2010/03/29
ネタ元は
南島の管屋さん
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1343.html#comment10456です。
いつも大変お世話になっております。
歴史は繰り返される、沖縄戦。
小児科の医師がどこまで持つか、
人間耐久レースです。
しかも、
そんな狂った状況に
>沖縄労働局>連続勤務自体が違法ではないとのお墨付き。
どう考えても違法だろうが。
22人→17人。
いまでも終わっている最終防衛線が
まさに突破されようとしています。
過労死ラインをとっくに超えた医師たちの
終わりなき沖縄戦が続いています。
中北部5病院小児科医5人減 救急一部制限も琉球新報 2010年3月28日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159926-storytopic-187.html 本島中北部の小児救急に対応する
5病院で、小児科医が4月から計5人減ることが27日までに琉球新報の取材で分かった。
22人から17人に減り、当直回数の増加など1人当たりの業務負担が増えるだけでなく、24時間救急に対応している県立中部病院では救急の一部制限も検討している。事態を重く見た中部地区保健医療協議会は開業医による時間外診療の検討など17項目の提言をまとめ、地区医師会、市町村、母子保健推進員などに通知している。
現在、本島中北部で小児救急に対応しているのは県立北部(名護市)、県立中部(うるま市)、中頭(沖縄市)、中部徳洲会(同)、ハートライフ(中城村)の5病院。合計22人の医師(研修医は除く)が従事している。しかし開業や研修などの理由で、それぞれの病院で3月末までに1人ずつ医師が退職する。4月以降は17人で小児人口約11万人の中北部医療圏の小児救急を担うことになる。
各院とも
「月5、6回が限度」といわれる当直が月8回になるなど1人当たりの業務量が増え、負担が増大する。肉体的、精神的疲労による集中力の欠如や医療ミスの発生、さらなる医師の退職も懸念される。
4月から4人体制となる中部病院は同体制では24時間365日の救急体制維持は困難として、県立南部医療センター・こども医療センターや中頭病院に協力を求める。こども医療センターは医師派遣を予定しているが、同院も人員に余裕はない。県内で最も小児患者の多い中頭病院は4月以降は5人体制で外来、救急、入院患者、緊急帝王切開時の対応をするため「これ以上業務を拡大すれば、医師を守れなくなる」とする。
北部地区で唯一、小児の入院病棟を持つ
県立北部病院も4人体制になり、伊佐真之小児科部長は「
診療制限などは現段階では考えていないが、1人でも倒れると北部の小児医療は崩壊する」と危機感を示している。
(玉城江梨子)
>県立北部病院も4人体制>診療制限などは現段階では考えていないが、…
すぐにでも診療制限考えないと、
あっという間に
4→1人とか
4→0人になってしまいますよ。
中北部で医師5人減 小児救急崩壊危機 業務増、絶対数は不足琉球新報 2010年3月28日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159934-storytopic-187.html 小児科勤務医が5人減ることで、本島中北部の小児救急が「崩壊」の危機にひんしている。関係者は背景に
医療が高度化したことで医師の業務は増加したにもかかわらず、小児科医の絶対数が不足していることを挙げる。また、本来緊急度の高い患者を受け入れる救急に
「昼間には病院に行けない」などの理由で、
緊急度の低い患者が多く押し寄せていることも影響している。
「くたくたで正しい判断ができず、間違えるかもしれないという不安をいつも抱えている」「1人でも倒れたら崩壊する」。勤務医の減少で、危機にひんする本島中北部の小児科勤務医から悲痛な叫びが相次いだ。
勤務医の仕事は日中の外来診療だけではない。入院中の患者の管理や夜間の救急対応に加え、研修医への教育や院外での地域保健活動などもある。当直の日は通常勤務からそのまま当直に入り、入院患者の対応、救急の対応をする。当直明けもそのまま通常勤務に入るのがほとんど。県内の多くの病院で当直明けの医師は連続30時間近くの勤務をしているのが実情だ。
医師の減少により北部、中部、中頭の3病院では医師らは
月8回の当直をしなければならない。
沖縄労働局は「
連続勤務自体が違法ではないが、当直が月7、8回になると残業時間が100時間を超えるだろう。その場合、健康を脅かす可能性があり、医師による面談の対象となる」と指摘する。
「そのまま倒れ込みたい状態」。小児科医の1人は当直明けの状態をこう表現する。別の小児科医は「薬の量や種類の記入間違いなど『ひやり・はっと』が頻発するのは当直明け」と明かす。
最重症患者を治療する
中部病院が4月以降に4人体制となることに、院内外から過重労働を不安視する声が上がった。同院の小濱守安医師(55)は「1年間何とか持たせても、疲労から心身ともにぼろぼろになっている可能性がある」とこぼす。
中部病院は、小児救急の受け付けを午後11時までとしている中頭病院に救急診療時間の延長などを求めているが、中頭の宮里善次院長(60)は「現状でも当院は中部病院よりも多数の時間外患者を診ており、今以上に仕事や精神的負担が増えると、中頭病院の小児科そのものが崩壊する。苦しい決断かもしれないが、県内の小児科医を守るためにも中部病院は救急の制限が必要ではないか」と話した。
医師を見捨てた労働局。
>沖縄労働局>連続勤務自体が違法ではない違法じゃない、って言っているんだったら
誰か小児科の先生一人でもタレこんだら
いっぺんでばれますよ。
あまりにもひどい
現代のタコ部屋、
奴隷システムです。
医師の健康後回し 過労で退職した医師、働き方改善求める琉球新報 2010年3月28日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159935-storytopic-187.html 「以前はふらふらになっても診療することが武勇伝として語られたが、今の患者の医療ニーズは健康体の医師に診てもらうことだ」。10年前に過労で倒れ、県立中部病院を退職せざるを得なかった吉村仁志医師(50)は指摘し小児救急の在り方や医師の働き方を見直す必要性に言及した。
吉村医師が倒れたのは2000年3月。前々日から前日の夕方まで当直で30時間以上の診療に当たった翌日早朝、八重山病院の応援に向かい、夕方まで外来診療をして帰ってきた夜のことだった。動悸(どうき)、冷や汗、気分不良などで中部病院の救急室に駆け込んだ。
「誰が倒れてもおかしくない状態だった」。当時の中部病院の小児科医も現在と同じ5人。5人で外来、救急、入院する重症患者のケアに当たったほか、小児科医が不足していた八重山病院、南部病院にも応援医師を派遣していた。
吉村医師は埼玉県立小児医療センターで勤務した後、中部病院に復職し、現在は南部医療センター・こども医療センターの小児科部長を務める。「今の医療水準、患者の要求は私が倒れたころよりも上がり、医師の業務も格段に増えている。今の中部病院の5人体制でも決して充足しているとは言えない」と断言する。「こども医療センターからの応援は必要だと思うが、それで終わりにすれば問題の先送りにすぎない。根本的に小児救急の在り方、医師の働き方を見直す必要がある」と指摘した。
いえいえ、
行政は小手先の改善すら
行わないでしょう。
死屍累々の小児科沖縄戦では
住民の支持なく、
行政のフォローもなく、
超人的な働きをしている医師に
住民が続々と
コンビニアタックをかけている、
行政は無視、
というのが実情です。
中北部で小児科医5人減 来院9割は軽症患者琉球新報 2010年3月28日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159935-storytopic-187.html 全国的に小児救急の抱える問題の一つが、本来救急を受診する必要のない軽症患者の多さで、勤務医が疲弊していることだ。県内も同様で、中部福祉保健所のまとめによると、2008年度の中部地区の救急病院の小児救急患者で、救急車を使わずに来院した患者の
92%が入院を必要としない軽症患者。救急車で搬送された患者でも77%が入院に至らなかった。 「軽症患者が減るだけでも負担は軽減される」。医師らは声をそろえる。
同保健所の崎山八郎所長は「子どもが発熱すれば心配で救急を受診する気持ちは分かる。しかし、それに対応する小児科医の数は十分ではない。子どもの病気への対処の仕方や適正な受診などを保護者に啓発する必要がある」と話す。
中頭病院の宮里善次院長は「救急は緊急を要する患者のためのもの」と指摘。
通常時間内に受診ができない親の存在を挙げ「病児の親が早めに帰宅できる体制を企業の側もつくる必要がある」とそれぞれの役割について言及した。
まあ、あれなんですが、
>通常時間内に受診ができない親開業して気づいたのが
公立学校の先生方、
結構いらっしゃいますね。
平日昼に来れるのは
やはり公務員しかいないのではないでしょうか。
ちなみに
ゴールデンウィークを全国でばらばらに取る、
とかいうアイディアがありますが、
下手すると
「余裕がある人は1カ月休み」
全国展開のチェーンなら
どこでも平常どおりのところがあるので
「ゴールデンウィークを国につぶされた」
ということになるでしょう。
取りあえず
沖縄戦は逃げた者勝ち、
という状況になっています。
住民の動きはなく
労働局は「合法」と黙ってみているだけ。
22人→17人という
戦線崩壊でも誰の助けもありません。
それなら、いっそスッキリ崩壊して
焼け野原から再度
始めた方がいいのではないでしょうか。
小児科の先生方が
毎日、身を削るようにして働いていることが
評価されていないことだけは
確かなようですから。