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■「「半年以内に先進国医療から後退も」」


えっと、いまだに「医療先進国」だと思っていたんですか(笑)?

WHOの医療ランキング1位に日本が輝き、

”世界最高の医療”

というお墨付きが得られ、

2008年にもフランスについで医療大国2位(1)

という結果を得ています。






しかし、

昨今の狂った医療費抑制政策で、

病院の7割は赤字、

地域医療だけでなく日本全体の医療が崩壊しています。



医療研究の崩壊(2)、

中国にすら臨床論文が抜かれ、

日本は先進国で唯一、医学論文が減っている国になっています。





こんな状況でまだ

世界のトップランだーだと?








「半年以内に先進国医療から後退も」

更新:2009/04/10 23:35   キャリアブレイン


 日本病院会などでつくる四病院団体協議会(四病協)と超党派の「医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟」(代表=尾辻秀久・自民党参院議員会長)は4月10日、「メディカルスクール構想」をテーマに、東京都内でシンポジウムを開いた。国会議員や一般参加者など約80人が出席し、四病協メディカルスクール検討委員会の本田宏委員(済生会栗橋病院副院長)と中田力委員(新潟大脳研究所統合脳機能研究センター長)が講演した。中田委員は「おそらく、今何かしなければ、間違いなく6か月以内に日本は先進国医療から立ち遅れる」と警鐘を鳴らし、危機感を持つよう出席者に求めた。


 四病協の代表としてあいさつした日病の山本修三会長は、メディカルスクール構想のコンセプトについて、「質の良い臨床医を育てることだ」と強調。
 山本会長はまた、「毎年、臨床研修医の中から100人以上がドロップアウトしている」と明かした。その理由について、「医師になりたいというモチベーションがあまりない」「臨床に出た後で(大学で勉強した内容との)あまりのギャップにやっていけない」の2点を指摘した上で、「米国のメディカルスクールでは、ドロップアウトする生徒はいないと聞いている」と述べた。

 講演の中で本田委員は、「今のままでは学士にもなれないし、途中でドロップアウトした人は本当につぶしが利かなくなってしまう。日本の医師国家試験は、医師数を減らそうとした時から年に1回になった。ちょっとでも体調が悪くて落ちると、1年待たなければならない」と問題提起。「米国では(試験を)毎日でも受けられると聞いている。いいところは米国のまねをして、日本の医師がよりよい臨床医になるよう理解と協力を頂きたい」と求めた。

 一方の中田委員は冒頭、「おそらく、今何かしなければ、間違いなく6か月以内に日本は先進国医療から立ち遅れる。それはもう確実だ。そうなれば絶対に元に戻らない」と強調。
 解決のキーワードとして、「要素が多過ぎて、どれを扱えばよいか分からない系」である「複雑系」を挙げ、「医療は『複雑系』の代表。まず『複雑系』だということを理解し、最初に解決法を考えなければ何をしても無駄だ」と指摘。そして、「医師の数を増やしたところで何の役にも立たない。どうすればきちんと患者を診る医師を増やせるかがポイントだ」と述べた。
 解決策の「応急処置」として、中田委員は「医師ではなく、患者を診ている病院に大量の資金を注ぐ」ことを提案。「病院医療を守ることによって、医者たちが戻ってくる」とした上で、「正しい専門医がつくれる、きちんとした医療改革をつくるという『根本治療』をやらなければならない」と訴えた。そして、「こうした議論ができる委員会を内閣府に設置してほしい」と求めた。

 質疑応答の中で、日本の適正な医師配置について、本田委員は「地域で決めなければならない」と答え、中田委員は「自分たちの意思と世の中の要求がうまく重なるようにしなければならない」と、配置は医師側が決めるべきだとの考えを示した。






「複雑系」を叩き壊したのは

厚労省とマスコミと国民です。




「声を上げなかった医師が悪い」

なんて犯罪を受けた被害者を叱りつけるような

本末転倒なマスコミの意見もありますが、

実際の日本医療はこのように粛々と

世界の最高峰から転落中です。













(1)

■日本は医療世界2位! 国、マスコミが破壊中 「先進国19か国中、医療大国1位は仏、2位は日本」
http://ameblo.jp/med/entry-10064963472.html

(2)
■臨床論文の危機 中国にも抜かれた 「臨床医学論文数、日本18位に転落」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-351.html

関連記事

■血液内科 沖縄絶滅 「患者・家族の不安拡大 琉大骨髄移植医の退職問題/「理由を公表して」」…いや、公表したらなお医師がいなくなるのだが


全国的に絶滅が心配される血液内科医。

沖縄で絶滅が決まったようです。




「病状や治療方法を丁寧に答えてくれた。最近体調が悪いと聞いていたが、
まさか辞めるとは」


…まさか辞めると思わなかったから、

自分だけだと思っていたから酷使した、

ということなんですよね。





血液内科医は本当に大変な仕事です。

骨髄移植に限らず、白血病、悪性リンパ腫といえば

だれもが命にかかわる、というイメージがあると思いますが、

トラブルも多く、再発もあり、

担当医は信じられないぐらい働いています。







8年間、新入局員がいないぐらい悲惨な現状で、

逆に言うと、8年以上踏ん張ってきても

だれも助けてくれなかったということですね。






逆に医療行政はどんどん厳しさを増して、

ついに耐えきれなくなった、ということです。















骨髄移植県内で困難に 琉大病院成人担当 3医師全員退職へ  来月以降休止

沖縄タイムス 2009/04/09
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-09-M_1-027-1_001.html?PSID=cb243f8babf812ee89a757557207102d

 骨髄バンクが県内で唯一認定する、琉球大学医学部付属病院の第2内科で、成人(主に20歳以上)の骨髄移植を実質的に担当する医師3人全員が6月末までに退職する意向を示していることが分かった。すでに辞表を提出、後任のめどはたっていない。提供者(ドナー)の骨髄採取は3月から止めており、移植も5月以降休止する。

 同病院では小児科の骨髄移植チームの責任医が先月退職。血縁者間などバンクを介さない移植も同病院が中心になっているため、県内での骨髄移植は小児、成人とも困難な事態となる。

 医師らは、病院側から慰留されているが、3人とも辞職する方向という。

 骨髄移植は、主に白血病など血液の難病を抱える患者に必要とされる。同病院第2内科ではこの2年間、3人体制で採取・移植を行ってきた。小児科との連携や骨髄移植に絞って業務を縮小してきたが「負担はかなり厳しかった」(担当医)。第2内科のうち、骨髄移植にかかわる血液内科へ入局する医師は8年間1人もおらず退職も多かったため、体制維持が困難だったという。

 退職する医師らは8日、取材に対し、「関連病院の協力も得て踏ん張ってきたが、医療事故の危険も考えるとこれ以上は続けられない」「血液の疾患は特殊なため主治医でないと対応が難しく、一日も休日が取れなかった」と苦しい胸の内を語った。その上で、「血液内科の医師不足は全国的な問題だが、知られていない。医療の進歩で治る患者も増え、医師と患者の信頼関係も強く、やりがいのある分野。多くの人に関心を持ってほしい」と訴えた。

 県骨髄バンクを支援する会の上江洲富夫代表は、骨髄移植は生死にかかわり、患者も家族も厳しい期間を過ごすと説明。「本土でしか移植ができなくなれば経済的、精神的負担は大きすぎる。琉大病院はもちろん県も協力して支援体制を整えてほしい」と求めた。

 琉大病院の移植実績は、1999年から06年までの累計3件から09年4月までに25件と大幅に増加。バンクを通して現在、県内13人が移植を希望している。

 小児科の専門医の退職で、支援する会とがんの子どもを守る会沖縄支部が先月、現行体制維持を求める署名2万4325人分を同病院に提出したばかりだった。





琉大病院第2内科:骨髄移植停止も 担当医、過労で全員退職

毎日新聞 2009年4月9日
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090409rky00m040002000c.html

琉大病院第2内科:骨髄移植停止も 担当医、過労で全員退職

 県内唯一の骨髄バンク認定施設の琉球大学付属病院第2内科で、骨髄移植を実質的に担当する医師3人全員が過重労働などを理由に、6月末までに退職することが分かった。骨髄の採取は3月で、移植は4月中でストップする。後任の医師が見つからなければ、今後も県内でバンクを介した骨髄の採取や移植ができなくなる可能性が高く、関係者は「県内の骨髄移植の態勢は壊滅状態。県全体の問題として考えるべきだ」と指摘している。

 退職する医師3人のうち、2人は県内の別の病院に移り、1人は休養する予定で、過重労働の背景に、血液疾患担当医師の慢性的な不足や医師を支える態勢の不備があると指摘している。

 7月から別の病院に勤務する医師(39)は「やりがいは十分にあるが、3人態勢ではいつ医療事故を起こしてもおかしくない状況」と話し、休養する医師(34)は「体調が悪い時でも勤務しないといけない状況が続き、以前から限界を感じていた」と述べた。琉大病院では小児科の骨髄移植責任者の医師が3月末で退職している。

 県骨髄バンクを支援する会の上江洲富夫代表は「県外で移植を受けざるを得ない状況で、患者や家族への経済的、精神的な負担が大きい。県全体の問題として行政が考えてほしい」と強調。2年前に夫が同病院で移植を受けた女性は「今後移植を待っている患者がどうなるか心配だ」と話し、県外の病院で移植を受け、琉大病院に定期健診で通う女性は「医師や患者にとって治療ができにくい環境があるなら、どうにか改善してほしい」と訴えた。

<用語>骨髄バンク

 白血病などの血液難病で骨髄移植が必要な患者と、骨髄の提供者を橋渡しする組織。バンクを介した骨髄採取や移植には、過去に採取や移植を10例以上経験した医師の在籍など、骨髄移植推進財団が定める基準を満たさなければならない。県内ではこれまでに23件の移植が行われた。

(琉球新報)






患者・家族の不安拡大 琉大骨髄移植医の退職問題/「理由を公表して」
過重労働改善も要望
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-10-M_1-030-1_001.html?PSID=4642501593c3b0a15add32bbe2d77492

 県内で唯一、骨髄バンクを介した移植が可能な琉球大学医学部附属病院の骨髄専門医3人が退職することに、患者や家族の不安が広がっている。同病院では3月に小児科の骨髄専門医1人が辞めた直後で、「なぜ次々に医師が辞めるのか」「病院は早く理由を調べて公表すべきだ」と訴える。一方、病院側は退職について「新聞報道で初めて知った。医師の所属する医局と調整し対応を決めたい」としている。

 2007年に白血病で骨髄移植を受けた男性の妻(33)は、今年2月末に担当医から直接辞意を聞いた。現在も夫は月1~2回通院している。「移植できて感謝している」と話す。一方、「白血病は再発が怖い。今度は県内で治療できなくなるかもしれないと考えると怖い」と不安を口にした。

 昨年10月に移植を受けた崎原正志さん(28)と妻の千尋さん(31)=那覇市=は約2週間前、別の担当医から退職について聞いた。
「病状や治療方法を丁寧に答えてくれた。最近体調が悪いと聞いていたが、まさか辞めるとは」
と驚く。

 正志さんは今月、一時体調を崩して再入院。最近退院した。千尋さんは「担当医は『心配な時はいつでも電話して』と言ってくれた。急な高熱や痛みで、夜中、救急に行くべきかどうか迷った時に相談したこともあった」と話す。

 医師退職の原因が過重勤務にあると新聞報道で知り、夫妻は心を痛めている。「医師の退職は患者だけの問題ではない。医療体制を守るためにも病院は、医師の勤務実態など問題の所在を明らかにしてほしい」と求めた。

 がんの子どもを守る会沖縄支部の片倉弘美幹事は「小児科医の退職をきっかけに要望した治療体制の継続についても、病院からまだ正式な回答がない」と病院側の対応に憤る。「別の医師も退職すると聞いて驚いている。早急な回答を要求したい」と述べた。(黒島美奈子)







ここで、医師の退職理由を公表する、

なんて言ったら、

ますます医師が集まらなくなると思います。




だって、

次に自分が退職するときは、

どのような理由であっても公表される可能性があります。

「○●医師は”結婚”のため退職、血液内科は存亡の危機に」

「△×医師は”開業”のため退職、骨髄移植は不可能に」

なんて書かれたらどう思いますか?




命がかかっている現場の過重労働がどれほどのものか、

なんだかわかっていない書き方です。




…だから、沖縄から血液内科医がいなくなるんですけどね。





















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大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
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さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
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日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
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大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
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田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
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