2010/05/12
■開業つれづれ:「ニセ医師事件 ネット資格検索行わず病院側」
医師赴任のために家電200万円準備していた、
というところが
すごいです。
一言言っておきますが、
赴任先が家電製品購入なんて
ふつうは絶対にありません。
びた一文出ません
(出してもらったことありません)。
医師の赴任で家電を大量購入するって
どれだけ宮古のウキウキ感があったか
物語っております。
他の先生方は
一体どう思うのでしょう?
ふつうは家電200万なんて、
購入しないですから…。
着任予定だった
>「婚約者」を名乗る男性(38)は、同姓同名が数件ヒット
同姓同名が出てくるんですから
予防効果はあまりなく、
あまりあてにならない
ってことです。
ニセ医師事件 ネット資格検索行わず病院側
存在「知らなかった」
2010年5月12日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100512-OYT8T00185.htm
県立宮古病院に医師として着任予定の一宮輝美容疑者(44)が無資格だったとして医師法違反容疑で逮捕された事件で、インターネットで
医師資格の有無を確認できる厚生労働省のデータベース
の存在を病院が知らなかったことが11日、わかった。病院は、一宮容疑者の希望した家電製品購入などに約200万円を支出したが、着任直前に無資格と気付いた。データベースを活用していれば、多額の公費支出を防げた可能性があり、県のチェック態勢のあり方が問われそうだ。
厚労省のデータベースは2007年度に開設され、医師法で義務づけられている2年に1度の届け出をしている医師を網羅している。姓名を打ち込めば、医師免許の有無や免許取得年が表示される仕組みで、だれでも使用できる。異体字や旧字体は、そのまま入力する必要があるが、医師免許がなければ、「条件に該当する医師等は検索できません」との表示が出る。
県立宮古病院の事務局長は11日、
「私たちは、そもそもそのシステムを知らなかった」
と述べた。
県医師支援推進室は、同病院からの相談を受けた今月7日、このデータベースを使って調べた。すると、一宮容疑者は該当がなく、一緒に着任するとされていた
「婚約者」を名乗る男性(38)は、同姓同名が数件ヒット
したという。
一宮容疑者とのやりとりは約100回のメールや電話で進められた。一宮容疑者は「村井」と名乗り、実名は今年1月に明かした。「患者に暴力を振るわれた」などと説明して、名刺や履歴書は出さなかった。
病院幹部は「頭の片隅でおかしいとは思ったが、宮古に来てくれる貴重な先生だから、確認は最後で良いと思った」と明かした。
民間の医療人材紹介会社キャリアブレインの吉岡政晴会長(40)は「偽医師の問題があるので、このデータベースで必ず確認している。このシステムを知っていれば今回の事件も防げたのではないか」と話している。
一時、亡くなられた医師が
大量にヒットして話題をさらった(1)
厚生労働省の医師等資格確認検索
はこちら↓
http://licenseif.mhlw.go.jp/search/top.jsp
(1)にも書いたように
亡くなられた方がぞくぞくと
検索でヒットすることから
日本の医療は幽霊部隊
とネットでは言われておりました。
さすがに石井四郎氏
(731部隊創設者)は
もうヒットしません。
>私たちは、そもそもそのシステムを知らなかった
ネットに無知、
と公言しているわけですが、
全国にはこのような医師不足で
簡単に医師の確認する手立ても
知らないような地域が大量にあるでしょう。
天から医師が降ってくるのを
祈っている地域に幸あれ。
私は
家電の行方が気になります。
(1)関連記事
開業つれづれ:
医師等資格確認検索 厚生労働省
http://ameblo.jp/med/entry-10029634059.html