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■開業つれづれ:「ワクチン1回化は「科学の仮面かぶったデタラメ」」まさに”捨て医師” 医療関係者は実験材料


いつも良質な内容の

ぐり研ブログ

から引用させていただきました(1)。

大変お世話になっております。







やっぱり医療関係者だけが

接取1回で、

まったく根拠はないようです。








新型ワクチン1回接種、当面は医療従事者限定

2009年10月19日23時48分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091019-OYT1T01225.htm



 厚生労働省の足立信也政務官は19日夜、新型インフルエンザ用ワクチンの接種回数について、

原則1回にするとした方針は拙速

だったとして、専門家との意見交換会で再検討した。


 その結果、優先接種対象者のうち

1回接種とするのは当面、医療従事者に限る

とする案で合意した。20日に政務三役で正式決定するとしている。

 国産ワクチンを20代から50代の健康な成人200人に実施した臨床試験の結果では、1回の接種で有効性が確認された。海外でも1回接種で十分とする知見が相次いで出されているため、16日に開かれた先の意見交換会では、13歳以上は原則1回接種とする意見で合意していた。

 しかし、この結論に足立政務官が難色を示したため、今回は別の専門家からも意見を聞き、健康な成人以外の1回接種は科学的根拠に乏しいとの結論に至った。妊婦や基礎疾患(持病)のある人たちが1回接種のみで免疫がつくかどうかについては、「まだ結論づけることはできない」との意見が相次いだ。

 「小規模でも妊婦や基礎疾患のある人を対象にした臨床試験も実施すべきだ」とする意見も大勢を占めたため、足立政務官は政務三役で改めて具体策を詰めるとしている。






【新型インフル】突然の政務官介入…ワクチン接種回数めぐり二転三転


産経ニュース 2009.10.20 21:56

http://sankei.jp.msn.com/life/body/091020/bdy0910202156008-n1.htm

 新型インフルエンザのワクチン接種回数をめぐり二転三転した厚生労働省の方針がようやく決まった。厚労省は1回接種の方針を公表する予定だったが、足立信也厚労政務官が異論を唱え、議論をやり直した。民主党が進める「政治主導」を示した格好だが、患者が急増する中、自治体や接種を控えた妊婦らからは「早く国の方針を示して」との声が挙がっている。

 厚労省が16日に開いた専門家会議では、20~50代の健康な成人約200人を対象とした臨床試験の結果を受け、妊婦や持病のある人も含め「13歳以上は原則1回」とすることで合意。

厚労省は1回接種にかじを切ろうとしていた。

 ところが、ワクチン接種が始まった19日、足立政務官が突然、不快感をあらわに。医師経験のある足立政務官は「科学者の端くれとしては、今回の試験ではとてもそこまで(1回接種で十分)とはいえない」として同日夜に急遽(きゅうきょ)、新たな専門家を加えた会議を招集し、軌道を修正を図った。厚労省幹部は「脱官僚を掲げる民主党としては、医系技官と一部の専門家で決めた内容が気に入らなかったのだろう」と語り、別の幹部も「(1回接種に)異論があっても、なぜ接種開始当日なのか…」と困惑した。


 国の方針が二転三転し、悲鳴を挙げているのは患者からの問い合わせを受ける自治体や医療機関だ。

 東京都大田区の診療所「川田医院」の川田彰得院長は「ワクチン接種を待つ患者が多い中、早く予約を受け付けてあげたいのに、スケジュールが立てられない」と嘆く。第一子を妊娠中の東京都品川区の主婦、小島友美さん(30)は「コロコロと方針が変わるたびに不安を感じる。ワクチンは本当に大丈夫なのでしょうか」と疑問を呈している。(蕎麦谷里志)





と、マスコミ主導で

接種1回に方向が向きそうでしたが

実際はこんな内容だったようです。







新型インフル ワクチン1回化は「科学の仮面かぶったデタラメ」



ロハスメディカル 川口恭 (2009年10月17日 19:04)
http://lohasmedical.jp/news/2009/10/17190448.php

 新型インフルエンザに関する厚生労働省の専門家会議で16日唐突に「13歳以上のワクチン接種は1回でよい」との合意がなされたことに対して、17日世田谷区医師会内科医会が開いた講演会の中で「

専門家ならしない非科学的な判断

を、専門家を名乗る素人が行なっている。それを

御用メディアが垂れ流し、皆で拝んでいる。

この国は危険だ

」と激しく批判する声が上がった。(川口恭)

 今日の新聞各紙とも1回打ちが厚生労働省の方針として決まるかのように報じられている。話を分かりやすくするために代表的な例として産経新聞の記事を引用する。


【新型インフル】国産ワクチン「1回接種」へ、4000万人分に広がる 2009.10.17 02:00
 新型インフルの国産ワクチンの接種回数について、厚生労働省の専門家会議は16日、免疫が上がりにくいとされる「1歳から13歳未満の小児」以外は原則1回接種とすることで合意した。厚労省の調査で、「1回接種でも効果がある」とする結果が出たため。来週にも1回接種の方針が正式決定する見通し。
 2回接種を想定した場合の2700万人分から大幅に増加し、4000万人分の国産ワクチンが確保されることになる。接種可能人数が増えることで、接種のスケジュールが全体的に前倒しになるほか、輸入ワクチン(4960万人分)が使われる予定だった高校生や高齢者にも国産ワクチンが使われる。
 また、輸入品の接種効果も調査中で、こちらも1回で効果が確認されれば、国内生産分と合わせ全国民にワクチンが行きわたる計算となる。
 厚労省は、海外で「1回接種で効果が得られる」との報告が相次いだことから、9月に20~50歳代の健康な男女194人を対象に調査。接種の3週間後に効果を調べたところ、1回分のワクチン量を打った96人のうち75人(78%)で効果があった。2回分の量を打った98人では86人(88%)に効果が確認された。
 新型と同じH1N1型である季節性Aソ連型に過去に感染した際に、新型に対しても基礎的な免疫を得ている可能性が指摘されている。
 専門家会議は、免疫が極端に下がる白血病やがん患者などには「2回接種も可能」とする見解を出した。


 が、実は政務三役はまだ了承していない。特に筑波大医学部助教授から政治家に転進した足立信也政務官は、専門家会議の議論の過程を知り

「科学者の端くれとして断じて許せない」と激怒

した模様だ。

 専門家会議の今回の議論のデタラメさについて、世田谷区医師会講演会に登場した上昌弘・東大医科研特任准教授は次のように解説した。

 「議論の判断材料になった臨床試験のデザインは非劣性試験といって、標準治療が存在する時に、効果は劣る代わりに別のメリットがあるような治療法をテストし、劣る効果と得られるメリットとを比較検討するためのもの。今回の場合、標準治療は2回打ち、効果は抗体価の上昇、メリットは接種人数が増えること、になる。だから、試験結果の正しい読み方は、2回打ちに比べて1回打ちは抗体価の上昇が10ポイントほど低いけれど、それを容認してでも接種人数を増やすべきか、ということになる。こんなのは学生でも半年ぐらい勉強すれば分かること。

なぜこんな簡単なことを間違えるかと言えば、

専門家会議と言いながらメンバーは素人だからだ


 さらに「百歩譲ってメリットが上回ることを認めたとしても、

20歳以上の人を対象にした試験で、

なぜ13歳以上まで適用を広げられるのか。

科学的には言えるはずがない。特に今回は中高生の罹患も重症化事例も多いことが知られていて、成人と様相が明らかに異なる。臨床試験の勉強をした人なら絶対にしないような合意をしてしまっている。この国は危険だ。素人が判断して、それを皆で拝んでいる」と述べた。

 同じく講演会で講師を務めた森澤雄司・自治医大感染制御部部長も「

そもそも抗体価が上昇するからといって、ワクチンに効果があるとは限らない。

また、海外のワクチンが1回で効果があると言っても、それと国産ワクチンとは全く別物。それぞれ独立に判断しなければならない。

前提条件を3重にも4重にも間違えている。

以前は確信犯的にやっていると思っていたのだけれど、

最近は本当に知らないんじゃないかと思うようになった

」と、講演会終了後の取材に対して語った。






こんな感じで、

まともな研究の評価をしている人は

一握りで、正論を言えば

「政治主導」といわれ、

結局、医療関係者への

人体実験(1回接種)は続くようです。











(1)
ぐり研ブログ
新型インフルエンザ 予防接種を巡っても混乱は続く
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-5450.html


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■開業つれづれ:日医がいると医療再生はできないらしい「日医推薦委員はゼロに=「医療再生のため」-中医協人事で厚労相」




論功行賞が

進んでおります。



日医はミンスに、

「ひざまずいて足をなめろ」

を言われているわけで、

老医を総入れ替えして

ミンスバッチをつけている頭にしないと

いつまでたっても相手にしないよ、

ということです。









日医推薦委員はゼロに=「医療再生のため」-中医協人事で厚労相

時事ドットコム 2009/10/26-22:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009102600892

 長妻昭厚生労働相は26日、記者会見を開き、今月1日で任期が切れた中央社会保険医療協議会(中医協、厚生労働相の諮問機関)の委員9人の後任人事を発表した。

これまで3人いた日本医師会(日医)の推薦委員はゼロ

とし、代わりに地方医師会から幹部2人と、大学医学部長を起用した。
 日医の推薦委員に代わる新しい委員は、▽安達秀樹京都府医師会副会長▽嘉山孝正山形大医学部長▽鈴木邦彦茨城県医師会理事-の3人。今回の人事の狙いについて長妻厚労相は「医療再生が大きな目標」と述べ、

意図的な「日医外し」を否定

したが、

茨城県医師会は8月の衆院選で民主党候補を応援

しており、同党の政策に理解を示す人材を選んだ形だ。(2009/10/26-22:33)







論功行賞のすったもんだで

診療報酬の改定は

来年春にできるかどうか微妙です。






「医療再生のため」、

日医の幹部は不要で、

「医療再生のため」、

ドタバタで来年春に診療報酬改定が

できないかも知れなくて、

これで医療に何のメリットがあるのか

まったくわかりません。




ミンスにはメリットがあるようですが。

























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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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