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■開業つれづれ:ねつ造新聞 全角でリンクを書く 「研修医めぐる記事に「報道と人権委」見解」

”宮大は医師免許取得の合宿所”

とか捏造で書いちゃう朝日新聞。




なんか朝日って

本当にせこいです。




謝罪記事にもかかわらず、

この記事中のPDFのリンク、

http://www.asahi.com/shimbun/prc/20090711.pdf

これって、全角で

コピペできないようにしてあるし。














研修医めぐる記事に「報道と人権委」見解

asahi.com 2009年07月11日
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000907110002


 朝日新聞社の「報道と人権委員会」(PRC)は10日、宮崎版の連載記事「医師不足の現場から(下)」(4月2日付)について、記事に登場する研修医の名誉や信用を著しく棄損している、とする見解を決定した。見解は、記者の思い込みから事実に反する記事の掲載になった、と指摘している。


 審理の対象になったのは、宮崎大学医学部を卒業し、済生会熊本病院で研修している河津英里さんに関する記述部分。河津さんは、発言していない言葉を自分の言葉として書かれるなど、発言の趣旨が著しくゆがめられて報じられたと主張していた。朝日新聞社宮崎総局は、河津さんの主張を大筋で認めて「おわび」(4月14日付)を掲載した。だが、朝日新聞社側の対応をめぐって意見の対立が解けず、双方が委員会に申し立てていた。


 見解は「宮大は医師免許取得の合宿所といったところ」など、河津さんが発言していないことを本人の言葉として書いたことを、記者の職業倫理に反するなどと批判。その他の記述でも、記者が思い込みから、河津さんの発言を都合よく解釈したり、拡大して受け取ったりした結果、誤報になったと判断した。また、掲載される記事内容を事前に河津さんに確認するという約束を、記者が守らなかったことも、職業倫理に反している、としている。


 さらに、こうした誤報が掲載された原因について、記者を指導する立場の総局長らの責任も大きく、「合宿所」などを河津さんの発言した言葉として掲載すれば、河津さんの社会的信用が傷つくことへの感性が欠如していた、と述べている。


 最後に、掲載された「おわび」の内容では、読者への説明や名誉・信用の回復が不十分であるとして、朝日新聞社に対して、記事が河津さんと宮崎大医学部の名誉と信用を傷つけたことを認めるよう求めている。


 PRCの委員は、本林徹・元日弁連会長、長谷部恭男・東大大学院教授、藤田博司・元共同通信論説副委員長の3氏。


      ◇


 見解の全文は、朝日新聞社のサイト(http://www.asahi.com/shimbun/prc/20090711.pdf)に掲載しています。


(管理人注: 上記リンクは全角で使えない。こちらから→ http://www.asahi.com/shimbun/prc/20090711.pdf


〈審理の対象となった記事〉
「医師不足の現場から(下)」は、宮崎県内でも深刻化する医師不足の現状を描いた3回の連載企画の最終回。この中で河津さんは、宮崎大学医学部を卒業して、県外に流出した研修医として登場する。記事は「河津英里さん(26)は熊本市の済生会熊本病院で研修中だ。(中略)出身地の熊本大学医学部を志望したが、『(入試が)ちょっと難しかった』。宮大側からは、宮崎に残るよう暗に促されたという。それでも、卒業後の研修先は『医療設備などが充実している環境で働きたかった』と宮崎を離れた。(中略)『ここを選んで良かった。宮大は医師免許取得の合宿所といったところ』と話した」などとしていた。



■大学と私への誤解を解いて
河津英里さんの話 今回の記事で、大変な精神的苦痛を感じていました。PRCの見解で、宮崎大学と私への誤解が解かれることを望みます。また、この見解を朝日新聞社が真摯(しん・し)に受け止めて、信頼される新聞づくりの糧にされることを期待します。



■真摯に受け止め、今後に生かす
宮川政明西部本社編集局長の話 河津さんと宮崎大医学部の名誉と信用を傷つけ、済生会熊本病院にもご迷惑をおかけしたことをおわびします。見解の指摘を真摯に受け止めて、今後の記者の教育・指導に生かし、信頼される紙面づくりに努めていきます。





念のためPDF内容も貼り付けておきます。




宮崎版「医師不足の現場から㊦」についての申し立てに対する見解

http://www.asahi.com/shimbun/prc/20090711.pdf


2009年7月10日

1.事案の概要と審理の経緯

(1)本事案は、2009年4月2日付宮崎版に掲載された連載「医師不足の現場から㊦」について、記事に登場する済生会熊本病院の研修医の河津英里氏が、取材の際に発言していないことを自分が発言した言葉として書かれるなど、発言の趣旨が著しくゆがめられて報じられ、名誉や信用を棄損されたとして、朝日新聞社宮崎総局に抗議したことに始まる。
朝日新聞社(宮崎総局)側は、抗議の内容を大筋で認めたものの、河津医師との話し合いの決着を見ないまま、4月14日付宮崎版に「おわび」を掲載したうえで4月22日、神谷裕司宮崎総局長名で紛争解決を求めて当委員会に申し立てた。河津医師も4月28日、名誉や信用の回復を求めて、当委員会に救済を申し立てたものである。双方とも、本件記事の取材や報道のどこに問題があったかを明らかにするよう、当委員会に求めている。

(2)当委員会は、宮崎総局と河津医師の双方から、それぞれの申し立てに対する意見書や資料の提出を求めたうえ、委員会事務局が5月14、15の両日、筆者の牧野友也記者や神谷総局長ら朝日新聞社の関係者と、河津医師と済生会熊本病院の関係者から聞き取り調査をした。さらに5月25日に、三国治西部編集局長補佐(3月31日までは宮崎総局長)からも聞き取り調査をした。
それらの結果をもとに、5月29日に第5期第2回報道と人権委員会を開き、争点を整理して審議したうえ、6月14日に第3回報道と人権委員会を開いて、牧野記者と河津医師や済生会熊本病院の関係者からヒアリングを行った後、各争点について審議した。

2.本件記事の取材と作成・出稿の経緯

宮崎総局では、今年2月末ごろから、県立延岡病院から医師の流出が続いて休診する診療科が増えていることに関連して、同県の医師不足の背景を探る連載の企画が持ち上がった。取材・執筆には、かねて医療問題を担当してきた牧野記者を充て、牧野記者の指導を記者歴11年の先輩記者が行うことになった。牧野記者の下調べをもとに3月中旬ごろ、3回の連載の構成の大筋ができあがった。連載の㊦に登場する予定の「宮崎大医学部出身で県外に出て行った卒業生」を県外の大病院に取材依頼状を送って探し、取材に応じてもらえることになったのが、済生会熊本病院で研修中の河津英里氏だった。
取材は3月16日午前に同病院で行われ、同病院の企画広報室員が立ち会った。取材時間は1時間ほどであった。原稿の作成は、牧野記者と先輩記者の間のやりとりで行われた。連載の掲載は予定より10日ほど遅れて始まり、本件記事は4月2日付宮崎版に掲載された。

3.主な記述上の問題点と委員会の判断

河津医師側は、以下の4点について発言内容と違っていたり、発言の趣旨が著しくゆがめられたりしており、「捏造したとしか思えない内容だ」と主張している。一方の朝日新聞社(宮崎総局)側は、大筋で河津医師側の主張を認め、記述の誤りは「記者の取材での思い込みや確認不足などに起因するもの」と説明している。河津医師側の指摘の順に従って、記述内容を検討する。

(1)「ここを選んで良かった。宮大は医師免許取得の合宿所といったところ」と話した。

イ)河津医師側主張
牧野記者が「宮大は医師免許取得の合宿所という風に言う人もいますよね」と発言したので、「そういう風に言う人もいます」と答えた。その後は、宮崎大学の教育が充実していることを話した。宮崎大に「ネガティブな思いはありますか」との質問には「ありません」とはっきり答えた。

ロ)朝日新聞社側主張
取材のとき、「言ってみれば宮崎大学は医師免許取得の合宿所みたいな感覚なんですかね」という質問に、河津医師は「そうですね」と答え、それを「同意」と受け取った。河津医師は「そういう風に言う人もいます」という言い方はしていない。河津医師が「合宿所」という言葉を使っていないのは事実だ。

ハ)委員会の判断
牧野記者は聞き取り調査で、「同意」と受け取った理由について、やりとりした時の雰囲気が宮崎大に否定的だったためと述べている。しかしながら、牧野記者は委員会のヒアリングで、河津医師が宮崎大について批判的な発言をしなかったことを認めている。このことは、取材メモや初稿には、河津医師が語った宮崎大の医学部教育の充実ぶりが多く記述されていることからも裏付けられる。
取材では、河津医師は宮崎大の医学部教育の充実ぶりを強調したと認められ、河津医師が「そうですね」と答えたという牧野記者の主張には疑問を覚える。しかし、たとえ河津医師の答えが「そうですね」であり、それを「同意」と受け取ったとしても、さらに質問を重ねて、同意と受け取ってよいかどうか、また「宮大が合宿所」を河津医師の言葉として使っていいかどうかを確かめて、明示的に同意を取り付けるべきだった。
本人が発言していないことを、本人の言葉として使うことは、記者の職業倫理に反し、牧野記者の行為は許されない。

(2)出身地の熊本大学医学部を志望したが、「(入試が)ちょっと難しかった」。

イ)河津医師側主張
「大学受験だから、自分の学力に合ったところを選んだ。宮崎大か佐賀大かで迷った」と答えた。「熊大」は口にしていない。宮崎大に通っている知り合いが多く、宮崎大の良さを聞いていたことは話した。そもそも、熊本大は志望していない。

ロ)朝日新聞社側主張
「なぜ熊本出身のあなたが宮大を選んだのですか」と質問すると、河津医師は「熊大が難しい場合は、九州で医学部を探そうと思ったら佐賀大か宮崎大になるんですよ」と答えた。草稿では「熊本大はちょっと難しかったですからね」と表記したが、表現にあいまいさが残るため、指導役の先輩記者らとの間で推敲を重ねるうちに表現が変わってゆき、最終的に「志望したが、『(入試が)ちょっと難しかった』」との文言になった。志望した事実があるかどうかを確かめずに、河津医師の言葉を勝手に解釈した結果だ。

ハ)委員会の判断
「熊大が難しかった場合」と発言したかどうかにかかわらず、河津医師が熊本大を志望したことを裏付ける事実はない。牧野記者の思い込みと、河津医師の発言を勝手に解釈したことから生じた記述と認められ、記事の表現は事実に反している。

(3)宮大側からは、宮崎に残るよう暗に促されたという。

イ)河津医師側主張
学生を集めた場で、大学側から「宮崎に残ってほしい」といった内容の話があったことを話した。「暗に促された」というのは事実に反する。

ロ)朝日新聞社側主張
「暗に」という後ろ暗い印象を持たれかねない表現は不適切だった。宮大は「暗に」ではなく、学生を集めた場で「公に」県内定着を働きかけている。

ハ)委員会の判断
宮崎大医学部では、大学側が学生を集めて宮崎で研修するメリットを説いたことは、双方の主張から明らかであり、「暗に」の表現は不適切である。

(4)卒業後の研修先は「医療設備などが充実している環境で働きたかった」と、宮崎を離れた。

イ)河津医師側主張
宮崎や宮崎大と熊本や済生会熊本病院を比較しての発言ではなく、若い医師は医療設備が充実した病院で働きたいと考える人が多いという一般論を述べた。熊本に戻ったのは、女性医師として続けるには家族のサポートが必要だと考えたからだ。「済生会病院の医療設備が充実している」と話したが、宮崎大の設備を非難するような発言はしていない。

ロ)朝日新聞社側主張
「なぜ熊本、なぜ済生会を」との質問に対し、河津医師は「地元であること、家族や親戚がたくさんいること」をまず挙げた。「宮大病院と比べてここ(済生会)はどうですか」との牧野記者の質問に、河津医師は「ここは入り口を入ってすぐ吹き抜けになっていたり、大きな絵があったりして立派でしょ。宮大は、牧野さんも知っているように、ああいう感じですよね」「(済生会病院は)患者数も多いし、先端的な技術がある。各ステージに合わせて最新の機器がそろっているんです」と答えた。今から思えば、河津医師の発言は、済生会熊本病院の良さの説明や、「一般的に学生はこうだ」という趣旨だったと思う。

ハ)委員会の判断
文章全体の流れから、河津医師が宮崎大と比較して、医療設備や研修環境の整った済生会熊本病院を選んだように読める。しかし、河津医師への聞き取り調査やヒアリングから、熊本に戻った主な理由は、女性として医師を続けるためには、周りのサポートが必要と考えたためであり、熊本県内で済生会病院を選んだのは、設備が充実していたことや他の病院と比べて研修プログラムが合っていたからだと認められる。河津医師が宮崎大と済生会病院を直接、比較したと認めるだけの事実はなく、記事の表現は不適切である。

(5)記述についての委員会判断のまとめ

牧野記者の取材メモ、初稿の内容、聞き取り調査やヒアリング結果からみても、取材時に河津医師が宮崎大医学部について否定的発言をした形跡は見られず、むしろ、河津医師が宮崎大の医学部教育の充実ぶりを強調したと認められることは、前述した通りである。記述内容は、河津医師の話した趣旨に著しく反しており、「捏造記事」と河津医師が批判するのも理解できる。
しかしながら、記事掲載日に河津医師に連絡していること、河津医師から抗議を受けて即座に記事の誤りを認めていること、初稿には宮崎大の医学部教育の充実ぶりが書き込まれていること、聞き取り調査やヒアリングでの牧野記者の態度などからみて、「捏造」とまでは認められない。自分の強い思い込みから、河津医師の発言を都合よく解釈したり、拡大して受け取ったりした結果、誤報になったものと判断される。

4.掲載内容、実名、写真掲載の事前確認について

イ)河津医師側主張
牧野記者は最終的に掲載記事の内容を確認したうえで、実名・写真の掲載を判断してもらえばよいと発言し、事前確認を約束した。その際、事前確認には条件はついていない。取材を受けたとき、掲載が延期になるという連絡を受けたときにも事前確認を求めた。しかし、一切、事前の連絡はなかった。写真については、事前確認の際に掲載を断るつもりでいた。

ロ)朝日新聞社側主張
取材の際、河津医師は「これって名前が出るんですか」と気にしていた。牧野記者は「そうお願いしたいと考えています。ただ、微妙な問題が絡むので、きわどい内容を書くときは読んでびっくりすることがないよう事前にお伝えします」と答えた。牧野記者は、取材で河津医師が話した家族のことなどを「微妙な問題」としてとらえ、「微妙な問題」に関する記述が原稿にないため、事前に記事内容などの確認の連絡をする必要はないと判断した。牧野記者は相手が確認をどのように理解していたかを考えるべきだった。

ハ)委員会の判断
取材の席で確認を約束した際に、牧野記者が前提条件を付けたとしても、河津医師がその条件を認識していなかったものと認められる。しかも、取材時のほか、取材を申し込んだとき、取材後に掲載時期の延期を連絡したときにも、済生会熊本病院から記事内容などの事前確認を求められていた。
本件記事が実名・写真付きで掲載されれば、河津医師の社会的信用が失墜することは十分、予想されたうえ、記事の内容について事前確認を行っていれば、誤報は防げたはずである。実名・写真、記事内容の事前確認を、複数回にわたり河津医師側から求められ、それを約束していたにもかかわらず、怠ったことは記者の職業倫理に反している。

5.取材・紙面化過程の問題点のまとめ

牧野記者は、宮崎大医学部学生の宮崎県内出身者の比率が低下するとともに、卒業生の県外流出が増加していることから、同大学医学部に対して否定的印象を持っていたことが、聞き取り調査やヒアリングからうかがわれる。本件連載記事を取材し始めた初期の段階で、複数の取材先で聞いた「宮崎大医学部は医師免許取得の合宿所」という言葉で、さらに否定的印象を膨らませ、この言葉を本件記事のキーワードとして使おうと思っていたこと、この思いは指導役の先輩記者も共有していたことが認められる。 さらに、取材した際にも、宮崎を離れた河津医師も宮崎大医学部に対する否定的見方をしているという、一方的な思い込みが、自分の発言である「合宿所」という言葉に河津医師が同意したと受けとめたことにつながった。この思い込みは、河津医師と宮崎大医学部への否定的評価を結びつけた記述になったこと、初稿の段階では、宮崎大医学部の教育の充実ぶりが多く書き込まれていたにもかかわらず、先輩記者との間で原稿のやりとりをするうちに、その部分がそぎ落とされていったが、それを「原稿がよくなっていった」(牧野記者)と思ったことにもつながったことがうかがわれる。
また、牧野記者は取材記者の経験が約2年半であり、先輩記者や取材・出稿の責任者である次長、総局の運営を担う総局長の責任も大きい。
先輩記者は、牧野記者の取材から原稿執筆までを指導していた。しかし、河津医師への取材時の模様や、「宮大は合宿所」などの言葉のやりとり、実名や写真を掲載することについての同意の取り付けについて、牧野記者に報告を求めなかった。そして、前もって牧野記者との間で作った記事の枠組みに沿うよう、原稿を書き直すたびに、宮崎大医学部への否定的記述をさらに強め、河津医師の話した趣旨からますます離れていったことが認められる。
この間、次長も当時の総局長も、本件連載が、医師不足という重いテーマを扱うのにもかかわらず、牧野記者の経験不足や力量を気にしながら、本件記事の企画立案から取材、原稿作成の指導を先輩記者に任せたままで関与しようとしなかった。
医師の場合はとりわけ、母校や同窓会、同級生とのつながりが深い。宮崎大医学部について、「合宿所」など医療関係者の間では侮蔑的に使われている言葉を、河津医師の言葉として掲載すれば、河津医師の社会的信用が深く傷つくことは容易に想像できる。まして、河津医師は取材協力者であり、しかも宮崎県の隣で研修しているのである。ところが、牧野記者をはじめ先輩記者や次長の誰にも、当然持つべき感性が欠如していたと言わざるをえない。

6.河津医師の主張する損害と委員会の判断

イ)河津医師側の主張
記事が掲載されてすぐに、宮崎大医学部の教授陣から非難の声が上がった。経緯について説明したが、理解してもらっているのは一部の教授にとどまっている。記事を読んだ他の宮崎大出身の医師の多くは、いまだに誤解したままだ。このため、社会的信用が深く傷つき、多くの仲間との関係にも溝ができた。医師は出身大学とのつながりが強い。今後のキャリア形成にも損害を与えることが危惧される。

ロ)委員会の判断

口にしていない「宮崎大は合宿所」などの言葉を、自ら話したように書かれるなどし、出身大学を公然と批判する人物であると社会から見られ、本件記事が河津医師の名誉や信用を著しく棄損したことは明らかである。河津医師が受けた損害や将来への懸念も理解できる。

7.結論
朝日新聞社側は、本件記事について河津医師と宮崎大学に事情を説明して謝罪した。そのうえで、4月14日付宮崎版に「おわび」を掲載して、河津医師に関する記述を削除した。
しかしながら、掲載された「おわび」は「事実誤認があるなど、取材、紙面化の過程に問題あった」と説明し、「河津さんや宮崎大学などの関係者の方々にご迷惑をおかけした」としか表明していない。本件記事の誤りが大きく、河津医師の受けた損害が重大なことから、掲載された「おわび」では、河津医師や宮崎大学医学部の名誉・信用の回復、読者への説明が不十分である。朝日新聞社は、見解を踏まえて、河津医師と宮崎大医学部の名誉や信用を傷つけたことを認めるべきである。

朝日新聞社報道と人権委員会
本林 徹
長谷部恭男
藤田 博司




さて、

ここに取材された

本人と思われる方の投稿があります。

http://b4.spline.tv/mmctennis/?thread=0&command=DEL&id=54


No.45 2009/05/12(火) 15:42:30
14河津英里
朝日新聞記事について
 ご無沙汰しております。14の河津です。

 先日、朝日新聞宮崎総局から私が勤務する済生会熊本病院へ【宮大出身研修医の研修ぶりについて】取材したいとの申し入れがあり、病院として取材を受けましたところ、取材内容と全く異なる記事を一度の確認もなく掲載されてしまいました。また実名・写真についても承諾なく無断で掲載されております。取材時に、掲載前の内容確認と、その内容によって実名や写真の掲載を私個人と済生会熊本病院が判断することを約束していましたが、全く連絡はありませんでした。

 即日、宮崎大学と済生会熊本病院から朝日へ抗議したところ、社内調査が行われ、取材時の記者の取材メモと全く異なる記事であることが全面的に認められました。朝日新聞西部本社の報道センター長や広報室長等から直接謝罪を受け、宮大医学部の教授陣にも記事の経緯について説明の上謝罪されております。また記事も全文削除されております。

 しかし一度掲載された記事である以上、記事をご覧になったOB・OGの方や現役部員の方はさぞかし不快な思いをされたことと思います。マスコミは発言のニュアンスを変化させたりと、記事を歪曲する可能性があると考え、注意深く取材を受けたつもりでしたが、まさか、全文にわたって取材内容と異なる捏造記事を掲載されることになるとは不快を通り越して驚愕でした。

 今回の件は記事の内容捏造ばかりでなく、実名や写真の無断掲載など法律にも抵触する悪質なものでしたので、朝日からの申し出で【報道と人権委員会】の調査と人権救済を受けることになっており、現在調査が行われております。

 記事をご覧になった方に不快な思いを与えてしまい申し訳ありません。また心配して連絡を下さった方々、本当にありがとうございました。

 取材では宮大のポリクリ・クリクラが他大学より実地的であることや、グルコンの仕組みなど詳細にお話しし、親身で熱心な教育体制の充実を記者へ充分に伝えたつもりでした。しかし結局は記者が初めから書きたかったように完全に捏造されてしまいました。今回の取材は済生会熊本病院の広報室の立ち会いのもと行われたため、捏造であることがすぐに証明されたことは幸いでした。

 今後の人生でマスコミからいかなる取材の申し入れがあっても決して受けません。また、皆様にも、大手マスコミでもこのようなケースがあることをお知り頂き、気をつけて頂ければと思います。







まあ、リンクのこと一つとっても

真摯に反省してなくて

上手くいったらリンクしないでほしいな、

とかそんな感じなんでしょう。





ちゃんと謝ってしまえばいいのに、

わざわざ

全角にする奴の気がしれないです。





ウンコ記事が

ウンコねつ造して

中途半端な

ウンコ謝罪記事

でした。









ネタ記事
(1)
■「宮大は医師免許取得の合宿所といったところ」朝日がまた何かやったらしい 「学生流出 歯止めに力」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-771.html



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■開業つれづれ:ありがとうございます! 10万アクセス達成しました!

ありがとうございます! 10万アクセス達成しました!



とか言いながら、

ここ2ヶ月で達成しちゃいました。








3年間もブログやってきてたので、

3 x 12 x 5万(1か月平均アクセス)=180万アクセス

とか行っているかもしれません。





いえいえ、

当然、半分ぐらいかもしれませんし、

1,2年前は爆発してましたから

これの数倍かもしれません。





ともかく、

トップページのアクセスだけで

こんなに皆さんに訪れていただき

本当に感無量です。




読んでくださる皆様あっての

当ブログです。

感謝しております。




少しでも

皆様の役に立つような

ブログに成長できたらうれしいと思います。





石の上にも3年といいますが、

あっという間の3年間でした。

とても楽しい時間を皆様と過ごすことができました。

これからも

ぼちぼちやっていきたいと思いますので

よろしくお願いいたします。









関連記事

■開業つれづれ:「「皮膚科群」は大幅赤字、「眼科群」は黒字-部門別収支調査」







このデータでは

どうしようもないほど

各部門が赤字まみれ

という実態が見えてきます。






これでも

このデータが

”眼科叩き”

のもとにならないことを祈ります。




本当は各部門が

眼科のように利益が出ないと

やっていけないはずです。










「皮膚科群」は大幅赤字、「眼科群」は黒字-部門別収支調査


更新:2009/07/11 01:20   キャリアブレイン

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/23205.html


 中央社会保険医療協議会(中医協)の医療機関のコスト調査分科会(分科会長=田中滋・慶大大学院教授)は7月10日、「2008年度医療機関の部門別収支に関する調査報告案」を了承し、診療報酬基本問題小委員会に近く報告することを決めた。調査報告によると、皮膚科と性病科を含む「皮膚科群」では、入院と外来を合わせた収支が大幅な赤字だったのに対し、
「眼科群」などでは黒字を維持した。


 部門別収支に関する調査は、診療報酬体系に医療機関のコストを適切に反映させるのが狙い。厚生労働省では、「医療経済実態調査に近づけるのが究極の目標」と話している。医療機関の「診療科部門別の統一的な計算手法」を開発するため、03年度から研究を重ね、「精度が高まってきた」(同省)ため、今回、初めて試行的な調査に踏み切った。調査結果を来年度の診療報酬改定に活用するかどうかは、報告を受けて小委が判断する。

 今回は、調査対象になった190病院のうち127病院の昨年10月分のレセプトデータを集計。127病院は、いずれもDPCの対象病院か準備病院だった。集計では、病院の診療科や部署を「入院部門」「外来部門」「中央診療部門」「補助・管理部門」に分類。このうち「中央診療部門」と「補助・管理部門」の収益・費用を、「階梯式配賦法」と呼ばれる手法を使って「入院部門」と「外来部門」に段階配分した。

 また、レセプト電算処理システムに対応する「レセプト診療科」のほか、類似するレセプト診療科をまとめた11の「診療科群」ごとの集計も行った=表=。「診療科群」による集計について、厚労省は「レセプト診療科だと、医療機関ごとの主観がどうしても入る。それをできるだけ排除した上での集計を試みた」と説明した。

 集計結果によると、黒字か赤字かを示す「医業収益に対する収支差額の割合」(入院・外来計)は、
「皮膚科群」がマイナス46%と大幅な赤字
「放射線科群」と「精神科群」の赤字もマイナス22%、マイナス19%と大きかった。
「小児科群」はマイナス7%だった。
 これに対し「眼科群」は18%で、黒字幅が最大だった。これ以外では、
「外科群」と「産婦人科群」は共に5%。内科群は0%と収支が均衡した。

 また、開設者別では「国立公立」マイナス2%、「医療法人」プラス3%、「その他」0%。病床規模別では、「199床以下」と「500床以上」が1%、「200-499床」が0%だった(いずれも入院・外来計)。

 猪口雄二委員(医療法人財団寿康会理事長)は、「入院と外来を合わせた経常収支の段階で、全く利益がないということだ。病院を再生産していけないことを意味している。今の診療報酬では、医療の高度化に対応できないとわたしには見えてしまう」と指摘した。

■外来の赤字を入院でカバーか

 調査報告では、入院・外来別の収支状況も集計した。それによると、外来はすべての「診療科群」で赤字だった。特に、「皮膚科群」の赤字幅がマイナス74%と際立った。このほか、「小児科群」「整形外科群」「麻酔科群」はいずれもマイナス48%。赤字が最小だったのは「内科群」(マイナス3%)だった。病床規模別でも、「199床以下」マイナス13%、「200-499床」マイナス18%、「500床以上」マイナス12%とすべて赤字だった。
 一方、入院では「精神科群」(マイナス22%)、「麻酔科群」(マイナス7%)を除くといずれの「診療科群」も黒字で、外来による赤字を入院でカバーする状況を示唆する結果になった。入院では、「眼科群」の黒字が46%で最高だった。

 西岡清委員(横浜市立みなと赤十字病院長)は、赤字が顕著だった「皮膚科群」の状況について、「入院がそれほど多くなく、主体の外来で赤字が大きくなるので、こうなるのかなと思う」との見方を示した。

 ただ、調査チームのメンバーで、オブザーバーとして参加した池上直己・慶大医学部教授は、「部門別調査といった場合、最大の力点は診療科・部門で見ることにある。必ずしも入院と外来を分けることではない」と指摘。松田晋哉委員(産業医科大公衆衛生学教授)は、「レセプトの作成費や事務部門の人件費をレセプト数で案分すると、どうしても外来が重くなる」とし、入院と外来を合わせた収支を用いる方が望ましいと強調した。






DPC病院だけを見て

全体を語ることも

愚かです。



でも、あたかも全体が

”眼科だけ黒字だってよ”

という議論になりそうで怖いです。





眼科におんぶに抱っこ

というのは

各病院同じだと思いますが、

これで収入源の眼科が

叩かれでもしたら

一気に各病院は崩壊することでしょう。




>部門別調査といった場合、最大の力点は診療科・部門で見ることにある。
>レセプトの作成費や事務部門の人件費をレセプト数で案分すると、どうしても外来が重くなる


お偉いさんはそう言いますが、

結局は

赤字が黒字に変わるわけではありません。





とくに赤字を垂れ流す

地方公立病院では、

黒字化とは

ごく限られた”解”しか

持ち合わせていないはずです。




新生GMのように

戦略的経営をするのなら

眼科のみに特化して

”不良資産”である他科は

切り捨てる

というのが正解です。










…ん?

それじゃ眼科開業医と一緒か。








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■開業つれづれ: 「ピンチをチャンスに変える51の質問」 本田 健


本田健さんの最新刊が出ました。




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ゆっくり落ち着く時に

読んでみてください。






そしてできたら、

ノートを片手に

いろいろ書いてみてください。





私もいろいろと

書きだすことが多かったです。






私自身は、

ピンチだからチャンス

という発想になるまで

大変な時間を必要としました。





どん底だからこそ

針の穴を通るように

最低限の身軽さで

今までのものを昔に置いてきて

新しい自分として

くぐり抜けることができる、

そんな感覚もようやく分かる感じがします。





本田健さんの語り口は

とても優しくて

鋭さはありませんが、

深くて読むたびに

文章から浮かんできたり考えることが

違ってきます。






人の人生とは

確固とした安定性があるわけではなく

時間も空間も不安定な

まるで漂うようなものなのかもしれません。






いま、この瞬間にとても不幸なことを

「ラッキー」

ということは本当に難しいと思いますが、

人生には波があり、

不安定性があります。





10年先のことなんて誰にも分かりません。

でも、

”分からない”ということを分かっているか、

漠然とした不安の中にいて

ありもしない確固とした

何かにしがみつこうとするか、

人の生き方に大きくかかわることでしょう。






どんな時でも道は開ける、

そう自分を信じることができる

一冊です。




ぜひご一読を。

ご参考になりましたら幸いです。













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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
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