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■「「知の衰退」からいかに脱出するか?」 大前研一

最近はヘビー級の本を多く読んでいまして、

ご紹介数が少なくて申し訳ありません。




内向きな日本人の思考回路に

気付かせてくれた貴重な本です。




クリックするとアマゾンに飛びます。

「知の衰退」からいかに脱出するか?「知の衰退」からいかに脱出するか?
(2009/01/23)
大前研一

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大前研一さんの視点は、とても好きです。

愚直なまでに理的、というのでしょうか、

感情に流されやすい日本の情報からすると

とてもシンプルで力強い印象を受けます。





現代に勝ち残る、ということはどういうことを

意味するでしょう?



読んで、考えて、実行して

失敗して、

また読んで、考えて、実行する。

その繰り返しだと思います。





そして、いま、現実に求められていることは

学校で教えていることとは

正反対のことになってきています。



学校では、

○×問題や選択問題で正しい答えをだす

答えのある問題を解く

リーダーシップより知識詰め込み

詰め込み学習に回帰

英語をしゃべれない英語の先生

ファイナンスについて全く授業がない

アジアについて教えない

…という状況です。




しかし、21世紀において、

インターネットが発達し、

今の金融危機をはじめとした”答えのない問題”を解いていかなくてはいけません。

世界においてもリーダーシップをとり、

英語を使い、アジアの中で日本という国の立場を考える、

そんな教育や社会になっているでしょうか?






日本が「低IQ社会」になってしまった、

と大前先生は嘆いています。

逆に言うと、日本では読んで、考え、行動することで

一歩も二歩も先に行くことができるのです。








私にとっては読み飛ばせる本ではなく、

じっくり読み込ませてもらいました。








ご参考になりましたら幸いです。









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■総診終了へ 「大学病院「総合診療部」次々廃止に…不採算のうえ不人気」


一時、もてはやされた「総診」ブーム。

いったいなんだったんでしょう…?








大学病院「総合診療部」次々廃止に…不採算のうえ不人気


2009年4月18日19時10分 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090418-OYT1T00460.htm


 臓器別に細かく専門分化され過ぎた医療への反省から、患者を総合的に診ようと設立された「総合診療部」を、統廃合する大学病院が相次いでいる。


 医師不足や財政難が理由だが、診断のついていない患者の受け皿がなくなるうえ、若手医師を育てる場が減ることを懸念する声も出ている。

 総合診療部は2000年前後までに、約50大学病院に設置。ところが、05年9月に北海道大が廃止。07年4月には杏林大が廃止した。新年度からは京大が廃止し、群馬大は救急部と統合した。それ以前には02年9月、設立の翌年に廃止した島根大の例もある。

 廃止理由について、北大は「利用度が上がらなかった」と説明。杏林大は「専門の診療科の方が患者に人気がある。総合診療を担当する医師も少ない」とする。京大病院は「専門診療科への引き継ぎなどがスムーズにいかず、効率的でない面があった」としている。ほかにも廃止を検討しているところもある。

 ある大学病院の総合診療医は「総合診療は時間がかかる割には、手術や高額な検査を行わず、経営側から見れば不採算部門。経営に余裕がなければ風当たりが強くなる」と漏らす。

 臓器別の専門診療科よりも地位が低く見られがちなことも、医師側に不人気な理由としてあるという。

 日本総合診療医学会副運営委員長の大滝純司・東京医大教授は「総合診療科は、診断のついていない患者の初期診療を担い、臓器別の専門診療科からこぼれてしまう患者の受け皿になるとともに、医師教育の役割もある。研修医に人気のある一般病院ではむしろ増えている」とこうした動きに懸念を示す。同学会では近く、全国の大学病院の総合診療部にアンケートを行い、活動状況を調べる。

 患者の視点から開かれた医療の実現を目指すNPO法人「ささえあい医療人権センターコムル」の辻本好子理事長は「大学病院の総合診療部には、高齢化が進む中で必要性が高まっているプライマリーケアを担う人材育成の場として期待を持っているので、統廃合の動きは残念に思う」と話している。





大学病院では総診はほとんど

”心療内科”状態でした。

少ない医師数で少ない患者さん。

午前中で診察3人とか4人とか。



いろいろ病院によっても違うと思いますが、

多くの大学病院では総診は

採算割れの不採算部門

ということなのでしょう。






総診は、

医師が限られた人数しかいなく

それに対して患者数が多い地域や環境で

その能力を発揮すると思われますが、

それって、

1.ほかに医療機関のないへき地

しかないのですが、

国は将来的に

2.患者の病院へのアクセス制限
(総診、家庭医制度で、専門医にかからせないようにする)

を行って、

安い総診、家庭医と高い専門医の

2階層を作ろうとした形跡もあります。




いわば、医療のゲートキーパー役が

大学から門前払いされてしまった状態です。





国の激安医療費制度につかう

総診、家庭医が

不採算、不人気というのも

ある意味、当然のことのような気がします。







外科から総診に行った先生、

開業する場所、

とんでもない奥地を候補にしてましたが、

どうするつもりなんでしょう…。

ご健勝をお祈りいたしております。










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■ブログ拍手、はじめました

いつも御来訪、ほんとうにありがとうございます。

「勤務医 開業つれづれ日記」中間管理職です。




4月17日から”ブログ拍手”を

導入しました。




いままでコメンテイターの方も

結構いっぱいいらして

コメント数も6000を超えておりますので、

コメントだけでもいっぱいかな、と思っていました。






でも、結構前から、

ステトスコープ・チェロ・電鍵
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/

のところをお邪魔するたび、

ブログ拍手の数が増えていて、

静かに応援している人がエールを送っているように見えまして、

正直羨ましく思ったりもしてました。






システムは簡単で、

”いいこと言った”的な記事には

ワンクリックしてもらう、というボタンです。





気が向きましたら、

ぽちっとお願いします。




いろいろとおもちゃ的な要素を

加えていくと結構面白いかも、

なんて

新しいブログの楽しみを見つけております。







当ブログは読んでくださる

皆様のおかげで続けられております。

本当にありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。









関連記事

■歯科 ついに大幅定員割れ 「私立歯大の6割定員割れ、歯科医過剰感か…読売調査」 医療費抑制で歯科が逝く

極端な医療費抑制を受けている歯科。

こんな現状で、歯科医師ワーキングプアも

大量に発生しています(1)。




入学定員割れから

自発的に歯科医師が崩壊するとは

あまり予想していませんでしたが、

今後10年で歯科医師は底割れすることでしょう。







私立歯大の6割定員割れ、歯科医過剰感か…読売調査


2009年4月18日14時38分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090418-OYT1T00459.htm


 全国17の私立歯科大・歯学部のうち6割強の11校で、今春の入学者が定員割れを起こしていることが、読売新聞社の調査でわかった。

 中には定員の4割以上にあたる35~43人の欠員が出た大学が3校あった。受験者総数も4973人と、前年より約2800人減少した。

 大幅な定員割れで質的に一定レベルの入学者を確保できないおそれもある。「歯科医療の崩壊につながりかねない」として日本私立歯科大学協会も危機感を強め、対策等の検討を始める。

 定員割れとなった11校のうち、奥羽大歯学部(定員96人に対し入学者53人)、松本歯科大(80人に対し45人)、日本歯科大新潟生命歯学部(96人に対し57人)の3校の欠員は定員の4割以上に達した。

 さらに、北海道医療大歯学部、岩手医科大歯学部、神奈川歯科大も、1割~3割の定員割れだった。予定されていた入試終了後に、急きょ追加募集を行いながら、定員に届かなかった学校も5校あった。これほど大幅な定員割れは初めてという。

 また、2006年度までは1万人を上回り安定していた私立大の受験者総数も、今春は4973人だった。国公立大で定員を満たさなかったのは1校だけだった。

 大手予備校などによると、受験者が減少した最大の原因は、歯科医師の過剰感。歯科医師数は90年の7万4000人から、06年には9万7000人に年々増加。それに対し歯科医療費の総額は伸びておらず、過当競争が目立つ。開業が難しいため、若手の歯科勤務医の場合、年収300万円以下というケースもあり、「かつての高収入のイメージが崩れている」と予備校関係者は指摘する。

 定員割れに伴い、入学金を含め、一般に700万~1000万円といわれる初年度の納入金も減るため、学校経営にも大きな打撃となる。各校では今後、来年の入試に向けた検討を行うが、即効性のある対策は難しいという声が多い。

 安井利一・日本私立歯科大学協会副会長の話「志願者減少は覚悟していたが、これほど多くの学校が定員割れしたのは予想外。協会として、歯科医療の必要性を国民にアピールしていくしかない」







<大まかな流れ>

歯科医師

 ↓

あまりの医療費抑制でワーキングプア化

 ↓

自分の子弟を私立歯学部に入れられない

 ↓

歯学部の将来は真っ暗で、ほかからも受験生の流入がない

 ↓

歯学部 大幅定員割れ




医学部も同じようになる日が、すぐ来るでしょう



>2006年度までは1万人を上回り安定していた私立大の受験者総数も、今春は4973人

>国公立大で定員を満たさなかったのは1校だけだった。





国公立歯学部ですら

定員割れの事態です。

受験数は半減しているということです。




歯科は医科の10年先を行っている

と言われています。







国の方針である

医師の大増大のうえ、医療費削減では

10年後には医科も稼げなくなって

ワーキングプア化の上大幅定員割れ、

という事態に陥ることでしょう。






10年前には歯科がこんな定員割れするなんて

予想もしませんでした。

10年後には医科がこんなことになるなんて

みんな予想しているんですが、

国はそれを実行しようとしています。




そろそろ日本の医療が終わります。










(1)
■Yahoo一面! 「歯科医に広がるワーキングプア」 歯科医師 5人に1人が年収300万円以下
http://ameblo.jp/med/entry-10067573494.html







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某大学医学部を卒業
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医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

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