では不可能な動きもでき

>手ぶれも補正

>手術の精度アップにつながり、



ということですが、

結局は

早期胃がん症例で

膵臓損傷で

MOFで死亡。





そんなに素晴らしい機械なら

>翌日に腸管を切除する手術を受けた。

という腸管切除も

遠隔操作で行ったんでしょうか。







ロボット支援手術で死亡 名古屋大病院、胃がん切除患者

中日新聞 2010年9月22日 14時07分

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010092290131457.html



 名古屋大病院(名古屋市昭和区)で9月上旬、内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」による胃がんの手術を受けた70代の男性患者が、5日後に死亡していたことが分かった。松尾清一病院長らが22日に会見し「ご遺族に耐え難い結果に終わってしまった。心より哀悼の意とおわびを申し上げたい」と謝罪した。

 名大病院でのダ・ヴィンチによるこれまで14例の手術で患者が死亡したのは初めて。病院は、外部事故調査委員会を設け、死因と手術の関連を調べる。日本医療安全調査機構の死因調査モデル事業にも調査を申請した。

 男性は早期の胃がんで、一部を切除する手術を受けた。手術中に膵臓(すいぞう)に亀裂を発見。何らかの原因で損傷が起きたとみられ、縫合して修復した。手術後、動脈血流の障害による腸管壊死(えし)が起き、翌日に腸管を切除する手術を受けた。その後、壊死性筋膜炎も併発し、4日後に多臓器不全で死亡した。手術中にロボットの不具合はなかったという。

 病院側は「膵臓の損傷が手術中に起きたのは、間違いない。ミスなのか、通常の合併症の範囲なのかは分からない」と説明した。

 病院によると、執刀医は腹腔鏡手術の十分な経験があり、ダ・ヴィンチを扱うトレーニングも受けていた。病院は今年3月にダ・ヴィンチを導入。ロボットを使った胃がん手術は4例目で、すべてこの医師が行っていた。

 ダ・ヴィンチは米国の医療機器会社インテューティブ・サージカル社が開発。執刀医は、数メートル離れた場所にある「コンソール」と呼ぶ装置を操作し、患者の体内に挿入した小型カメラから送られる立体映像を見ながら、カメラ用を含む4本のロボットアームを操作し、先端のメスや鉗子(かんし)を動かして手術する。

 人間の関節では不可能な動きもでき手ぶれも補正手術の精度アップにつながり、国内では今年3月までに大学病院などで13台を導入している。1台約3億円。手術は保険適用外で通常は自費で200万円ほどかかる。

 名大病院は今後、胃がんの手術についてはダ・ヴィンチの使用を停止するが、前立腺がんについては過去10例で問題なかったため、他大学の経験ある医師が立ち会うなどして手術を続ける方針。





王貞治氏の胃切が

内視鏡で9時間かかって

終わって、

一般紙は「ビバ内視鏡!体に優しいね!!」

とか書いていましたが、

医療関係者は

「内視鏡であっても9時間もかかるのは体の負担が軽いと言えるのか」

という意見も少なからずありました。






ダ・ヴィンチで早期胃癌のオペ、

自費で200万円かけて

膵臓損傷からのMOF、

術後4日目に死亡、

なら

何の言い訳もできない状況だと思います。







良くも悪くも

機械によるサポートを受けた

医療行為は激増し、減ることはないでしょう。





シンプルだった車がコンピューターの塊になり、

牧歌的な複葉機がICチップの集合体の戦闘機になり、

徒手的な医療がテレビゲーム的な画像・内視鏡システムに置き換わります。




それは

逆らうことのできない

流れです。






ただ

人が使う以上、

どれほどハイテクになっても

ヒューマンエラーは取り除けません。





それをいつも念頭に置いておかなくては

思わぬ失敗をすることになるかもしれません。













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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


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