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■開業つれづれ:診療報酬改定 電子化加算も削られていた… さらに30円減額:訂正あり


ネタ元は

Yosyanさん

http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-1306.html#comment9973

です。いつも大変お世話になっております。






えっ?

こっそり電子加算も削られてたの!?


Yosyanさんのコメントを見てびっくり。

さっそくチェックしてみました。








関係ないけど、

Yosyanさんのコメントで

9973番になってます。

このブログ、1万コメントって

可能なんでしょうか…?

ちょっと不安。











電子化に対応したらバカを見る、

という

典型的な愚策です。




















厚生労働省

厚生労働省関係審議会議事録等 中央社会保険医療協議会

http://www.mhlw.go.jp/shingi/chuo.html

の中の、

中央社会保険医療協議会 総会 (第169回) 議事次第

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0212-4.html

の中の、


平成22年度診療報酬改定における主要改定項目について(案)

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0212-4a.pdf

(PDFで205P.もあるのでご注意を)

です。








P.108からです。







明細書発行の推進及び処方せん様式等の見直し骨子【Ⅱ-1】

第1 基本的な考え方

1.明細書発行義務化の拡大について

現在、注射・投薬などの部ごとに費用のわかる領収証については、既に全ての保険医療機関等について、無料での発行が義務付けられているところ。
一方、詳細な個別の点数項目までわかる明細書については、電子媒体又はオンラインによる診療報酬請求が義務付けられた保険医療機関について、患者から求めがあった場合の発行が義務付けられているところ。
患者の待ち時間の増加や医療機関の負担増にも配慮しつつ、医療の透明化や患者への情報提供の観点から、明細書の発行を積極的に推進していくこととする。

2.電子化加算について

平成18年度改定において、医療のIT化を集中的に推進していく観点から、平成23年3月末までの時限的措置として電子化加算が新設されたところ。しかし、電子請求が義務化された保険医療機関はその算定対象外となっている。
このような状況を踏まえ、

時限措置も含めた電子化加算そのものを一旦廃止

し、IT化が遅れていると考えられる診療所を対象としたIT化及び明細書発行推進の点数として、新たな点数を設定する。

3.処方せん様式等の見直しについて(略)


第2 具体的な内容

1.明細書発行義務化の拡大

(略)

2.電子化加算の見直し

IT化が遅れていると考えられる診療所を対象としたIT化及び明細書発行推進の点数として、新たな点数を設定することとする。

明細書発行体制等加算 1点(再診料に加算)

[算定要件]

(1) 診療所であること。
(2) レセプトオンライン請求を行っていること。ただし、MOなどの電子媒体での請求でも可とする。
(3) 明細書を無料で発行していること。その旨の院内掲示を行っていること。



現 行
【電子化加算】(初診料に加算)3点

改定案 (廃止)









ぎゃー。

こっそりこんなことやられていました。




再診の患者さんの場合は、

再診料20円、

初診の方は

電子加算30円

と、結局どちらも減額されるわけです。








それも

最新設備で、

電子化している医療機関だけが、

電子加算分の30円減額されるわけです。







電子化する費用(4-600万)に対して

電子加算30円でも

少なかったのに、

廃止してレセプト並み明細書10円だけ

にしたら

「電子化したら損だよ」

と国が言っているようなものです。





電子化に頑張るほどバカを見た、

ということです。











そして、レセプト並み明細書を出したら

10円だけキャッシュバック。






結局、今回の改定は

電子化なんて不可能な古い爺医以外、

電子化しているクリニックは

さらなる減額になっております。







車のすべての部品代のような

細かい医療明細を渡すのが義務化され、

それに対応するソフト、人件費など

出てくる質問に対する対応など

経費は全部医院持ちです。





対応費用が出るわけでなく、

逆に減額されて

「どうにかしろ」

というのが今回の診療報酬改定です。











医療崩壊、

早急で抜本的な対策とか

命は大事とか

脱税したエライ人がいってましたが、

これは日本医療を

わざと崩壊させる政策?







医療を助けるぞ!

と言って選挙して、

ふたを開けたら

溺れる人を棒でタコ殴り






世論操作もあまりにひどいと

本当に医療は廃墟になりますが、

それでもいい、ということなんでしょうか。





最新設備に変えて電子化を頑張った人が

よりバカを見る診療報酬改定。




電子加算を取っていない爺医”以外”には

ミンスからのきついお仕置きのプレゼントです。

























(いつもコメントありがとうございます。

コメントにてご指摘受けましたので、

いろいろと訂正させていただきました)


関連記事

■開業つれづれ:「診療明細書 医療内容知る手掛かりに」 ”疑問に感じたことは聞けばいい”から始まる医療崩壊







レセプト並み明細。

フランス料理で

各お皿ごとに明細を出すようなもの。


自動車を購入するときに

各部品、人件費、工場設備、宣伝広告費など

を明細で出すようなもの。



新聞を買う時に

社員の人件費、取材費、接待費など

を明細で出すようなものです。




週刊ジャンプの料金に

執筆者の原稿料や印刷会社の取り分、

通信費や本社ビルの減価償却費などを

書き込むようなもの。





レセプト並み明細を希望されるマスコミの方々、

あれほど賛成されているんですから、

ぜひ、我々にも明細を提示してください!







レセプト並み診療明細は

今回の診療報酬改定で

コンピューターのプログラム変更、

書式の変更、

質問に対する事務員対応

などなど

すべての患者さんから10円とって対応しろ

と言われています。






つまり、100人患者さん見ても1000円。

千人患者さん診ても、

一万円しか

診療明細の費用に充てられません。





しかも、

再診料は1人当たり30円下がっています

から

実質一人当たり20円安くしてさらに極端な明細を発行する

という状況です。







わずかなクレーマーが

10分も20分も

窓口で押し問答をして、

去年より20円割引です

なんて言わなくてはいけないのです。







今までのように、

希望者にのみ

無料あるいは軽微な負担(100円とか)で

レセプト並みの診療明細発行すればいいと思いませんか?









これで

レセコン業界もまた

”診療報酬改定需要”に沸くのでしょう。








診療明細書 医療内容知る手掛かりに

東京新聞 2010年2月25日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2010022502000059.html

 国は四月から、大半の病院に対し、診療の内容が詳しく分かる診療明細書を原則、すべての患者に無料で発行するよう義務づける。患者にとって、受けた医療の中身を知る重要な手がかりになるが、

専門的で使いこなすのは困難との声もある

明細書をどう生かせばいいのだろうか。 

(佐橋大)

 「こちらですよね」

 名古屋市内の総合病院にかかった記者が、支払窓口で診療明細書を求めると、領収書を手にした職員に確認された。「検査料」など大まかな項目があり、そこに書かれている診療点数(一点十円)から、各項目にいくらかかったかは分かる。しかし、これはあくまで領収書だ。

 診療明細書の内容は、より詳しい。例えば「検査」では、「血液学的検査判断料」「B-V」「生化学的検査」…といった細かい内容が記され、それぞれいくらかかったか分かる=図。

 四百床以上の大規模病院では既に、希望者への明細書発行が義務付けられている。二〇〇九年の厚生労働省の調査では、病院の半数、診療所の三割が希望者か全患者に明細書を出している。無料が多いが、数百~数千円の発行費を請求するケースもある。

 四月からは、ほとんどの病院で、患者が「要らない」と言わない限り、診療明細書を無料で出す。七月には、常勤医の高齢を理由に電子請求が義務づけられていない診療所を除き、約半数の診療所などにも無料発行が義務づけられる。ただ、明細書の発行機能のない機械や、発行のため改修が必要な自動精算機を使っている場合は当面、発行が免除される。

     ◇

 全患者への発行義務化は、薬害エイズや薬害肝炎などの患者団体が、「医療を透明化するため」として強く求めてきた。医療事故情報センター(名古屋市)の松山健弁護士は「医療事故があったときなどに、医療の中身を知る重要な手掛かりになる」とした上で、「医療費の不正請求や請求ミスに気付く可能性も高まる」と指摘する。

 しかし、診療報酬の体系は複雑で、患者が明細書を読みこなし、十分に活用するのは難しい。

 例えば、

八種類の薬が処方されたのに、七種類未満の処方せん料が請求されているケース。

一見すると、請求ミスのようだが、一概にミスとは言えない。

一日あたりの価格が二百五円以下の薬は、何種類出されても、ひとくくりにして「一種類」と数えるルールになっているからだ。

 厚労相が定めた病気に対し、医師が治療計画を立てて患者に必要な指導を行った際に得る「医学管理料」の中には、大規模病院では算定されないが、規模の小さい病院や診療所では算定されるものもある。よほど深い知識がないと、明細書の内容が妥当かどうか、判断は難しそうだ。

 患者の医療費などの相談に乗るNPO法人「ささえあい医療人権センターCOML(コムル)」(大阪市)の山口育子事務局長も「医療費の個別の項目の請求について判断するのは、診療報酬の構造が分かっていないと無理。請求ミスがあっても、気付くのは至難の業」と話す。

 それでも、義務化は「意味がある」と山口さん。「患者が医療の内容や医療制度に関心を持つきっかけになる。見て、

疑問に感じたことは聞けばいい。

それで理解が深まる」と指摘。「それには、気軽に質問できる態勢づくりが必要」と話している。医療関係者からは

「患者の質問が医療機関に殺到し、業務に支障が出るのでは」

との懸念も聞かれている。











はぁ…。


>専門的で使いこなすのは困難との声もある

>明細書をどう生かせばいいのだろうか。 



どう活かす?

(生かす?活かす?どちらが正しいのでしょう)

そんな利点も分からずに

強引に押し切ることがすごすぎ。




こんなことするから

医療システムはがんじがらめで

弱っていくのです。







こんな利点がわからないようなものに

医院は大きな出費をかけ、

きっとA4サイズの大きな明細を提出するのです

(サイズはわかりませんが、現時点でもA5です)。




そんな財布にしまえないようなもの、

毎回もらって

どう活かす?

なんて、愚策もいいところです。






>疑問に感じたことは聞けばいい。

>「患者の質問が医療機関に殺到し、業務に支障が出るのでは」



疑問にはお答えします。

しかし、

あらかじめ言っておきますが、

そのためにかかる時間に対して

人件費など一切なく、

その時間分だけ医院は赤字を背負います。




なにせ、マスコミさんは

窓口20円マイナスで

さらに

車の部品並みの明細を出して、

さらにさらに

疑問は聞け、

すぐに答えろ、

と言っているわけです。





クレーマー1人でも

微妙な質問が出たら

きっと大変です。













医療崩壊といわれているのに

さらに医療機関に負担を強いる

バカなことを続けるのでしょう?





縛ったまま水に放り込まれて(再診料削減)、

重りをさらにつけて(レセプト並み明細)、

医療崩壊といわれている荒波を

”今まで以上にうまく泳げ”

と言われているようなものです。



















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フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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