2009/07/10
■開業つれづれ: 5250円の罰 「鳥取大で軽症救急受診に特別料金 8月から、診療費とは別に」
ネタ元はこんたさん、http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-700.html#comment7090
です。
いつも大変お世話になっております。
鳥取の方々は
あまり事情を理解していないのでしょうか?
救急の教授まで
「こんな過重労働の職場、辞めてやる!」
といって辞めているのに
大学病院のコンビニ受診が
まったく変わっていないとは。
住民の方、ご自身で
「医療を使い捨てる」
という行動を取られたのですから、
5250円の追加徴収は
自らが招いた結果ということです。
鳥取大で軽症救急受診に特別料金 8月から、診療費とは別に
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070701000710.html
鳥取大病院(鳥取県米子市)は7日、夜間や休日に救命救急センターを受診した軽症患者から、診療費とは別に5250円の特別料金を徴収すると発表した。8月1日から実施する。
同センターは地域の中核となる3次救急医療機関だが、時間外受診の85%を軽症患者が占める。特別料金の徴収は、入院を要するかどうかで判断し、軽症患者を減らして重症患者の治療態勢を充実するのが狙い。
同センターでは3月末、教授を含む救急専門医4人全員が激務による心身の疲労や人員不足などを訴え一斉辞職。4月から医師を増員したが、軽症患者の時間外受診は一向に減らず、課題となっていた。
鳥大病院救命救急センター:時間外診療特別料金、来月から5250円負担 /鳥取
2009年7月8日16時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000284-mailo-l31
◇軽症患者に導入
鳥取大医学部付属病院(米子市、豊島良太院長)は7日、夜間などに救命救急センターで受診し、軽症で入院の必要がないと分かった患者に一律5250円負担してもらう「時間外診療特別料金」を導入すると発表した。8月1日から適用する。不要不急な受診を抑制する狙いだが、混乱も懸念されている。【小松原弘人】
不要不急受診抑制へ混乱も懸念
センターでは今年3月、「医師数、機器ともが不足している」との不満からセンター長ら専属医4人全員が退職し、4月に体制を強化したばかり。抗議の退職を受け、特別料金を検討してきた。
対象となるのは原則として、土日祝日と平日午後5時から翌日午前8時半の受診。入院の必要がないと判断された場合、診療費用とは別に特別料金を請求する。救急車搬送か自力来院かは問わない。
料金は、入院しないと診療報酬が認められない深夜加算と休日加算相当分という。厚生労働省のガイドラインがないため、医療機関が独自に料金を決めている。診療費ではないため医療費控除の対象にならない。
センターは年間1万2000人を診療しているが、85%は必ずしも緊急治療が必要でない。石井邦彦・医学部医療サービス課長は「県西部唯一の3次救急医療機関だが、患者が多すぎて医師は過重労働になっている。本来の診療に支障をきたす事態。不要不急の場合は受診を自粛してほしい」と説明している。
6月1日に一律3150円の特別料金を導入した松江赤十字病院は「医師の過重労働を考えるとやむを得ないが、患者の自粛効果のほどは予想できない」としている。
県西部消防局は「救急隊員が救急車を要請した患者に特別料金の可能性があると説明する立場にはない」としており、センターで受診後に特別料金を知らされる患者も出てきそうだ。
7月8日朝刊
最終更新:7月8日16時1分
そんな5250円でも
払わない人が続出しそう…。
ご飯を食べに行ったら出すけど、
病院では「そんな金出さない」、
と言う人、いっぱいいますから。
民度が低いと
何をやっても意味がないということです。
大学にも裏切られ、
住民にも理解されず、
裏を返せば
医療界のコンビニとして
5000円払えば大学病院ですら常時利用できる、
という日本のシステムは
いかがなものでしょう?
■鳥取、島根で救急部教授が逃散 「鳥大医学部付属病院 4月以降救急専属医不在に」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-626.html