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■開業つれづれ:テンプレート変更しました ハロウィン



毎年恒例ではありますが、

ブログのテンプレートを変更しました。




ハロウィンです。





アメリカ東部に住んでいたものとしては

とても懐かしい行事です。





10月31日ごろまで

これで行きたいと思いますので

よろしくお願いいたします。




















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■開業つれづれ:「崩壊する地域医療 「再生」の道開く住民の支え」

なんというか、

香ばしいです。





マスコミでも取りざたされた

兵庫のあれです。




Wikipediaより:

仕事中毒(しごとちゅうどく)とは、生活の糧である筈の職業に、私生活の多くを犠牲にして打ち込んでいる状態を指す言葉である。英語ではワーカホリック(英:Workaholic)とも呼ばれる。



仕事を継続できる

決定的な要因は、

>小児科医は6人に増えた

医師が2人だったのが6人に増えた、

というこの一点でしょう。





HPをみると和久先生は

3番手になってしまったようですが。


県立柏原病院
http://www.kaibara-hp.jp/

http://www.kaibara-hp.jp/modules/tinyd2/index.php?id=2







地域のコンビニ受診は

また増えつつあるみたいですし。









【働く 豊かさを求めて】(4)崩壊する地域医療 「再生」の道開く住民の支え


2009.9.10 19:09
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090910/bdy0909101909002-n1.htm


 なぜ働くのか-。その問いに、兵庫県丹波市の県立柏原病院の小児科医、和久祥三(42)は「誰かの志を救いたい。自分も救われたから」と答える。

 医師不足による医療崩壊が叫ばれて久しいが、和久が働く柏原病院もそんな病院のひとつだった。

 同病院の医師数は今年6月時点で正規、専攻医などを含め23人。平成14年4月には2倍近い42人がいた。

 全国的な医師不足の分岐点は16年4月、医師免許取得後に義務づけられた新臨床研修制度が始まってからだ。研修医の多くは都市部の大学病院での研修を希望し、研修医を教える側の医師数を確保したい大学病院側も、地方への医師派遣をやめた。

 約7万人の地域医療を担う柏原病院は、その波をまともにかぶった。

 地元の小学校の校医だった父親に憧(あこが)れ、医師の道を目指した和久は金沢医科大を卒業後、兵庫県内の病院に勤務し、柏原病院にも一時勤めた。16年3月、10年ぶりに故郷に戻ったが、医局に活気がなく、救急医療にあたる医師は「他科の患者をみたくない。とくに小児科は」と口をそろえた。助けたいと思ったものの、自身にも過酷な環境が待っていた。

   ◇   ◇

 新生児や乳幼児が相手の小児科は昼夜を問わず患者数が多く、緊急性がないのに夜間にやって来る「コンビニ診療」の患者数も少なくない。宿直と翌日未明までの当番勤務は月15回で、いずれも午前、午後の診療をこなしてから。その他の勤務日も有事に備え、深夜帯まで病院に残る。しかも和久が柏原病院に勤務して以降、小児科医の数は2人だけで、一方に不測の事態が起きれば地域の小児科医療が崩壊しかねなかった。


 「海で溺(おぼ)れているようでもあったし、バーンアウト(燃え尽き症候群)の状態にもなった」

 和久がそう思い始めた19年3月、もう一人の医師が病院長になることになった。「もう無理だ。5月末で辞める」と決意した。

 厚労省の医療者・医師の需給に関する検討会が17年度に行った調査によると、常勤医師の1週間の勤務時間は平均66時間。最も多い例で150時間近くにも及んだ人もいた。つまり、ほぼ週間ぶっ通しで勤務し続けていたことになる。

 地域医療などに詳しい城西大准教授の伊関友伸(47)は「特に小児科、産婦人科、内科は医師数が足りない。コンビニ診療に加え、医療ミスへの不安が医師の心をどんどん病ませていく」と指摘する。

 一方で、待遇面の格差も広がる。和久によると、都市部では短期間に病院を転々としながら年に6千万円も稼ぐ医師がいるという。地域医療の崩壊を押しとどめようと闘う医師にそんな「余裕」はない。

   ◇   ◇

 だが、和久はいまも柏原病院に勤務している。踏みとどまらせたのは、和久の辞職決意を発端に広がった、地域住民の取り組みだった。「県立柏原病院の小児科を守る会」を結成した主婦らがコンビニ診療を防ぐ勉強会を開き、小児科医を求める署名活動を行って地域に窮状を訴えた。


 その効果もあって19年5月に100人だった時間外の患者数は一時、20人台に減った。活動の様子が全国に伝わり、医師を公募すると、小児科医は6人に増えた。「周囲の支えがあれば医療は再生できる」。和久は辞意を撤回した。

 今年6月、母校の金沢医科大から実習にきた男子学生が、柏原病院での取り組みをみて「こういう場所で働きたい」と漏らした。その言葉に、働く場の「再生」のヒントを感じている。

 「人の命を救いたいという医師の使命がいつしか、高度な医療やお金に変わってしまう。私は、地域住民とともに歩む病院で働き、自身の医者としての志を救われた。それがいま、働く動機になっている」(敬称略)








あまり良く分かっていない方に解説。

(医師の労働時間について)
>最も多い例で150時間近くにも及んだ人もいた。



実は、

24x7=168(時間)

です。



1週間が168時間であることは

タイムマネージメントの観点からは

かなり有名ですが、

産経ニュース読者には

どこまで響いていることでしょう…?













>その効果もあって19年5月に100人だった時間外の患者数は一時、20人台に減った。



ははは。

効果がなくなって、

また最近時間外が増えてきたようでしょうか。







まあ、

マスコミの医療”保護効果”なんて

医療に対する”破壊能力”からしたら

ゴミのようなものです。

マスコミが本気で医療を保護しようと思ったら

別なんでしょうけど。







というわけで、

”集約化されるはずの病院が、

意図せず小児科を集約した稀有な症例”

という病院のお話でした。















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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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