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■開業つれづれ:”インフルかかってない証明くれ”というバカ 「新型インフルで救急外来急増 過剰反応に病院疲弊」

沖縄では

「新型インフルにかかってない証明書、くれ」

という人が出たり

無症状の人が「インフル検査してくれ」

とか言ったり、

インフルが治った後

「完治証明書」出せ

と言ったり、

まあ、想像できる限界に挑戦する勢いで

愚民度を発揮しています。






病院に行って、

「インフルかかっていない証明書」

をもらって、

一緒に新型インフルなんか

かかったらおバカです。









新型インフルで救急外来急増 過剰反応に病院疲弊

2009年8月27日10時15分配信 琉球新報

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000007-ryu-oki

 家族など身近な人に新型インフルエンザ感染者が出た場合に、事業所側が職員に対して罹患(りかん)していないという診断書の提出を求めたり、本人が感染し、完治した場合に「完治証明書」の提出を求めるなど「過剰反応」ともいえる事態が起きており、病院を訪れる人が急増している。患者の増加に伴い、救急病院を中心に医療機関はぎりぎりの対応に追われており「本来来るべきでない人に対応している余裕はない」(医療従事者)のが現状だ。また感染していない人が病院に行くことで感染の危険性が高まる側面もあり、県福祉保健部は「かかっていないという診断書自体出せないし、完治証明も必要ない。医療現場を疲弊させることはやめてほしい」と強く呼び掛けている。

 本島南部の病院では子どもが感染した親が夜間に来院し「(本人が)かかっていないという証明書」の提出を会社から求められたとして、咳(せき)などの呼吸器症状、発熱もないにもかかわらず「検査をしてほしい」と求める例があったという。同病院の看護師は「病院での待ち時間に感染する危険性の方が高い。症状のない人が病院に来るとかえって感染を拡大させる。どの病院も医師、看護師不足だ。救急のパンク状態が続けば医療の側が倒れてしまう。適切な受診を心掛けることが県民のできる最大の協力」と指摘する。

 県の宮里達也保健衛生統括監は「家族が感染し会社などに出勤するときにはマスクをして出ればいい。本人が感染した場合も熱が平熱に下がって2日たてば感染の心配はないので出勤可能だ」と説明する。

 重症例が出ていることから、軽症でも発熱するとすぐに救急に駆け込む例も少なくないという。宮里統括監は「息苦しそうにしている、水分が取れない、顔色が悪い、挙動がおかしいなどの症状があればすぐに救急にかかる必要がある。しかし発熱だけなら、インフルエンザではない可能性もあり、病院に行くことはかえって危険。水分を十分とって一晩休み、昼間にかかりつけ医を受診すること。それが本人のためにも社会のためにもなる」と適切な受診をあらためて呼び掛けた。


最終更新:8月27日10時15分







愚民度の高い方々が

「未病証明くれ」

「完治証明くれ」

とか、救急で大騒ぎするのは

どこか別の国のような気がします。



>病院に行くことはかえって危険。

そんな危険な場所ではたらいて

「完治証明は出せません」とか

説明しなくちゃいけない

医療関係者って、

いったいどうよ?





すこしでも政府が

情報提供をして

ギリギリの医療資源を有効に使おう、

とか言う姿勢が全く感じられず、

「新型インフル、死者●人目」とか

そういう報道ばかりで

マスコミにあおられた恐怖感だけが支配する、

そんな医療現場です。




新型でない

季節性インフルでも

毎年ごっそり死んでいる、っていうのに、

新型インフルというだけで

飯のタネして恐怖をあおるのは

国益を損ねる行為だとは思わないのでしょうか?




ま、これも報道のたまものですね。












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■開業つれづれ:福島 大学産科はVBAC中止 「県立医大病院:帝王切開経験者の自然分娩受け入れ中止」

すでに福島では

産科医療廃絶運動が

ここまで進んでおりました。





まあ裁判を起こされて

30分以内に帝王切開できなきゃ

裁判で負ける、

ということになったのですから、

医師がいない現状では

VBACは取りやめるしかないでしょう(1)。





ところが、

やったら免許取り上げ覚悟、

やめたら和解違反、

という状況になったようです。











さすが毎日、

>◇医療ミス訴訟、和解条件抵触も

一方的な書き方ですが、

こんな叩き方をしてるから

大学病院が機能停止してしまうのです。













県立医大病院:帝王切開経験者の自然分娩受け入れ中止 安全マニュアル作らず /福島

◇医療ミス訴訟、和解条件抵触も


毎日新聞 2009年8月26日 地方版

http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090826ddlk07040133000c.html



 県立医大付属病院(福島市)で4月から、帝王切開経験者の自然分娩(ぶんべん)の受け付けをやめていたことが25日分かった。通常より子宮破裂などの危険が高い一方、産科医と婦人科医が計2人しかおらず、当直時の緊急の帝王切開ができないのが理由という。

 この分娩では95年、同市の幕田美江さん(42)が同病院で子宮破裂を起こし、帝王切開で出産した次女は脳性まひを負い00年に死亡した。幕田さん夫婦は、同病院のミスとして損害賠償を求めて提訴。今年2月に仙台高裁で和解した。

 条件にはインフォームドコンセントや、子宮破裂に速やかに対応できる体制を整えることなど再発防止マニュアルの作成が含まれた。結局作られず、同病院は「必要な医師の確保は当分先で、今は作る必要がないと判断した」と話した。

 夫の智広さん(43)は「和解したのは、今後は安全性が得られると信じたから。対策の検討もなくやめるのは改善とは言わない」と話している。今後、同病院の決定が和解条件に抵触しないか確認するという。【神保圭作】




>和解したのは、今後は安全性が得られると信じたから。



今の医療では

”やめる”

という形でしか

安全を保つことはできません。






VBACの場合、

子宮破裂率が500~1000例に1例あるのですから

当然、福島の大学病院では

ある一定の確率で

訴訟になって敗訴する、

ということです。





やって失敗したら多額の訴訟、

しかも負け確定、

という条件下で

”ど根性で治療しろよ、それが医者だろ”

と言われたら

私は黙ってそんな現場から身を引きます。




リスクが高い症例は回避、

というのが

福島妊婦死亡事件からの

大きな教訓になってしまいました。





一連の裁判で医師が理解したのは、

福島で医療をするのはたいへん危険

日本で産科医をやるのはたいへん危険

さらには、

VBACをやるのは医師免許をかけてやる必要がある

しかし福島ではVBACをやめることもできない

つまり、

福島で産科医をやるのは裁判と医師免許を失う勇気が必要

ということです。





やってもやらなくても怒られる、

というのは

DVのような状況です。








福島の産科医の方々、

致命的なリスクが

忍び寄ってきているのを感じませんか?


















(1)
■光と影 医療裁判は何を求めているのか? 「子宮破裂お産時に障害 病院側に7300万円支払い命令」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-152.html




















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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

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