2009/11/18
■開業つれづれ:「県救急医療情報システム、利用半分にも満たず 県内統一基準づくりへ」 こういうのを無駄というんですが
>県内の13消防本部
があって、
>消防本部側も「まったく利用していない」「ほとんど利用していない」が7本部(54%)。
>6本部は事前に医療機関に問い合わせ、システムは補完的にしか使っていなかった。
ということなら、
7+6=13 なら
全く使われていない無用システム。
7本部中6本部、ということでも
半数以上が”意味ねー”
と言っているわけです。
第一、金も出さないで
リアルタイムでベットの空き状況を
入力するヒマな職員が
病院のどこに眠っているでしょう?
県救急医療情報システム、利用半分にも満たず 県内統一基準づくりへ
下野新聞 2009年11月18日 05:00
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20091117/236790
救急搬送の受け入れ拒否問題が深刻化する中、県内病院の空きベッド情報をまとめた
「県救急医療情報システム」
を
常時利用している病院、消防本部が半分に満たない
ことが17日、県のまとめで分かった。同日、県救急搬送受入協議会が発足。県は医療機関と消防機関の連携強化を目的に、システムの見直しを含めた搬送・受け入れの県内統一実施基準づくりの作業を、同協議会でスタートさせた。
県の救急医療情報システムは
県内の13消防本部
と73医療機関をオンラインで結び情報を共有化しているが、病院の人手不足などで情報更新が遅れ十分に機能していない。
今年10月の県調査で「毎日入力している」と答えた医療機関は31機関(42%)で、「まったく入力していない」も13機関(18%)あった。
消防本部側も「まったく利用していない」「ほとんど利用していない」が7本部(54%)。
6本部は事前に医療機関に問い合わせ、システムは補完的にしか使っていなかった。
12本部は「リアルタイムの情報表示」を求めている。
県によると、2008年の県内重症救急搬送6361件のうち、受け入れを3回以上拒否された事例は前年比39件増の320件(5%)。拒否の最多回数は12回。理由は「手術中」「ベッド満床」が上位を占めた。
県は今後、情報収集方法や表示項目の見直しを行う方針。
利便性を考え、タッチパネル方式のシステム構築も検討していく。
県内統一実施基準の策定は10月末施行の改正消防法に基づき、各都道府県が進めている。具体的には傷病者の状況に応じた医療機関のリストを作成するほか、医療機関を選定する基準などを明示する。
県は策定に当たり、既に安定的な救急受け入れに成果を出している宇都宮市や足利市の事例などを参考にするとしている。
>利便性を考え、タッチパネル方式のシステム構築も検討していく。
そんなこと、
JRの予約システムから
想像してるのかもしれませんが、
救急車がバンバン来て緊急入院したり、
患者さんが調子よくなって退院したり、
急きょ再入院したり、亡くなられたり、
それを
”無償で入力しろ”
”消防本部は利用しないが病院は黙ってまず情報を出せ。そのあと考える”
なんてこと、本気で考えているのが恐ろしい。
各県ごとにおかしなシステムが
乱立して、病院は疲弊し
周りのネットワーク関連企業だけが
おいしい思いをする、
というシステムです。
こういうのを
仕分けしてもらいたいものです。